駐輪場問題が
一挙に解決する超コンパクトバイクが登場！
日本のベンチャー企業「ICOMA」からまるでおもちゃのような、『変形する』電動バイクが登場しました。
なんと折りたたみ自転車のようにコンパクトに変形させることができるので、駐車場がなくても屋内に持ち込めてしまうのです。これならバイク生活で問題となる駐車場についても心配しなくて大丈夫。そこで気になるのは肝心の電動バイクとしての性能ですよね?
今回「家電批評」編集部とプロが実際に折りたたみ電動バイクを日常的に使い、その性能や使い勝手をレビューします。
折りたたんでコンパクトになるおもちゃのような電動バイク
コンパクトなので置き場所に困らない
トランクサイズにたためるので、駐輪スペースがなくても、玄関や机の下に収納できます。
自分だけの一台にカスタムできる！
※画像出典：https://www.icoma.co.jp/tatamelbike
サイドパネルやフロントカウルはデザインやカラーが選べるほか、オーダーメイドも可能です。
どうやって買うの？
※画像出典：https://www.icoma.co.jp/tatamelbike
現状は公式サイトからの抽選販売のみ。購入を希望する際はサイトをチェックしましょう。
折りたたみ電動バイクの実力をチェックしました
テスト1：走行性能
公道を走行して、加速感や航続距離、足回りなど通常のバイクと比較してどうなのかをチェックしました。
テスト2：乗り心地
様々な道を走行して不便な点はないか、またライディングポジションも無理なく適正かを確認しました。
テスト3：使い勝手
変形のしやすさや、その後の移動や充電など日常で使う上で問題点がないかを検証しました。
折りたたみ電動バイクの実力ははたして？それでは、テスト結果を発表します。
タタメルバイクは使い勝手最強の移動手段か？
ICOMA「タタメルバイク」
- ICOMAタタメル バイク
- 検証時価格: ¥500,000〜
※価格は予定価格となります。
- 総合評価
変形玩具から着想を得た変形する電動バイク！
ICOMA「タタメルバイク」はその名のとおり折りたためるのがコンセプトの電動バイクです。折りたたみ状態はキャリーケースのような見た目で、そこからハンドルやタイヤがせり出し、バイクに変形！ 変形はスムーズでガチャガチャと各部が動き、変形ロボットを動かしているようです。
さて、肝心の乗り心地は優秀。パワー不足や航続距離の短さは気になりますが、この車体サイズなら合格点。ブレーキまわりも良好で身長181㎝の筆者でも窮屈さは感じませんでした。
大きな課題は持ち運びにくさ。車に積みたいときや持ち上げたいときに頑丈な持ち手やロック機構が欲しいところ。とはいえ、1階やエレベーター付きの物件住まいなら折りたたむことで自宅で保管でき、バイクの置き場問題を解消できるのはメリットです。
- おすすめポイント
-
- 折りたためて省スペース
- ハンドリングや安定性は優秀
- AC電源で給電可能
- 変形する楽しさ
- がっかりポイント
-
- パワーが小さく坂道は厳しい
- 充電が減ると最高速度が減少
- 持ち上げづらい
- 一部パーツの 耐久性に不安あり
- 幅
- 650mm
- 奥行
- 1230mm
- 高さ
- 1000mm
- 重量
- 63kg
- 航続距離
- 30km(満充電時)
- 充電時間
- 3h/100V
カードキーで簡単施錠！
折りたたんで超コンパクトに！
ベルトを引きながら後輪を垂直に立てる。
ハンドルを折りたたみ本体の内側に入れる。
ロックを外してナンバーを折りたたむ。
シートをスライドして本体内に収める。
袖机ほどのサイズに変形！
予想よりポジションにゆとりがあり、楽しく走れます。
普通のバイクとは違う？折りたたみ電動バイクの実力は？
【Check1：走行性能】パワーは今ひとつながら足まわりは優秀です
航続距離は約30㎞程度です。アクセルはバイクと同じく、グリップを回して加速します。安全性重視なのか、加速はかなり控えめです。
フロントタイヤが大きく、ミニバイクとしては立派なサスペンションも機能し、安定性して走行できました。
液晶パネルとボタンで走行モードの変更可能
キーを兼用している液晶パネルには速度や距離を表示。加速や制限最高速度の変更をパネルで設定できます。
バッテリーが減るとパワーダウンするのが難点です。
【Check2：乗り心地】コンパクトですが窮屈感はなし。街中の走行もラクラク
ハンドルの位置が高いので、ポジションはスクーターに近い感覚です。大柄な人でも窮屈さは感じません。
小回りも利いて、街中を軽快に走り回れました！
【Check3：使い勝手】小サイズと変形機能は使い勝手抜群！
変形機構は非常によくできていて、可動箇所が多い割に走行時のガタつきはほぼ気になりません。センタースタンドがやや立てにくいので、サイドスタンドが欲しいところです。
ミラーのヒンジは経年劣化でのヘタリが心配になります。
押し引きラクラク
重量は60kg強ありますが、コンパクトなので押して歩くのは苦になりません。
どこでも充電できる！
家庭用コンセントで充電でき、本体もコンパクトなので家の中で保管できそうです。
運搬しやすさやパーツの耐久性は要改善！
運搬しやすさやパーツの耐久性は要改善! 折りたたんだとき各部がロックされないので、現時点では持ち上げてクルマに積むのはかなり困難です。
後輪両脇のカバーがプラスチックなので飛び石やぶつけた際に破損する可能性あり。強度は要改善です。
【まとめ】パワーや耐久性など改善の余地はあるがたためるメリットは実感できた！
以上、ICOMA「タタメルバイク」の紹介でした。
現状は少数の試験販売段階のタタメルバイク。コンセプトや乗り心地は優秀なので、今後の改善次第では、使い勝手最高の移動手段になりそうです！
気になる人はチェックしてみてください。
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モトコンポを彷彿させるデザイン。変形が楽しい！