安いAndroidタブレットの人気製品を徹底比較!
タブレットのド定番はやはりiPadシリーズ。しかし、iPadはiPad Air 11インチ(M2)が約10万円から(検証時)、iPad Air(第5世代)が約8万円から(検証時)、iPadで約6万円から(検証時)と、とにかく高い……。
そしてタブレットの一番の用途は、動画視聴ですよね。iPad以上のコスパでエンタメ向きのAndroidタブレットがあったらいいと思いませんか?
そこで、雑誌『家電批評』編集部が5万円以下(検証時)で動画視聴に適した安いAndroidタブレットを探すべく、人気メーカーの4製品を集めて比較しました。
安いAndroidタブレットと高級機の違いは?
Androidタブレットは価格帯ごとにエントリークラス(1~5万円)、ミドルクラス(5~10万円)、ハイスペッククラス(10万円以上)に分けられます。それぞれどのような違いがあるのでしょうか?
安いAndroidタブレット(エントリークラス)は価格が安い分、処理性能が低かったり、高機能な専用ペンやキーボードがなかったりとビジネス利用には不向き。
ガッツリ仕事で使いたいならミドルクラス以上を選ぶのがよいでしょう。
ハイスペッククラスは高度な写真や動画編集などをしたいという人には向いています。
今回比較するのはエントリークラス!
安いAndroidタブレットのテスト方法は?
テスト1:基本性能
ベンチマークやバッテリー持ちなど比較。ベンチマークの検証ではソフト「AnTuTu Benchmark V10」を利用しました 。
テスト2:使い勝手
編集部とスマホライターの古作光徳さんが実際に使ってみて、総合的な使い勝手を評価しました。
テスト3:映像品質
AV評論家の野村ケンジさんが同一の映像を視聴し、画質と音質を評価しました。
テスト4:価格
販売価格を参考に評価しました。
安いAndroidタブレットのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、安いAndroidタブレットのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||||
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シャオミRedmi Pad SE
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|
167.08mm |
7.36mm |
255.53mm |
478g(約) |
11インチ |
Snapdragon 680 4G |
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シャオミRedmi Pad Pro
|
|
181.85mm |
7.52mm |
280.0mm |
571g |
12.1インチ |
Snapdragon 7s Gen 2 |
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サムスンGalaxy Tab A9+
|
|
168.7mm |
6.9mm |
257.1mm |
480g(約) |
11インチ |
Snapdragon 695 |
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レノボLenovo Tab M11
|
|
166.3mm |
7.2mm |
255.3mm |
465g(約) |
10.95インチ |
MediaTek Helio G88 |
【1位】シャオミ「Redmi Pad SE」
- シャオミRedmi Pad SE
- 実勢価格: ¥21,800〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで見る¥21,800〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥27,066〜
- 基本性能
- 使い勝手
- 映像品質
- 価格
AV評論家がうなった!画質が“Air”超えのタブレット
安いAndroidタブレットのおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のシャオミ(Xiaomi)「Redmi Pad SE」。検証した4製品中最安(検証時)のタブレットが1位を獲得しました。
AV評論家の野村ケンジさんが「これでSIMさえ対応していれば即買いしたい」と絶賛するほどの映像画質が最大の魅力です。
1920×1080のフルHDディスプレイですが、映像はジャギーや滲みが少なく精細感もバッチリ。画質・音質評価の基準として比較したApple「iPad Air(第5世代)」超えの評価を獲得し、画質検証では検証機4製品中の1位にランクイン。スペック以上のパフォーマンスを発揮しました。
ドルビーアトモス対応のクアッドスピーカーによる音質は、野村さんによると「低音はそこまでないもののバランスがよく、聴きやすい」とまずまずの評価。
動画視聴での利用がメインならおすすめです!
- おすすめポイント
-
- 5万円超え並みの映像品質
- 2万円台で購入しやすい
- がっかりポイント
-
- CPU性能は価格相当
- 幅
- 167.08mm
- 奥行
- 7.36mm
- 高さ
- 255.53mm
- 重量
- 478g(約)
- ディスプレイ
- 11インチ
- CPU
- Snapdragon 680 4G
【画質】映像はジャギーや滲みが少なく精細感もバッチリ
Apple「iPad Air(第5世代)」を基準にして画質を比較。さすがにiPad Air(第5世代)を超えるエントリークラスは存在しないと予想していたのですが、検証してみたところ、シャオミ「Redmi Pad SE」がAirより高い評価を獲得しました。
iPad Air(第5世代)
明暗差のあるシーンは赤が滲む
Airはそこそこ赤が滲んでしまっています。
Redmi Pad SE
滲みが目立たず美しい!
シャオミ「Redmi Pad SE」は滲みが目立たず、階調も文句なし。この価格帯では望外といえるほどの高画質です。
iPad Air(第5世代)
ライティングは悪くない
明るいシーンはiPad Air(第5世代)も映像処理エンジンの性能が高いからか、クオリティはまずまず。ですが、Apple「iPad Air(第5世代)」は約8万円という価格を考えると割高感があります。
Redmi Pad SE
色再現もなかなか優秀
シャオミ「Redmi Pad SE」は、ディスプレイの端などは少しボヤけが気になるものの、色味はしっかりしており、小型ディスプレイのような完成度の高さでした。
また、音質の評価でもシャオミ「Redmi Pad SE」は音の広がりはそこそこですが、高域から低域まで、バランスのよいサウンドでiPad Airを上回る点数を叩き出しました。
「SE」は映像の抑揚感やディテールがしっかり出ており、階調もバッチリ。5万円超えクラスにも劣らないほどの完成度の高さです。
【ベンチマーク】マルチウィンドウでの作業は厳しい
思いアプリだと動作がもたつく
Antutuベンチマークのスコアは約22万点と処理性能はイマイチ。マルチウィンドウにも対応していますが、動画アプリなど重めのアプリを複数並べるのは厳しそうです。
【付加機能】最大1TBのmicroSDに対応
手軽に容量を増やせる
この価格帯はストレージ容量64GBのモデルが主流。しかし、シャオミ「Redmi Pad SE」は128GBを搭載。
さらに最大1TBのmicroSD対応で容量を手軽に増やせるのもうれしいポイントです。
【バッテリー】動画再生は8時間超え!バッテリー持ちも十分
バッテリー容量は8000mAhとスペック的にはそこまで大容量ではないものの、エントリークラスの中では動画再生8時間超えと他製品に差をつけトップに。エンタメ用途メインなら電池持ちはかなり重要です。
【2位】シャオミ「Redmi Pad Pro」
- シャオミRedmi Pad Pro
- 実勢価格: ¥35,887〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥35,888〜
- 基本性能
- 使い勝手
- 映像品質
- 価格
音質面は「Redmi Pad SE」に劣る
安いAndroidタブレットのおすすめランキング2位は、シャオミ(Xiaomi)「Redmi Pad Pro」。
大画面な分、逆に映像の乱れが目立ってしまい、映像品質ではシャオミ「Redmi Pad SE」に劣る結果に。
- 幅
- 181.85mm
- 奥行
- 7.52mm
- 高さ
- 280.0mm
- 重量
- 571g
- ディスプレイ
- 12.1インチ
- CPU
- Snapdragon 7s Gen 2
- 型番
- PAD PRO 128/6GB OCEAN BLUE
【3位】サムスン「Galaxy Tab A9+」
- サムスンGalaxy Tab A9+
- 実勢価格: ¥30,429〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで見る¥30,429〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥30,430〜
- 基本性能
- 使い勝手
- 映像品質
- 価格
エンタメ性能がやや残念
安いAndroidタブレットのおすすめランキング3位は、サムスン(Samsung)「Galaxy Tab A9+」。
3万円台(検証時)ながらベンチマークは約40万点と優秀。画質はジャギーが目立っていたのが残念です。
- 幅
- 168.7mm
- 奥行
- 6.9mm
- 高さ
- 257.1mm
- 重量
- 480g(約)
- ディスプレイ
- 11インチ
- CPU
- Snapdragon 695
- 型番
- SM-X210NZAAXJP
画質
ボケやジャギーがかなり気になります。
【4位】レノボ・ジャパン「Lenovo Tab M11」
- レノボLenovo Tab M11
- 実勢価格: ¥29,228〜
11/29(金)~12/6(金)Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥29,228〜
- 基本性能
- 使い勝手
- 映像品質
- 価格
使い勝手はまずまず
安いAndroidタブレットのおすすめランキング4位は、レノボ・ジャパン「Lenovo Tab M11」。
軽量で操作性も高く使い勝手はまずまず。画質は粗さが気になり、音質もイマイチでした。
- 幅
- 166.3mm
- 奥行
- 7.2mm
- 高さ
- 255.3mm
- 重量
- 465g(約)
- ディスプレイ
- 10.95インチ
- CPU
- MediaTek Helio G88
- 型番
- ZADA0020JP
まとめ:エンタメ性能重視なら「Redmi Pad SE」!
以上、安いAndroidタブレットのおすすめランキングの紹介でした。
ベストバイに輝いたシャオミ(Xiaomi)「Redmi Pad SE」は、映像品質が最大の魅力。今回の検証で画質評価の基準にしたApple「iPad Air(第5世代)」超えの評価を獲得しました。
4製品中2位のシャオミ(Xiaomi)「Redmi Pad Pro」は、12.1インチの大画面でマルチタスクがしやすく、処理性能もまずまず。ただし、571gと重量もあるため長時間持ったままの作業は辛いです。
価格と処理性能を両立したいならサムスン(Samsung)「Galaxy Tab A9+」も悪くはありません。
本記事を参考にお気に入りのAndroidタブレットを見つけてください。
安いAndroidタブレットのおすすめ
シャオミ
Redmi Pad SE
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中華メーカーを中心に価格競争が激化しており、エントリークラスも性能が年々向上。特にディスプレイやスピーカーは進化が顕著です。