コーヒーのドリッパーや抽出器具にはどんな種類がある?
コーヒーを淹れる道具といえば「ドリッパー」のほか、さまざまな「抽出器具」があります。
定番とされているものは以上。それぞれのタイプでおすすめの製品の紹介と、正しい淹れ方をわかりやすく解説します。
今回は、おすすめの抽出器具のビアレッティ「ブリッカ 2カップ用」を使ったマキネッタ式のコーヒーの淹れ方や、その特徴を紹介します。
ビアレッティ「ブリッカ 2カップ用」
ビアレッティ
ブリッカ
2カップ用
実勢価格:¥7,487(税込)
[SPEC]
1〜2人用
アルミ合金、フェノール樹脂、シリコン
珈琲豆8g/1杯
フィルター不使用
ビアレッティ「ブリッカ 2カップ用」は、小型で持ち運びに便利。フィルター部分が金属なのでペーパーフィルターは必要なく、アウトドアでも気軽に使用可能。サイズは2〜4カップ用まであります。
イタリアでコーヒーといえば、エスプレッソを意味します。街に出ればバール(イタリアの軽食喫茶店)で、家庭では自分で淹れて楽しんでいます。そんなイタリアでは、一家に一台といわれるほど普及している定番の直火式エスプレッソメーカーが、このマキネッタです。
ポイント:蒸気圧を利用
左のフラスコに水、コーヒー粉を入れて熱することで、右のカップ部分に蒸気圧で押し上がってきたエスプレッソが溜まる仕組みです。
※最新の製品は写真のものとカラーが異なります。
マキネッタ式のコーヒーの味の特徴
マキネッタは、下部のフラスコで水が沸騰した際に発生する蒸気圧でお湯が押し上げられ、バスケット内のコーヒー粉を通り、エスプレッソコーヒーとなって上部のカップ部分に抽出されます。フィルターが必要ないのも便利な点です。
▼マキネッタ式の抽出器具で淹れたコーヒーの味の特徴のグラフ
マキネッタで抽出されるエスプレッソは濃厚な味わいが魅力。苦味が強いですが、砂糖との相性は抜群。よって、イタリアでは砂糖を入れて飲むことが多いです。また、ミルクとの相性も抜群で、カフェ・ラテなどのメニューにも、このエスプレッソが使われています。
マキネッタ式の抽出器具でのコーヒーの淹れ方
エスプレッソといえば日本では、マシンでの抽出が一般的ですが、マキネッタのような直火式は安価で使い方もシンプル。使い始めこそ金属臭を感じることもありますが、長年使い込んでいくうちに、器具にコーヒーの香りが着々と馴染んでいきます。
淹れたときに、それが自分の味のように感じ、まさに自分が育てた器具になっていると思える楽しみがあります。
ちなみに、器具に馴染んだ香りや油分を消さないために、マキネッタは水洗いのみで洗剤はNG。手入れの際には注意が必要です。
それでは、マキネッタ式の抽出器具を使った正しいコーヒーの淹れ方を紹介します。
STEP1:パーツごとに分解する
上部のカップ、真ん中のバスケット、下部のフラスコに分解します。
STEP2:フラスコに水を注ぐ
下部にあるフラスコに水(目安は1杯30ml)を注ぎます。
STEP3:安全弁が目安
フラスコの側面に付いている安全弁の下まで水を注ぐと、ちょうど約2杯分になります。
STEP4:バスケットに粉を入れる
カップ数分のコーヒー粉(目安:1杯8g)をバスケット内にふんわりと入れます。粉は細挽きがオススメです。
STEP5:バスケットをセット
コーヒー粉を入れたバスケットをフラスコにセットします。このとき、コーヒー粉が山になっていたら平らにしましょう。
STEP6:カップをセット
上部のカップをセットする。最後までしっかり回して固定します。
STEP7:弱火にかける
マキネッタを弱火にかけます。コンロの五徳にそのまま置いてもいいですが、金網を敷くと安定します。
STEP8:音が鳴ったら火を止める
抽出が始まるとポコポコと音が鳴るので、そこですぐに火を止めます。
STEP9:抽出を待つ
火を止めても抽出し続けるので、抽出が終わるのを待ち、カップにエスプレッソが溜まったら完成です。
マキネッタで淹れるおすすめレシピ:ベトナムコーヒー
マキネッタ式で淹れたコーヒーのアレンジレシピを紹介します。
▼材料
- コンデンスミルク:10ml
- エスプレッソコーヒー:60ml
手順1
コンデンスミルクをカップに注ぎます。
手順2
そこにビアレッティ「ブリッカ 」で淹れた、エスプレッソコーヒーを注げば完成です。
以上、マキネッタ式のコーヒーの淹れ方とおすすめマキネッタ式抽出器具の紹介でした。
マキネッタ式は、使い込めば香りが馴染み、自分だけの味になるのも大きな魅力。器具を育てる楽しみも味わえるので、おすすめです。
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