通勤にも街乗りにもベストな電動アシスト自転車はどれ?

電動アシスト自転車

電動アシスト自転車というと子ども乗せタイプのイメージが強いですが、電車通勤のストレスを回避したいという通勤需要やアウトドアブームでスポーツタイプも売れているんです。

スタートはアシストでラクラク、スピードに乗ったら自分で漕ぐ疾走感を楽しめるのが魅力。運動不足の解消やアウトドアのレクリエーションなど幅広いシーンで役立ちます。

そこで、テストするモノ批評誌『MONOQLO』が人気モデルの走行性や使いやすさをテスト。今回は、20万円以下のスポーツタイプの電動アシスト自転車のおすすめを紹介します。

スポーツタイプの電動アシスト自転車3製品をテスト!

スポーツタイプの電動アシスト自転車

テストは、「アシスト」「走行性」「乗り心地」「使いやすさ」の4項目をチェック。以下の内容でプロと評価しました。

テスト1:アシスト(配点30点)

漕ぎ出しやスピードに乗るまでのアシスト感や坂道でのパワーを調査しました。

テスト2:走行性(配点30点)

アシストあり・なしで走行して、ペダリングの軽快感や加速性をテストしました。

テスト3:乗り心地(配点30点)

段差や悪路での耐衝撃性や長時間乗っても体に負担がかからないかを検証しました。

テスト4:使いやすさ(配点10点)

標準装備されているパーツの充実度、パーツがメンテしやすいかを査定しました。

それでは、20万円以下のスポーツタイプの電動アシスト自転車3製品のテスト結果をおすすめ順にご覧ください。

太いタイヤでぶつからずオンもオフも快走! ジェッター「BE-ELHC444」

太いタイヤでぶつからずオンもオフも快走! ジェッター「BE-ELHC444」 イメージ


パナソニック
ジェッター
BE-ELHC444
実勢価格:16万8000円


SPEC
サイズ:全長1880mm×全幅590mm
変速機:1×8速
アシスト:3段階
適応身長:152-190cm
ホイール/タイヤ:700×38c
重量:21.2kg
走行距離:54km
バッテリー容量:12.0Ah
充電時間:4時間
※走行距離は「AUTOモード」の場合。メーカー公称の走行距離です。

▼テスト結果
アシスト :28.5/30点
走行性  :29.5/30点
乗り心地 :29/30点
使いやすさ:8.5/10点
合計   :95.5/100点
評価   :S


スポーツタイプの電動アシスト自転車3製品をテストし、S評価で見事ベストバイに輝いたのはパナソニック「ジェッター BE-ELHC444」でした。

太いタイヤでぶつからずオンもオフも快走! ジェッター「BE-ELHC444」 イメージ2

フレームに剛性があって、走行しているときの路面との一体感をプロが高評価。ペダリングが超なめらかで、立ち漕ぎしても安定して走れました。

太いタイヤでぶつからずオンもオフも快走! ジェッター「BE-ELHC444」 イメージ3

また、ファンクションメーターは液晶画面が大きくて見やすく、走行速度や距離、ケイデンス(※)など8項目の表示に対応。ボタン部のアイコンで操作がわかりやすいです。

※1分間のクランク(ペダル)回転数

ポイント1:握りやすいハンドルで長距離でも疲れにくい

ポイント1:握りやすいハンドルで長距離でも疲れにくい イメージ

ハンドルに手のひらを置いてゆったり走れます。タイヤは太めで衝撃に強く、安定感もバッチリ。街乗りも未舗装路も気持ちよく走行できました。

ポイント2:パワー十分で坂道もラクラク!

ポイント2:パワー十分で坂道もラクラク! イメージ

アシストのパワーも十分で、坂道で低速になってもパワフル。漕ぎ出しは強めですが、太めのタイヤで発進はなめらかでした。

同行中に充電できてハイコスパ! ブリヂストンサイクル「TB1e」

同行中に充電できてハイコスパ! ブリヂストンサイクル「TB1e」 イメージ

ブリヂストンサイクル
TB1e
実勢価格:14万2780円


SPEC
サイズ:全長1850×全幅583mm
変速機:1×7速
アシスト:3段階
適応身長:151cm~
ホイール/タイヤ:27×1-3/8
重量:22.4kg
走行距離:90km
バッテリー容量:14.3Ah
充電時間:約4時間10分
※走行距離は「オートモード」の場合。メーカー公称の走行距離です。

▼テスト結果
アシスト :29/30点
走行性  :27/30点
乗り心地 :25/30点
使いやすさ:9/10点
合計   :90/100点
評価   :A


A評価で2位となったブリヂストンサイクル「TB1e」。自然なアシストで、坂道や信号待ちの発進がスマート。前輪駆動で坂道もふらつきにくく、安定して上れました。泥よけやライトなど付属品が充実していて、コスパは十分です!

ポイント:自然なアシストで発進もスマート!

ポイント:自然なアシストで発進もスマート! イメージ

アシストの反応がよく、発進も坂道もスムーズ。引っ張る力で、グイグイ登れます。

ポイント:自然なアシストで発進もスマート! イメージ2

アシストは前輪駆動タイプ。走りながら自動で充電してくれます。

段差の多い街中でも走りはスムーズ ヤマハ発動機「PAS Brace」

段差の多い街中でも走りはスムーズ ヤマハ発動機「PAS Brace」 イメージ

ヤマハ発動機
PAS Brace
実勢価格:17万3800円


SPEC
サイズ:全長1780×全幅575mm
変速機:1×8速
アシスト:3段階
適応身長:156cm~
ホイール/タイヤ:26×1.50HE
重量:23.0kg
走行距離:68km
バッテリー容量:15.4Ah
充電時間:4時間
※走行距離は「スマートパワーモード」の場合。メーカー公称の走行距離です。

▼テスト結果
アシスト :27/30点
走行性  :25/30点
乗り心地 :25.5/30点
使いやすさ:8.5/10点
合計   :86/100点
評価   :B


B評価で3位となったヤマハ発動機「PAS Brace」。フロントフォークは発進時に沈むことでやや違和感がありますが、段差や砂利道で衝撃を吸収して安定感があります。コンパクトなので取り回しやすく、人や段差の多い街中でもスムーズに走れる一台です。

ポイント1:フロントフォークで段差の衝撃を低減

ポイント1:フロントフォークで段差の衝撃を低減 イメージ

サスの衝撃吸収はほどほどですが、軽い段差なら問題なしです。

ポイント2:バッテリーの容量は多め

ポイント2:バッテリーの容量は多め イメージ

バッテリーは15.4Ahと大容量ですが、充電時間が長くなくて便利。そして内装ギアなのでメンテが楽です。

以上、スポーツタイプの電動アシスト自転車おすすめ3製品でした。

ベストの「ジェッター」は、フレームの作りがよく、本格派のロードバイクに近い乗り心地と加速性をプロが絶賛。坂道も軽い力でスーッと上ることができ、タイヤが太めで未舗装路でもふらつきにくく、オフロードの走行でも気持ちよく乗れる一台です。

気になった人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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