電動アシスト自転車は子育ての必須アイテム!
市場の拡大を続ける電動アシスト自転車。スポーツタイプだけでなく子ども乗せタイプも多く登場し、いまでは子育てアイテムのマストツールとなっています。
ちなみに、子どもをアシスト機能のない自転車に乗せた場合、車体と自分の体重を含めると100kg近くになることもザラだって知ってました?
俗にいう「ママチャリ」だと、子どもや荷物を乗せると重さで速度も出しづらく、発進時や坂道などふらついてしまうこともあるんです。
その点、アシスト付きの電動自転車ならこぐ力の最大2倍の力で走りを助けてくれます。
坂道も降りずに上りやすく、低重心で走りもふらつきにくいので、送り迎えも買い物も劇的にラクになるんです。
電動アシスト自転車ってどういうものなの?
そもそも電動アシストとは?
電動アシストとは、モーターで走行をサポートする機能のこと。
道路交通法上、電動アシストは時速10km未満のときに、人力の2倍ほどの力で補助してくれます。
時速10km以上でアシストは徐々に弱まり、時速24kmでは補助がなくなります。
安全に乗るためにヘルメットが必須に!?
電動アシスト自転車に限らず、道路交通法の一部改正により、すべての自転車利用者に対して自転車の乗車用ヘルメットの着用努力義務が課されることになりました。
自転車に乗るときは、子どもだけでなく大人も、命を守る乗車用ヘルメットを積極的にかぶるようにしましょう。
電動アシスト自転車の選び方は?
子ども乗せタイプの電動アシスト自転車には、前乗せと後ろ乗せの2タイプがあります。
追加でチャイルドシートを取り付けることで、3人乗りができる製品もあります。
それぞれの特徴を押さえておきましょう。
前乗せタイプ:子どもが視界に入り安心感がある
子ども前乗せタイプは乗車中も子どもが視界に入るため、安心感があります。
また、車体前方が重くなることで安定感もアップ。
ただし子どもが成長したら、後ろ乗せに変えなければいけません。
3人乗りにするなら、リア用シートをリアキャリア部分に装着します。
【前乗せの目安】
年齢:1~4歳未満
体重:15kg未満
身長:100cm以下(※)
※ヤマハは「体重:15kg以下/身長:100cm以下」、パナソニックは「年齢:1~4歳未満/体重:15kg以下/身長:100cm以下」、ブリヂストンは「年齢:1~4歳未満/体重:15kg以下/身長:100cm以下」が目安です。
【前乗せのメリット】
- 子どもを見守りながら運転できる
- 拡張しても運転しやすい
- 意外にフラつきにくい
【前乗せのデメリット】
- 子どもが成長したら後ろにシートが必要
- プラスでカゴを付けないと荷物が運びにくい
後ろ乗せタイプ:子どもの乗せ降ろしがラク
子ども後ろ乗せタイプはハンドル操作が軽く、前乗せシートより位置が低いために乗せ降ろしもラク。
ただ乗車中に子どもが視界に入らないので、走行中は子どもへの注意が必要です。
長く使いたいという人は、前乗せタイプより後ろ乗せタイプがおすすめです。
3人乗りにするなら、フロント用シートをハンドル部に装着します。
ハンドルとサドル間が狭くなるので注意しましょう。
【後ろ乗せの目安】
年齢:1~6歳未満
体重:22kg未満
身長:115cm以下(※)
※ヤマハは「体重:22kg以下/身長:115cm以下」、パナソニックは「年齢:1歳〜6歳未満/体重:22kg以下/身長:115cm以下」、ブリヂストンは「年齢:2歳〜小学校就学の始期/体重:8~22kg/身長:70~115cm」が目安です。
【後ろ乗せのメリット】
- カゴ付きで買い物などでも使いやすい
- 普通のママチャリと同じ感覚で乗れる
- 子どもの乗せ降ろしがラク
【後ろ乗せのデメリット】
- 子どもに目が届きにくくなってしまう
- 3人乗りだと少し窮屈になる
前後乗せタイプ:2人の子どもを同時に乗せられる
前乗せ、後ろ乗せタイプでも、オプションのチャイルドシートを装着すれば前後乗せタイプに変えることができる製品(幼児2人同乗基準適合車モデル)もあります。
子どもが多い家庭に便利です(写真は後ろ乗せの「ビッケ モブ dd」にフロントチャイルドシートをオプション装着したもの)。
人気&最新電動アシスト自転車を比較テスト!
電動アシスト自転車を1度購入したら、なかなか買い替えるのは大変ですよね。
子供の人数や成長によってはチャイルドシートをカスタムしていくことが想定されます。
そこで今回は前後にチャイルドシートがついた状態でテストを実施。
子どもを前だけに乗せる、後ろだけに乗せる、前後両方に乗せるの3パターンで走行して、チャイルドシートへの乗せ降ろしのしやすさや走りやすさを検証しました。
また、スイッチやスタンドの使いやすさや汚れやすさなども総合的にチェックしました。
電動自転車に詳しい識者と2児の子を持つママさんにも乗車してもらい、コメントをいただきました。
テスト項目1:走りやすさ&アシスト力(50点)
前後乗せ、前乗せ、後ろ乗せ、乗せていないときのこぎやすさや乗り心地、アシスト力をジャッジしました。
テスト項目2:子どもの乗せ降ろしのしやすさ(30点)
前後のチャイルドシートに、実際に子どもを乗せ降ろししてテスト。子どもの乗せ降ろし時のラクさや、ベルトのかけやすさなどを比べました。
テスト項目3:使いやすさ(20点)
駐輪場などから出すことなどを想定して、アシストオフ時の動かしやすさをチェック。
スタンドやベルの使いやすさ、掃除のしやすさも合わせてテストしました。
以上、3つのポイントを合わせて総合結果が決定。
ママさんもパパさんも子どもも乗りやすい電動アシスト自転車を紹介します。
最新電動アシスト自転車のおすすめ1位は?
ヤマハ「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」
ヤマハ
PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)
実勢価格:17万9300円
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
グランディア フロントベビーシート FBC-017DX(OGK)
実勢価格:1万6980円
サイズ:全長1785×全幅580mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:144cm以上(幼児2人同乗の場合は149cm以上)
チャイルド シート位置 |
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
後ろ | 20型 | 32.7kg | 最長75km | 15.4Ah | 約4時間 |
▼評価
合計 | 走りやすさ& アシスト力 |
子どもの 乗せ降ろしのしやすさ |
使いやすさ |
88/100点 | 45/50点 | 23/30点 | 20/20点 |
A+評価でベストバイを獲得したのは、ヤマハ「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」です。
アシスト力の感触がスムーズで装備も使いやすく、電動アシスト自転車を初めて買う人にピッタリです。
◎おすすめポイント
- 発進時のショックがなく怖さがない
- スタンドが立てやすい
△ここが惜しい!
- ベルトを毎回伸ばす必要がある
- 子どもがベルを勝手に鳴らしやすい
子どものベルトのバックルは磁石で留めるタイプなので、装着がラクです
おすすめポイント
発進時のアシスト力がスムーズで安心感がある
発進時に「グッ」と押されるショック感が少なく、「スーッ」とスムーズに押される感じなので、安心感があります。
チャイルドシート(前)にヒザがぶつかりにくい
チャイルドシート(前)を使わないときは前に倒しておけるので、走行時にヒザがぶつかりにくいです。
フロントバスケットは板状で物が落ちにくい
フロントバスケットの底は網状ではなく板状なので、小物を入れても落としにくいです。
スタンドを足裏で踏み込みやすい
スタンドは左右に大きな出っ張りがある形状なので、足裏で踏み込みやすいです。軽い力で立てられるとモニター評価も高かったです。
スタンドを立てると自動でハンドルがロックされる
スタンドを立てると自動でハンドルがロックされ安定するので、安心して子どもを乗せ降ろしできます。
子ども2人が乗っている場合は、先に前側のチャイルドシートに乗っている子どもを降ろし、次に後ろ側のチャイルドシートに乗っている子どもを降ろすようにしてください。
また万が一自転車が倒れそうになっても、すぐに手で支えられる位置に立つようにしてください。
チャイルドシート(後ろ)に小物を入れられる
チャイルドシート(後ろ)の後方にはカバー付きの背面ポケットがあり、子どもの靴などを入れられます。
ソーラーテールランプが自動点滅するので安心
後ろのソーラーテールランプは、運転時の振動を感知して自動的に点滅してくれるので、夜の走行時に安心感があります。
惜しいポイント
子どもが勝手にベルを鳴らせちゃう位置にある
ベルは親指で動かすタイプなので、チャイルドシート(前)に乗った子どもがベルに触りやすく、勝手に鳴らしてしまう可能性があるので注意です。
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」
ブリヂストン
ビッケ モブ dd
実勢価格:19万5000円
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
フロントチャイルドシートセット(モブ・グリ用)
実勢価格:2万4000円
サイズ:全長1810×全幅580mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合は152cm以上)
チャイルド シート位置 |
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
後ろ | 24型(前)/20型(後ろ) | 33.5kg | 最長180km | 14.3Ah相当 | 約4時間10分 |
総合評価:A
▼評価
合計 | 走りやすさ& アシスト力 |
子どもの 乗せ降ろしのしやすさ |
使いやすさ |
83/100点 | 45/50点 | 23/30点 | 15/20点 |
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」は目的地までが遠くて長時間乗る人や、段差やガタガタ道が多い場所に向いています。
始めはアシスト力に少々驚くかと思いますが、電動アシスト自転車に慣れてくるほど「これに決めてよかった」と思えるはずです。
◎おすすめポイント
- 前タイヤが大きいので、段差を乗り越えやすい
- ハンドルの幅が広いので、男性でも走りやすい
△ここが惜しい!
- グイッと感じるアシスト力は、初心者には少し怖いと感じるかも
- 前カゴの下にすき間があり、小物を落としやすい
扱っている自転車屋さんが多いので、不具合があったときに対応してもらいやすいです
ベルがハンドル内蔵なので、子どもが勝手に鳴らさないのはありがたいです
おすすめポイント
前タイヤが大きいので段差を乗り越えやすい
前タイヤは24インチと大きいので(後ろタイヤは20インチ)、安定して走ることができます。
また段差も乗り越えやすいです(写真右がビッケ モブ dd)。
チャイルドシート(前)の重心が安定しているので、走行中にブレにくい
オプションのチャイルドシート(前)は、子どもが乗ったときに重心が前にくる設計になっているため、安定した走行ができます。
走りながら自動充電されるので、走行距離が長め
走行中にペダルを止めたり左ブレーキをかけたりすると、前輪モーターが発電して自動で充電されます。
1充電あたり最長で180kmも走れるので(メーカー調べ)、充電回数を減らせます。
バッテリーは残量ランプ付きで、充電状況がわかりやすい
バッテリーに残量ランプが付いているので、充電時に状況がわかりやすいです。
ハンドルの幅が広いので、男性でも走行しやすい
ハンドルの幅は他社製品より広く、肩幅が広い男性でも縮こまることがありません。
パパさんが乗ることもあるなら重視したい点です。
チャイルドシート(後ろ)に子どもを乗せ降ろししやすい
チャイルドシート(後ろ)は低めでグリップも片方外せるので、子どもの乗せ降ろしがしやすいです。
2カ所を装着するベルトも取り付けがしやすいです。
ハンドルロックが手動なので、自分の意志でロックできる
右ハンドルに付いているレバーを操作したときに、ハンドルをロックできます。
スタンドを立ててもハンドルが自動ロックされず、ハンドルを回すことができるため、駐輪後に移動したいときなどは自由に動かしやすいです。
パネルは数字が見やすく押しやすい
充電残量の数字が大きめで見やすく、ボタンもライトと電源/モード切替の2つだけなので、操作時に迷いにくいです。
また横のハンドルはグリップ式ベルが内蔵されているので、子どもが遊んでベルを鳴らすことがありません。
ベルトチェーンなので、サビつく心配がない
チェーンが金属製ではなく高強度なベルトなので、サビついたり手が触れたときに汚れたりする心配がありません。
惜しいポイント
前カゴが網状なので小物を落としやすい
広い前カゴ付きで、前後に子どもを乗せたうえで荷物も入れられるのは便利。
ただ網状で目が広めなため、小物を入れると落としやすいです。
カバーをプラスで購入するのもあり。
スタンドを出すときにサドルの後ろを持ちにくい
停車してスタンドを出すときにサドルの後ろを持ちますが、この部分は補強がなされておらずやわらかいままなので少し持ちにくいです。
チャイルドシート内のクッションに雨が染み込みやすい
雨が降るとチャイルドシート内のクッションに染み込み、軽く拭いただけでは取り除けません。
カバーを付けておく必要があります。
パナソニック「ギュット・クルーム・DX」
パナソニック
ギュット・クルーム・DX
実勢価格:18万円
※検証時は以下チャイルドシートを装着しました。
クルームリヤシート
実勢価格:3万3300円
サイズ:全長1795×全幅590mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(幼児2人同乗の場合は154cm以上)
チャイルド シート位置 |
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
前 | 20型 | 31.9kg | 最長約86km | 16.0Ah | 約4.5時間 |
総合評価:A
▼評価
合計 | 走りやすさ& アシスト力 |
子どもの 乗せ降ろしのしやすさ |
使いやすさ |
82/100点 | 40/50点 | 25/30点 | 17/20点 |
パナソニック「ギュット・クルーム・DX」はチャイルドシート(前)での子どもの乗せ降ろしがとてもしやすく、キーレスで解錠できる機能も魅力です。
◎おすすめポイント
- チャイルドシートが前後とも使いやすい
- 鍵を差し込まなくても解錠できる
△ここが惜しい!
- チャイルドシート(前)がヒザに当たるかも
- 発進時の独特な引っ張られる感が気になるかも
レインカバーを付けるようになると、サンシェードは不要になるかもしれません
サドルが大きくやわらかいので、長時間乗ってもお尻が痛くなりにくそうです
おすすめポイント
アシスト力が強く風も遮ってくれる感じがする
ペダルを踏むと、グッと補助してくれる感じがあります。
ハンドルは軽くて動かしやすく、チャイルドシート(前)が大きめなためか風を遮ってくれる感じもあります。
チャイルドシート(前)が広くて乗せ降ろしがしやすい
チャイルドシート(前)は長めなので、子どもを乗せるときに足を入れやすいです。
シートベルトが付けやすくてしっかりしている
チャイルドシートはベビー用品で有名なコンビ製。
シートベルトの差し込みタングがバックルに入れやすく、しっかりしています。
チャイルドシート(前)にはサンシェードとメッシュフットカバー付き
チャイルドシート(前)にはサンシェードとメッシュフットカバーが付いています。
冬には寒さ対策のため毛布をかけて走れます。
チャイルドシートにはサンシェード付き
チャイルドシート(後ろ)にはサンシェードが付いているので、日差しを遮ってくれます。
チャイルドシート(後ろ)も乗せ降ろしがしやすい
チャイルドシート(後ろ)が低めの位置にあり広めなので、乗せ降ろしがしやすいです。
子どもが少し大きくなると自分で乗り降りもできる高さですが、危険防止のため大人が目を離さないようにしましょう。
チャイルドシートが雨に濡れても拭き取ればすぐ使える
チャイルドシートの座面は樹脂製なので、雨が降って濡れても拭き取ればすぐに使えます。
鍵を持っているだけで解錠できるのが便利
キーレスエントリー方式なので鍵穴に差し込む必要はなく、電子キーを持っているだけで電動アシストの電源ボタンを押せば自動解錠されます(施錠は手動)。
ただスペアは実勢価格が約6000円なので、お父さん用に買い足したり、なくしたときに買い替えたりするときは高くつきます。
スタンドを踏むときにサドルを持ちやすい
スタンドを踏んで立てるときにサドルの後ろを持ちますが、この場所が補強されているため持ちやすいです。
惜しいポイント
走行時にチャイルドシート(前)にヒザが当たりやすい
チャイルドシート(前)が大きめなためか、人によっては走行時にヒザが当たることがあります。
発進時のグンッというアシスト力は少し怖い
発進時に「引っ張ってもらえる」アシスト感があるのですが、初心者には少し怖さを感じます。
ベルト留めが2カ所あり装着時はやや面倒
チャイルドシートのベルトは下部のバックルのほか、上部のチェストグリップも留める必要があります。
安心感はあるものの、毎回2カ所を留めるのはやや面倒に感じます。
【新製品ジャッジのまとめ】
以上、電動アシスト自転車のおすすめランキングでした。
3製品はいずれも長く電動アシスト自転車を発売している有名メーカー製ということもあり、今回はかなり甲乙つけがたかったです。
どれを選んでも後悔はないと思われますが、その中でもおすすめできる人の傾向が見えてきました。
どのメーカーも一長一短があります。個人的には、シートベルトの着脱が簡単にできるものを推したいです
子どもを前後に乗せるならブリヂストン、子どもを前に乗せるならパナソニック、走行はヤマハがいいなと思いました
特に初心者におすすめなヤマハ
ヤマハ
PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)
ヤマハ「PAS Babby un SP coord.(パス バビー アン スーパー コーデ)」は発進時のアシスト力がスムーズでグッと押される感覚がなく、電動アシスト自転車に初めて乗る人におすすめできます。
そのほかブリヂストン「ビッケ モブ dd」は長距離や段差のある場所を走る人に、パナソニック「ギュット・クルーム・DX」は前シートを重視する人におすすめできます。
3製品の評価はわずかな差。自分や子どもに合ったものを選ぶといいでしょう。
型落ちタイプのランキングもご紹介
※こちらは過去にMONOQLO(2021年11月号)で行ったランキングです。テスト方式および評価基準が異なりますのでご注意ください。
後ろ乗せタイプのランキング
ヤマハ「PAS Babby un SP(リヤチャイルドシート標準装備モデル)」
ヤマハ発動機
PAS Babby un SP
(リヤチャイルドシート標準装備モデル)
実勢価格:15万6200円
サイズ:全長1765×全幅580mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは146cm~)
鍵:ディンプルキー式 1キー2ロック
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 32.9kg | 58km(※) | 15.4Ah | 4時間 |
(※)「スマートパワーモード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:A+
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
90.5/100点 | 30/40点 | 27/30点 | 19/20点 | 8.5/10点 |
後ろ乗せタイプで見事ベストバイに輝いたのはヤマハ発動機「PAS Babby un SP」でした。
雑誌『MONOQLO』恒例の電動アシスト自転車テストで、ヤマハのアシスト性能は折り紙つき。今回も重い荷物を載せて走りましたが、平坦路も坂道も、自然な姿勢のままで軽快にペダルを回せて、体や脚への負担が少ないことを実感しました。
毎日送り迎えすることを考えると、このラクすぎる走りはヤミツキになるレベル。1位を獲得するのも納得の実力です。
【アシスト】軽いギアでも坂道での快適なアシストを体感!
検証では15kgの重りを載せて坂道を走りましたが、3速の重いギアでも姿勢が崩れずにラクラク上りきることができました。
ペダルを優しく踏み込めば軽めに、強く踏み込めばパワフルにアシストしてくれます。ハンドルがブレずに漕ぎ出しやすいのも高評価でした。
【乗り心地】極厚タイヤで安定しやすくブレーキの利きもバッチリ
タイヤ幅は約5.3cmで、ママチャリなどの一般的なシティサイクルより太め。段差や未舗装路でもふらつきにくく、安定感があります。
ブレーキの利きもバツグン。車体、運転者、重りで総重量100kg超えでもしっかり減速しました。
重い荷物を載せてもしっかり止まれるのが安心です。
【チャイルドシート】包むガードや自立式バックルで安心感と使いやすさを両立!
ヘッドレストは、子どもの成長に合わせてヘッドの高さが調整可能。素材は水が染み込みにくく、雨で濡れてもサッと拭き取れます。子どもの頭部を270度包み込むヘッドレストと足の前後を保護するフットレストで、安心感のあるガード性能です。
ベルトのバックルが自立して座面から離れているので子どもを座らせやすく、ベルトを留めるのもラクです。
雨天時に手持ちのタオルやハンカチで拭けるのは便利!
【使いやすさ】メーターやハンドルロックなど基本機能が使いやすい!
ファンクションメーターは電源オフ時の走行モードも記録しているので、次に乗る際も走行モードは変わらず、スムーズに出発できます。液晶が大きく、時刻もわかります。
スタンドも幅が広くて使いやすく、立てると同時にハンドルが半固定されます。荷物が多いときでも、子どもを安心して乗せ降ろしできます。細かな工夫で使い勝手も優秀です。
子供を乗せた時の安心感が段違いです!
ヤマハのアシストへのこだわりは強く、ペダルを漕ぐ力、車体のスピード、ペダルが回るスピードを感知する3つのセンサーを搭載。実際に乗ってみると「スイスイ」の本当の意味が実感できるほど快適で、専門家も「誰もが乗りやすいを考え抜いているのがわかる」とベタ褒めでした。
また、バッテリーは15.4Ahと大容量で、3段階のアシストモードの2段階目となる「スマートパワーモード」で約58km走行できます。子どもの送り迎えで片道約5kmの距離を走ると仮定すると、平日5日間はバッテリーが持つので、1週間に1回の充電だけで大丈夫という計算になります。
また、大容量なのにフル充電の時間は4時間と、今回検証したモデルの中で最短レベルなのも魅力。毎日の子どもの送り迎えで大変な思いをしているパパやママにこそ、ぜひオススメしたい一台です。
パナソニック「ギュット・クルームR・EX」
パナソニック
ギュット・クルーム R・EX
実勢価格:17万7980円
サイズ:全長1880mm×全幅580mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは155cm~)
鍵:後輪サークル錠
※Amazonは色違いの販売ページです
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 33.4kg | 60km(※) | 16.0Ah | 4.5時間 |
(※)「オートマチックモード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:A+
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
89.5/100点 | 30/40点 | 27.5/30点 | 9.5/20点 | 17.5/10点 |
ワンタッチでスムーズに発進できるパナソニック「ギュット・クルーム R・EX」が2位に。電源を入れるだけで開錠される「ラクイック」は、忙しい朝に鍵を取り出さずに済むのが超快適です。
また、アシストもパワフルで、15kgの重りを載せても坂道をスイスイ。作りがしっかりしたフレームと幅広のタイヤで安定感もあり、走行性能は1位と僅差。ラクする機能を重視するならコチラを選ぶのもあり。車体が大きめなのでパパも快適に乗れます。
【アシスト】発進がスムーズでグイグイ進む!
踏み始めのアシストが力強くてペダルを回しやすく、信号待ちや坂道のSTOP&GOがスムーズ。また、パワフルで坂道もラクに上れました。
発進時も自然な力で飛び出す心配もありません。
【乗り心地】パパでもラクに漕げて幅広タイヤでふらつかない
サドルとハンドルの距離が長めで、激しく漕いでも当たりにくいです。
男性でも足が引っかからずに漕ぎやすく、太めのタイヤで安定感もバツグンです。
【使いやすさ】鍵を持っているだけでワンタッチ開錠は超便利
電子キーをカバンやポケットに入れたままの状態で、電源ボタンをワンタッチするだけで開錠されます。
スタンドは幅広で足をかけやすく、立てるとスタンドと連動してハンドルロックがかかります。
【各パーツのポイント】
ファンクションメーター
バッテリー残量や残りの走行距離や時間など、表示項目は多彩。ボタンの文字も大きくて見やすく、迷わずに操作できました。
バッテリー
バッテリー容量は16Ahと、ほかのメーカーと比べて大容量です。充電時間は4時間30分と、そこまで長くないのも魅力です。
忙しい朝にイラッとする「鍵ドコ?」を解決!
子どもを保育所や幼稚園に送る慌ただしい朝にうんざりのパパ、ママにはパナソニックがオススメ。電子キーをバッグやポケットにしまったまま、電源ボタンを入れるだけで開錠できるので、鍵を探したり、挿し込む手間いらず。この機能は一度使ったら手放せない便利さです。
ブリヂストン「ビッケ モブ dd」
ブリヂストンサイクル
ビッケ モブ dd
実勢価格:16万3680円
サイズ:全長1810×全幅580mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは152cm~)
鍵:BSロック8 SS (スペアキー対応)
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
前輪/24型、後輪/20型 | 33.4kg | 80km(※) | 14.3Ah | 約4時間10分 |
(※)「オートモード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:A
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
87/100点 | 34.5/40点 | 28.5/30点 | 16/20点 | 8/10点 |
3位のブリヂストンサイクル「ビッケ モブ dd」は、走りながら充電でき、エコモードの走行距離がなんと115km(※)。
また、前輪のタイヤ径が大きく、未舗装路や段差もガタつきが少なめ。前輪駆動進むので坂道も安定感があり、長距離でもラクに乗れます。送り迎えが長距離なら、アシストの走行距離が最長のブリヂストンが正解です。
(※)下り坂自動回復充電機能が作動した場合の目安の距離。
【アシスト】前輪アシストで坂道も快走!
前輪が引っ張られる感覚は慣れるまで不思議かもしれませんが、坂道をふらつかずに上れるのが快適でした。
【乗り心地】大きな前輪で段差も軽く越えた
前輪のタイヤ径は24インチ。20インチの後輪よりも大きく、軽い踏み込みで段差をサクッと越えられました。
前輪径が大きいので、段差乗り越え性能が段違い!
【各パーツのポイント】
アシストユニット
前輪アシストで、走りながら充電できたり、モーターブレーキ機能も搭載しています。
ベルトドライブ
チェーンはさびないカーボン製のベルトドライブを採用。金属製と違って、注油の手間がいらないのがラクチンです。
丸石サイクル「ふらっか~ずココッティアシスト」
丸石サイクル
ふらっか~ず
ココッティアシスト
実勢価格:13万7500円
サイズ:全長1815×全幅590mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは155cm~)
鍵:ディンプルキー式
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 32.0kg | 55km(※) | 14.8Ah | 5時間 |
(※)「標準モード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:B
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
80.5/100点 | 29/40点 | 26/30点 | 17.5/20点 | 8/10点 |
4位の丸石サイクル「ふらっか~ずココッティアシスト」は、前輪にアシストユニットがあり、引っ張ってもらうような感覚の走りが特徴の電動アシスト自転車です。買い物してカゴに重い荷物を入れるとハンドル操作が不安というママにオススメ。
直進でもカーブでもハンドルが取り回しやすく、安定感は秀逸。子どもを乗せてもふらつきにくく、13万円台でコスパの十分です。スタンドを立てるとハンドルがロックして転倒しづらい、独自の機構を採用しています。
【乗り心地】ハンドルがふらつかず直進もカーブも安定
ある程度スピードを出してもハンドルが取られず、安定感はバッチリです。
カーブでも安定しました。
【各パーツのポイント】
アシストユニット
パワーはやや抑えめ。前輪を引っ張るアシストでタイヤが路面にしっかり接地し、ふらつきが少なくなります。
フレーム
フレームに溝が作られていて変速機などの配線は内側にまとめて収納されています。剛性が高く、引っかけたりしてコードが切れるリスクを低減します。
前乗せタイプのランキング
続いては、前乗せタイプ4製品のランキングです。
ヤマハ「PAS Kiss mini un SP」
ヤマハ発動機
PAS Kiss mini un SP
実勢価格:16万2800円
サイズ:全長1720×全幅580mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは146cm~)
鍵:ディンプルキー式 1キー2ロック
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 31.2kg | 59km(※) | 15.4Ah | 4時間 |
(※)「スマートパワーモード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:A+
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
94/100点 | 37/40点 | 28.5/30点 | 19.5/20点 | 9/10点 |
前乗せタイプ1位はヤマハ発動機「PAS Kiss mini un SP」でした。ヤマハらしい自然なアシストは健在。前輪部分は重そうに見えますが、走ってみるとふらつきにくく安定感は抜群です。いつも子どもが視界に入る安心感もあるので、子どもが小さい人にもオススメ。包むシートでガードもバッチリです。
【アシスト】アシストの反応はやっぱり最高
軽いギアでもアシストがきちんとかかり、発進も飛び出す感覚がなくて自然。パワーも十分で、重りを載せてギアを最大の3速にしても坂をグイグイ進みました。
ギアを変えてもアシストが自然で適度でした。
【乗り心地】子どもを乗せても腕や体がブレにくい
ブレーキの制動はバツグン。15kgの重りを載せて坂道を下っても、しっかりと停止することができました。
サドルに溝があってお尻にフィットするため、体で重心を取りやすく、直進もカーブも安定して走れました。
【使いやすさ】アシストの残量や時刻が確認できる!
液晶画面が見やすくて操作もカンタン。バッテリーやアシスト距離の残量など、表示項目も多彩。急いでいるときに時刻表示は便利です。
【各パーツのポイント】
チャイルドシート
子どもの全身をすっぽり包んでしっかりガードしてくれます。前面の取っ手を引くだけで開くので乗せ降ろしもラクでした。
バッテリー
バッテリーは15.4Ahでパナソニックに次ぐ大容量ですが、充電時間は4時間。パワフルさと充電スピードを両立しているのが高評価です。
パナソニック「ギュット・クルーム・EX」
パナソニック
ギュット・クルーム・EX
実勢価格:18万2380円
サイズ:全長1790×全幅570mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは154cm~)
鍵:後輪サークル錠
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 33.3kg | 60km(※) | 16.0Ah | 4時間30分 |
(※)「オートマチックモード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:A
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
90.5/100点 | 35/40点 | 28/30点 | 18/20点 | 9.5/10点 |
2位のパナソニック「ギュット・クルーム・EX」は後乗せと同じく、ワンタッチ開錠のラクイックは超便利。チャイルドシートのシェードなど、乗り手と子どもの快適性が秀逸です。
サドルとハンドルの距離が長く、男性でもスムーズにペダリングできました。自然なアシストで坂道も漕ぎやすく、発進時も軽い踏み込みでスムーズに進んでいくのが爽快です。
【アシスト】坂道の発進を自然にサポート
アシストは自然で急発進することもなく、坂道も軽い力でグイグイ進みました。
アシストの違和感が少なく、ペダリングがスムーズです。
【乗り心地】ワイドなハンドルでパパも乗りやすい
ハンドル間やサドルとハンドルの距離が長めで、男性でも窮屈感が少なく漕げました。
【各パーツのポイント】
ラクイック
鍵をカバンに入れたままでワンタッチ開錠できるラクイックは、子どもから目を離さずに発進できるので安心です。
ハンドルロック
スタンドを立てるとハンドルがロックされるタイプ。ただ、完全に固定されるわけではない点には注意しましょう。
ブリヂストン「ビッケ ポーラー e」
ブリヂストンサイクル
ビッケ ポーラー e
実勢価格:15万8180円
サイズ:全長1760×全幅590mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:138cm以上(※2人乗せは147cm~)
鍵:BSロック8 SS (スペアキー対応)
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 30.8kg | 約63km(※) | 15.4Ah | 約4時間 |
(※)「標準モード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:A
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
86.5/100点 | 34/40点 | 27.5/30点 | 17.5/20点 | 7.5/10点 |
3位のブリヂストンサイクル「ビッケ ポーラー e」は、軽いギアでも発進時も適度なアシストがかかり、ペダリングがスムーズ。コンパクトでハンドルが取り回しやすく、ブレーキも軽い力で利きます。
ハンドルロックは手元のレバーを操作するタイプで、タイヤの向きを調整しやすいです。
また、車体の重心が低いので女性でも乗りやすく、ブレーキも軽い力でしっかりと減速してくれました。小柄なママにオススメの電動アシスト自転車です。
【アシスト】軽いギアでも正確にアシスト
軽いギアでもアシストされて、踏み込みがラクでした。ペダルが軽快に回ります。
丸石サイクル「ふらっか~ず シュシュアシスト」
丸石サイクル
ふらっか~ず
シュシュアシスト
実勢価格:13万7500円
サイズ:全長1810×全幅590mm
変速機:内装3段
乗車適応身長:142cm以上(※2人乗せは155cm~)
鍵:ディンプルキー式
タイヤ径 | 重量 | 走行距離 | バッテリー 容量 |
充電時間 |
20型 | 30.5kg | 55km(※) | 14.8Ah | 5時間 |
(※)「標準モード」の場合。メーカー公称の走行距離。
総合評価:B
▼評価
合計 | アシスト | 乗り心地 | チャイルドシート | 使いやすさ |
80/100点 | 28/40点 | 26/30点 | 18/20点 | 8/10点 |
4位は丸石サイクル「ふらっか~ず シュシュアシスト」。自然な姿勢でハンドルを握れて、アシストがない状態でも運転しやすく、スピードが出てもふらつきは少なめ。
前輪にアシストユニットがあり、引っ張ってもらえるような走り心地。坂道でも安定して走れます。子ども乗せ専用自転車(アシストなし)を日本で初めて販売した老舗らしい安定感はさすがです。
【乗り心地】力を入れやすいハンドルの形状
しっかり握れて力を入れやすいハンドルで、スピードを出しても安定感がありました。
タイヤサイズによって特徴があります
電動アシスト自転車の乗り心地や操作性には、タイヤの大きさが大きく関わってきます。タイヤサイズには20~24インチの小さめタイヤと、26インチ以上の大きめタイヤがあります。
主流は小さめのタイヤサイズですが、大きめタイヤのほうが使い勝手がいい場合もあるので、特徴やメリット・デメリットを理解して、自分に合うものを選びましょう。
小さめタイヤの特徴
ミニベロでも採用されている小さめタイヤは、漕ぎ出しが軽く小回りが効きます。車高が低いので、パパママの乗り降りがラクになり、子どもの乗せ降ろしもしやすいです。ほかにも自転車の重量が軽いことや、チャイルドシートと路面の距離が近くなること、タイヤが太いことなどが特徴に挙げられます。
【メリット】
- チャイルドシートに子どもを乗せやすい
- 身長が低めから普通くらいの人に乗りやすい
- 重心が低いので安定感が強い
【デメリット】
- 段差にやや弱い
- タイヤが小さいのでペダルを漕ぐ回数が多い
大きめタイヤの特徴
大きめタイヤは何といっても、長い距離を乗っても疲れにくいことが特徴的です。また、自転車の重量が重くなります。
【メリット】
- 漕ぎやすくペダルを漕ぐ回数が少ない
- 背が高いパパとシェアしやすい
- 速度が出やすく走行中は安定する
- 大人用として長く使える
【デメリット】
- 子どもを高く持ち上げて載せなければならない
- 高さがあるので倒れやすい
電動アシスト自転車のバッテリー容量も重要です!
自転車を毎日使う人や、長い距離を乗ることが多い人はバッテリーの容量も大切な要素です。バッテリー容量で、1回の充電での走行可能距離に差があるだけでなく、重さも変わります。
性能と重さのバランス、価格も考慮して適切なタイプを選びましょう。
バッテリーは12~16Ahの大容量モデルがおすすめ
国内メーカーの子供乗せ電動アシスト自転車の多くは、12~16Ahの大容量バッテリーを搭載しています。バッテリー容量が大きいほど充電1回で長い距離を走行できるので、充電回数を減らすことができます。
基本的にバッテリーは充放電を繰り返すと劣化が進むため、バッテリー寿命を長くするなら12〜16Ahの大容量バッテリーを搭載したモデルがおすすめです。
ただしスペックが同じ程度なら、バッテリー容量が大きいほど価格は高くなります。
走行可能距離と充電頻度もチェック
バッテリー容量12~16Ahとそれ以上のどちらがいいかで悩む場合は、走行可能距離と充電回数を目安にするとよいでしょう。
バッテリー容量が大きい方が、バッテリー不足になることも少なくて充電の手間が減るので、助かります。ただし便利な分、価格は高くなるのは否めません。
使用頻度が高いのなら大容量がおすすめですが、近場での移動が多かったりたまにしか使わなかったりする場合は、小容量も検討に値します。購入時は価格と必要なバッテリー容量とをよく考え合わせて、総合的に判断しましょう。
まとめ
以上、子ども乗せ電動アシスト自転車のおすすめ11製品でした。いかがでしたか?
3人乗りテストと型落ちの後乗せタイプ、前乗せタイプのランキングで、どちらもベストバイに輝いたのはヤマハ発動機の電動アシスト自転車でした。今回の試乗テストを通してわかったのが、とにかくヤマハのアシスト性能は〝別格〟ということ。ふらつきにくい走りで、どんな道でも不安なく乗れます。
子ども乗せ電動アシスト自転車はメーカーによって個性がいろいろなので、長距離や坂道が多めなど、送り迎えのスタイルに合わせて選んでみてくださいね。
ちなみに、野外駐輪時の汚れを防ぐ自転車カバー記事も公開されていますので、ぜひチェックしてみてください!
▼子乗せ用自転車カバーのおすすめランキングはこちら!
電動アシスト自転車の売れ筋ランキングもチェック!
電動アシスト自転車のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
電動アシストのシステムがとても優秀です