筋トレブームの注目アイテム リストストラップをご存知ですか?
筋トレの番組やTVアニメができるほど、昨今筋トレブームですね。男性も女性もジムに通ってトレーニングをする人が増えているようです。
ジムでは軽めのダンベルなど、最初は難易度の低いトレーニングからスタートしますが、何回か通っているうちにより本格的なトレーニングをしたくなります。
そのときに必要になるのが、今回紹介する「リストストラップ」です。
ご注意!リストストラップと リストラップは別モノです
「リストストラップ」とは、トレーニング時の握力を補強するアイテム。なじみのない方も多いと思います。
ちょっとややこしいのですが、この「リストストラップ」と名前の似ているものに「リストラップ」があります。
筋トレのベテランならよくご存じと思いますが、この2つはまったく別のアイテム。通販サイトで検索するとごちゃまぜになって出てきますので、購入する際は気をつけて選んでください。
初心者の方にはわかりづらいと思うので、2つの違いをちょっと確認しておきましょう。
リストストラップってなに?
こちらがリストストラップです。ダンベルやバーベルを持ち上げるときに手首といっしょに巻きつけて使い、握力を補強します。
▼リストストラップの特徴まとめ
・基本的にダンベルやバーベルのバー(シャフト)に巻きつけて使います。
・握力以外の部位を鍛えるのが目的なので、握力自体を鍛えることはできません。
リストラップってなに?
一方、こちらがリストラップです。手首に巻き付けて使用するのはリストストラップと同じですが、こちらは手首を痛めることを防止する役割で、主にプレス系の筋トレで使用されるアイテムです。
▼リストラップの特徴まとめ
・バーシャフトに巻き付けることはありません。
・主に手首の保護が目的です。
初心者の方はとくにこの2つを間違えないように商品選びをしてくださいね。
さっそくですが結果発表! 1位は「RDX」でした
RDX
リストストラップ トレーニング ウェイト リフティング プロシリーズ 筋トレ 滑り止めパッド付き
実勢価格:1680円
結論を先に言いますと「RDX」のリストストラップがおすすめです。
快適な装着感と耐久性の高さがバツグン。手に吸い付くような安定感も高評価でした。
とはいえ、製品に何を求めるかはユーザーによって違いますので、2位以下の製品が購入候補に上がる可能性もありますよね。
ということでランキングの前に、リストストラップの基礎知識から見ていきましょう!
リストストラップを使うの? 得られるメリットもまとめました
それではリストストラップについてもう少し詳しく見ていきましょう。
リストストラップはデットリフトやラットプルダウンなど、プル系トレーニングの握力補助として使用されるアイテムになります。
上の写真がデッドリフト。臀部(でんぶ)や下背部(かはいぶ)、脚部(きゃくぶ)を鍛える代表的なウェイトトレーニングの種目です。
こちらがラットプルダウン。専用のラットプルマシンを使用するウェイトトレーニングです。上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)や広背筋(こうはいきん)、菱形筋(ひしがたきん)などさまざまな筋肉が鍛えられます。
リストストラップを使えば100kg~200kgを超えるような高重量も、比較的ラクに持ち上げられるようになります。
パーソナルトレーナーの板谷氏によれば、リストストラップのメリットは大きく4つ挙げられるといいます。
▼リストストラップのメリット
①握力を使って消耗する体力を抑え、鍛えたい部位に集中出来る
②セット数をこなすことが出来る
③フォームを安定させることができる
④バーベルやダンベルを落とす事がない。安全性に配慮できる
先に解説したように、リストストラップは握力を鍛えるものではありませんが、背中を鍛える動きの場合、リストストラップ使用のメリットは大きくなります。
現役格闘家が細かく解説する リストストラップ選びのポイント
リストストラップの役割はわかりましたが、いろいろな商品があってどれを選んでいいのかまだ迷ってしまいますよね。
そこで板谷氏にリストストラップの選びのポイントを解説してもらいました。
また、今回のランキングにおける製品評価は、これからご紹介する選びのポイントに得点を割り振り、100点満点形式で行いました。
板谷氏には、製品を実際に1週間使用していただいた後に、厳正なる評価を下していただいています。
選びのポイント①
手首への負担軽減
しっかりと手首やシャフト、バーが固定できて手首への負担を軽減できるかどうか。これが最も重要なポイントになります。[配点35点]
選びのポイント②
グリップ感
しっかりと手首にフィットするか、滑ることがないかといったポイント。使用する際の「巻き心地も」も重要です。[配点35点]
選びのポイント③
素材
耐久性や吸水性という点で素材には注意しましょう。それぞれの素材の特徴は以下の通りです。
▼素材の特徴
ナイロン:
軽くて耐久性あり。丸洗い出来てお手入れが簡単。静電気が起きることもある。
革:
滑りにくく、グリップに安定感あり。革なので必要に応じてお手入れが必要。
コットン:
耐久性が高く、吸水性が高い。吸水力が高い分、繊維が引き締まり、使用すればするほどグリップ感に変化あり。
[配点30点]
ネット通販で買うときに 気をつけたいポイントは?
選ぶポイントはわかりましたが、ネット通販で買うときには実際に商品を手に取って見れませんので、グリップ感や負担の軽減具合など確認しづらい点があります。そこで通販サイトでの選びのポイントも板谷氏に伺ってみました。
それではランキングを見てみましょう!
すべての人におすすめしたいRDX ゲルクッションの快適な装着感
RDX
リストストラップ トレーニング ウェイト リフティング プロシリーズ 筋トレ 滑り止めパッド付き
実勢価格:1680円
▼テスト結果
手首への負担軽減:34/35点
グリップ感 :34/35点
素材 :29/30点
総合評価 :97/100点
RDX社はイギリスで武道・スポーツ用品を製作・販売しているメーカーです。
ゲルクッションを用いたストラップで、快適な装着感が大きな特徴。また頑丈な縫製で耐久性にも優れています。
滑り止めがあるのでしっかりと手に吸い付いて、手首をしっかりサポートしてくれます。
念の為、複数のレビューもチェックしてみたところ、他商品に比べ、手にしっくりくるのでダンベルやフォームが安定する、といった声が多いようでした。
肌触りがソフトなので違和感なく、ストレスゼロでトレーニングができます。
かなり優れたリストストラップです。シリコンの滑り止めがあるので、安全に安定してトレーニングを行うことができますね。ベテランから初心者まで、すべての人にお勧めしたい商品です。
手首パッド付きがグッド 安定感も抜群なRHYNO
RHYNO(ライノ)
リストストラップ リフティングストラップ
実勢価格:1380円
サイズ:54×4cm
素材:100%コットン
▼テスト結果
手首への負担軽減:33/35点
グリップ感 :33/35点
素材 :28/30点
総合評価 :94/100点
コスパに優れた商品です。手首パッド付き(左右1本ずつ、計2本)で快適な使用感です。
パッドは充分な厚さを備えており、手首をしっかり保護。デッドリフトやラットプルダウン、ベントオーバーローなどオールラウンドに対応します。
縫製もしっかりしていて耐久性は十分。遊びがなく、装着したときの安定感も抜群です。
安定感のある商品です。装着してもパッドが手首を保護してくれるので安心です。1位商品と並んでおすすめです。
グリップとシャフトが一体化! 耐久性の高いナーブス
ナーブス(NURBS)
レザーリストストラップ パワーアシスト(左右ペア)
実勢価格:2700円
サイズ:61㎝×4㎝
素材:本革
▼テスト結果
手首への負担軽減:33/35点
グリップ感 :34/35点
素材 :27/30点
総合評価 :94/100点
革製の高い耐久性を誇るストラップです。革なので他商品よりも厚みがあり柔らかく、しっかりと手のひらを保護してくれます。
わずかな伸縮性があり、手によくフィットします。シャフトとグリップがしっかりと一体化する商品です。
ただし使い込むまで、やや硬いといった印象を受けるかもしれません。何度か使ううちに手に馴染むようになってきます。
また革製は丸洗いができないので、日陰干しなどが必要です。多少手間がかかる難点があります。
6本のステッチが施されており、一度に裂けることを防ぐなど、安全性にも配慮した商品です。革製で、使い込むほどに味が出てくるのも◎ですね。
4位: 布製のしっかりした作り
耐久性抜群のゴールドジム
ゴールドジム(GOLD'S GYM)
リストストラップ G3500
実勢価格:1923円
長さ:約51×4cm
素材:綿、ナイロン(ロゴ部分)
▼テスト結果
手首への負担軽減:32/35点
グリップ感 :34/35点
素材 :26/30点
総合評価 :92/100点
人気ジムの商品で、通販サイトでも高評価が並ぶリストストラップです。装着した感触も抜群で上位商品に引けを取りません。
長さは51㎝なので、レビューではやや短いという意見も。どちらかと言えば手首が細い人向けの商品と言えるでしょう。
布製なのでゴシゴシ洗濯ができて衛生的。レビューでは「強く洗ってもほつれない」との報告がありました。耐久性も抜群です。
幅に関しては表示がありませんでしたが、実測で約3.8㎝と他の商品よりやや細いようです。とはいえ触り心地も良く、手にしっかりとフィットするのでおすすめです。
5位: 使うほどに手に馴染むシーク
長さ短めのレザーストラップ
Schiek(シーク)
レザーリフティングストラップ
実勢価格:2980円
サイズ:55×4cm
素材:本革
▼テスト結果
手首への負担軽減:32/35点
グリップ感 :32/35点
素材 :26/30点
総合評価 :90/100点
こちらも2位商品と同じく革製のストラップです。異なる点はタテにステッチが入っていないことと、やや長さが短いこと。長さに関しては人によって合うものが異なるので、今回の評価には入れませんでした。
簡単に巻きつけることができて、すぐに強度の高いトレーニングができます。肌触りは最初は硬いと感じるかもしれませんが、革製なので使うほどに手に馴染んできます。
レビューでは「布製よりしっかりしている」というものがある一方、「革の伸びが気になった」といったものもあり、多少個体差があるようです。
編集部に届いたものはしっかりしたものでした。2位商品に比べやや革が硬い感じがしましたが、どちらも手にしっくりきました。
6位: 最安値ながら安定性バツグン
耐久性が惜しい1DOT2
1DOT2
リストストラップ 手首固定 クッション入り
実勢価格:1180円
サイズ:約57.×4㎝
素材:コットン他
▼テスト結果
手首への負担軽減:32/35点
グリップ感 :32/35点
素材 :25/30点
総合評価 :89/100点
今回のラインナップの中では最安値。コスパに優れた商品です。コスパが採点基準に入っていたなら、もう少し上位に食い込んだと思われます。
EVAクッションパッド装備で、手首への食い込みを緩和。また両面には滑り止めゴムが付いており、体に優しい安全性を考えた作りになっています。
ただ「半年で滑り止め部分が解けてきた」とのレビューがあり、耐久性に関してはさらなる向上を期待したい商品です。
コスパに優れた初心者におすすめの商品です。滑り止めゴムの強度については私も多少気になりました。一方グリップ感や安定性は申し分なしです。
7位: すぐに装着できるking2ring
八の字形状が魅力です!
king2ring
リストストラップ pk1665
実勢価格:1380円
サイズ : S: 手首周囲30cmまで/M:手首周囲30cm以上
素材:硬綿
▼テスト結果
手首への負担軽減:31/35点
グリップ感 :31/35点
素材 :26/30点
総合評価 :88/100点
最大の特徴は八の字の形状。既存のリストストラップと比べて着脱が簡単です。また素材に厚みがあるので、手首にやさしく耐久性も高い製品です。
レビューでは「180㎏の重量でも余裕の丈夫さ」という声がありました。強度・頑丈さでは高レベルと言えます。
ただし8の字型なのでサイズ調整ができないのが残念な点。サイズはSとMがありますが、さらにもっと多くのサイズが出ることを期待します。
かなり丈夫なリストストラップです。編集部に届いたものは私にはやや遊びがありましたが、サイズがぴったり合えばかなり使える商品だと言えるでしょう。
8位: しっかりした厚みと縫製のAZLIV
素早く装着できる八の字タイプ
AZLIV(アズリブ)
2秒で巻ける リストストラップ 瞬間装着
実勢価格:1400円
▼テスト結果
手首への負担軽減:30/35点
グリップ感 :30/35点
素材 :26/30点
総合評価 :86/100点
7位商品と同じエイト(八の字)ストラップです。商品説明にもあるように装着が速く、すぐにトレーニングに入ることができます。
板谷氏によればサイズはやや小さいものの若干遊びがあるとか。手首の太い人向けの商品だと言えます。
ストラップの幅は7位商品よりもやや狭い感じ。厚みはほぼ同じでした。
厚みがあって縫製もしっかりしている商品です。ただエイトストラップはしっくりくるサイズ選びが難しいのが難点です。
ご紹介した8製品は 合格ラインをクリアしてます
今回の検証で集めた商品は約30種。その中から上位8商品を厳選してご紹介しました。
8位までに入らなかった商品は、以下の理由でランキングから脱落しました。
①クッションが入っていない
②実際使うと手首への食い込みが気になる
③グリップ感が良くない
④縫製が雑。耐久性にも疑問あり
つまり1~8位までの商品は上記①~④をすべてクリアし、合格ラインに達したものばかりです。
レビューなども参考にしながら、長さや素材、お値段など、自分に合ったものを選んでみてくださいね!
①耐久性 耐久性は複数のレビューを要チェック。「数週間でダメになった」「縫い目が解れた」などの報告が寄せられていますので参考にしましょう。 ②フィット感 「〇〇のトレーニングに適している」などのレビューで、自分が行っているトレーニングに長さやフィット感が合うものかどうか判断しましょう。