筋トレには“トレーニング用グローブ”が欠かせない!
長く続いた自粛生活の影響で、運動不足が気になり筋トレを始めたという人も多いのではないでしょうか。
筋トレを始めると、高重量のダンベルやバーベルを扱う機会も増えてきます。充実したトレーニングを行うためには、目的に適ったトレーニングギアが必要です。
なかでも、ウェイトトレーニング用グローブは、ベンチプレスやデッドリフトなど高重量のバーベルを扱うトレーニングに欠かせないアイテム。マシンショルダープレスやラットプルダウンなど、マシンを使った筋トレにも効果的です。
では実際、ウェイトトレーニング用グローブにはどんな着用効果があるのか、人気パーソナルトレーナーで現役格闘家としても活躍する板谷一樹氏に解説してもらいました。
ウェイトトレーニング用グローブの着用効果とは?
効果1:ウェイトトレーニング効果が上がる
ウェイトトレーニングを素手で行うとうまくバーベルが握れなかったり、汗で手が滑ったりといったことがあります。そのままウェイトトレーニングを続けると、握力が低下し十分な効果が見込めません。
効果2:ケガや手のひらのマメ防止になる
しっかりとツールを握れていない状態でトレーニングを行うと、誤ってツールを落としてしまうことがあります。また素手でトレーニングを続けると手にマメができやすくなります。
グローブを着用すれば、落下の危険性を減らすことができ、またマメができるのを防ぐことができます。さらにグローブにはリストラップ付きのものがありますが、そうしたタイプのグローブなら手首をしっかり保護・固定できるので、手首を痛める危険性が減ります。
グローブ着用が初心者におすすめの理由
トレーニンググローブは、まだトレーニングに馴染めていない初心者にとっても、おすすめです。その理由について、詳しく触れておきましょう。
理由1:滑り止め効果によって安全性が確保される
筋肉に負荷をかけるための、ダンベルやバーベルなどのトレーニングツールを握ってトレーニングを行い続けると、慣れないうちは汗を大量にかくことが多いです。
手のひらに汗がにじんでくると、その水分が災いしてグリップが不安定になり、ツールを滑り落としてしまう危険性が生まれます。危ないだけでなく、危険を感じながらのトレーニングになるので、集中できなかったり、負荷をかけられなくなってしまいかねません。
トレーニンググローブを使用すれば、手のひらの汗をしっかりと吸収して滑り止め効果を発揮し、安全性が高まります。
大汗をかいていてもトレーニングツールを握りやすくなるので、初心者はトレーニンググローブを使用することがおすすめです。
理由2:手首の関節にかかる負担を軽減してくれる
手首までカバーできるデザインのトレーニンググローブを使うと、手首の関節にかかる不要な負担を軽くすすることができます。
手首の関節は、そもそも鍛えたい部分ではありませんので、負荷をかけたくありません。不自然に手首の関節に負荷がかかって、手首を痛めてしまっては困りますよね。
トレーニンググローブを適切に使用することによって、手首の関節にかかる余計な負荷を減らせます。無駄のない筋トレを快適かつ安全に行うためにトレーニンググローブは有用です。
ウェイトトレーニング用グローブの選び方は?
それでは実際にグローブを選ぶときに、どんな点に気をつければよいのでしょうか?
選びのポイント1:自分の手にちょうど良いサイズを選ぶ
トレーニンググローブはきついのは×、ダブダブなのも×。手にしっかりフィットするちょうど良いサイズを選ぶ必要があります。
購入を検討する前に、手のサイズをしっかり把握する必要があります。ぶかぶかすぎると、トレーニング中に事故を引き起こしてしまう可能性があるので、注意しましょう。
できれば事前に試着するのがベストですが、それが無理な場合は通販の商品情報に「手のひら周囲の計測法」などが載っているので、それを参考にサイズ選びを行いましょう。一般的には手のひらの周囲は人差し指のつけ根から小指までの付け根あたりをぐるりと巻いて測るようになっています。
選びのポイント2:リストラップ付きなら手首の保護力が高い
リストラップとは巻きつけることで手首を守ることができるトレーニングアイテムです。リストラップ単体で販売されていますが、トレーニンググローブの中にはこのリストラップ付きのものがあります。
リストラップは付けることで安定感を増し、高重量ツールのトレーニングで手首を痛めることを防いでくれます。
写真では今回紹介する商品の中でリストラップ付きのものをピックアップしました。このように、商品によってリストラップの長さが異なります。
リストラップは長い方が手首をしっかり固定できますが、長すぎると巻きつけたときの厚みが逆に気になる人もいるかもしれません。自分に合った長さを選んで着用しましょう。
選びのポイント3:初心者なら手のひらの生地が厚いタイプを
トレーニンググローブは商品によって手のひらの厚みが異なっています。パッドが入った分厚いタイプならクッション性があり、手のひらをしっかり保護してくれます。手のマメが気になる人や筋トレ初心者はこうした手袋を選ぶと良いでしょう。
手のひらの厚みで使用感が変わる
先に生地の厚みについて述べましたが、とくに手のひら部分の厚みは使用感に深く関係するのでチェックが必要です。
手のひらが厚いものの特徴
生地が厚いもののメリットとしては、手のひらをしっかり保護してくれ、マメができにくいということです。反面厚みがあり過ぎると、ダンベルやバーベルを握りにくくなります。
手のひらが薄いものの特徴
メリットはバーやシャフトが握りやすいことです。プル(引っ張る動作)系のトレーニングを行うことが多い人は、しっかりとバーを握れる薄手を選ぶのがおすすめです。反面、耐久性は若干弱くなる場合があります。
なお、薄手、厚手は個人の使用感の好みにもよりますので、いくつか使ってみて自分が握りやすい厚さを見つけるとよいでしょう。
選びのポイント4:ジム通いが多い人は洗えるタイプを
トレーニング用グローブは洗濯できるタイプとそうでないものがあります。できないタイプは日陰で乾かすなど手間がかかるし、できるタイプに比べ、汗などの臭いが付きやすいというデメリットがあります。
スポーツジム通いが多い人は、洗えるタイプを選ぶといいでしょう。
女性にはレディース用がおすすめ
女性でも、メンズ用のトレーニンググローブのSサイズや、フリーサイズを使おうと思っている方もいらっしゃいますよね。しかし、女性にはレディース用のものをおすすめします。
メンズ・ユニセックスでは合わない場合もある
トレーニンググローブのサイズはメンズ用のSからLLやレディース用のSからLLだけでなく、ユニセックスのSからLL、そしてフリーサイズなどさまざまです。表記が違うだけで同じ大きさなのでは? と考えてしまいますよね。
ただ、男性は手に大きさや厚みがありますが、女性は大きさも厚みもそれほどないことが多いです。
そのため、メンズやユニセックスのSサイズでちょうどいいと思っていても、意外とぶかぶかすることがあります。できるだけレディース用として販売されている商品からサイズを選びましょう。
また手袋と同じように、同じサイズでもブランドによってサイズ感が違うこともあるので、注意が必要です。
レディース用の方がおしゃれなものが多い
メンズ用に比べると、レディース用のトレーニンググローブには、可愛い色のものやおしゃれでかっこいいものが多く見られます。
トレーニングウェアと合わせてコーディネートすれば、トレーニング中もおしゃれを楽しめます。気に入ったトレーニンググローブを使えばモチベーションが上がりますよね。
ウェイトトレーニング用グローブ13製品を比較
ということで今回、ウェイトトレーニング用グローブの比較検証を実施。板谷氏に13製品を評価してもらい、ランキングを決定しました。
チェックした項目は以下とおりです。
テスト1:グリップ力 [配点20点]
バーベルやダンベルなどのウェイトトレーニング器具をしっかりとつかめるか。滑り止め効果はあるかどうか、といったポイントです。板谷氏には各商品を着用の上実際に20㎏のダンベルを握ってもらい、グリップ力をチェックしました。
テスト2:フィット感 [配点20点]
しっかりと手を包み込んでフィットするかどうかのポイントです。板谷氏には自身に合ったサイズを選んで着用してもらい、全体のフィット感、部分的なダブつき感をチェックしてもらいました。
テスト3:着脱のしやすさ [配点20点]
グローブが汗で湿ると着脱がしにくく、ちょっとしたストレスになります。商品によってはフィン(サポートフック)と呼ばれるものが付いていて、着脱がしやすいように工夫されています。板谷氏には実際のトレーニング前と後に着脱のしやすさをチェックしてもらいました。
テスト4:通気性 [配点20点]
ウェイトトレーニング中にグローブの中が蒸れないかどうかのポイントです。各商品とも通気孔を付けるなど「蒸れにくさ」の工夫がなされていますが、今回は実際に着用して通気性をチェックしました。
テスト5:コスパ [配点20点]
お買い得商品か。価格以上の性能を備えているかなど、上記の採点結果に加え価格比較を行い、コスパを判定しました。
なおランキングでは「素材」の欄がありますが、トレーニンググローブには素材が明記されていないものも多く、商品情報からはっきりと分かるものだけを記載しています。
それではウェイトトレーニング用グローブのおすすめランキング、スタートです!
ウェイトトレーニング用グローブのおすすめは?
SIMARI「トレーニンググローブ」
シマリ(SIMARI)
トレーニンググローブ
実勢価格:1980円
サイズ:X-Small/S/M/L/XL
素材:手のひら・マイクロファイバー/手の甲・ライカ(弾性繊維)
リストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
95/100点 | 19/20点 | 19/20点 | 19/20点 | 19/20点 | 19/20点 |
1位は「SIMARI」のトレーニンググローブ。こちらの商品、なんと通販サイトで売上No.1を獲得した商品なんです。
サイズが豊富なので男女とも使用可能。カラーも7色とバリエーションが豊かです。
肌に接触するところにはマイクロファイバーを使用。通気性や吸水性、保温性を高めています。さらに手のひらと指には通気穴を設けています。
手のひらには滑り止め加工+厚いパッドが施されているので、グリップ力、保護力に優れています。レビューでは「着け心地が良い」「手首の固定もしっかりできる」など好評なものが多く見られました。
非常に着け心地の良いグローブです。リストバンドも長過ぎず、短過ぎずしっかりと手首を保護してくれます。着脱や通気性も含め、すべてのチェックポイントで高得点を獲得しました。とくに通気性に関しては、手の甲が大きく空いており、グローブ内の湿気をうまく逃がしてくれます。
FREETOO「トレーニンググローブ」
FREETOO
トレーニンググローブ
実勢価格:1980円
サイズ:S/M/L
リストラップ:なし
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
94/100点 | 20/20点 | 18/20点 | 17/20点 | 19/20点 | 20/20点 |
第2位は「FREETOO」のトレーニンググローブ。「手にマメができにくいグローブ」と評判のグローブです。
手の甲にはメッシュ素材を使用しており、蒸れにくくなっています。また他にも手のひら、手の甲には空気穴が空いており、さらに通気性を高めています。
手首はマジックテープで固定でき、フィット感は抜群です。ただ若干着脱しにくいのと、リストラップがないため、高重量だと力不足になる点が減点材料になりました。
手のひらには弾力材スポンジとシリコン粒子が入っていて、グリップ力とクッション性を両方高めています。
フィット感がなかなかよいグローブです。パームの滑り止めの形状が持ちやすく、滑り止め同士の間隔が絶妙で握りやすいのも高評価につながりました。とくにそれほど高重量を扱わない初心者におすすめです。
GW SPORTS「トレーニング ジム グローブ」
ジーダブリュースポーツ(GW SPORTS)
筋トレ ウェイトリフティング
トレーニング ジム グローブ
実勢価格:1980円
サイズ:S/M/L/XL
素材:手のひら・高弾性素材/手の甲・メッシュ
リストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
93/100点 | 19/20点 | 18/20点 | 19/20点 | 17/20点 | 20/20点 |
3位にランクインした「GW SPORTS」のトレーニンググローブは、通販サイトでも高評価を得ています。
手のひらに配されたハチの巣状の滑り止めが効果的で、グリップ力に優れているのが特徴です。
1位商品に比べ、サイズバリエーションは少ないものの、カラーはブラック・ブルー・レッド・オレンジ・ピンク・ゴールド・シルバーの7色と豊富。
「洗えて丈夫」「2年使ってもほつれがない」など、レビューでは耐久性を高く評価するものが多く見られました。
手のひらのクッションがかなりしっかり作られています。ただしパッドが厚めな分、上位の製品に比べると、手のひらの通気性はやや劣ります。またややゆるめのフィット感だったこともあり、4位となりました。
4位:SKDK「トレーニンググローブ」
SKDK
トレーニンググローブ
実勢価格:1550円
サイズ:S/M/L
素材:メッシュクロス他
リストラップ:無し
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
92/100点 | 18/20点 | 20/20点 | 17/20点 | 18/20点 | 19/20点 |
第4位は「SKDK」のトレーニンググローブ。実勢価格で2千以下のコスパに優れたグローブです。手の甲に大きな穴が空いた通気性も抜群。
実際にダンベルを握った感じは、グリップ力も悪く無く、トレーニングしやすいグローブでした。
指の間と手袋の裏側に通気性、弾力性に優れたメッシュクロスを採用。手のひらにはグリップ力を高めるシリカゲルパームが配置されています。またタブが付いていて、取り外しが簡単にできます。
今回編集部はMサイズに統一して商品を集めてくれましたが、その中でもフィット感は1番でした。グリップも悪くありません。高重量には向いていませんが、コンパクトで非常に良いグローブだと思います。
4位:BEATONJAPAN「トレーニンググローブ」
BEATONJAPAN
トレーニンググローブ
実勢価格:1880円
サイズ:S/M/L
素材:ネオプレーン、マイクロファイバー、メッシュ他
リストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
92/100点 | 17/20点 | 20/20点 | 19/20点 | 17/20点 | 19/20点 |
同点4位になったのは「BEATONJAPAN」。こちらも実勢価格が2千円を切るトレーニンググローブです。カラーが4色でファッションに合わせて好みの色を選ぶことができます。
長さ40cmのリストラップ付き。比較的高重量にも対応できるモデルです。
手の甲にはネオプレーン素材、メッシュ素材、手のひらには、吸水性や通気性に優れたマイクロファイバー素材を使用するなど、細かい部分にも気が配られています。親指、中指、薬指の先端には、サポートフックが付いていて着脱しやすいのも高評価のポイントとなりました。
こちらも今回のランキングの中でもっともフィット感が良いグローブです。サポートフックが付いているので着脱がラクなのも◎。ただグリップ力で1~3位商品に比べて若干劣るので、この順位となりました。
6位:SIMARI「トレーニンググローブ」
シマリ(SIMARI)
トレーニンググローブ
実勢価格:1980円
サイズ:S/M/L
素材:手のひら・マイクロファイバー/手の甲・ライカ(弾性繊維)
リストラップ:無し
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
91/100点 | 18/20点 | 19/20点 | 19/20点 | 17/20点 | 18/20点 |
1位に続き、6位にも「SIMARI」のトレーニンググローブがランクイン。手のひらに施された厚手のクッションが特徴的なグローブです。1位商品はリストラップ有りですが、こちらはリストラップ無しのタイプ。
レビューでは「グリップ力はいまひとつ」という声が上がった一方で、「クッションが手のひらをしっかり保護してくれて良い」といった意見が多く見られました。
手のひらの厚手のクッションが非常に良いですね。またフィット感や着脱のしやすさも秀逸です。リストラップは短めですが、さまざまな筋力トレーニングに使える汎用性の高いモデルだと言えます。
7位:Harbinger「トレーニングパワーグローブ」
ハービンジャー(Harbinger)
トレーニングパワーグローブ
実勢価格:2900円
サイズ:XS/S/M/L/XL/XXL
素材:レザー、メッシュ他
ストラップ:無し
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
89/100点 | 19/20点 | 18/20点 | 18/20点 | 16/20点 | 18/20点 |
第7位は世界的に有名な米国ブランドである「Harbinger」のトレーニングパワーグローブ。リスト部分は面ファスナーでしっかり留めることができ、優れたフィット感を実現しています。
耐久性も十分で手のひら側には滑りにくい本革を採用。器具を握った際に擦れる親指の内側を二重層に補強するなど、細かい工夫が施されています。
高い品質のグローブです。手のひらには本革を使用しており高重量にも対応。ただし通気性が他と比べてやや劣るため、今回は順位を下げました。また革製なので使用後に干すなど手入れの手間があります。
8位:iECO「トレーニンググローブ」
iECO
トレーニンググローブ
実勢価格:1599円
サイズ:XS/S/M/L/XL
素材:ゴム、マイクロファイバー他
ストラップ:無し
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
89/100点 | 19/20点 | 17/20点 | 18/20点 | 16/20点 | 19/20点 |
第8位は「iECO」のトレーニンググローブ。手のひらにハチの巣状の滑り止めが施されています。カラーは7色と豊富。サイズも5種類と充実しています。
要所にエアメッシュの超軽量マイクロファイバーを使用しており、柔軟性や通気性は抜群。親指にはテリークロス(タオル地)が付けられており、汗をぬぐうのに便利です。着脱はしやすいですが、リストラップは無しなので、高重量には向いていません。
甲が開いているので通気性は良いのですが、手のひらの握りの部分が若干厚過ぎて握りにくさを感じました。ただダンベルを握っても滑りにくくグリップ力には優れています。
9位:Nico&Jerry「フィットネスグローブ」
Nico&Jerry
フィットネスグローブ
実勢価格:1890円
サイズ:S/M/L
素材:ナイロン他
ストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
88/100点 | 17/20点 | 18/20点 | 18/20点 | 16/20点 | 19/20点 |
第9位は「Nico&Jerry」。リストラップ付きのフィットネスグローブです。カラフルで気分を上げてくれるカラーが特徴的です。
リストラップの長さは54cm。素材も硬めで、しっかりと手首を固定し、負担を軽減してくれます。
グリップ力は平均的ですが、伸縮のあるナイロン素材を使っていてフィット感が良い作りになっています。サポートフックが付いているので、着脱もラクにできます。
作りやグリップ力など悪くないグローブですね。リストラップも硬めで、高重量にも対応してくれます。ただ握ったときに、若干握りにくさを感じたので、ランクを落としました。この点は個人差なのかもしれませんが。
10位:UMI「トレーニンググローブ」
UMI
トレーニンググローブ
実勢価格:1399円
サイズ:M/L/XL
リストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
87/100点 | 17/20点 | 17/20点 | 18/20点 | 16/20点 | 19/20点 |
第10位はAmazonブランド「UMI(ウミ)」のトレーニンググローブ。グリップ力、フィット感など平均的でオールラウンドに対応できるモデルです。
手のひらは比較的厚めで初心者向き。リストラップもしっかりした作りになっています。
グリップに関してはそれほど強いというわけではないので、高グリップ力を求める人には上位商品をおすすめします。
1500円を切るコスパに優れたグローブです。作りや機能に関しては標準的。グリップ力も悪くありません。オールラウンドタイプを探している人なら、このグルーブがおすすめです。この商品を基準にして良し悪しを考えるとよいかもしれませんね。リストラップ付きなので、高重量にも対応します。
11位:FREETOO「トレーニンググローブ」
FREETOO
トレーニンググローブ
実勢価格:2280円
サイズ:S/M/L
リストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
86/100点 | 17/20点 | 17/20点 | 18/20点 | 16/20点 | 18/20点 |
第11位は「FREETOO」のトレーニンググローブ。2位商品と同じメーカーです。こちらはリストラップ付きで高重量対応型ですが、今回は初心者想定ということで、順位が下がりました。
リストラップは硬めでしっかりと手首を固定してくれます。ただリストラップやパームなど全体に硬さがあるので、使い込むことによって使いやすくなるタイプだと言えます。
手のひらもクッション性があり、バーを無理なく握り込めます。
リストラップがしっかりしていて、リストの固定がしっかりできるのが良いですね。グリップ力に関しては平均的といった感じです。価格が若干高めなので、順位を落としました。
12位:滑り止め効果が絶大な「beastoo sports」
ビーストスポーツ(beastoo sports)
トレーニンググローブ
実勢価格:1680円
サイズ:S/M/L/XL/XXL
素材:弾力材スポンジ、メッシュ他
ストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
84/100点 | 17/20点 | 17/20点 | 17/20点 | 16/20点 | 17/20点 |
機能性溢れる「beastoo sports」のトレーニンググローブが12位に。伸縮性のある長さ30cmのリストラップを備え、固定力は抜群。手首の負担軽減やケガの防止にも効果的です。
手のひらはゴワゴワして分厚いですが、その分手の保護と滑り止め効果に優れています。
「作りがしっかりしている」という高評価が見られる反面、「価格なりの商品」「数回の使用で縫合がほつれた」「縫製がイマイチ」といった意見も寄せられていました。
各部に工夫が見られ悪くない作りです。手のひらの滑り止めは効果抜群ですが、高重量を扱った場合に耐久性がやや心配です。通気性は上位商品に比べると、少し劣る印象です。
13位:DMoose「トレーニンググローブ」
DMoose
トレーニンググローブ
実勢価格:1699円
サイズ:S/M/L/XL
リストラップ:有
▼テスト結果
合計 | グリップ力 | フィット感 | 着脱のしやすさ | 通気性 | コスパ |
80/100点 | 13/20点 | 17/20点 | 17/20点 | 17/20点 | 16/20点 |
第13位は「DMoose」のトレーニンググローブ。伸縮性のある生地を使った商品です。
リストラップは若干短め。手首へのサポートはそれほど強くありません。
生地は柔らかくフィット感は問題ありません。ただしグリップ力は弱めで、上位商品と大きく差が開いてしまいました。
着脱しやすいグローブですね。ただしグリップ力が低く、滑り止め効果が弱いのが残念なポイントでした。
まとめ:トレーニング用グローブは「消耗品」と考えるべし
以上、ウェイトトレーニング用グローブのおすすめランキングでした。
今回はとくに「耐久性」に関しては採点基準に入れませんでしたが、その理由を板谷氏に解説してもらいました。
ウェイトトレーニング用グローブは高重量のものを扱うほど破損しやすくなります。たとえば重量挙げなどの場合、100kg以上のバーベルを扱うので新調のグローブでも2週間ほどでボロボロになってしまいます。グローブは長く使うものというより、消耗品として考えたほうがよいでしょう。
ウェイトトレーニング用グローブは種目、重量、使う頻度によって選択肢が変わってきます。初心者の方は今回紹介した1~3位商品のような汎用性の高いタイプから使い始めて、徐々に自分のトレーニングに合ったものに変えて行くのがおすすめです。
今回のランキングを参考に、ウェイトトレーニングで何かと役立つグローブをぜひ活用してみてくださいね!
トレーニング用グローブのベストはSIMARI
シマリ(SIMARI)
トレーニンググローブ
実勢価格:1980円
サイズ:X-Small/S/M/L/XL
素材:手のひら・マイクロファイバー/手の甲・ライカ(弾性繊維)
リストラップ:有
保護力、グリップ力にすぐれた「SIMARI」のトレーニンググローブが今回のベスト。サイズが豊富なので男女とも使用可能です。
ウェイトトレーニング用グローブを着けると、滑りがなくなり、しっかりと器具を握り、集中してウェイトトレーニングを行うことができます。その結果、筋トレ効率も大きくUPします。