家トレに最適! 腹筋を鍛える「腹筋ローラー」

家トレに最適!腹筋を鍛える「腹筋ローラー」 イメージ

腹筋を鍛えるといえば、床に寝転がって上半身を起こす筋トレが真っ先に思い浮かびますよね。

ところがそうした「自重運動」と呼ばれるトレーニングは正しい方法でやらないと、単なる全身の起き上がり運動になってしまい、腹筋に必要な負荷をかけられません。

家トレに最適!腹筋を鍛える「腹筋ローラー」 イメージ2

また腹筋ベルトなどは、長期間継続的に使用しなければ、効果が出にくいといわれています。

家トレに最適!腹筋を鍛える「腹筋ローラー」 イメージ3

その点、腹筋ローラーは動きもシンプルで実践しやすく、腹筋への負荷を効率的にかけられるので、プロ格闘家やパーソナルトレーナーの方たちも取り入れて実践しているのだそう。また、ジムになかなか行けないという人も、自宅での筋トレに最適です。

1日5分だけでも鍛えられる! 腹筋ローラーの5つのメリット

1日5分だけでも鍛えられる!腹筋ローラーの5つのメリット イメージ

腹筋ローラーとは、車輪の両側に持ち手があり、それを握って前後に転がすことで、腹筋を伸長・収縮させ鍛えることができるアイテムを指します。

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腹筋ローラーでは、主に腹直筋(ふくちょくきん)が鍛えられますが、同時にお腹の側面の外腹斜筋(がいふくしゃきん)、内腹斜筋(ないふくしゃきん)にも効き目があるとされていて、体幹トレーニングとしても効果的です。

ここからは、腹筋ローラーで鍛える5つのメリットについて触れていきましょう。

メリット1:腹筋だけでなく
上半身をまんべんなく鍛えられる!

メリット1:腹筋だけでなく上半身をまんべんなく鍛えられる! イメージ

先程、主な鍛えられる腹筋群について触れましたが、それ以外にも上半身をまんべんなく鍛えられる点が、腹筋ローラーのメリットのひとつ。

前述の腹筋まわり以外にも、腕の後ろ側の上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)、背中の脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)といった部位も鍛えられます。

メリット2:筋トレ効果が大きく
比較的少ない回数で鍛えられる

メリット2:筋トレ効果が大きく比較的少ない回数で鍛えられる イメージ

器具を使わない自重トレーニングは20回×3セットといったように、ある程度の回数をこなさないと効果がありません。一方で腹筋ローラーは、その半分程度の回数で十分な効果を得ることができるといわれています。

メリット3:筋トレ強度の調整ができて
初心者から上級者まで使用できる

メリット3:筋トレ強度の調整ができて初心者から上級者まで使用できる イメージ

腹筋ローラーは行う体勢によって、強度を変えることができます。

たとえば、初心者ならヒザをついたラクな体勢での膝コロ。上級者ならヒザを床から離したキツい体勢での立ちコロといった具合に、自分に合った筋トレ強度の調整ができます。だからこそ長続きするのです。

また初心者はカベを前にして膝コロでローラーを動かし、自分ができる範囲以上前に行かないようにすると、簡単にトレーニングを行うことができます。膝の痛みやアザが気になるという人は、膝パッドがあると便利です。

メリット4:筋トレスペースも
収納スペースもコンパクトで済む

メリット4:筋トレスペースも収納スペースもコンパクトで済む イメージ

大がかりなトレーニングマシーンは場所を取り、何よりも使わなくなった際の処理が大変ですが、腹筋ローラーならコンパクトで邪魔になりません。さらに分解できる製品もあるので、「旅先に持っていって……」といったことも可能です

メリット5:2000円前後の商品が多く
経済的負担が少なくスタートを切れる

メリット5:2000円前後の商品が多く経済的負担が少なくスタートを切れる イメージ

ダイエットや筋トレは意外にお金がかかるもの。筋トレグッズも様々な種類がありますが、腹筋ベルトなら2万円前後、トレーニングマシーンなら3万円~6万円とかなり高額。

その点、腹筋ローラーなら、2000円前後などの商品が多く、腹筋ベルトの10分の1程度の予算で始められます。価格が安いので、自分に合わない商品を買ってしまっても買い替えが容易です。

スポーツ早速ですが今回のランキング1位はコチラ

早速ですが今回のランキング1位はコチラ イメージ

Soomloom
アブホイール
エクササイズウィル スリムトレーナー
実勢価格:1070円

今回1位に輝いたのはSoomloomの「アブホイール」でした。消音性能に優れ、深夜の自宅トレーニングもOK。汗をかいてもすべらない安定感もあり初心者にもおすすめです。

もちろん負荷もしっかりとかけられて、確かな運動効果を実感できます。詳しくはランキング内の記事をご覧ください。

長続きさせるための選び方のコツって?

長続きさせるための選び方のコツって? イメージ

“腹筋ローラーなら、どれを選んでもOK”というワケではないんです。

例えば、自分に合わない製品を選んでしまった場合、トレーニングしづらく、長続きしません。また、無理に続けるうちに、逆に筋肉を痛めてしまう可能性も。自宅での筋トレが中心となるなら、騒音も気になります。

長続きさせるための選び方のコツって? イメージ2

そこで今回は、TRI-FORCE所属のプロ格闘家でありスポーツトレーナーの板谷一樹氏に、腹筋ローラーを選ぶ上での4つのポイントを教えていただきました。

長続きさせるための選び方のコツって? イメージ3

また、それだけでなく、板谷氏と編集部の協議のもと、Amazonなどネット通販で買える腹筋ローラー12製品を選抜。選ぶポイントを満たしているかを板谷氏が実際に使った上で採点評価し、12製品のランキングも作成しています。

[ポイント1:安定性]
初心者でも安全に使えるか?(配点40点)

ホイール部のアップ

安定性については、ホイールが左右にぶれず、安定して転がすことができ、グリップが滑らないかがポイント。

比較的ホイールの幅が広く直径が大きいタイプ、ダブルホイールのように複数の車輪があるタイプがバランスを取りやすく、初心者でも安全に使うことができるのでおすすめ。

また、グリップの握りやすさなども安定性に関連する重要な要素。プラスチックなどの滑りやすいグリップではなく、合成樹脂などでコーティングされたグリップを選ぶと良いでしょう。

今回の検証では、板谷氏に選抜12製品をお渡しし、1週間のテスト期間を設けて使い倒していただきました。1週間経過後にグリップやホイールについて詳細なヒアリング取材と評価アンケートを実施。その結果をもとに採点評価しています。

[ポイント2:静音性]
近隣への騒音被害は発生しないか?(配点30点)

板谷さんが動かしている引きの写真

腹筋ローラーを自宅使用する場合、気になるのが、ホイールが回ることによって起きる騒音。静音性に関して未対策の商品の場合、使用時にゴロゴロといった音が出て、家族や近隣に迷惑になってしまいます。

その点、最近の腹筋ローラーは使用時でも静かで、音が出にくいものが多いようです。なかでもホイールに住宅の防音・衝撃吸収材としても仕様されるEVA素材が使用されているホイールは、さらに高い静音性になっているようなのでおすすめ。

マンション住まいなどで、下の階への騒音が気になる人は、注意書きに「静音性に優れている」などの記載があるものを探し、ホイール素材をチェックしてみるのも良いでしょう。

[ポイント2:静音性]近隣への騒音被害は発生しないか?(配点30点) イメージ

静音性の検証では、外部音の干渉が少ないエリアにて騒音計を用いたテストを行いました。全選抜製品ともに商品から20cm離れた一定の距離から騒音を計測。より静かな製品を高評価としました。

[ポイント3:収納・持ち運び]
日々の生活で邪魔にならないか?(配点30点)

グリップ部のアップ

トレーニングマシンに比べ、場所を取らないとはいえ、片付けやすさや邪魔にならないことも重要です。部屋のサイズ感を鑑みながら考えると良いでしょう。

また、トレーニングが習慣の人は、旅行カバンに入れて持ち運ぶ場合もあります、中には分解が可能な商品もあるので、かさばらないことを意識されているなら、検討材料のひとつに入れることをおすすめします。

安定性と同じく、収納・持ち運びについては、板谷氏に全製品をお渡しし、1週間使っていただいたあとに、サイズ感や片付けやすさに関する詳細なヒアリング取材と評価アンケートを実施。その結果をもとに採点評価しています。

[ポイント3:収納・持ち運び]日々の生活で邪魔にならないか?(配点30点) イメージ

上記の選びのポイント3つを踏まえ、選抜した腹筋ローラー12製品のおすすめランキングを決定しました。

それでは気になる1位の製品から見ていきましょう。

第1位高品質の発泡スポンジハンドルと驚きの静音性「Soomloom」

高品質の発泡スポンジハンドルと驚きの静音性「Soomloom」 イメージ

Soomloom
アブホイール
エクササイズウィル スリムトレーナー
実勢価格:1070円

▼テスト結果

  • 安定性    :37/40点
  • 静音性    :30/30点
  • 収納・持ち運び:30/30点
  • 合計     :97/100点

Soomloom「アブホイール」の最大の特徴は静音性で、ホイールには消音性能の高いEVAという素材が使われています。​

高品質の発泡スポンジハンドルと驚きの静音性「Soomloom」 イメージ2

板谷氏と編集部でテストしてみましたが、騒音量は12製品中もっとも低い数値を記録しました。これならマンション在住の人でも自宅トレーニングできます。

高品質の発泡スポンジハンドルと驚きの静音性「Soomloom」 イメージ3

もうひとつ嬉しいポイントは、分解・組み立てがカンタンなこと。商品は平たい箱に入った状態で届き、開封すると中には、パイプ、ホイール、グリップなどが分解された状態で入っています。

これならモノを置ける許容量が多くない部屋であっても、分解収納できるのでありがたいですね。

グリップの画像

また、テストをしている際に感じたのは、グリップの手への馴染み。高密度発泡スポンジを採用しているためなのか、汗をかいてもズルッとすべらない安定感を感じました。

以上を踏まえ、初心者男女を問わずおすすめでき、忙しいビジネスマンの深夜トレーニングも支えてくれるということで、今回の検証では1位に輝きました。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

私も自宅で愛用しています。静音性に優れているので、深夜のトレーニングでも周りに迷惑をかけません。

第2位分厚いホイールで安定感がある「FEELCAT」

分厚いホイールで安定感がある「FEELCAT」 イメージ

FEELCAT
腹筋ローラー
実勢価格:1499円

サイズ:ホイールの直径16.5×幅8.8cm
重量:538g
耐荷重:200kg
材質:ハンドル/高密度発泡スポンジ+鋼パイプ、ローラー/強化樹脂+軟質ラバー

▼テスト結果

  • 安定性    :38/40点
  • 静音性    :30/30点
  • 収納・持ち運び:28/30点
  • 合計     :96/100点

2位はFEELCATの「腹筋ローラー」でした。最大の特徴はホイールの表面で、特殊素材の軟質ラバーを採用しています。そのため静音性に優れ、フローリングにキズをつける心配がありません。

分厚いホイールで安定感がある「FEELCAT」 イメージ2

またタイヤのような凸凹加工がされており、滑りにくく安全にトレーニングすることができます。

分厚いホイールで安定感がある「FEELCAT」 イメージ3

横幅8.8cmと広めのローラーで接地面が広いため安定性があります。また左右のブレが少なく、初心者でもバランスが取りやすいローラーだと言えます。なおグリップには高クッション性のスポンジを採用しています。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

握りやすいグリップで初心者でもトレーニングがしやすい商品です。ただスポンジが巻かれたグリップは汗を吸うので衛生面で気をつけなければなりません。ホイールは分厚いので安定感があります。パッドが付属しているのも良いですね。

第3位グリップは握りやすいが ゴム臭だけ気になる「ALINCO」

グリップは握りやすいがゴム臭だけ気になる「ALINCO」 イメージ

ALINCO
エクササイズホイール EXG229A 腹筋ローラー
実勢価格:1241円


サイズ:ホイールの直径14.5×W31.5×H14.5cm
重量:400g

▼テスト結果

  • 安定性    :38/40点
  • 静音性    :29/30点
  • 収納・持ち運び:28/30点
  • 合計     :95/100点

第3位に輝いたのはALINCO「エクササイズホイール」です。ダブルホイール仕様なので、安定した筋トレを行うことができます。

実際に使っているシーン

Amazonを見ると、使用していると削りカスが出るなどのレビューがあったのですが、今回の検証では削りカスの発生はありませんでした。静音性も申し分ありません。

グリップは握りやすいがゴム臭だけ気になる「ALINCO」 イメージ2

また、グリップには独自のカットデザインが施されており、滑りにくい印象でした。ただ、ちょっと気になったのはグリップのゴム臭。開梱直後はちょっと強めに香るので、神経質な方は一考の必要ありです。

とはいえ、使いやすさは1位とほとんど差はなく、こちらも初心者・男女問わずオススメの逸品です。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

安定性に優れたダブルホイールなら、初心者でも体のブレがなく効果的にトレーニングを進めることができます。

4位:アシスト機能付きで初心者向けの「GronG」

4位:アシスト機能付きで初心者向けの「GronG」 イメージ

GronG(グロング) 
腹筋ローラー
実勢価格:2180円

サイズ:ホイールの直径18×全体幅38.6cm
重量:1.78kg
耐荷重:150kg

▼テスト結果

  • 安定性    :38/40点
  • 静音性    :29/30点
  • 収納・持ち運び:28/30点
  • 合計     :95/100点

4位のGronG「腹筋ローラー」は、アシスト機能、いわゆる反発バネ付きのローラーです。

4位:アシスト機能付きで初心者向けの「GronG」 イメージ2

引き戻す力をアシストしてくれるので、初心者でも通常より少ない力で戻ることができます。ただ回転が一方向に限られてしまうのが不便な点と言えます。

4位:アシスト機能付きで初心者向けの「GronG」 イメージ3

グリップは若干凹凸があるため握りやすく、ホイールも大きめなので安定感があります。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

滑りにくいグリップが良いですね。ホイールも大きめで安定感があります。負荷は弱いですが、初心者の1台目としてはアリでしょう。バネ付きですが、進行方向を間違えないように注意が必要です。

5位:ホイール直径が小さく運動効果が期待できる「TOEI LIGHT」

5位:ホイール直径が小さく運動効果が期待できる「TOEI LIGHT」 イメージ

TOEI LIGHT
XYSTUS
スリムトレーナーTR
腹筋ローラー
実勢価格:1490円


サイズ:ホイールの直径15cm×W31×H15cm
重量:400g

▼テスト結果

  • 安定性    :37/40点
  • 静音性    :28/30点
  • 収納・持ち運び:28/30点
  • 合計     :93/100点

5位のTOEI LIGHT「XYSTUS スリムトレーナーTR」は、ホール径が小さいローラーです。そのため、大きな運動効果が期待できます。

実際に使っている写真

すべりにくい軟質樹脂ローラーを採用しているため、安定性も抜群です。軟質樹脂が保護材になっているためか静音性にも優れていました。

ローラー部のアップ

ただ、ホイールとパイプが干渉するせいか、大きな音ではありませんが、耳障りな高音が発生することも。気になる人はシリコンスプレーなどを掛けると音の防止になるだけでなく、ホイールが回りやすくなります。回りが良くなるぶん負荷が強くなる場合があるのでご注意ください。

5位:ホイール直径が小さく運動効果が期待できる「TOEI LIGHT」 イメージ2

また、今回の検証項目にはありませんが、Amazonに「立ちコロで3年使用しても壊れない」とのレビューがありました。耐久性を求める人にはおすすめです。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

実際に使用した際にダブルホイールの安定感だけでなく、頑丈さも感じました。実証できないのが悔しいところですが、立ちコロで3年持つというレビューも信憑性が高いといえますね。

6位:1輪でキツいトレーニングができる「adidas」

6位:1輪でキツいトレーニングができる「adidas」 イメージ

adidas(アディダス)
hardware アブホイール adac-11404-1    
実勢価格:2200円

サイズ:18×18×29.5cm(片方)
重量:485g
素材:PP、TPR、アイアン他

▼テスト結果

  • 安定性    :37/40点
  • 静音性    :27/30点
  • 収納・持ち運び:28/30点
  • 合計     :92/100点

6位のadidas「hardware アブホイール adac-11404-1」は、直径18cm、厚み5cmのホイールです。

6位:1輪でキツいトレーニングができる「adidas」 イメージ2

若干幅が狭めなので、負荷が高く、中級以上におすすめです。初心者想定なので今回は順位を落としましたが、中級以上ならばもっと上のランクに行くと思います。タイヤはゴム製なので静音性は問題ありません。

6位:1輪でキツいトレーニングができる「adidas」 イメージ3

グリップはテクスチャー加工されており握りやすい作りになっています。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

中・上級者向けのローラーです。1輪なので負荷が大きくキツいトレーニングを行うことができます。ただしグリップをはめ込むのがやや大変で組み立て辛さを感じました。

7位:強度が高い中級者以上向け「Amazonベーシック」

7位:強度が高い中級者以上向け「Amazonベーシック」 イメージ

Amazonベーシック
腹筋ローラー アブローラー ペア    
実勢価格:1974円

サイズ:約20×40×15cm
重量:約1.2kg
素材:PP、ABS、NBR素材

▼テスト結果

  • 安定性    :35/40点
  • 静音性    :26/30点
  • 収納・持ち運び:30/30点
  • 合計     :91/100点

7位のAmazonベーシック「腹筋ローラー アブローラー」は、珍しい2個セットのローラーです。

7位:強度が高い中級者以上向け「Amazonベーシック」 イメージ2

1個ずつ片手で動かすわけですが、ホイール径も小さく、かなりキツい動きになります。左右の動きが自由自在なので多様なトレーニングを行うことができます。

7位:強度が高い中級者以上向け「Amazonベーシック」 イメージ3

接地面は硬めなので、滑ったり傷をつけたりする恐れがあるので、フローリング上の使用は向いていません。マットや絨毯を準備する必要があるでしょう。なおグリップはスポンジで握りやすいのですが、汗を吸うので衛生面に気をつけなければなりません。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

かなりキツいローラーですね。左右それぞれ片手で持つので、安定性が低く、強度は相当なものです。中級者以上のおすすめ商品だと言えます。グリップは握りやすいのですが、スポンジ素材なのが衛生面で気になりますね。

7位:初心者に超おすすめの「Active Winner」

7位:初心者に超おすすめの「Active Winner」 イメージ

Active Winner
腹筋ローラー
実勢価格:2180円

サイズ : ホイール径18.5cm、横幅25.8cm、グリップ部11.4cm
重量:590g
素材:‎ポリプロピレン

▼テスト結果

  • 安定性    :36/40点
  • 静音性    :28/30点
  • 収納・持ち運び:27/30点
  • 合計     :91/100点

同点7位のActive Winner「腹筋ローラー」は、2輪で負荷もそれほど高くなく、初心者でもトレーニングしやすいローラーです。

7位:初心者に超おすすめの「Active Winner」 イメージ2

回転はスムーズで、静音性に優れており、自宅でのトレーニングにおすすめです。

7位:初心者に超おすすめの「Active Winner」 イメージ3

NBRフォームハンドルを採用。強力な滑り止めで安全なトレーニングが可能です。初心者の1台目としても最適だと言えます。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

もっともベーシックな腹筋ローラーだと言えます。負荷もそれなりにあり、初級~中級まで幅広い層で使えます。グリップはスポンジで握りやすいですが、衛生面に気をつける必要があります。

9位:4輪で安定性に優れた「PROIRON」

9位:4輪で安定性に優れた「PROIRON」 イメージ

PROIRON 
腹筋ローラー 四輪 アブローラー 
実勢価格:2280円

サイズ:40×20cm
収納サイズ:20×10.5cm
重量:860g
素材:スチールチューブ、PPプラスチック、フォーム(ハンドル)

▼テスト結果

  • 安定性    :38/40点
  • 静音性    :26/30点
  • 収納・持ち運び:26/30点
  • 合計     :90/100点

9位のPROIRON「腹筋ローラー 四輪 アブローラー」は、三角形の構造ですが、4輪の腹筋ローラーです。

9位:4輪で安定性に優れた「PROIRON」 イメージ2

安定感抜群で、初心者でも比較的ラクにトレーニングすることができます。

9位:4輪で安定性に優れた「PROIRON」 イメージ3

滑り止めに優れたフォームグリップハンドルを採用。ミュートベアリングで静音性を高めている点も評価できます。複雑な形ですが、セッティングも比較的簡単なので持ち運びには苦労しません。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

安定性に優れ初心者向きのローラーだと思います。ただタイヤ位置が低いので、標準的なローラーに慣れている人には、逆に使いづらいと思います。スポンジのグリップなので衛生面に気をつけましょう。

10位:ストッパー付きで安全にトレーニングができる「La-VIE」

10位:ストッパー付きで安全にトレーニングができる「La-VIE」 イメージ

La-VIE(ラヴィ)
腹筋ローラー        
実勢価格:1273円

本体サイズ:(約)高さ18.5×幅26×奥行18.5cm
本体重量:約790g
素材:ローラー・PVC、ハンドルバー・スチール、ストッパー・スチール/ラバー

▼テスト結果

  • 安定性    :34/40点
  • 静音性    :27/30点
  • 収納・持ち運び:28/30点
  • 合計     :89/100点

10位のLa-VIE「腹筋ローラー」は、手首を少し返すだけで回転が止まるストッパー機能付きのローラーです。

10位:ストッパー付きで安全にトレーニングができる「La-VIE」 イメージ2

ホイールは若干細めで不安定で、強い負荷を掛けたい人におすすめです。

10位:ストッパー付きで安全にトレーニングができる「La-VIE」 イメージ3

ストッパーは取り外しが可能なので、邪魔な場合外して使えます。グリップは太くて握りやすく、全体にシンプルな作りでコンパクトなのも評価できます。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

グリップがかなり良い作りだと思います。ストッパー付きなのも便利ですね。負荷は若干強めなので、中級者でも使えると思います。

11位:安定製と騒音性は抜群だが
サイズ感がやや残念「Wolfyok」

11位:安定製と騒音性は抜群だがサイズ感がやや残念「Wolfyok」 イメージ

Wolfyok
アブローラー
実勢価格:1853円


サイズ:ホイールの直径16.5×W34×H16.5cm

▼テスト結果

  • 安定性    :36/40点
  • 静音性    :27/30点
  • 収納・持ち運び:25/30点
  • 合計     :88/100点

第11位は​ホイールの形が印象的なWolfyok「アブローラー」

11位:安定製と騒音性は抜群だがサイズ感がやや残念「Wolfyok」 イメージ2

ゴムとプラスチックの特徴を併せ持つTPR素材のホイールは、表面に独自の凹凸加工もされているため滑りにくく、静音性も兼ね備えています。

11位:安定製と騒音性は抜群だがサイズ感がやや残念「Wolfyok」 イメージ3

また、鋼パイプを使用しているので、実際に使用してみた感覚も含めて、耐久性も高い印象です。

11位:安定製と騒音性は抜群だがサイズ感がやや残念「Wolfyok」 イメージ4

ただ、気になるのは、そのサイズ感。肉厚感が気になり、収納場所や部屋での定位置には一考の余地がありそうです。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

肉厚で安定感があるので、膝を床に付いて行う膝コロはもちろん。立って行う立ちコロもしやすく、使う人に合ったトレーニングが可能です。

12位:アシスト機能付きで初心者向けの「NAKO」

12位:アシスト機能付きで初心者向けの「NAKO」 イメージ

NAKO
腹筋ローラー エクササイズローラー
実勢価格:2000円

サイズ:ローラー幅16cm、高さ16cm、グリップ12cm、左右長さ40cm
重量:1.99kg
素材:熱可塑性ゴム、ポリ塩化ビニル、合金鋼

▼採点結果

  • 安定性    :37/40点
  • 静音性    :24/30点
  • 収納・持ち運び:20/30点
  • 合計     :81/100点

12位のNAKO「腹筋ローラー エクササイズローラー」は、厚めのホイールで安定感は抜群です。

12位:アシスト機能付きで初心者向けの「NAKO」 イメージ2

アシスト機能(バネ)がついているので、初心者向きです。ただ負荷が弱いので経験者には物足りなく感じるでしょう。

12位:アシスト機能付きで初心者向けの「NAKO」 イメージ3

独特の形状のハンドルは掴みやすく、トレーニングがしやすい作りになっています。重量2kg超えは今回選抜の12製品の中では、断トツの重さでした。見た目通りの重さだと言えますね。

板谷一樹 氏
格闘家・スポーツトレーナー
板谷一樹 氏 のコメント

アシスト機能があり、女性や初心者でもトレーニングがやりやすい機種です。バネなしで「ちょっとキツイな」と感じた人は、こちらに乗り換えてみてもよいでしょう。ただ若干作りが華奢な感じがしました。

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スポーツ腹筋ローラーのギモンにお答えします

腹筋ローラーのギモンにお答えします イメージ

初心者にとって初めてのトレーニング機器は何かと分からないことだらけ。そこで板谷氏にいくつかの疑問に答えてもらいました。

Q1. ホイール(ローラー)はどんなものを選べばいい?

A. 初心者は安定感があるものを

腹筋ローラーは主に1輪、2輪、3輪タイプがありますが、1輪で車輪幅が狭いホイールがもっともバランスをとりにくく負荷も大きくなります。このタイプの1輪は腹筋のみならず、腹斜筋やそのほかの筋肉も鍛えられます。

一方3輪は安定感があり、負荷も少なめ。初心者向けだと言えます。運動経験が豊富な人は幅が狭めの1輪、初心者や体力に自信がない人は幅が広めで安定感がある1輪や2輪、3輪を選ぶとよいでしょう。

Q2. ホイールの直径はどれくらいのサイズがいい?

A. 直径14〜20cm程度でホイールの幅が広めのもの

負荷はホイールの直径が大きいほど小さく、直径が小さいほど大きくなります。そのため最初から小さい直径の商品を選んでしまうと、キツ過ぎて続かないことがあります。

そのため最初は直径14~20cm程度のもので、ホイールの幅が広めのものを選びましょう。

Q3. 騒音が気になるときの対処法は?

A. ホイールの表面が柔らかい素材だと動作音が抑えられる

腹筋ローラーに騒音はつきものです。ただしホイールの表面が柔らかい素材で作られているものなら、動作音はかなり抑えられます。さらに気になる人は下にマットや絨毯を引けば問題なくトレーニングができるでしょう。

スポーツ静音性・安定性は申し分なし!命運を分けたのは“重さとサイズ感”

静音性・安定性は申し分なし!命運を分けたのは“重さとサイズ感” イメージ

静音性、安定性では、文句なしの商品が集まった今回のランキング。順位の命運を分けたのは、サイズ感や重さでした。やはり、基本的に家トレアイテムである性質上、邪魔にならないことや邪魔な時にすぐにどかせるなどは重要。

その群を抜いていたのが、第1位の「Soomloom」。薄い箱におさまるくらいまで分解ができ、省スペースで収納できたり、持ち運べるのはありがたいポイントです。

その点でいうと、12位のNAKOのサイズ感はちょっと大きすぎな印象。1.99kgという重さも棚などに置いておくには、落下の危険を考えると怖いですよね。 以上、初心者向けの腹筋ローラーランキングのご紹介でした。

いずれにしてもトレーニングは継続的に行わなければ効果はありません。1日5分でよいので、自分が選んだローラーを毎日転がすように心がけましょう。