電子書籍リーダーとは? メリットは?
気にはなるものの、なかなか購入に踏み切れないのが「電子書籍リーダー」。電子書籍はスマホでも読めるため、「本当に専用機まで必要?」と思っていませんか。
しかし、さすがは専用機。スマホより大画面で文字が読みやすく、さらには太陽光の下でも画面が見やすいんです。
また、電子書籍リーダーがあれば、端末から直接電子書籍を購入でき、端末に保存していつでも読書を楽しむことができます。モデルによっては防水機能が搭載されているので、お風呂でゆったり読書を楽しむのにもおすすめです。
さらに、電子書籍リーダーの多くは実際の書籍よりも軽量で持ちやすく、大量の本をコンパクトに管理できます。
以上のことから、読書好きなら必須アイテムと言えるでしょう。
とはいえ、電子書籍リーダーにはさまざまな種類があります。いざ購入しようと思っても、モデルによって搭載されている機能や特徴が異なり、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』では最新の電子書籍リーダーを比較テスト。手軽に読書を楽しめる、おすすめを探しました。
電子書籍リーダーの選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずは電子書籍リーダーの選び方のポイントを解説します。
選び方1:サイズ
長時間持ち続けることが多い電子書籍リーダーは、持ちやすさや軽さが重要です。
小説をよく読む人は、6〜7インチのコンパクトな電子書籍リーダーがおすすめ。文庫本程度の大きさかつ軽量なので、片手で持って読みやすいのが特徴です。持ち運びにも向いていて、どこでも手軽に読書ができます。
漫画や雑誌をよく読むという人は、10インチ前後の大型ディスプレイが良いでしょう。見開きで見やすく、細かな書き込みまで読むことができます。
選び方2:動作の快適さ
電子書籍リーダーは、ページめくりがスムーズにできるものを選びましょう。ページの切り替えが遅いと、次のページを読むのに時間がかかってストレスを感じることも。
また、アプリの起動速度や画面の操作性などもチェックしておきたいポイントです。
選び方3:そのほかの機能もチェック
電子書籍リーダーには、フロントライト機能から辞書機能、手書きのメモ機能といった、読書をサポートするさまざまな機能が搭載されています。
入浴中や料理中に電子書籍を読むなら、防水機能搭載モデルをチェックしましょう。また、PDF閲覧機能があれば、仕事にも活用することができます。
それに、カラー表示に対応している電子書籍リーダーなら、カラー漫画や写真の多い雑誌も楽しむことができます。
電子書籍リーダーの人気商品を比較
今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の電子書籍リーダー5製品をピックアップ。
デジタル系編集者の功刀友如さんと一緒に、次の項目でテストしました。
テスト1:読みやすさ
画面サイズや解像度、輝度、コントラスト、文字やルビの可読性などを総合的に評価しました。
テスト2:持ち運びやすさ
サイズと重量、材質やフチの形状を考慮して評価しました。
テスト3:動作の快適さ
動作の速さや画面の使い勝手などをスペックとあわせて評価しました。
テスト4:便利機能
防水、色温度の調整、カラー対応かなどの多機能さを評価しました。
テスト5:充電の持ち
フル充電から1時間の読書でバッテリー消費を比較しました。
それでは、評価が高かった順に、おすすめの電子書籍リーダーを紹介します。
電子書籍リーダーのおすすめは?
【1位】Amazon「New Kindle Paperwhite(16GB)」
- AmazonNew Kindle Paperwhite (16GB)
- 実勢価格: ¥24,900〜
- 読みやすさ
- 持ち運びやすさ
- 動作の快適さ
- 便利機能
- 充電の持ち
- おすすめポイント
-
- コントラストが高くてルビまでしっかり読める!
- ページ送り時の反転も高速で気にならず
- がっかりポイント
-
- カラー表示非対応
- 幅
- 127.6mm
- 奥行
- 7.8mm
- 高さ
- 176.7mm
- 重量
- 211g
- ディスプレイ
- 7インチAmazon Paperwhite
- 容量
- 16GB
- 防水機能
- IPX8等級
- 型番
- 53-034943
コントラストが高く、文字がすっきり読める
電子書籍リーダーは文字を拡大できる機能がついているものの、何度も拡大するのは面倒ですよね。
本製品は文字がくっきり見えるので、文字をいちいち拡大しなくても快適に読めました。
動作が快適で反転表示も気にならない
電子書籍リーダーは電子インクを使って表示しているため、ページをめくる時などに画面が一瞬白黒になることがあります。
これは電子書籍リーダーではよくあることなのですが、本製品はその白黒になる時間がとても短く、ほとんど気になりません。
機種によっては動作がもたつくものもありましたが、本製品はサクサク動くので読書に没頭できます。
動作が遅いと思っている以上にストレスを感じます。文庫や白黒のコミックがメインなら本製品が最強です。
太陽光下でも見やすく目に優しい
画面に使われている「電子ペーパー」は、白と黒の粒子を電気で動かして表示しており、省電力で直射日光の下でも読みやすいのが大きなメリット。
明るい場所でもスマホより見やすいです。
近年ではカラー表示や色温度変更なども可能になりました。夜間は色温度を調節して、さらに優しくできます。
【2位】楽天 Kobo「Kobo Libra Colour」
- 楽天 KoboKobo Libra Colour
- 実勢価格: ¥32,507〜
- 読みやすさ
- 持ち運びやすさ
- 動作の快適さ
- 便利機能
- 充電の持ち
- 幅
- 144.6mm
- 奥行
- 8.3mm
- 高さ
- 161.0mm
- 重量
- 199.5g
- ディスプレイ
- 7インチE Ink Kaleido 3 タッチスクリーン
- 容量
- 32 GB
- 防水機能
- IPX8等級
- 型番
- N428-KJ
ページの反転が気になります
カラー漫画を読む際、ページをめくるたびに画面が反転し、目が疲れやすかったです。
慣れれば解消されるかもしれませんが、最初の印象はイマイチでした。一方で、横向きにすると漫画のサイズにぴったり合い、快適に読めました。
本体についている物理ボタンは便利です。ページをめくるときの快適さが増しました!
【3位】楽天 Kobo「Kobo Clara Colour」
- 楽天 KoboKobo Clara Colour
- 実勢価格: ¥23,165〜
- 読みやすさ
- 持ち運びやすさ
- 動作の快適さ
- 便利機能
- 充電の持ち
- 幅
- 112.0mm
- 奥行
- 9.15mm
- 高さ
- 160.0mm
- 重量
- 174.0g
- ディスプレイ
- 6インチ
- 容量
- 16GB
【4位】Amazon「New Kindle」
- AmazonNew Kindle
- 実勢価格: ¥19,980〜
- 読みやすさ
- 持ち運びやすさ
- 動作の快適さ
- 便利機能
- 充電の持ち
- 幅
- 108.6mm
- 奥行
- 8.0mm
- 高さ
- 157.8mm
- 重量
- 158g
- ディスプレイ
- 6インチ
- 容量
- 16GB
- 型番
- 53-035589
【5位】SKT「BOOX GO6」
- SKTBOOX GO6
- 実勢価格: ¥27,800〜
- 読みやすさ
- 持ち運びやすさ
- 動作の快適さ
- 便利機能
- 充電の持ち
- 幅
- 108mm
- 奥行
- 6.8mm
- 高さ
- 148mm
- 重量
- 146g(約)
- ディスプレイ
- 6インチ
- 容量
- 32GB
- 型番
- go6
全体的にとにかく動作が遅い
アプリの起動が遅く、全体的に動作が重たいと感じます。電子書籍を開く際にも、5~10秒ほどの待ち時間が発生してしまいました。
電子書籍リーダーのおすすめ まとめ
以上、電子書籍リーダーのおすすめランキングでした。
電子書籍リーダーはスマホと違い、紙の本に近い感覚で文字を読めるのが魅力。読書用として一台持っていれば、いつでもどこでも好きな本を楽しめます。
今回、人気5製品を比較した結果、ベストバイに選ばれたのはAmazon「New Kindle Paperwhite(16GB)」!
動作も操作感も軽快で、快適さはダントツ! コントラストが高いため、細かい文字も拡大なしで読めます。
カラーでコミックや雑誌を楽しみたいなら、おすすめは楽天 Kobo「Kobo Libra Colour」。
ボタン付きで防水仕様なので、「お風呂に入りながらマンガを読みたい!」なんて人に最適です。さらに、大画面(7インチ)なので小さい文字も読みやすいです。
なお、持ち運びやすさを重視するなら6インチのモデルが選択肢に入ります。操作性を重視するならAmazon「New Kindle」、カラーモデルなら楽天 Kobo「Kobo Clara Colour」がおすすめです。
SKT「BOOX GO6」は好きなアプリをいっぱい入れて自分好みにカスタマイズできるのが魅力。Kindleや楽天ブックス以外の電子書籍ストアを利用したい人にぴったりです。ただし、動作速度が遅い点は残念でした。
ぜひ今回のランキングを、製品選びの参考にしてみてください。
電子書籍リーダーのおすすめ
Amazon
New Kindle
Paperwhite
(16GB)
電子書籍リーダーの売れ筋ランキングもチェック!
電子書籍リーダーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
7インチの大画面のおかげで、文字を大きく表示できます。相当細かいルビでない限り、問題なく読めました。