あると便利な旅のお役立ちアイテムはどれ?
コロナ禍で、旅行を我慢してきたという方は多いのではないでしょうか。そんななかでも、旅に便利な家電たちは進化を続けてきました。
そこで、本音の家電ガイド『家電批評』では、また旅に気軽に行けるときが来たら役立ちそうなものを探し、旅ガジェットの検証を行いました。旅でなくとも、密を避けた1人でのお出かけで楽しめるものもありますよ。
荷物がたくさん運べる!カーゴEバイクって?
カーゴEバイクとは、荷物を運ぶことを重視した電動自転車のこと。自転車の公道走行時の最大積載量は法律や条例などで約30kgと定められていますが、カーゴEバイクの積載量はそれを超える50kg。子ども乗せ電動アシスト自転車以上と、積載量に余裕があります。
アウトドアや買いものに大活躍してくれそうな予感のカーゴEバイク。その実力を確かめるべく、実際に荷物を載せて走り、乗り心地などを検証してみました。
超大量の荷物が運べる「BRUNO e-tool」
※画像は楽天より
BRUNO
BRUNO e-tool
実勢価格:27万9950円
車体全長:1700mm
重量:18.6kg(スタンドなし)
適応身長:150〜180cm
最大積載量:50kg(公道では30kgまで)
走行距離:ECO 120km、STD 95km、POWER 85km
バッテリー寿命:1000サイクル
BRUNO「BRUNO e-tool」は、たくさんの荷物を運ぶ「カーゴ=貨物」を目的としたEバイク。
貨物用のボックスやバッグを付ければ、屋外レジャーや買いものに活躍。チャイルドシートを付ければ送迎にも使えます。おしゃれなデザインとカラー展開にも注目。
おすすめポイント1:スクーター並の積載量&坂もラクラクなアシスト
積載量50kgでなんでも運べる
フレームに溶接されているキャリアは抜群の強度。荷物を直接乗せることもできます。
約18kg分のペットボトルを乗せても前後バランスは安定していました。
子ども乗せ自転車の積載量は27kg。対して、e-toolの積載量は約50kgと、リアキャリアだけでも、子供乗せ自転車と比べて約2倍の積載量があります。
シートチューブの後方に配置されたフレームにもケージなどの取り付け用ネジ穴が用意されていて、さらなる拡張も可能です。
パワーが必要な場面でグイッと感じる自然なアシスト
「BRUNO e-tool」は平坦の漕ぎ出しで加速するようなアシストを感じません。アシストが仕事をするのは、坂道の上りはじめ。「ちょっとキツいかも」という場面でグイッとサポートしてくれます。荷物が重くても安定していました。
安心のシマノ製ユニット採用
アシストユニットはシマノの「STEPS 5080H」。最軽量モデルながら十分なパワー。専用スイッチでアシストモードを変更可能です。
リアの変速機はMTBにも採用されている「TOURNEY TX」の1×8段変速。変速速度は速くないものの、タフなシーンで使うには最適です。
おすすめポイント2:抜群の安定感で走破性と安全性を両立
ハンドルアシストで横倒れを防止
ダウンチューブ下のバネのようなパーツが、前輪を緩やかに固定。急にハンドルが傾いて横転するのを防いでくれます。
ハンドルを安定させる太いヘッドチューブ
ヘッドチューブが太く、ハンドルは2本のパイプを溶接されていて剛性が高いです。
フロントにも積載可能
フロントにキャリアを取り付ければ、直接バッグを乗せることもできます。オプションとして専用のカゴも用意されています。テントや寝袋はリアキャリアに直接縛り、フロントには食材用のクーラーバッグを固定するというように、カスタマイズも楽しめます。
メンテナンス性の高いVブレーキ
Vブレーキは、レンチがあれば外出先でもメンテナンスできるのがメリットです。
太いタイヤで未舗装路も走破
タイヤの幅は2.1インチ(約5.3cm)と太め。接地面積が大きく安定感が増します。
まとめ:アウトドアやたくさん買い物する人におすすめ
以上、「BRUNO e-tool」の検証レビューでした。
さいごに、本製品を買うべき理由と見送る理由をまとめてみました。
【総合評価:A】
▼買うべき理由
- 積載量50kgでカゴも取り付けできる頑強なリアキャリア
- 低重心で安定感があり車載荷物が多くても走りに安定感がある
- 積載を重視した唯一無二の存在はアウトドア趣味との相性抜群
▼見送る理由
- 子ども乗せ電動アシスト自転車に比べるとかなり高価
- 積載装置は別途購入が必要で、+αのコストがかかる
カーゴEバイクに乗ってすぐわかるのは、速く走るバイクではないということ。坂道の上りはじめのちょっとキツイと感じる場面でアシストしてくれます。さらに際立っていたのが、「低重心」「長いホイールベース」「太いタイヤ」の恩恵で、直進の安定性が高いことでした。
たくさんの荷物を積んで低速走行しても安心感があるというのが、このバイクを選ぶ理由でしょう。
「BRUNO e-tool」は万人向けというよりは「アウトドア趣味で活用する」、「普段の買い物用に」などの明確な使用目的がある人にオススメなバイクです。
おまけ:ママチャリがカーゴ化できる「サイクルトレーラー」
Camily
コンテナバッグ
CTC-001
実勢価格:1万1000円
※画像は楽天より
Camily
サイクルトレーラー
CT-001
実勢価格:2万9700円
※画像はAmazonより
自転車で荷物をたくさん運びたいけれど、正直「カーゴEバイクは価格が高い」「普段のママチャリをカーゴ化できないの?」という人にはこちらがおすすめ。
「Camily」のサイクルトレーラーとコンテナバッグをリアキャリアに取り付けるだけで、ママチャリでもカーゴバイクのように運搬が可能に。取り外しも簡単で荷車としても使えます。ただし、歩道では走れないので注意してください。
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スポーツバイク寄りのパーツ構成なのでメンテナンスがしやすいです。