電動アシスト自転車ってどういうもの?
電動アシスト自転車が登場してから30年以上経ち、スポーツタイプ、子ども乗せタイプ、三輪タイプなど、さまざまな機種が発売されています。特に子ども乗せタイプは、子育て世代のマストアイテムとなっています。
ちなみに電動アシストが付いていない普通のママチャリだと、車体のほか自分や子どもの体重を含めると100kg以上になるため、こぐのが大変で速度も出しづらく、発進時や坂道などでフラついてしまうこともあります。
その点、電動アシスト付きの自転車なら、こぐ力に対して最大で2倍の力までアシストしてくれます。坂道も上りやすくふらつきにくいので、子どもの送り迎えや買い物が格段にラクになります。
そもそも電動アシストとは?
電動アシストとは、自転車に内蔵された電動モーターでこぐ力を補助(アシスト)してくれる機能のことです。
道路交通法上、人の力に対するアシスト力は、10km/h未満では最大2倍になります。10km/h以上では、走行速度が上がるにつれてアシスト力が徐々に減少し、24km/hではゼロになります。
走行時は子どもも親もヘルメットを着用!
令和5年4月1日から、すべての自転車利用者に乗車用ヘルメットの着用の努力義務が課されました。車と衝突したりフラついて転倒したりすると、地面に頭部をぶつけてしまう危険があります。
自転車に乗るときは、子どもも大人も、命を守る乗車用ヘルメットをかぶるようにしましょう。
電動アシスト自転車の選び方は?
子ども乗せタイプの電動アシスト自転車には、前乗せと後ろ乗せの2タイプがあります。また、追加でチャイルドシートを取り付けることで、前後に乗せられるタイプもあります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。
前乗せタイプ:子どもが視界に入り安心感がある
前乗せタイプは子どもを見ながら運転できるので安心感があり、会話も楽しめます。また、車体前方が重くなるので安定感もアップします。ただし子どもが成長したら、後ろ乗せに変える必要があります。3人乗りにするのなら、リア用のチャイルドシートをリアキャリア部分に装着します。
【前乗せの目安】
年齢:1~4歳未満
体重:15kg未満
身長:100cm以下
※ヤマハは「体重:15kg以下/身長:100cm以下」、パナソニックは「年齢:1~4歳未満/体重:8kg以上15kg以下/身長:70cm以上100cm以下」、ブリヂストンは「年齢:1~4歳未満/体重:15kg以下/身長:100cm以下」が目安です。
【前乗せのメリット】
- 子どもを見ながら運転できる
- 安定感があり運転しやすい
- 3人乗り時でも運転しやすい
【前乗せのデメリット】
- 子どもが成長したら後ろ乗せに変える必要がある
- 毎回子どもを抱っこして乗せ降ろしをする必要がある
後ろ乗せタイプ:走行時に安定感がある
後ろ乗せタイプはハンドル操作が軽く、シート位置が低いため子どもの乗せ降ろしがラク。前乗せタイプより長く使うこともできます。ただし子どもが視界に入らないので、運転中は注意が必要です。3人乗りにするのなら、フロント用のチャイルドシートをハンドル部に装着します。
【後ろ乗せの目安】
年齢:1~6歳未満
体重:22kg未満
身長:115cm以下
※ヤマハは「体重:22kg以下/身長:115cm以下」、パナソニックは「年齢:1歳〜小学校就学の始期/体重:8kg以上24kg以下/身長:70cm以上120cm以下」、ブリヂストンは「年齢:2歳〜小学校就学の始期/体重:8kg以上22kg以下/身長:70cm以上115cm以下」が目安です。
【後ろ乗せのメリット】
- ハンドル操作が軽い
- 長く使いやすい
- 子どもの乗せ降ろしがラク
- 3人乗り時でも荷物が積める
【後ろ乗せのデメリット】
- 子どもに目が届きにくい
- 前乗せタイプよりは安定性に劣る
- 3人乗りだとハンドルとサドル間が狭くなり窮屈になる
前後乗せタイプ:2人の子どもを同時に乗せられる
前乗せ、後ろ乗せタイプでも、オプションのチャイルドシートを装着すれば前後乗せタイプに変えることができます。子どもが多い家庭に便利です。
人気&最新電動アシスト自転車を比較テスト!
子どもの人数や成長によっては、電動アシスト自転車のチャイルドシートをカスタムしていくことが想定されます。
そこで今回は、チャイルドシートがついた状態で検証。前後に子どもを乗せた状態の走りやすさのほか、乗せ降ろしのしやすさやスタンドの使いやすさなどもチェックしました。
電動アシスト自転車に詳しい識者のほか、普段から子ども乗せタイプの電動アシスト自転車を活用しているモニターにもコメントをいただきました。
テスト項目1:走りやすさ&アシスト力
前後に子どもを乗せた状態でのこぎやすさや乗り心地、アシスト力を検証しました。
テスト項目2:子どもの乗せ降ろしのしやすさ
前後のチャイルドシートへ子どもを乗せ降ろしするしやすさや、ベルトのかけやすさなどを比較しました。
テスト項目3:使いやすさ
スイッチ、スタンド、カゴ、シートの使いやすさをチェックしました。
以上、3つのポイントを合わせて総合ランキングを決定。
ママさん、パパさん、子どものみんなが乗りやすい電動アシスト自転車を紹介します。
後ろ乗せタイプの最新電動アシスト自転車のおすすめは?
それでは、後ろ乗せタイプのおすすめを見ていきましょう。
ヤマハ「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」
- ヤマハPAS Babby un SP
- 実勢価格: ¥151,580〜
- 走りやすさ&アシスト力
- 子どもの乗せ降ろしのしやすさ
- 使いやすさ
A+評価でベストバイを獲得したのは、ヤマハ「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」でした。
アシスト力がとてもなめらかで走りやすく、スイッチやカゴなどの装備も使いやすかったです。電動アシスト自転車を初めて購入する人におすすめです。
- おすすめポイント
-
- スムーズにアシストしてくれる
- ハンドルが持ちやすい
- 装備が使いやすい
- サイズ
- 全長1785×全幅580mm
- 重量
- 32.7kg
- カラー
- 5色
- 変速機
- 3段変速
- 乗車適応身長
- 142cm以上(幼児2人同乗の場合は146cm以上)
- チャイルドシート位置
- 後ろ
- タイヤ径
- 20インチ
- 走行距離
- 最長77km
- バッテリー容量
- 15.8Ah
- 充電時間
- 4.5時間(約)
- 型番
- PA20BSPR_24 ミスティグリーン
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
OGK
カジュアルフロントベビーシート
実勢価格:1万2100円
おすすめポイントは?
スムーズに走りフラフラしない
こぎ始めはアシスト力がスムーズで、初めて使う人でも違和感はありません。
坂道でも登りやすいアシスト力
坂道を上るときも、アシスト力のおかげであまり力を入れずに走ることができ感動します。フラフラすることもありません。
ハンドルが長くて持ちやすい
ハンドルが長めなので、手でしっかり握ることができます。運転しているときも安心感があります。
シートベルトの着脱がラクで後ろシートに子どもを乗せやすい
後ろシートのグリップバーは固定式のため、開閉する必要がないのは便利です。
最初からシートベルトが浮いた状態なので、子どもの腕が通しやすく固定しやすいです
スイッチはロックができ子どもがいじっても安心
スイッチはロック機能があるので、走行中に子どもが勝手にいじって走行モードが変わってしまうなどの誤作動を防ぐことができます。
小型でスタイリッシュなデザインです
後方スタンドに出っ張りがあり足をかけやすい
後方スタンドには出っ張りがあるので、ここを踏むことでラクにスタンドを立てることができます。
初心者でも足をかける位置がわかりやすいのはいいですね
前カゴの底は網状ではないので物が落ちにくい
前カゴは底の部分が網状ではなくふさがれているので、物が下に落ちにくいです。
樹脂製のため、自転車が倒れたときに割れやすいので注意しましょう
シートが樹脂製なので濡れても拭き取りやすい
シートも樹脂製でクッションはついていないため、雨で濡れたときも拭き取りやすくなっています。
惜しいポイントは?
前シートを付けた場合に、子どもの頭が視界に入る
後ろシートだけを使用の時には不便さを感じませんが、前シートを付けた際には上のほうに設置されるため、子どもを乗せるとママの視界が狭くなることも。
座高が低い、身長が低い人は気にかけておくとよさそうです。
パナソニック「ギュット・クルームR・EX」
- パナソニックギュット・クルームR・EX
- 実勢価格: ¥165,800〜
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- 走りやすさ&アシスト力
- 子どもの乗せ降ろしのしやすさ
- 使いやすさ
A評価のパナソニック「ギュット・クルームR・EX」は、付属の電子キーが便利。かばんに入れたまま電源を入れれば後輪サークル錠が自動で解錠されるため、鍵を解錠するためしゃがむ必要がありません。
- おすすめポイント
-
- 方向転換がスムーズで坂道もラク
- 前シートの子どもの頭が邪魔にならない
- 前後シートともサンシェードが付いている
- がっかりポイント
-
- 前カゴに小さいものを入れにくい
- サイズ
- 全長1880×全幅580mm
- 重量
- 31.1kg
- カラー
- 7色
- 変速機
- 3段変速
- 乗車適応身長
- 142cm以上(幼児2人同乗の場合は155cm以上)
- チャイルドシート位置
- 後ろ
- タイヤ径
- 20インチ
- 走行距離
- 最長86km
- バッテリー容量
- 16Ah
- 充電時間
- 5時間
- 型番
- BE-FRE033G
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
パナソニック
クルームフロントシート
実勢価格:3万5200円
おすすめポイントは?
走りやすくカーブでもスムーズ
ママモニターさんは「走りやすくて方向転換もしやすいです。3台の中で1番乗りやすいかも」と高評価でした。
パワフルさは他社とほぼ同じです
坂道でもパワーを感じラクに上れる
坂道を上っているときもパワーを感じ、安定感があります。
ハンドリングが軽いのに、フラフラすることはありません
サンシェード付きで日差しから守ってくれる
シートにはサンシェードを標準装備しているので、日差しから子どもを守ってくれます。また、シートが広めなので、子どもが乗せやすいと好評でした。
前シートに座った子どもの頭が視界の邪魔になりにくい
前シートは下のほうに設置されるため、子どもの頭でママさんの視界が塞がれることがありません。
シートベルトを止める場所が2箇所あり安心感がある
ベルトのバックルは、股の部分のほか胸の部分でも止める仕様なので、安心感があります。
スイッチが大きく押しやすく見やすい
液晶スイッチはボタンが大きいので押しやすく、文字も大きいので見やすいです。
後ろスタンドに足をかけやすい
スタンドには出っ張りが付いているので、足を乗せやすいです。
スタンドも起こしやすかったです。
暗くなるとテールライトが自動で光る
後ろのテールライトは暗くなると自動で点滅するので、夜でも安全に運転できます。
太陽光で充電するので、電池も不要です。
惜しいポイントは?
後ろシートは左側からしか乗せられない
後ろシートのグリップバーは左側だけが外れる仕様のため、子どもが右側から乗ることができません。
前カゴの底が網状なので物が落ちないか不安
前カゴの底には穴が開いているので、小さいものを入れたときに落ちてしまう心配があります。
前シートにヒザが当たりやすい
前シートをつけるとサドルとの間が狭まるため、特に男性が乗ったときはヒザが前シートに当たることがあります。
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」
- ブリヂストンビッケ モブ dd
- 実勢価格: ¥152,900〜
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- 走りやすさ&アシスト力
- 子どもの乗せ降ろしのしやすさ
- 使いやすさ
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」は、1回の充電で最長180kmも走れるのが魅力。またタイヤが24型で大きいので、段差を乗り上げる怖さも軽減できます。
- おすすめポイント
-
- バッテリーの充電回数を減らせる
- 段差を乗り越えやすい
- ハンドルロックが手動でできる
- がっかりポイント
-
- アシストがワンテンポ遅れてくる印象
- 前シートに子どもを乗せると前が見えにくい
- サイズ
- 全長1810×全幅580mm
- 重量
- 33.5kg
- カラー
- 5色
- 変速機
- 3段変速
- 乗車適応身長
- 142cm以上(幼児2人同乗の場合は152cm以上)
- チャイルドシート位置
- 後ろ
- タイヤ径
- 前:24インチ、 後ろ:20インチ
- 走行距離
- 最長180km
- バッテリー容量
- 14.3Ah相当
- 充電時間
- 4.1時間(約)
- 型番
- BM0B44 E.XBKブルーグレー
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
ブリヂストン
フロントチャイルドシートセット(クッション付き)
実勢価格:2万4000円
おすすめポイントは?
前タイヤが大きく段差を乗り越えやすい
前タイヤが24型と大きいため、段差を乗り越えやすいです。
車道から歩道の段差に乗るときにグラついて怖い思いをしたことがある人におすすめです
スイッチがシンプル形状でわかりやすい
スイッチはシンプルな形状。バッテリー残量を示す数字が大きいので見やすいです。
チェーンがベルト式なので油をさす必要がない
チェーンは金属ではなくカーボンベルトなので、油を差す手間は不要です。
錆びる心配も無用です
走りながら自動充電するので、1充電での走行距離が長め
走っている間にモーターが発動して自動で充電されます。最長走行距離はなんと180kmもあるので、充電の手間が減らせます。
ハンドルロックが手動式なのでハンドルを回しやすい
スタンドを上げてもハンドルはロックされず、ハンドル右側の操作レバーを押し下げてロックします。スタンドを上げてからでもハンドルを回転させることができるのは便利です。
惜しいポイントは?
アシストが若干遅れるので坂道の踏み出しでフラつくことがある
アシスト力に少しクセがあり、ワンテンポ遅れて補助してくれる感じがします。
直進するときは軽いこぎ心地ですが、曲がるときは若干フラつくこともあります
シートはクッション付きなので濡れないよう注意する必要がある
前後シートともクッション付きですが、雨に濡れたら水が染みてしまうのは気になります。
前シートに乗せた子どもの頭で視界が狭くなる
前シートの位置が高いため、子どもを乗せると走行中は前方の視界が狭くなります。
【新製品ジャッジのまとめ】
以上、電動アシスト自転車のおすすめランキングでした。
同じ子ども乗せタイプ電動アシスト自転車でも、各社の創意工夫を感じられ良し悪しを比較することができました。
ヤマハ「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」はスムーズなアシスト力、パナソニック「ギュット・クルームR・EX」はラクに解錠できる電子キー、ブリヂストン「ビッケ モブ dd」は段差の乗り越えやすさが魅力的です。
どれを選んでも、子どもの送り迎えにしっかり使えるでしょう。
ヤマハはアシスト力、安定感が優秀でふらつきにくく、スイッとナチュラルに走ってくれます
走らせたときの安定性はもちろん、ハンドルの持ちやすさやシートの座り心地について違いを知ることができてよかったです
自転車に子どもを2人乗せて走るお母さんにとって、電動アシスト機能は平らな道でも坂道でも必要不可欠ということがよくわかりました
走りやすく使い勝手もいいヤマハが最もおすすめ!
ヤマハ
PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)
実勢価格:17万8200円
ヤマハ「PAS Babby un SP(パス バビー アン スーパー)」は、平坦な道も坂道も上りやすく、子どもを乗せるシートをはじめ各アクセサリーも使いやすかったです。
型落ちタイプのランキングもご紹介
こちらは過去に本サイトで行ったランキングです。
ヤマハ「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」
- ヤマハAS Babby un SP coord
- 実勢価格: ¥166,100〜
※リンク先は色違いの商品ページを含みます
- 走りやすさ&アシスト力
- 子どもの乗せ降ろしのしやすさ
- 使いやすさ
A+評価でベストバイを獲得したのは、ヤマハ「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」です。
アシスト力の感触がスムーズで装備も使いやすく、電動アシスト自転車を初めて買う人にピッタリです。
- おすすめポイント
-
- 発進時のショックがなく怖さがない
- スタンドが立てやすい
- がっかりポイント
-
- ベルトを毎回伸ばす必要がある
- 子どもがベルを勝手に鳴らしやすい
- 全長
- 1785mm
- 全幅
- 580mm
- 重量
- 32.7kg
- 変速機
- 内装3段
- 乗車適応身長
- 144cm以上(幼児2人同乗の場合は149cm以上)
- 走行距離
- 最長75km
- バッテリー容量
- 15.4Ah
- 充電時間
- 約4時間
- タイヤ径
- 20型
- チャイルドシート位置
- 後ろ
- 型番
- PA20BSPR_23 アンティークレッド
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
グランディア
フロントベビーシート FBC-017DX(OGK)
実勢価格:1万6980円
電動アシストのシステムがとても優秀です
子どものベルトのバックルは磁石で留めるタイプなので、装着がラクです
おすすめポイントは?
発進時のアシスト力がスムーズで安心感がある
発進時に「グッ」と押されるショック感が少なく、「スーッ」とスムーズに押される感じなので、安心感があります。
チャイルドシート(前)にヒザがぶつかりにくい
チャイルドシート(前)を使わないときは前に倒しておけるので、走行時にヒザがぶつかりにくいです。
フロントバスケットは板状で物が落ちにくい
フロントバスケットの底は網状ではなく板状なので、小物を入れても落としにくいです。
スタンドを足裏で踏み込みやすい
スタンドは左右に大きな出っ張りがある形状なので、足裏で踏み込みやすいです。軽い力で立てられるとモニター評価も高かったです。
スタンドを立てると自動でハンドルがロックされる
スタンドを立てると自動でハンドルがロックされ安定するので、安心して子どもを乗せ降ろしできます。
子ども2人が乗っている場合は、先に前側のチャイルドシートに乗っている子どもを降ろし、次に後ろ側のチャイルドシートに乗っている子どもを降ろすようにしてください。
また万が一自転車が倒れそうになっても、すぐに手で支えられる位置に立つようにしてください。
チャイルドシート(後ろ)に小物を入れられる
チャイルドシート(後ろ)の後方にはカバー付きの背面ポケットがあり、子どもの靴などを入れられます。
ソーラーテールランプが自動点滅するので安心
後ろのソーラーテールランプは、運転時の振動を感知して自動的に点滅してくれるので、夜の走行時に安心感があります。
惜しいポイントは?
子どもが勝手にベルを鳴らせちゃう位置にある
ベルは親指で動かすタイプなので、チャイルドシート(前)に乗った子どもがベルに触りやすく、勝手に鳴らしてしまう可能性があるので注意です。
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」
- ブリヂストンビッケ モブ dd
- 実勢価格: ¥160,000〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
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- 走りやすさ&アシスト力
- 子どもの乗せ降ろしのしやすさ
- 使いやすさ
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」は目的地までが遠くて長時間乗る人や、段差やガタガタ道が多い場所に向いています。
始めはアシスト力に少々驚くかと思いますが、電動アシスト自転車に慣れてくるほど「これに決めてよかった」と思えるはずです。
- おすすめポイント
-
- 前タイヤが大きいので、段差を乗り越えやすい
- ハンドルの幅が広いので、男性でも走りやすい
- がっかりポイント
-
- グイッと感じるアシスト力は、初心者には少し怖いと感じるかも
- 前カゴの下にすき間があり、小物を落としやすい
- サイズ
- 全長1810×全幅580mm
- 変速機
- 内装3段
- 乗車適応身長
- 142cm以上(幼児2人同乗の場合は152cm以上)
- 型番
- BM0B43
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
フロントチャイルドシートセット(モブ・グリ用)
実勢価格:2万4000円
扱っている自転車屋さんが多いので、不具合があったときに対応してもらいやすいです
ベルがハンドル内蔵なので、子どもが勝手に鳴らさないのはありがたいです
おすすめポイントは?
前タイヤが大きいので段差を乗り越えやすい
前タイヤは24インチと大きいので(後ろタイヤは20インチ)、安定して走ることができます。
また段差も乗り越えやすいです(写真右がビッケ モブ dd)。
チャイルドシート(前)の重心が安定しているので、走行中にブレにくい
オプションのチャイルドシート(前)は、子どもが乗ったときに重心が前にくる設計になっているため、安定した走行ができます。
走りながら自動充電されるので、走行距離が長め
走行中にペダルを止めたり左ブレーキをかけたりすると、前輪モーターが発電して自動で充電されます。
1充電あたり最長で180kmも走れるので(メーカー調べ)、充電回数を減らせます。
バッテリーは残量ランプ付きで、充電状況がわかりやすい
バッテリーに残量ランプが付いているので、充電時に状況がわかりやすいです。
ハンドルの幅が広いので、男性でも走行しやすい
ハンドルの幅は他社製品より広く、肩幅が広い男性でも縮こまることがありません。
パパさんが乗ることもあるなら重視したい点です。
チャイルドシート(後ろ)に子どもを乗せ降ろししやすい
チャイルドシート(後ろ)は低めでグリップも片方外せるので、子どもの乗せ降ろしがしやすいです。
2カ所を装着するベルトも取り付けがしやすいです。
ハンドルロックが手動なので、自分の意志でロックできる
右ハンドルに付いているレバーを操作したときに、ハンドルをロックできます。
スタンドを立ててもハンドルが自動ロックされず、ハンドルを回すことができるため、駐輪後に移動したいときなどは自由に動かしやすいです。
パネルは数字が見やすく押しやすい
充電残量の数字が大きめで見やすく、ボタンもライトと電源/モード切替の2つだけなので、操作時に迷いにくいです。
また横のハンドルはグリップ式ベルが内蔵されているので、子どもが遊んでベルを鳴らすことがありません。
ベルトチェーンなので、サビつく心配がない
チェーンが金属製ではなく高強度なベルトなので、サビついたり手が触れたときに汚れたりする心配がありません。
惜しいポイントは?
前カゴが網状なので小物を落としやすい
広い前カゴ付きで、前後に子どもを乗せたうえで荷物も入れられるのは便利。
ただ網状で目が広めなため、小物を入れると落としやすいです。カバーをプラスで購入するのもあり。
スタンドを出すときにサドルの後ろを持ちにくい
停車してスタンドを出すときにサドルの後ろを持ちますが、この部分は補強がなされておらずやわらかいままなので少し持ちにくいです。
チャイルドシート内のクッションに雨が染み込みやすい
雨が降るとチャイルドシート内のクッションに染み込み、軽く拭いただけでは取り除けません。カバーを付けておく必要があります。
パナソニック「ギュット・クルームF・DX」
- パナソニックギュット・クルームF・DX
- 実勢価格: ¥148,500〜
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- 走りやすさ&アシスト力
- 子どもの乗せ降ろしのしやすさ
- 使いやすさ
パナソニック「ギュット・クルームF・DX」はチャイルドシート(前)での子どもの乗せ降ろしがとてもしやすく、キーレスで解錠できる機能も魅力です。
- おすすめポイント
-
- チャイルドシートが前後とも使いやすい
- 鍵を差し込まなくても解錠できる
- がっかりポイント
-
- チャイルドシート(前)がヒザに当たるかも
- 発進時の独特な引っ張られる感が気になるかも
- サイズ
- 全長1795×全幅580mm
- 重量
- 30.1kg
- カラー
- 6色
- 変速機
- 3段変速
- 乗車適応身長
- 142cm以上(幼児2人同乗の場合は155cm以上)
- チャイルドシート位置
- 前
- タイヤ径
- 20インチ
- 走行距離
- 最長86km
- バッテリー容量
- 16.0Ah
- 充電時間
- 5時間(約)
- 型番
- BE-FHD031N
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
クルームリヤシート
実勢価格:3万3300円
レインカバーを付けるようになると、サンシェードは不要になるかもしれません
サドルが大きくやわらかいので、長時間乗ってもお尻が痛くなりにくそうです
おすすめポイントは?
アシスト力が強く風も遮ってくれる感じがする
ペダルを踏むと、グッと補助してくれる感じがあります。ハンドルは軽くて動かしやすく、チャイルドシート(前)が大きめなためか風を遮ってくれる感じもあります。
チャイルドシート(前)が広くて乗せ降ろしがしやすい
チャイルドシート(前)は長めなので、子どもを乗せるときに足を入れやすいです。
シートベルトが付けやすくてしっかりしている
チャイルドシートはベビー用品で有名なコンビ製。シートベルトの差し込みタングがバックルに入れやすく、しっかりしています。
チャイルドシート(前)にはサンシェードとメッシュフットカバー付き
チャイルドシート(前)にはサンシェードとメッシュフットカバーが付いています。冬には寒さ対策のため毛布をかけて走れます。
チャイルドシートにはサンシェード付き
チャイルドシート(後ろ)にはサンシェードが付いているので、日差しを遮ってくれます。
チャイルドシート(後ろ)も乗せ降ろしがしやすい
チャイルドシート(後ろ)が低めの位置にあり広めなので、乗せ降ろしがしやすいです。
子どもが少し大きくなると自分で乗り降りもできる高さですが、危険防止のため大人が目を離さないようにしましょう。
チャイルドシートが雨に濡れても拭き取ればすぐ使える
チャイルドシートの座面は樹脂製なので、雨が降って濡れても拭き取ればすぐに使えます。
鍵を持っているだけで解錠できるのが便利
キーレスエントリー方式なので鍵穴に差し込む必要はなく、電子キーを持っているだけで電動アシストの電源ボタンを押せば自動解錠されます(施錠は手動)。
ただスペアは実勢価格が約6000円なので、お父さん用に買い足したり、なくしたときに買い替えたりするときは高くつきます。
スタンドを踏むときにサドルを持ちやすい
スタンドを踏んで立てるときにサドルの後ろを持ちますが、この場所が補強されているため持ちやすいです。
惜しいポイントは?
走行時にチャイルドシート(前)にヒザが当たりやすい
チャイルドシート(前)が大きめなためか、人によっては走行時にヒザが当たることがあります。
発進時のグンッというアシスト力は少し怖い
発進時に「引っ張ってもらえる」アシスト感があるのですが、初心者には少し怖さを感じます。
ベルト留めが2カ所あり装着時はやや面倒
チャイルドシートのベルトは下部のバックルのほか、上部のチェストグリップも留める必要があります。
安心感はあるものの、毎回2カ所を留めるのはやや面倒に感じます。
走っているときもこぎやすく、前方をしっかり見ることができます