今こそ買うべき電動アシスト自転車のオススメは?
コロナ禍のなかで注目されている電動アシスト自転車。なかでも買い物や通勤向けの「e-シティサイクル」や、子どもを乗せられる「e-子乗せ」が人気のようです。
そこで、『MONOQLO』2022年5月号では電動アシスト自転車初心者に向けて、オススメを徹底調査しました。
電動アシスト自転車をプロが徹底比較!
テストでは、実用性が高い「e-シティサイクル」や「e-子乗せ」など今注目の人気モデルを比較。プロが実際に乗って、乗り心地や使いやすさなどをチェックしました。
乗り心地
坂道やカーブを走り、ハンドルの軽快さや安定感をチェックしました。
アシスト
重りを乗せた状態で坂道や平坦路、発進時などのアシスト力を検証しました。
使いやすさ
メーターやスタンドロックなど、各機能の使い勝手を調査しました。
チャイルドシート
子ども乗せタイプの製品は、子どもの座り心地や乗せ降ろしのラクさなど、実用性を評価しました。
子ども乗せは安全性や実用性も重要になります。
今回は、「e-シティサイクル」のベストバイに選ばれた製品を紹介します。
軽量なのにアシストがパワフルで爽快!パナソニック「ビビ・L」
パナソニック
ビビ・L
実勢価格:12万5000円
[SPEC]
サイズ:全長1865×全幅580mm
変速機:内装3段シフト
乗車適応身長:140cm以上
鍵:後輪サークル錠
タイヤ径:26型
重量:22.4kg
走行距離(※):83km
バッテリー容量:12.0Ah
充電時間:約4時間
(※)ロングモードの場合。メーカー公称の走行距離
▼テスト結果
- アシスト :29/30点
- 乗り心地 :28/30点
- 使いやすさ:18.5/20点
- 合計 :75.5/80点
▼特徴
- 実用性>趣味
- チョイ乗り=ロングライド
- 価格が比較的安い
- カゴが大きく荷物の運搬がしやすい
e-シティサイクル4製品を比較し、見事1位に輝いたのはパナソニック「ビビ・L」でした。
軽量化されたボディが特徴で、他のモデルに比べて2kg以上も軽く、スタンドを立てたり、サドルとハンドルを持って移動させたりするのがラク。アシストなしでも、ペダルが重くなりすぎないので、違和感もなくスムーズに走行することができました。
アシストのパワーは力強く、重い荷物を載せてもペダリングが軽やか。滑らかにスピードが伸びていく感覚が爽快で「自転車としての走行性はピカイチ」と専門家2人から絶賛でした。
ポイント1:大容量のバッテリーで長い距離でも安心!
12.0Ahもの大容量バッテリーと全4製品の中で最も軽い22.4kgという重量の影響もあってか、アシストが長く続く設計。充電回数が減るのも嬉しいです。強モードで約46km、ロングモードなら約83kmも走れます。
ポイント2:いたるところが軽量化設計のため本体軽々で操作がラク
「ビビ・L」はアシストユニットやスタンドなどを軽量化しているのが特徴。
カゴはプラスチックを採用し、キャリヤなどにはアルミを多用しています。
その軽さから、駐輪場で自転車を少し動かすときなど、取り回しがとにかくラクチン。また、大きなカゴやハンドルロック、強力なビームライトなど、普段使いで便利な機能が充実しているのも高評価です。
アシスト:坂も立ちこぎいらずで登れるパワー
アシストはパワフルで、坂道の発進が軽やか。約6kgの重りを乗せて登坂しましたが、アシストパワーが抑えられているロングモードでも足を着かず登り切れました。通勤通学や買い物の重い荷物に悩んでいる人には、ぜひ使ってほしい一台。
平坦路の踏み出しもグンと進むので、軽めの力でこぎ始めるのがオススメです。
パワフルなので慣れないうちはこぎ出すときの飛び出しに注意です。
乗り心地:ハンドルとサドル間が長くて男性でもラクにこげる
低速から高速までグングンとスピードが伸びていくのが爽快。
ハンドルとサドル間の空間が広く、男性でもラクにこげました。ハンドリングは少しゆるやかで、カーブ時も安定感があります。
使いやすさ:便利な機能充実で安全運転への配慮もバッチリ
4つのLEDランプを搭載するビームライトは、夜間でも広範囲を明るく照らしてくれます。
ダイヤルを手動で左右に回転することで、ハンドル部を固定することができます。
ディスプレイは文字が大きく、視認性は高評価。バッテリー残量やモードなど、表示項目も多彩です。
以上、パナソニック「ビビ・L」でした。
最後は、番外編として年配層にオススメな電動アシスト自転車を紹介します。
番外編:年配層におすすめ!ブリヂストン「ラクット」
ブリヂストンサイクル
ラクット
実勢価格 15万2000円
[SPEC]
サイズ:全長1570×全幅565mm
変速機:内装3段シマノピアノタッチ
乗車適応身長:128cm以上
鍵:大きなつまみのBSロック8(スペアキー対応)
タイヤ径:20型
重量:25.2kg
走行距離(※):110km
バッテリー容量:14.3Ah相当
充電時間:約4時間10分
(※)弱モードの場合。メーカー公称の走行距離
▼テスト結果
- アシスト :22.5/30点
- 乗り心地 :17.5/30点
- 使いやすさ:14.5/20点
- 合計 :54.5/80点
ブリヂストンサイクル「ラクット」は小柄な年配層の"ラク"が詰まった一台。
関節に悩みがある年配層などに向けて、膝をあまり曲げずにこげるよう短いクランクを搭載しています。車体の重心が低いのでふらつかずに低速で走りたい人に最適。また、走りながら自動で充電してくれるため、走行距離が110㎞と長いのもポイントです。
アシスト:パワフルでこぎ出しはラク
約6kgの重りを乗せた坂道でも、しっかりアシストしてくれます。前輪駆動でふらつきにくいです。
乗り心地:小柄な人なら問題なし
クランクが短いので、スピードを出すのは不向き。カーブや小回りは安定しました。
使いやすさ:ライトの明るさ調整が便利
メーターはシンプルで迷わず操作でき、ライトの強弱を変更するボタンも搭載しています。
以上、「e-シティサイクル」のベストバイとおすすめの製品を紹介しました。
電動アシスト自転車は、人気上昇を受けて各モデルの性能もどんどん進化しています。ぜひ、選ぶときの参考にしてみてくださいね。
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いち自転車としての疾走感なども重視しました。