「Xiaomi 15 Ultra」はカメラ性能重視派も大注目のスマホ
カメラ性能に定評があるシャオミのUltraシリーズに「Xiaomi 15 Ultra」が登場。前モデル同様にライカSummilux光学レンズを採用し、異なる画角の4つのカメラを搭載しています。
広角レンズの可変絞りが廃止され、センサーサイズが1/2.51型から1/2.76型へと小型化。一方、望遠レンズには2億画素の1/1.4型センサーが新たに採用されました。
そこで今回は、写真家の豊田氏がデジカメとしての実力を徹底検証しました。
シャオミ「Xiaomi 15 Ultra」の実力は?
シャオミ「Xiaomi 15 Ultra」
- シャオミXiaomi 15 Ultra
- 実勢価格: ¥179,635〜
- AF
- 手ブレ
- 暗所
- 望遠
- 動画
- フィルター
- 逆光
- ポートレート
- 食べ物
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 簡単でキレイな写真や動画が撮れる
- Leicaフィルターが楽しい
- がっかりポイント
-
- 価格が高い
- 幅
- 75.3mm
- 奥行
- 9.35mm
- 高さ
- 161.3mm
- 重量
- 226g(約)
- ディスプレイ
- 6.73インチ
- 画面解像度
- 3200×1440
- カメラ
- 23mm相当(1インチ・5000万画素)+100mm相当(2億画素)+70mm相当(5000万画素)+14mm(5000万画素)
- SoC
- Snapdragon 8 Elite
- メモリ
- 16GB
- 型番
- 15 ULTRA 512GB ホワイト
デジカメとしての実力を徹底検証!
誇張の少ない事前な発色が魅力! 人物描写は柔らかくボケがキレイ
とにかく画質が良好です。人物の肌は健康的に、料理は色鮮やかに撮影できます。
ポートレートモードでは背景のボケがとても自然で、一眼レフで撮影したかのような味わいを再現。ボケ形状も選択でき、撮影の幅が広がります。
「ライカレンズで撮影した」と言えるほどではないものの、描写力は十分に高く、満足できる仕上がりです。また、逆光耐性の高さも大きな魅力。逆光でも被写体が暗くならず、まるでレフ板を当てたかのような明るさで、色味も自然です。
【ここがいい】丸ボケ、リングボケが アプリの設定から簡単に作れます
スマホのボケ演出は不自然に見えることも多いですが、15 Ultraは非常に自然で、被写体との境界も滑らかです。さらに、背景のボケ形状を選べる遊び心ある機能も搭載。丸ボケやリングボケなどをフィルター感覚で手軽にシミュレートできます。
ボケの種類が選べる
撮影時に被写体をみながら、ボケの形状を確認できるので便利。仕上がりも良好です。
ボケの境界が不自然になることも……
まれに、髪の毛とボケた背景の境目が不自然になりました。
動物の毛並みもしっかり再現
望遠230mm相当で撮影。毛並みの一本一本まで丁寧に描写されています。
逆光でも顔が明るくレフ板いらず
頭のすぐ上に太陽があるシチュエーション。被写体が暗くならずに、まるでレフ板を当てたかのような自然な明るさで写っているのに驚きです。
料理も色鮮やかで美味しそう
料理の鮮やかな色彩表現に加え、瑞々しさや照りも美しい!
同じ位置から撮影。遠くの被写体もこんなに大きく撮れる
デジタルズームを組み合わせた最大望遠ショット。一歩も動かずにこのズーム倍率で撮影できるのは大きな魅力といえます。
30倍を超えると画質は悪くなりますが、十分鑑賞に耐えられる画質なので利用価値は高いです。
夜景も綺麗! 暗部のノイズが少なく手ブレも起こりにくい
こんなにキレイな夜景が簡単に撮れる!
続いて、夜景撮影の検証を見ていきましょう。
画質はもはやコンデジを超えたと言っても過言ではありません。ノイズリダクションが効果的に働いており、ISO6400でもノイズ感はほとんど気になりません。
その分ディテールがやや潰れる傾向はありますが、十分許容範囲内。スマホやタブレットでの閲覧や、はがきサイズ程度のプリントであれば問題なく楽しめます。
暗所では手ブレが心配されますが、こちらも安心。強力な手ブレ補正により、日中と同様にブレを気にせず撮影が可能です。ただし、広角端の14mmでは手ブレ補正は効きません。
被写体と一緒に動きまくってもブレません!
動画の手ブレ補正も非常に優秀。モデルを追いながら一緒に動いても、映像は滑らかに被写体に追従し、まるでジンバルで撮影しているかのような見事な安定感を発揮します。
加えて、人物認識機能の精度も高く、被写体が走り回っても即座に捉えてピントをしっかり維持してくれました。
強力な手ブレ補正と悪くないマイク音質。人物認識もしっかりしており、いい感じでした。
ライカのフィルターも充実
「LEICA モノクロ」や「LEICA セピア」など、さまざまなライカのフィルター効果を備えています。調整操作に対するレスポンスも非常に速く、ストレスを感じることはまったくありませんでした。
「Leica 透かし」は、ライカのロゴや撮影情報を余白部分に挿入できる機能。
「Leica 透かし」でフレームを作ると、ぐっと作品ぽくなって楽しいです。
「Photography Kit」を装着すれば“ほぼデジカメ”です
シャオミ「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit」
- シャオミXiaomi 15 Ultra Photography Kit
- 実勢価格: ¥19,980〜
スマホケースとバッテリーグリップで構成される「フォトグラフィーキット」。見た目も機能も、まるでコンパクトデジタルカメラのようです。
スマホがスリープ中でも、シャッターボタンの長押しでカメラアプリが起動します。
- 型番
- BHR07T3JP
スマホを取り出して……
グリップを本体に取り付けると
デジカメスタイルの完成です!
ぐらつきが残念......
グリップは厚みがあって持ちやすく、ホールド感も良好です。ただし、スマホケースとの間に隙間があり、持ち方によってはグリップがぐらぐらすることがありました。
常にぐらついて撮影に支障が出るほどではありませんが、高価なキットだけに、この点は少し残念です。
コンデジと比べて、より大型のバッテリーとディスプレイを備えているため、撮影の快適性に優れています。
以上、シャオミ「Xiaomi 15 Ultra」とシャオミ「Xiaomi 15 Ultra Photography Kit」の紹介でした。
カメラ性能の高いスマホに興味があるなら、ぜひチェックしてみてください!
スマートフォンの売れ筋ランキングもチェック!
スマートフォンのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
ウエストショット程度の距離感だと、肌の質感がちょうどよく再現されます。