カメラフォトプリンターの魅力

フォトプリンターの魅力 フォトプリンターおすすめ イメージ

スマホで撮った写真、どうしていますか? SNSにアップするくらいで、画像データが増える一方、という人も多いのでは。

持ち歩きもできる小型フォトプリンターなら、スマホの画像をその場ですぐにプリントできます。

プリントした画像を飾ったり、友人にプレゼントしたり、手帳に貼ったりと、写真の楽しみ方がもっと広がりそうです。

そこで今回は、人気メーカーの小型フォトプリンター5製品を集めて、スマホ撮影の画像を実際にプリントして検証しました。

カメラフォトプリンターの比較方法

フォトプリンターの比較方法 フォトプリンターおすすめ イメージ

今回は雑誌『家電批評』がフォトプリンターの人気5製品をピックアップし、写真家の荻窪さんと製品をチェックしました。

プリント画質、画像のエモさ、使い勝手、プリントスピード、プリントの種類、携帯性、コラージュ、印刷コストの8項目をテストしています。

早速、ランキングを高評価順に発表します!

カメラフォトプリンターのおすすめ

雑誌「家電批評」がフォトプリンターの比較検証を実際に行ったところ、1位でベストバイはキヤノンの「SELPHY QX20」でした。2位はキヤノンの「SELPHY CP1500」でした。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
キヤノンSELPHY QX20
フォトプリンターおすすめ キヤノン SELPHY QX20 イメージ
3.88
4.50 3.50 3.00 3.50 3.00 4.00 5.00 4.00
102.2mm
32.9mm
145.8mm
455g(約)
A評価
キヤノンSELPHY CP1500
フォトプリンターおすすめ キヤノン SELPHY CP1500 イメージ
3.85
4.75 3.50 2.50 3.50 4.50 2.00 5.00 4.00
182.2mm
133.0mm
57.6mm
850g(約)
A評価
富士フイルム instax Link WIDE
フォトプリンターおすすめ 富士フイルム  instax Link WIDE イメージ
3.81
3.75 4.50 4.50 4.50 2.00 4.00 3.50 2.50
139mm(突起部除く)
33.7mm(突起部除く)
127.5mm(突起部除く)
340g(フィルム別)
B評価
富士フイルムinstax mini Link 3
フォトプリンターおすすめ 富士フイルム instax mini Link 3 イメージ
3.73
3.25 4.50 4.50 5.00 2.00 4.50 3.50 2.50
90.0mm(突起部除く)
37.3mm(突起部除く)
125.0mm(突起部除く)
210g(フィルム別)
B評価
シャオミポータブル フォトプリンター 1S
フォトプリンターおすすめ シャオミ ポータブル フォトプリンター 1S イメージ
3.00
2.50 3.00 3.50 3.00 2.00 4.50 3.00 3.50
124.0mm(約)
22.0mm(約)
82.0mm(約)
180g(約)

A評価【1位】キヤノン「SELPHY QX20」

  • キヤノンSELPHY QX20
  • 最安価格: ¥19,700

総合評価: 3.88

 
プリント画質
 4.50
画像のエモさ
 3.50
使い勝手
 3.00
プリントスピード
 3.50
プリントの種類
 3.00
携帯性
 4.00
コラージュ
 5.00
印刷コスト
 4.00

発色もディテール描写もワンランク上。コンパクトながらプリントは高品質

フォトプリンターのおすすめランキング第1位でベストバイを獲得したのは、A評価のキヤノン(Canon)「SELPHY QX20」です。

サイズはカード、スクエアの2種類のみですが、画質や発色は文句なしの品質です。

カバンに入れて持ち歩ける携帯性が評価されました。

102.2mm
奥行
32.9mm
高さ
145.8mm
重量
455g(約)
型番
QX20(WH)

プリント画質

プリント画質 フォトプリンターおすすめ イメージ
スクエアサイズも選べます!
スクエアサイズも選べます! フォトプリンターおすすめ イメージ

プリント画質

カードサイズ用としては文句なしの品質
カードサイズ用としては文句なしの品質 フォトプリンターおすすめ イメージ
カードサイズ用としては文句なしの品質 フォトプリンターおすすめ イメージ2
カードサイズ用としては文句なしの品質 フォトプリンターおすすめ イメージ3

白い余白が構造上出てしまいますが、色や描写は高品質です。

使い勝手

用紙とインクカセットの同時交換が必要
用紙とインクカセットの同時交換が必要 フォトプリンターおすすめ イメージ
用紙とインクカセットの同時交換が必要 フォトプリンターおすすめ イメージ2

用紙のサイズは2種類から選べ、どちらもシール紙です。サイズ変更にはインクカセットの交換も必要でした。

携帯性

コンパクトですが約455gとやや重め

小型サイズで持ち運べる

コンパクトですが約455gとやや重め フォトプリンターおすすめ イメージ

手軽に持ち歩けそうなコンパクトサイズ。手で持つと見た目よりもずっしり重めなのがちょっと気になりました。

A評価【2位】キヤノン「SELPHY CP1500」

  • キヤノンSELPHY CP1500
  • 最安価格: ¥15,882

総合評価: 3.85

 
プリント画質
 4.75
画像のエモさ
 3.50
使い勝手
 2.50
プリントスピード
 3.50
プリントの種類
 4.50
携帯性
 2.00
コラージュ
 5.00
印刷コスト
 4.00

高品質かつ多彩なサイズに対応

フォトプリンターのおすすめランキング第2位は、A評価を獲得したキヤノン(Canon)「SELPHY CP1500」です。

多彩なサイズをプリント可能で、画質も優秀。別売りのバッテリーを使えば外出先でも印刷できますが、持ち歩くには少々大きいため、基本的には「自宅用の小型プリンター」としての利用がおすすめです。

182.2mm
奥行
133.0mm
高さ
57.6mm
重量
850g(約)
型番
CP1500(WH)

プリントした写真

プリントした写真 フォトプリンターおすすめ イメージ

プリント画質

細かい描写や発色が美しい
細かい描写や発色が美しい フォトプリンターおすすめ イメージ
細かい描写や発色が美しい フォトプリンターおすすめ イメージ2
細かい描写や発色が美しい フォトプリンターおすすめ イメージ3

小型タイプでは最高品質。光沢も選べます。

画像のエモさ

高画質プリントでシールにもなる

シール用紙も選べます

高画質プリントでシールにもなる フォトプリンターおすすめ イメージ

カードサイズやスクエアサイズなら専用のシール用紙にも対応していて便利!

プリントサイズの種類

ハガキサイズからプチシールまでプリント可能
ハガキサイズからプチシールまでプリント可能 フォトプリンターおすすめ イメージ

用紙サイズで変更が必要 

ハガキサイズからプチシールまでプリント可能 フォトプリンターおすすめ イメージ2

ハガキ、L版、カードと印刷サイズは多彩。ただし、インクも変更が必要です。

A評価【3位】富士フイルム「instax Link WIDE」

  • 富士フイルム instax Link WIDE
  • 最安価格: ¥14,279

総合評価: 3.81

 
プリント画質
 3.75
画像のエモさ
 4.50
使い勝手
 4.50
プリントスピード
 4.50
プリントの種類
 2.00
携帯性
 4.00
コラージュ
 3.50
印刷コスト
 2.50

画質よりアナログ感重視派へ!スマホ画像をワイド版チェキに

フォトプリンターのおすすめランキング第3位は、A評価の富士フイルム(FUJIFILM)「instax Link WIDE」です。

スマホの画像をワイド版のチェキサイズでプリント可能。色や階調の柔らかさ、ディテールの甘さといった、チェキならではの「アナログ感」をいい味として楽しめる方におすすめです。

139mm(突起部除く)
奥行
33.7mm(突起部除く)
高さ
127.5mm(突起部除く)
重量
340g(フィルム別)
型番
INS LINK WIDE M GRAY

プリントした写真

プリントした写真 フォトプリンターおすすめ イメージ

プリント画質

アナログ感のある柔らかい描写
アナログ感のある柔らかい描写 フォトプリンターおすすめ イメージ
アナログ感のある柔らかい描写 フォトプリンターおすすめ イメージ2
アナログ感のある柔らかい描写 フォトプリンターおすすめ イメージ3

画質そのものは粗めですが、アナログ感のある仕上がりです。

使い勝手

アプリから簡単プリント
アプリから簡単プリント フォトプリンターおすすめ イメージ

アプリから画像を選んでプリントをクリックするだけ。プリント時間も十分な速さです。

携帯性

本体はやや幅広だが見た目より軽量

付属のスタンドで立てて使える

本体はやや幅広だが見た目より軽量 フォトプリンターおすすめ イメージ

フィルムが大きい分、本体も大きめですが約340gと見た目より軽量です。

B評価【4位】富士フイルム「instax mini Link 3」

  • 富士フイルムinstax mini Link 3
  • 最安価格: ¥10,760

総合評価: 3.73

 
プリント画質
 3.25
画像のエモさ
 4.50
使い勝手
 4.50
プリントスピード
 5.00
プリントの種類
 2.00
携帯性
 4.50
コラージュ
 3.50
印刷コスト
 2.50

小さめプリント好きなチェキ世代に!

フォトプリンターのおすすめランキング第4位は、B評価の富士フイルム(FUJIFILM)「instax mini Link 3」です。

小型で持ち歩きやすく、チェキに親しんだ世代には、その粗めの描写が逆に「エモい」雰囲気として楽しめます。ただし、専用フィルムは1枚約160円(検証時)かかるため、コスパ面はやや気になるところです。

90.0mm(突起部除く)
奥行
37.3mm(突起部除く)
高さ
125.0mm(突起部除く)
重量
210g(フィルム別)
型番
INSTAX MINI LINK 3 CLAY WHITE

プリントした写真

プリントした写真 フォトプリンターおすすめ イメージ

プリント画質

白トビしたような独特の風合いを楽しむなら
白トビしたような独特の風合いを楽しむなら フォトプリンターおすすめ イメージ
白トビしたような独特の風合いを楽しむなら フォトプリンターおすすめ イメージ2
白トビしたような独特の風合いを楽しむなら フォトプリンターおすすめ イメージ3

描写の甘さややわらかさが、逆にいい雰囲気に。

プリントスピード

Bluetooth接続でプリントは数秒

アプリから画像を選ぶだけ!

Bluetooth接続でプリントは数秒 フォトプリンターおすすめ イメージ

ボタンを押せばプリントは数秒で完了。ただし、チェキなので実際に画像が出てきて安定するには1分程かかります。

コラージュの自由度

フレーム選択や画像分割も可能

フレーム付もワンタッチ

フレーム選択や画像分割も可能 フォトプリンターおすすめ イメージ

画像の分割やコラージュも簡単。70種類以上のフレームプリントも可能です。

B評価【5位】シャオミ「ポータブル フォトプリンター 1S」

  • シャオミポータブル フォトプリンター 1S
  • 最安価格: ¥8,980

総合評価: 3.00

 
プリント画質
 2.50
画像のエモさ
 3.00
使い勝手
 3.50
プリントスピード
 3.00
プリントの種類
 2.00
携帯性
 4.50
コラージュ
 3.00
印刷コスト
 3.50

コンパクトさや手軽さ重視なら

フォトプリンターのおすすめランキング第5位は、B評価のシャオミ(Xiaomi)「ポータブル フォトプリンター 1S」です。

インクを使わず、加熱でプリントする「ZINK方式」を採用しています。発色や細部の描写はやや不得意で、写真本来の美しさを求めると物足りなさがあります。しかし、インク交換の手間がなくコンパクトなため、画質よりも手軽さや携帯性を最優先する方には有力な選択肢です。

124.0mm(約)
奥行
22.0mm(約)
高さ
82.0mm(約)
重量
180g(約)
型番
BHR9974GL

プリントした写真

プリントした写真 フォトプリンターおすすめ イメージ
フチありプリントもOK
フチありプリントもOK フォトプリンターおすすめ イメージ

プリント画質

Zinkだけに肌色の発色がイマイチ
Zinkだけに肌色の発色がイマイチ フォトプリンターおすすめ イメージ
Zinkだけに肌色の発色がイマイチ フォトプリンターおすすめ イメージ2
Zinkだけに肌色の発色がイマイチ フォトプリンターおすすめ イメージ3

全体的に少し青みがかった発色で鮮やかさにやや欠けます。

携帯性

ポケットにも入る小型軽量サイズ

約180gと重さはスマホ並み

ポケットにも入る小型軽量サイズ フォトプリンターおすすめ イメージ

手のひらサイズで携帯性は抜群です!

カメラフォトプリンターの選び方

自分に合ったフォトプリンターを選ぶために、注目すべき3つのポイントを紹介します。

選び方1:印刷方式の違いで選ぶ(画質 vs 手軽さ)

フォトプリンターには主に3つの印刷方式があります。

<昇華型熱転写方式>

キヤノン「SELPHY QX20」、「SELPHY CP1500」など

インクのシートに熱を加えてインクを気化(昇華)させ、専用の用紙に転写する方式。画質が良いのが特徴。写真としての美しさを求める人におすすめです。

<インスタントフィルム方式>

富士フイルム「instax Link WIDE」、「instax mini Link 3」など

フィルムに光を当てて現像する方式。独特の風合いやアナログ感(エモさ)が魅力。現像されるまでの時間も楽しめます。

<ZINK方式>

シャオミ「ポータブル フォトプリンター 1S」など

インク不要で本体を小型化できるのがメリットですが、画質は他の方式に劣る場合があります。

選び方2:ランニングコストで選ぶ

本体価格だけでなく、専用用紙(フィルム)の価格も重要です。

<インスタントフィルム(チェキ)>

印刷コストは高めです。

<昇華型用紙>

枚数を多く印刷したい人に向いています。

<ZINK用紙>

印刷コストは、チェキフィルムと昇華型の間です。

カメラフォトプリンター選びの際によくある質問(Q&A)

インク交換は必要ですか?

機種によります。「昇華型」はインクカセットの交換が必要です。「ZINK方式」や「インスタントフィルム(チェキ)」は、用紙やフィルム自体が発色するためインク交換は不要です。

普通の紙に印刷できますか?

基本的にはできません。それぞれの機種に対応した「専用用紙」や「専用フィルム」が必要です。

モバイルバッテリーで充電できますか?

多くのモデルはUSB充電(Type-Cなど)に対応しており、モバイルバッテリーからの充電や給電が可能です。ただし、専用アダプターが基本で、バッテリー駆動には別売りオプションが必要な場合があります。

カメラまとめ:画質はキヤノン、風合いはinstax(チェキ)

以上、フォトプリンターのおすすめランキングを紹介しました。

実際にプリントしてみると、写真の魅力がそれぞれ違うことがわかります。

本来の画像に忠実な色味や描写の美しさならキヤノン。コンビニプリントと大差なくて味気ないと思う人は、アナログならではの風合いや独特の柔らかい描写を楽しめるinstax(チェキ)が好みに合うはず。

また、とにかく撮った画像を気軽にプリントしたいならシャオミも有力な選択肢です。

自分の部屋に飾る、誰かにプレゼントするのを想定して、好みのプリンターを見つけてみるといいでしょう。記事を参考にお気に入りを見つけてください。

荻窪圭 氏
デジカメライター
荻窪圭 氏 のコメント

圧倒的に画質が美しいのはキヤノンの2製品。プリントの風合いならinstaxもおすすめです。

フォトプリンターのおすすめ

フォトプリンターのおすすめ フォトプリンターおすすめ イメージ
フォトプリンターのおすすめ フォトプリンターおすすめ イメージ2

キヤノン
SELPHY QX20

カメラフォトプリンターの売れ筋ランキングもチェック!

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