スマートフォンスマホの“高すぎる”を解決する安くて使えるスマホとは?

スマホの“高すぎる”を解決する安くて使えるスマホとは? 格安スマホおすすめ イメージ

新しいスマホが欲しいけれど、iPhoneなんて高すぎて高嶺の花。アンドロイド(Android)スマホも10万円オーバーが決して珍しくない現状にお嘆きの人いませんか?

ゲームをバリバリやりたいわけじゃない。通話といつも使っているアプリが動けばそれで十分。

そんなニーズに応えてくれるのが格安スマホです。

でも、安すぎると性能面が不安ですよね。

そこで、雑誌『家電批評』編集部が、1万円台(検証時)で買えるシャオミの「Redmi 14C」をはじめ、5万円以下(検証時)で買えるAndroidスマホの人気の5製品をピックアップ。

スマホが高すぎる問題を解決してくれる格安スマホは本当に使えるのか。スペック面やカメラ、エンタメ性能をもとに検証してみました!

スマートフォン格安スマホの選び方は?

スマホの実力を探る総合テストを敢行!

今回は、ITライター・編集の古作光徳さん、プロカメラマンの文田信基さん、AV評論家の野村ケンジさんにご協力いただき、シャオミをはじめ1万~4万円台(検証時)の格安スマホ5製品をまとめて比較しました。

基本性能

Antutuによるベンチマークテストをはじめ、メインメモリやストレージ容量などスペック面の基本性能を検証しました。

バッテリー性能

最大輝度でYoutube動画を再生し、その連続再生時間を測定して点数化しました。

付加機能

おサイフケータイや防塵防水、有線イヤホン対応など、付加機能の有無を採点しました。

エンタメ性能

ディスプレイの表現力や明るさをはじめ、タッチ動作の滑らかさなどを点数化しました。

カメラ性能

プロカメラマンが実際に作例を撮影し、その表現力や解像感をジャッジしました。

価格

スマホを買うのにやっぱり気になるのは価格。本体価格を機械的に点数化しています。

スマートフォン格安スマホのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、格安スマホのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
ナッシングCMF Phone 1
格安スマホおすすめ ナッシング CMF Phone 1 イメージ
3.50
4.00 4.50 4.00 4.00 3.60 3.00 5.00 3.92 3.95 3.50 1.50 5.00 1.75
77mm
8mm
164mm
197g(標準)
Dimensity 7300 5G
Nothing OS 2.6(Powered by Android 14)
6.67インチ
8GB
256GB
1600万画素
5000万画素
指紋認証
IP52
B評価
モトローラmoto g64 5G
格安スマホおすすめ モトローラ moto g64 5G イメージ
3.38
3.50 2.75 3.00 4.00 4.20 4.33 3.50 3.98 3.95 3.00 1.50 5.00 2.25
73.82mm(約)
7.99mm(約)
161.56mm(約)
177g(約)
Dimensity 7025
Android 14
6.5インチ(約)
8GB
128GB
1600万画素(約)
5000万画素(約、メイン)、200万画素(マクロ)
指紋認証、顔認証
IP52
B評価
シャープAQUOS wish4
格安スマホおすすめ シャープ AQUOS wish4 イメージ
3.32
3.13 2.50 2.00 2.00 4.00 4.33 3.50 3.73 4.75 3.50 2.00 4.00 3.25
76mm(約)
8.8mm(約)
167mm(約)
190g(約)
Dimensity 700
Android 14(発売開始時)
6.6インチ(約)
4GB
64GB
800万画素
5010万画素(約)
指紋認証、顔認証
防塵IPX8、防水IPX5
B評価
モトローラmoto g24
格安スマホおすすめ モトローラ moto g24 イメージ
3.10
2.50 2.50 3.00 4.00 4.20 3.33 3.00 3.65 2.95 3.25 1.50 5.00 3.25
74.53mm(約)
7.99mm(約)
163.49mm(約)
181g
Helio G85
Android 14
6.6インチ(約)
8GB
128GB
800万画素(約)
5000万画素(メイン)、200万画素(マクロ)
指紋認証、顔認証
IP52
C評価
シャオミRedmi 14C
格安スマホおすすめ シャオミ Redmi 14C イメージ
2.94
2.50 2.75 3.00 2.00 3.20 1.67 4.50 3.58 2.50 3.25 2.50 5.00 3.75
77.8mm(約)
8.22mm(約)
171.88mm(約)
204.8g(スターリーブルー)
Helio G81-Ultra
Android 14(Xiaomi HyperOS)
6.88インチ
4GB
128GB
1300万画素
5000万画素
指紋認証、顔認証
IP52

A評価【1位】ナッシング「CMF Phone 1」

家電批評: ベストバイ[リボンなし]
格安スマホおすすめ ナッシング CMF Phone 1 イメージ1
  • ナッシングCMF Phone 1
  • 検証時価格: ¥44,800

総合評価: 3.50

 
ベンチマーク
 4.00
バッテリー
 4.50
ストレージ
 4.00
メモリ
 4.00
使い勝手(基本性能)
 3.60
付加機能
 3.00
タッチ操作時の反応
 5.00
カメラ性能
 3.92
使い勝手(エンタメ性能)
 3.95
音質
 3.50
画質
 1.50
リフレッシュレート
 5.00
価格
 1.75

快適動作と持久力を両立したエントリーモデルの優等生

格安スマホのおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のナッシング(Nothing)「CMF Phone 1」

最も優秀なベンチマークスコアをたたき出したナッシング「CMF Phone 1」。ミドルクラスに肉薄するベンチスコアを記録するだけでなく、動画の連続再生時間のテストで18時間とぶっちぎりのトップをマークしました。

休みの日にYouTubeやネトフリをずっと観ていたい。そんな格安スマホが欲しい人にピッタリの一台といえます。

カメラ性能も優秀で、アウトカメラはシャープとコントラストにより細部がはっきりしています。

また、インカメラでは実際よりも人物の髪を暗くする一面はありますが、それ以外の表現力は優秀です。

高性能で、動画や写真を楽しみたい人におすすめの一台です。

ベンチスコア:621709
バッテリー持ち:18時間12分
おすすめポイント
  1. 防水防塵や急速充電など付加機能も充実
  2. ミドルに肉薄する高性能
  3. カメラ性能も上々
  4. 着せ替えが可能
がっかりポイント
  1. 格安モデルとしては高額
  2. 映像の再生に弱み
77mm
奥行
8mm
高さ
164mm
重量
197g(標準)
SoC
Dimensity 7300 5G
OS
Nothing OS 2.6(Powered by Android 14)
ディスプレイ
6.67インチ
メインメモリ
8GB
ストレージ
256GB
インカメラ
1600万画素
アウトカメラ
5000万画素
生体認証
指紋認証
防水・防塵性能
IP52
型番
15926/JP

ややメリハリに欠けるが暗所の表現力は高め

暗所撮影
暗所撮影 格安スマホおすすめ イメージ

HDR機能をオフにしてもHDRであるかのような仕上がり。暗所の撮影は明るく表現されるのも◎です。

人物のきめ細かい表現が良好!

ポートレート
ポートレート 格安スマホおすすめ イメージ

背景ぼかしの境目の処理が苦手ですが、ボケは良好です。

文田信基 氏
フォトグラファー
文田信基 氏 のコメント

若干ザラつきが気になりますが、とても自然で細部までキレイです。

気分に合わせて着せ替えて気分一新!

気分に合わせて着せ替えて気分一新! 格安スマホおすすめ イメージ

別売カバーは、背面ネジを外すと着せ替えられます。気分に合わせて選べるのがうれしいポイントです。

ドコモとKDDIのプラチナバンドには非対応

ベストバイに輝くも、ドコモとKDDIのプラチナバンド非対応というマイナスポイントも。つながりやすさに不安が残るため、そこが割り切れるかの判断が必要です。

古作光徳 氏
ITライター
古作光徳 氏 のコメント

ソフトバンクや楽天モバイルユーザーなら、つながりやすさは損なわれません。

B評価【2位】モトローラ「moto g64 5G」

  • モトローラmoto g64 5G
  • 実勢価格: ¥28,599

総合評価: 3.38

 
ベンチマーク
 3.50
バッテリー
 2.75
ストレージ
 3.00
メモリ
 4.00
使い勝手(基本性能)
 4.20
付加機能
 4.33
タッチ操作時の反応
 3.50
カメラ性能
 3.98
使い勝手(エンタメ性能)
 3.95
音質
 3.00
画質
 1.50
リフレッシュレート
 5.00
価格
 2.25

日常使いに最適で使い勝手が良好のモデル

格安スマホのおすすめランキング2位は、モトローラ(Motorola)「moto g64 5G」

急速充電や防塵防水の対応など、普段使いで便利な機能をしっかり搭載したスマホです。

肝心の基本性能は、バッテリー持ちは合格レベルですが、ベンチスコアは格安スマホとして考えれば、良好なスコアです。

プロカメラマンによるカメラテストの評価では5製品中トップを獲得しました。

特に暗所での撮影が高評で、明暗を残しながら、明るい部分を抑えつつ暗い部分を明るく表現します。

十分に優秀ですが、もう少し明るい部分を抑えられれば、格安スマホとは思えないレベルになります。

3万円台(検証時)と格安スマホとしてはややお高めですが、その性能と充実した機能で十分な一台です。

ベンチスコア:470604
バッテリー持ち:11時間50分
おすすめポイント
  1. ミドルに肉薄する高性能
  2. エンタメ性能も上々
  3. バッテリー持ちがいい
  4. 本体価格が比較的安価
がっかりポイント
  1. 映像の再生に弱み
73.82mm(約)
奥行
7.99mm(約)
高さ
161.56mm(約)
重量
177g(約)
SoC
Dimensity 7025
OS
Android 14
ディスプレイ
6.5インチ(約)
メインメモリ
8GB
ストレージ
128GB
インカメラ
1600万画素(約)
アウトカメラ
5000万画素(約、メイン)、200万画素(マクロ)
生体認証
指紋認証、顔認証
防水・防塵性能
IP52
型番
PB2G0001JP
古作光徳 氏
ITライター
古作光徳 氏 のコメント

ボディサイズに対して軽く感じるので、長時間使用した際の労軽減につながります!

明るい部分がやや強いが明暗がしっかりしている

暗所撮影
暗所撮影 格安スマホおすすめ イメージ

明るい部分はトーンを抑えめに、暗い部分は明るく表現するなど明暗を残しながらキレイに表現しています。

背景のぼかしの境目がやや粗い

ポートレート
ポートレート 格安スマホおすすめ イメージ

ポートレートは背景ぼかしがやや粗いものの、全体的に自然でキレイです。

文田信基 氏
フォトグラファー
文田信基 氏 のコメント

カメラの使い勝手がよく、シャープで繊細な表現ができています。

自撮りをもっとキレイに残せる

自撮りをもっとキレイに残せる 格安スマホおすすめ イメージ

コントラストがやや強く、髪の毛が黒くなっていますが精細な画像を撮影できます。

ゲームも動画もたっぷり楽しめる!

ゲームも動画もたっぷり楽しめる! 格安スマホおすすめ イメージ

フルスクリーン&最大輝度で11時間以上のYouTube連続再生を記録。ゲームや動画を十分楽しめます。

B評価【3位】シャープ「AQUOS wish4」

  • シャープAQUOS wish4
  • 実勢価格: ¥15,890

総合評価: 3.32

 
ベンチマーク
 3.13
バッテリー
 2.50
ストレージ
 2.00
メモリ
 2.00
使い勝手(基本性能)
 4.00
付加機能
 4.33
タッチ操作時の反応
 3.50
カメラ性能
 3.73
使い勝手(エンタメ性能)
 4.75
音質
 3.50
画質
 2.00
リフレッシュレート
 4.00
価格
 3.25

格安スマホのおすすめランキング3位は、シャープ(SHARP)「AQUOS wish4」でした。

ベンチスコア:371807
バッテリー持ち:10時間22分
76mm(約)
奥行
8.8mm(約)
高さ
167mm(約)
重量
190g(約)
SoC
Dimensity 700
OS
Android 14(発売開始時)
ディスプレイ
6.6インチ(約)
メインメモリ
4GB
ストレージ
64GB
インカメラ
800万画素
アウトカメラ
5010万画素(約)
生体認証
指紋認証、顔認証
防水・防塵性能
防塵IPX8、防水IPX5
型番
SH-52E(B)

B評価【4位】モトローラ「moto g24」

  • モトローラmoto g24
  • 実勢価格: ¥16,000

総合評価: 3.10

 
ベンチマーク
 2.50
バッテリー
 2.50
ストレージ
 3.00
メモリ
 4.00
使い勝手(基本性能)
 4.20
付加機能
 3.33
タッチ操作時の反応
 3.00
カメラ性能
 3.65
使い勝手(エンタメ性能)
 2.95
音質
 3.25
画質
 1.50
リフレッシュレート
 5.00
価格
 3.25

格安スマホのおすすめランキング4位は、モトローラ(Motorola)「moto g24」でした。

ベンチスコア:254998
バッテリー持ち:10時間23分
74.53mm(約)
奥行
7.99mm(約)
高さ
163.49mm(約)
重量
181g
SoC
Helio G85
OS
Android 14
ディスプレイ
6.6インチ(約)
メインメモリ
8GB
ストレージ
128GB
インカメラ
800万画素(約)
アウトカメラ
5000万画素(メイン)、200万画素(マクロ)
生体認証
指紋認証、顔認証
防水・防塵性能
IP52
型番
PB1A0001JP

C評価【5位】シャオミ「Redmi 14C」

  • シャオミRedmi 14C
  • 実勢価格: ¥17,980

総合評価: 2.94

 
ベンチマーク
 2.50
バッテリー
 2.75
ストレージ
 3.00
メモリ
 2.00
使い勝手(基本性能)
 3.20
付加機能
 1.67
タッチ操作時の反応
 4.50
カメラ性能
 3.58
使い勝手(エンタメ性能)
 2.50
音質
 3.25
画質
 2.50
リフレッシュレート
 5.00
価格
 3.75

さすがのシャオミも1万円台では力不足……

格安スマホのおすすめランキング5位は、シャオミ(Xiaomi)「Redmi 14C」

実売で1万7980円(検証時)と安価ですが、ベンチスコアは25万点台と物足りず情報量が多いゲームは快適に遊べません。

一方で、動画視聴はベストバイを獲得したナッシング「CMF Phone 1」よりも高評価。他製品では情報量が多くなるとノイズが頻出しましたが、シャオミ「Redmi 14Cは少量でした。

上位モデルと比べると色の再現度は低めなものの、2万円台のモデルに引けを取らない画質です。

通話やメールに加え、動画を視聴する程度の用途なら、“本当に安くて使える”端末といっても過言ではありません。

ベンチスコア:250302
バッテリー持ち:11時間14分
おすすめポイント
  1. 1万円台で買える安さ
  2. 防水防塵など付加機能も充実
  3. 背面カメラの出っ張りが小さく机に置きやすい
がっかりポイント
  1. スペックは決して高くない
77.8mm(約)
奥行
8.22mm(約)
高さ
171.88mm(約)
重量
204.8g(スターリーブルー)
SoC
Helio G81-Ultra
OS
Android 14(Xiaomi HyperOS)
ディスプレイ
6.88インチ
メインメモリ
4GB
ストレージ
128GB
インカメラ
1300万画素
アウトカメラ
5000万画素
生体認証
指紋認証、顔認証
防水・防塵性能
IP52
型番
REDMI 14C 128GB セージグリーン

映像の崩れもなく解像感も十分

映像の崩れもなく解像感も十分 格安スマホおすすめ イメージ

1万円台の格安スマホながら精細さがあるだけでなく、コントラストとシャープも強め。全体的にキレイな映像表現を行ってくれます。

写真も動画も思う存分残せる!

写真も動画も思う存分残せる! 格安スマホおすすめ イメージ

外部ストレージとして、最大1TBの microSDカ ードを使用可能。動画も音楽も写真もたっぷりと保存して持ち歩けます。

スマートフォンまとめ:文字通り“安くて良い”スマホが増加中!

以上、格安スマホのおすすめランキングでした。

今回テストした5製品は、ベストバイのナッシング「CMF Phone 1」を除けばすべてU3万円台(検証時)と手頃な価格です。

かつては安かろう悪かろうといった風潮すらあった格安スマホですが、ベンチスコアやバッテリー持ちなどの性能を見るかぎり、負荷の高いゲームや動画編集をしなければ必要十分な性能だといえます。

ただし、おサイフケータイや防塵防水の性能がミドルクラスよりも劣るなど、機能面で弱点があるのも事実。

付加機能やゲーム性能を求めていないなら十分に、買う価値アリといえるでしょう。

結論として、日常使いなら3~4万円が狙い目です。

ぜひ、記事を参考にお気に入りを見つけて、大手キャリアや格安SIMのさまざまな月額料金プランを設定して、便利に利用してください。

格安スマホのおすすめ

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ナッシング
CMF Phone 1

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