コーヒーのドリッパーや抽出器具にはどんな種類がある?
コーヒーを淹れる道具といえば「ドリッパー」のほか、さまざまな「抽出器具」があります。
定番とされているものは以上。それぞれのタイプでおすすめの製品の紹介と、正しい淹れ方をわかりやすく解説します。
今回はおしゃれでおすすめなドリッパー、ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」でのコーヒーの淹れ方です。
ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」
ケメックス
マシンメイド コーヒーメーカー
<3カップ用>
実勢価格:¥4,466(税込)
[SPEC]
1〜3人用
耐熱ガラス、天然木、革
珈琲豆13g/1杯
ケメックス フィルター 3カップ用
※Amazonのリンク先はペーパーフィルター100枚付きになります。
ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」は、実験室の“フラスコ・コーヒー”から生まれたコーヒーメーカーで、1941年の誕生以来、半世紀以上に渡って愛されてきた逸品です。
考案者は、ドイツ生まれのアメリカの化学者、ピーター・シュラムボーム博士。当時、実際に博士が実験室でコーヒーメーカーの代わりにフラスコを使っていたことから発案されたそうです。
ちなみに当時のドイツでは、化学者たちがみな、実験室でフラスコやビーカー、ろ紙を使ってコーヒーを淹れて楽しんでいたという話もあります。
その簡易なツールに改良を加えたことで、画期的なヒット作を生み出したシュラムボーム博士は、優秀なクリエイターだったともいえるでしょう。
ドリッパーとサーバーが一体型になったシンプルにしてインパクトのあるフォルムは、無駄がなく機能美を体現したデザイン。専用のペーパーフィルターを使用してドリップします。
ポイント:天然木のハンドル
フラスコのようなくびれ部分には、天然木のハンドルが付いています。ここを持つことで熱さを感じずにサーブすることが可能。取り外しも可能です。
ケメックス式のドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴
▼ケメックス式のドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴のグラフ
苦味、酸味、キレ、コクそれぞれのバランスのとれた味わいが特徴。しかも雑味はなく、しっかりとコーヒー感と風味が感じられます。
ケメックス式のドリッパーでのコーヒーの淹れ方
ケメックス式のドリッパーは専用のペーパーフィルターを使います。まずはフィルターの折り方をおさえましょう。
ケメックス式ドリッパーの専用フィルターの折り方
手順1
ケメックス専用のペーパーフィルターは、このような形状になっています。
手順2
半円形のペーパーフィルターを2つ折りにします。
手順3
はみ出た部分をフィルターに合わせて折り込みます。
手順4
折り込んだ部分が内側にくるように、さらに2つ折りにして完成です。
それでは、ケメックス式のドリッパーを使った正しいコーヒーの淹れ方を紹介します。
STEP1:道具を準備する
ケメックス専用のペーパーフィルターを折って準備をします。
STEP2:ペーパーをセット
ペーパーフィルターを上部のドリッパー部分にセットします。
STEP3:コーヒー粉を入れる
カップ数分のコーヒー粉(目安は1杯13g)をドリッパーにセットしたペーパーフィルター内に入れます。
STEP4:コーヒー粉を平らにする
ドリッパーの側面をトントンと叩くようにして、コーヒー粉を平らにならします。
STEP5:お湯を真ん中から注ぐ
沸騰させて一呼吸置いたお湯(92℃)をコーヒー粉の真ん中から注ぎ入れ、円を描くように粉全体を湿らせます。
STEP6:珈琲粉を蒸らす
少し時間を置いて粉を蒸らす。目安は10〜50秒(カップ数が多いほど時間をかける)です。
STEP7:2投目のお湯を注ぐ
再度、中心から外側に円を描くようにお湯を注ぎ、ペーパー付近で折り返し、円を描きながら中心に戻ります。
STEP8:必要量までお湯を注ぎ切る
STEP7を繰り返して、必要なカップ数分のコーヒー量になるまで数回に分けてお湯を注ぎます。
STEP9:フィルターをはずす
必要なカップ数分のコーヒーが溜まったら、すぐにフィルターをはずして完成です。
ケメックス式で淹れたコーヒーのおすすめレシピ:カルダモンコーヒー
ケメックス式のドリッパーで淹れるコーヒーのアレンジレシピ「カルダモンコーヒー」を紹介します。
材料
- カルダモン:適量
- コーヒー:100ml
STEP1
ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」でコーヒーを抽出します。
STEP2
コーヒーをカップに注ぎ、カルダモンをトッピングしたら完成です。
以上、おすすめドリッパー、ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー<3カップ用>」の特徴と、美味しいコーヒーを淹れる方法を紹介しました。
ケメックス「マシンメイド コーヒーメーカー」は、デザイン性の高さから、数多くの有名デザイナーたちに愛用されるだけでなく、MoMA(ニューヨーク近代美術館)やスミソニアン博物館などで永久展示品に指定されています。
専用ペーパーフィルターをひと手間かけて折り、豆を入れゆっくり湯を注ぐ……。そんなのんびりした日常を愛おしく思わせてくれる名品を、ぜひ使ってみてください。
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