あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?
コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。
PCサイズ!世界最小モビリティ「WALKCAR」登場
見た目は電動のスケートボードのようで、大きさはノートPCサイズの「WALKCAR」。世界最小モビリティとして、話題の製品なんです。そこで今回はどのようなものなのか、実際に試してみたので紹介します。
▼ココアモーターズ「WALKCAR」(10km/hモデル)
ココアモーターズ
WALKCAR(10km/hモデル)
実勢価格:21万7800円
ボードに乗るとすっと走り出します。2021年10月にソフトウェアの更新によって、最高時速が15㎞/hから10㎞/hとなり、公道を走行できるようになりました。
WALKCARはカバンに入るサイズの電動モビリティ!
乗り物として、まず驚くのはサイズ。ノートPCくらいの大きさです。
リュックなどにはらくらく入ります(ただしPCよりはかなり重い)。駅まで「WALKCAR」で走行して、そのまま電車に乗るといった使い方ができそうです。
メーカー曰く「車を持ち歩ける時代到来」とのこと。でも実際に使用した場合、便利なのか、楽しいのか、安全なのか……と気になる点がたくさんあります。
それでは、編集部員が試乗してみた感想をお伝えします!
わかったこと1:乗りこなすにはコツが必要
試乗してまずわかったのは、本製品は万人が乗りこなせるモビリティではないということ。
セグウェイやキックボードのようにハンドルなどの支えになる物がないので、ボード上でバランスをとれない人は、すぐに転倒しそうになります。
慣れてくると、体重移動による操縦で障害物も避けられ、ボードが体の一部となったような感覚に。自転車とはまた違った爽快感があります。
▼乗れた人
▼乗れなかった人
わかったこと2:段差と凹凸にはかなり弱い
さらに実際に公道を走行してわかったのは、想像以上に路面の状況に影響を受けること。舗装されたアスファルトでも、ちょっとした凹凸や小石、段差などにタイヤを取られてバランスを崩すことが多々。転倒の危険性もあります。
公道を走れるけどヘルメットは推奨!
走行にヘルメットなどの着用は義務付けられていませんが、メーカーも着用を推奨しています。安全対策はしっかりとりましょう。
わかったこと3:充電はそこそこ長持ちで優秀!
充電はケーブルを直差しして行います。1日20分程度の走行なら3日ほど持つのは優秀。満充電まで約1〜2時間で完了するのもグッドです。
まとめ:楽しいけど移動手段としては改善の余地アリ
今回試乗してみた感想としては以下のとおりです。
▼買うべき理由
・時速10kmが想像よりも速くて爽快感がある。走行していて楽しい
・電車への持ち込み可、駐車スペースが必要ないなど、自由度が高い
▼見送る理由
・乗りこなすには運動能力や慣れが必要で、誰しもが乗れるわけではない
・購入価格が約20万円と即決で購入できるような金額ではない
慣れてくると爽快感のある乗り心地は楽しいのですが、道路を走るのは怖いです。現段階では走行できる道が限られる点もネック。移動手段としてはまだ未熟であるというのが、今回の結論となりました。
なお、「旅アイテム」としてはこちらのキャリーバックもご覧になってください。
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走行中にバランスを常にとるのが難しいです。