スマートフォン安いAndroidタブレットの人気商品を徹底比較!

安いAndroidタブレットの人気商品を徹底比較! 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

YouTubeなどの動画やゲームをはじめ、さまざまなエンタメが楽しめるタブレット。主要モデルの値上げが続くなか大注目なのが、激安Androidタブレットです。

そこで雑誌『家電批評』が、やや大きめの10インチモデルながら圧倒的な激安価格で目を引く安いAndroidタブレットを5台ピックアップし、比較しました。

スマートフォン安いAndroidタブレットの選び方は?

まずはじめに、安いAndroidタブレットを選ぶ際は、詐欺スペックに要注意です。

今回、安いAndroidタブレット5製品を比較するにあたり、公式情報を調べましたが、見つかったのは「BAKEN」のサイトのみ。ほかの4製品は通販ページ(Amazon)の情報がほぼすべてでしたが、実際はそれすらアテになりません……。掲載されている情報と違う部分があり、購入時には注意が必要だと判明しました。

【注意】販売ページの掲載スペックはアテにならないことも……

Wi-Fi6が表示されない

Wi-Fi6が表示されない 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

Wi-Fi 6とありますが、Wi-Fi 6のSSIDは表示されず、という製品もありました。

メモリが半分仮想メモリ

メモリが半分仮想メモリ 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

メモリ4GBと書いてあった某製品。ですが、実際に実装されているのは2GB。販売サイトを見返してみると、2GBは仮想メモリと判明しました。

CPUスペックが全然違う

CPUスペックが全然違う 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

販売ページには8コア2.0GHzとありましたが、確認してみたところ実際は4コア1.8GHzでした。

公式サイトも雑……

公式サイトも雑…… 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

今回比較した安いAndroidタブレット5製品の公式情報を調べましたが、唯一見つかったのはBAKENのサイトのみ。ですが、製品名は「Baken tablet M10」になっているのに、 明らかにタブレットではない製品写真が掲載されていました。

スマートフォン安いAndroidタブレットのテスト方法は?

今回比較したのは、圧倒的な激安価格で目を引くAndroidタブレット5台。やや大きめの10インチモデルながら、すべて激安価格の製品をピックアップしました。

電子書籍と動画再生に絞ってFire HD 10と比較!

電子書籍と動画再生に絞ってFire HD 10と比較! 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

用途を電子書籍と動画再生に絞り、Amazon Fire HD 10と比較。併せて、基本性能や使い勝手も評価しています。

▼テスト項目はこちら

基本スペック

CPU、メモリ、ストレージ、バッテリーといったタブレットの基本構成をスペック上で評価しました。

ベンチマーク

Geekbench 5でCPU性能を、GFXBenchと3DMarkでGPU性能を測定。さらに、Speedometerでブラウザー性能を測定。掲載スコアは3回の平均値で、数値が高いほど優秀です。

付加機能

Wi-Fi 6やmicroSDなどの機能対応を評価しました。

使い勝手

本体、OS、文字入力の使いやすさを評価しました。

電子書籍

電子書籍の読みやすさや使い勝手を評価しました。

動画再生

動画再生能力や画質・音質を評価しました。

以上を比較検証した結果、評価の高かった安いAndroidタブレットからおすすめランキングでご紹介します。

スマートフォン安いAndroidタブレットのおすすめは?

B評価【1位】ATOZEE「ZB10M」

家電批評: ベストバイ[リボンなし]安いAndroidタブレットおすすめ ATOZEE ZB10M イメージ1
  • ATOZEEZB10M
  • 検証時価格: ¥7,999

総合評価: 3.38

 
基本スペック
 3.00
ベンチマーク
 3.25
付加価値
 1.50
使い勝手
 4.33
電子書籍
 5.00
動画再生
 4.00

サブや読書用にはアリ!

安いAndroidタブレットのおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、ATOZEE「ZB10M」

ハイエンドモデルに比べると基本性能は高くないものの、ベンチマークスコアは今回検証した激安Androidタブレット5台中でトップを記録! 全体的に高評価でした。

電子書籍は思ったよりも快適で、ページ送りもスムーズに行えます。動画再生の画質や音質は価格相応ですが、「カクついて観られない……」なんてこともありません。

たまに反応の鈍さはありますが、価格を考えると許容範囲です。読書用のサブ機や子どもに初めて使わせるタブレットであれば、購入を検討しても良いでしょう。

おすすめポイント
  1. ベンチマークが5台中でトップ
  2. 電子書籍が読みやすい
  3. Wi-Fi 6にも対応
がっかりポイント
  1. 動画再生は可もなく不可もなく
  2. カメラの出っ張りがジャマ
162mm
奥行
12mm
高さ
243mm
重量
511g
CPU
4コア 1.85GHz
メモリ
2GB
ストレージ
64GB
バッテリー容量
6000mAh
ディスプレイ
10.1インチ
功刀友如 氏
デジタル系編集者
功刀友如 氏 のコメント

OS、キーボード、本体の使い勝手は良好ですが、デザインはちょっと格好悪いです……。

基本スペック

  • CPU:4コア 1.85GHz
  • メモリ:2GB
  • ストレージ:64GB
  • バッテリー:6000mAh

CPUの周波数は高めです。メモリはわずか2GBですが、ベンチマークではトップのスコア。使い勝手も良好です。512GBのmicroSDやWi-Fi 6にも対応しています。

【ベンチマーク】5製品中で最も高スコア

  • Geekbench 5:【シングルコア】143.3【マルチコア】500.3
  • GFXBench:452.1(7.3fps)
  • 3DMark:956
  • Speedometer:13.6

5台中で最もベンチマークが高スコアだったのが、ATOZEE「ZB10M」です。特に「3DMark」でのGPU性能テストでは、まさかのFire HD超えを記録。予想以上にしっかり使えます。

【ベンチマーク】5製品中で最も高スコア 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

予想外のFire HD超えです。

付加機能

  • Wi-Fi6対応
  • 拡張512GB

Wi-Fi 6に対応していますが、microSDは512GBまで。PD充電は非対応です。

【使い勝手】余計なカスタマイズがなくて使いやすい

【使い勝手】余計なカスタマイズがなくて使いやすい 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

Android 12搭載で動きは、思った以上に好印象。動作は決して速くはありませんが、極端に遅いわけでもありません。

Playストアがそのまま使えて、大手メーカーにありがちな独自アプリや余計なカスタマイズがないので、わかりやすくて使いやすいです。OSやキーボードは使いやすいです。

【ここがイマイチ】カメラの出っ張りがかなり野暮ったい
【ここがイマイチ】カメラの出っ張りがかなり野暮ったい 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

本体は重くありませんが、背面カメラの付いている位置が微妙です。微妙な性能のカメラが微妙に出っ張ってます。

ちょっと出っ張っているので、持ち方によってはジャマになります。背面全体に細かなライン模様が入っており、これはなくてよかったかも。

【電子書籍】白がきちんと白いので読みやすい

【電子書籍】白がきちんと白いので読みやすい 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

白がきちんと白く表示されるので違和感がなく、輝度もそれなりに高く、電子書籍は予想以上に読みやすいです。

コミック程度のデータ量なら動作が重くなることもなく、ページめくりや画面の拡大・縮小もスムーズに行えました。

山本まゆ
家電批評 編集部員
山本まゆ のコメント

正直、もっとダメかと思っていたのですが、拍子抜けするぐらい普通に読めます。見開き表示でも可読性は十分です。

【動画再生】ネット動画も問題なく楽しめる!

ディスプレイは1200×800ピクセルですが、YouTubeの動画なら設定は1080p・60fpsまで上がります。1080pでも再生はカク付きません。

高画質ではないものの1080pでもカクつかず、色みも割と自然です。輝度も室内で動画を見るには十分なうえ、そこそこ音の広がりもあります。

ただし、あくまでも激安タブレットとしてはです。Fire HD 10と比べると解像度や色味でどうしても差を感じざるを得ません。

【動画再生】ネット動画も問題なく楽しめる! 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

色味は自然ですがもともと解像度が低いので、画質は価格相応。

音はそれなりに広がりを感じますが、より高音質で楽しみたいなら、イヤホンを使うのもひとつの手です。YouTubeなら1080pまでいけます。

C評価【2位】VASOUN「M10」

安いAndroidタブレットおすすめ VASOUN M10 イメージ1
  • VASOUNM10
  • 検証時価格: ¥7,998

総合評価: 2.69

基本スペック
 3.50
ベンチマーク
 2.25
付加機能
 2.00
使い勝手
 3.00
電子書籍
 3.00
動画再生
 3.00

安いAndroidタブレットのおすすめランキング2位は、VASOUN「M10」。性能はそこそこでも動作が不安です。

おすすめポイント
  1. 3GBメモリ搭載
重量
900g
CPU
4コア 1.60GHz
メモリ
3GB
ストレージ
64GB
バッテリー容量
6000mAh
ディスプレイ
10.1インチ
型番
M10

基本スペック

  • CPU:4コア 1.60GHz
  • メモリ:3GB
  • ストレージ:64GB
  • バッテリー:6000mAh

3GBメモリ搭載。バッテリー容量は他製品と一緒ですが、公称値は良好です。

ベンチマーク

  • Geekbench 5:【シングルコア】103.7【マルチコア】327.7
  • GFXBench:238.8(3.9fps)
  • 3DMark:339
  • Speedometer:10.1

5台中では全体的に中盤のスコア。CPU、GPUともに1位と差があります。

付加機能

  • PD充電対応
  • 拡張1TB

Wi-Fi 6対応とありますが、SSIDは認識せず。1TBのmicroSDは利用可能です。

使い勝手

キーボードは使いやすいですが、ホーム画面が消えるなど動作が不安定です。

電子書籍

全体的に青く、ルビもぼやけ気味ですが、読めないほどではないです。

動画再生

1080pではシーンによってカクつきます。色みがやや微妙ですが、音は広がります。

C評価【3位】DUODUOGO「S2」

安いAndroidタブレットおすすめ DUODUOGO S2 イメージ1
  • DUODUOGOS2
  • 検証時価格: ¥7,999

総合評価: 2.62

基本スペック
 3.00
ベンチマーク
 2.50
付加機能
 1.00
使い勝手
 3.33
電子書籍
 3.00
動画再生
 3.00

安いAndroidタブレットのおすすめランキング3位は、DUODUOGO「S2」

6GBメモリの割に伸び悩みました。

おすすめポイント
  1. 6GBメモリ搭載でスコアはそこそこ
‎23.2cm
奥行
0.9cm
高さ
16.1cm
重量
990g
CPU
4コア 1.80GHz
メモリ
6GB
ストレージ
64GB
バッテリー容量
6000mAh
ディスプレイ
10.1インチ
型番
DUODUOGO S2

基本スペック

  • CPU:4コア 1.80GHz
  • メモリ:6GB
  • ストレージ:64GB
  • バッテリー:6000mAh

販売ページには8コア2.0GHzの記載。バッテリーの減りが速く感じました。

ベンチマーク

  • Geekbench 5:【シングルコア】129.0【マルチコア】420.7
  • GFXBench:424.6(6.8fps)
  • 3DMark:311
  • Speedometer:11.2

6GBメモリ搭載ですが、Geekbenchでは3GB認識。スコアはそこそこでした。

付加機能

  • Wi-Fi 6対応
  • 拡張256GB

Wi-Fi 6に対応していますが、microSDは256GBまで。PD充電にも非対応です。

使い勝手

本体のボタンが3つ独立で判別しづらいです。キーボードの表示は速いです。

電子書籍

画面がやや暗くて赤が強め。ルビはぼやけますが、読めないほどではないです。

動画再生

全体的に暗くてぼやけており、色みもくすんでいる印象。音は許容範囲です。

C評価【4位】BAKEN「TAB10」

安いAndroidタブレットおすすめ BAKEN TAB10 イメージ1
  • BAKENTAB10
  • 検証時価格: ¥6,999

総合評価: 2.31

基本スペック
 1.50
ベンチマーク
 2.25
付加機能
 1.50
使い勝手
 3.33
電子書籍
 3.00
動画再生
 2.00

安いAndroidタブレットのおすすめランキング4位は、BAKEN「TAB10」。スピーカーがヒドすぎます。

CPU
4コア 1.46GHz
メモリ
2GB
ストレージ
32GB
バッテリー容量
6000mAh

基本スペック

  • CPU:4コア 1.46GHz
  • メモリ:2GB
  • ストレージ:32GB
  • バッテリー:6000mAh

性能は低めですが、他製品よりさらに安いです(検証時)。稼働時間も短いです。

ベンチマーク

  • Geekbench 5:【シングルコア】103.7【マルチコア】356.3
  • GFXBench:218.6(3.5fps)
  • 3DMark:327
  • Speedometer:10.54

2位の製品より基本性能が低いですが、スコアはほぼ同等でした。

付加機能

  • PD充電対応
  • 拡張256GB

microSDは256GBまでで、メインカメラも200万画素。PD充電は可能です。

使い勝手

2GBメモリの割にはスムーズに動きますが、バッテリーの減りが速いです。

電子書籍

動作は問題ないですが、白が濁っていてルビが他製品よりもぼやけます。

動画再生

1080pでもカクつかないですが、色が変。ブツブツとノイズも聞こえます。

C評価【5位】COLORROOM「K10C」

安いAndroidタブレットおすすめ COLORROOM K10C イメージ1
  • COLORROOMK10C
  • 検証時価格: ¥7,499

総合評価: 2.04

基本スペック
 2.75
ベンチマーク
 1.25
付加機能
 1.50
使い勝手
 2.33
電子書籍
 3.00
動画再生
 3.00

安いAndroidタブレットのおすすめランキング5位は、COLORROOM「K10C」

ベンチマークはすべて5製品中最低スコアでした。

CPU
4コア 1.30GHz
メモリ
2GB+2GB
ストレージ
64GB
バッテリー容量
6000mAh

基本スペック

  • CPU:4コア 1.30GHz
  • メモリ:2GB+2GB
  • ストレージ:64GB
  • バッテリー:6000mAh

4GBメモリですが、2GBは仮想メモリ。CPU周波数は5台中で最下位です。

ベンチマーク

  • Geekbench 5:【シングルコア】64.7【マルチコア】253.3
  • GFXBench:91.5(1.5fps)
  • 3DMark:126
  • Speedometer:8.38

全スコアが5台中でビリ。GeekbenchだけでなくGFXBenchも2ケタでした。

付加機能

  • 拡張256GB

Wi-Fiは2.4GHz帯のみ対応でPDも非対応。microSDは256GBまでです。

使い勝手

とにかく動作が遅く、何をするにも時間がかかります。つくりもチープです。

電子書籍

白はきちんと白く見えますが、ルビはぼやけ気味で動作ももったりしています。

動画再生

1080pに上げると、シーンによってはカクつきます。音も広がりはないです。

スマートフォンあわせて比較!Fire HD 10の実力は?

A評価Amazon「Fire HD 10(2023)」

  • AmazonFire HD 10(2023)
  • 実勢価格: ¥14,980

総合評価: 4.23

基本スペック
 4.00
ベンチマーク
 4.75
付加機能
 2.00
使い勝手
 4.67
電子書籍
 5.00
動画再生
 5.00

もう少し予算が許せばFire HD 10のほうが満足できます

Amazon「Fire HD 10(2023)」は、A評価でした。

激安タブレットは就学前の子ども用としては、価格的に最適そうです。しかし、後々も使い続けるなら、価格は上がりますが「Fire HD 10」を買ったほうが満足できます。

スタイラスペンも使えるし、子ども向けコンテンツも充実しています。

246mm
奥行
8.6mm
高さ
165mm
重量
434g
CPU
8コア 2.05GHz(最大)
メモリ
3GB
ストレージ
32GB
バッテリー容量
非公開
ディスプレイ
10.1インチ
型番
53-034065

基本スペック

  • CPU:8コア 最大2.05GHz
  • メモリ:3GB
  • ストレージ:32GB
  • バッテリー:容量非公開

バッテリー容量は非公開ですが、公称の稼働時間は13時間と長めです。

ベンチマーク

  • Geekbench 5:【シングルコア】520.7【マルチコア】1494.7
  • GFXBench:973.1(16.0fps)
  • 3DMark:707
  • Speedometer:36.8

Androidタブレットとしてはコスパ重視のFireタブレットも、激安と比べると高性能でした。

付加機能

  • PD充電対応
  • 拡張1TB

Wi-Fi 6には非対応ですが、microSDは1TBまで対応。PD充電も可能です。

使い勝手

独自OSでPlayストア非対応など制限はありますが、全体的に使いやすいです。

電子書籍

やや暗めの色合いですが目に優しく、解像度が高いので読みやすいです。

動画再生

YouTubeは非公式アプリで720pまで。NetflixはフルHDで再生可能です。

スマートフォンテストして分かった安いAndroidタブレットの特徴は?

今回、安いAndroidタブレット5製品およびAmazon「Fire HD 10(2023)」を比較テストしました。その結果、1位のATOZEE「ZB10M」はそれなりに使えることがわかりました。

安いタブレットの真実その1:動画再生能力は基本的に低め!

激安タブレット全体にいえることですが、基本的に動画再生能力は低めです。

今回検証した5製品ともディスプレイは1200×800ピクセルですが、YouTubeでは360pや480pがデフォルトでした。Netflixでも最大再生解像度はSDです。

ディスプレイはバラつきが大きい

ディスプレイはバラつきが大きい 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

ディスプレイは赤が強かったり、青が強かったりとバラつきが大きいです。輝度もまちまちですが、iPadなどと比べてるとどの製品も暗めです。

NetflixもSD画質が限界

NetflixもSD画質が限界 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

Netflixでは、5製品とも最大再生解像度がSD。HD画質で再生できるのはFire HD 10だけでした。

YouTubeは自動だと360pや480pで再生

YouTubeは自動だと360pや480pで再生 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

YouTubeは360pや480pが標準。1080pまで上げられますが、動画視聴は製品によってはカクついてまともに見られません。

安いタブレットの真実その2:白が白くない機種が多すぎる!

電子書籍に関しては、どの製品も比較的スムーズに操作できました。ページ送りでもたつきはありませんが、拡大・縮小のスムーズさはややバラつきがあります。

それよりも画面の色みの方が気になります。白がきちんと白く表示されない製品がけっこうあります……。

白黒のコミックだと差が一目瞭然!

白黒のコミックだと差が一目瞭然! 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ
白黒のコミックだと差が一目瞭然! 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ2

Fire HD 10と比べると5機種とも画面は暗いです。また画面が白くない製品も多く、細かい文字やルビもぼやけ気味です。

細かな文字の可読性に差がある機種も

細かな文字の可読性に差がある機種も 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

細かな文字の可読性に差がある機種もありました。

山本まゆ
家電批評 編集部員
山本まゆ のコメント

コミックを表示すると、画面の色みがまったく違うことがよくわかり、ちょっとビックリしました。

安いタブレットの真実その3:一般的にありえない事態が頻出!

入れられないアプリが多い

入れられないアプリが多い 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

Playストアで非対応といわれます。5製品ともGoogle Playストアが利用できますが、スペック的に対応しておらず、インストールできないアプリが多めです。

スクショの色がおかしい

スクショの色がおかしい 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

画面では薄いグレーに見えていた設定画面も、スクショを撮るとなぜかピンクに。2製品ほど、この現象が発生しました。

ホーム画面が消える!

ホーム画面が消える! 安いAndroidタブレットおすすめ イメージ

再起動したら2つめのホーム画面が消失……。アプリをインストールした際、2画面めにアイコンが並びましたが、再起動したら2画面めが消えてなくなりました……。

功刀友如 氏
デジタル系編集者
功刀友如 氏 のコメント

ベンチマークで2ケタの低スコアも初でしたが、再起動しただけでホーム画面が消えるなんて現象は初めて見ました……。

スマートフォンまとめ:気になる部分はあるけれど価格を考えれば許容範囲

以上、安いAndoroidタブレットのおすすめランキング5選でした。

今回は激安の中華系Andoroidタブレットを検証しましたが、高額製品と比べるとどの製品も動作は遅めです。

買ってもいいと思えるのはトップのATOZEE「ZB10M」のみ。しかし、それも自分用のメイン機となると、正直けっこう厳しい……印象です。

しかし、想像していたほどの遅さでもなく、「意外と普通に使える!」というのが第一印象でした。

ただし格安価格を考えると、最初のタブレットとして購入し、慣れたら子どもにあげる、といった想定なら断然アリ。

アプリがそこそこ動いて、電子書籍も動画も見れるうえ、仮に壊れても痛くない価格です。

さらに、処理が重いネットゲームはまともに動かないので、逆に子ども用にはむしろ最適かもしれません。ちなみに、オンライン授業用にするには、ちょっとスペック不足です。

今回検証した安いAndoroidタブレットは、総合評価ではどの製品もFire HD 10に歯が立ちませんでしたが、1位のATOZEE「ZB10M」はサブ機や子供に初めて使わせるタブレットであれば、購入を検討してもいいでしょう。

安いAndoroidタブレットが気になっている人は、本記事のおすすめランキングを参考に、お気に入りをみつけてみてください。

スマートフォンタブレットの売れ筋ランキングもチェック!

タブレットのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。