キッチンせいろが料理初心者におすすめの理由は?

せいろが料理初心者におすすめの理由は? せいろおすすめ イメージ

せいろとは、竹や杉、ヒノキといった天然素材で作られた蒸し器のこと。食材を中に入れて蓋を閉めて、沸騰したお湯が入った鍋の上に乗せて、食材を水蒸気で加熱して使う調理器具です。

蒸し料理は栄養素を逃がさず、食材本来の味や香り、旨みが引き立ち、油も使わないヘルシーさが魅力とあって、じわじわとブームがきています。

実は手軽なのにごちそう見えする

せいろを使うメリットには、ヘルシーに調理ができて冷めてもおいしいこと。

また、同時調理で時短ができること、料理が苦手でも失敗しにくいこと、食器に移さずそのままテーブルに出しても手抜きに見えず見た目もいいことが挙げられます。

時短アイテムとしても注目

時短アイテムとしても注目 せいろおすすめ イメージ

あらゆるツールを使って別々に料理すると、時間がかかるし、洗い物も増えます。せいろ調理は蒸し時間が必要なものの、ほったらかしでいいのでラクチンで、洗い物も減らすことができます。

木製と金属製の蒸し器の違いは?

天然素材の香りが楽しめる木製のせいろは、食卓にそのまま出してもおしゃれで見栄えしますが、お手入れに注意が必要です。一方、ステンレスなど金属製のせいろ(蒸し器)は、耐久性に優れていてお手入れがラクちんです。

木製と金属製の蒸し器の違いは? せいろおすすめ イメージ

金属製のせいろは、鍋のサイズに合わせて使えるので手軽。洗剤で洗えて清潔さを保てるのもいいところです。

木製のせいろのメリット、デメリットは?

木製のせいろのメリット、デメリットは? せいろおすすめ イメージ

メリット

  • 天然素材の香りが楽しめる
  • 食卓に出しても見栄えする

デメリット

  • 水洗いのみで基本洗剤はNG
  • しっかり乾燥させないとカビがち

金属製のせいろのメリット、デメリットは?

金属製のせいろのメリット、デメリットは? せいろおすすめ イメージ

メリット

  • 洗剤で洗えてお手入れがラクちん
  • 耐久性に優れている

デメリット

  • 食材が水っぽくなる場合も
  • 食卓に出すときは別の器に盛る必要あり

どちらも時短になるので好みで選んで使いましょう

木製のせいろはお手入れに注意が必要。少量しか蒸さない場合は、手持ちの鍋に合わせて使えるステンレス製がオススメです。

今回は、雑誌「LDK」が人気の木製せいろをピックアップ。初心者さんでも使いやすいおすすめを探しました!

キッチンせいろの選び方は?

スーパーやホームセンターなどで販売されているせいろ。さまざまな商品がありますが、ネットのレビューやクチコミを参考に、使い勝手のいいお気に入りを見つけるのは難しいですよね。

ここでは、木製せいろの選び方のポイントについて紹介します。

選び方1:タイプ

せいろには、和せいろと中華せいろの2つのタイプがあります。それぞれの特徴を解説します。

和せいろ

和せいろ せいろおすすめ イメージ
和せいろ(画像はAmazonより)

厚めの木製のフタと曲げ物の身をセットとし、厚みと深さがあって容量が大きいのが特徴。重いフタでしっかりと蒸気を閉じ込めるため、短時間で加熱ムラができず均一に蒸し上がります

茶碗蒸しや手作りプリン、もち米を使ったおこわや赤飯などのごはん類、大きい食材やボリュームがある食材を使った調理や時間がかかる料理を作るのに向いています

中華せいろ

中華せいろ せいろおすすめ イメージ
中華せいろ

中華せいろは、細かく編んだかご状のフタと曲げ物の身がセット。軽くて扱いやすいので料理初心者にも人気のタイプです。底がすのこ状になっているのが特徴。

蒸気の通りがよく、2〜3段重ねて使えるため、一度にたくさん調理ができるのが魅力です。

餃子やシュウマイ、小籠包や肉まん、中華蒸しパンといった点心や本格的な中華料理の他、野菜やお肉、魚の調理に向いています。

選び方2:素材

せいろを選ぶ際は、素材に着目するのも大切です。せいろは主に次の3種類の天然木で作られることが多いです。素材によって特性が異なるため、使うシーンに合わせて選びましょう。

杉の香りや木のぬくもりが感じられるのが特徴。洗っても乾きやすいのでお手入れがしやすいこと、リーズナブルな価格帯のものが多いことがメリットです。

ただし、長時間連続して使用すると耐久性が弱まってしまうのがデメリットといえます。

杉より香りが弱めで、抗菌性があり、乾燥が早くてカビが生えにくいのがメリットです。扱いやすくコスパ良好な価格帯の商品も多いです。

杉と同じく長時間の連続使用には向きませんが、竹製は杉よりも耐久性があります。

ヒノキ

抗菌力や耐水性、調湿性に優れているのがメリット。厚みがあって丈夫なため、蒸し料理をよくする家庭や時間を要する料理を作るのにも向いています。きちんとお手入れすることで長持ちするのもいいところです。

使い始めはひのきの香りを強く感じることがあること、高級感があるものの、やや高額なことがデメリットです。

選び方3:サイズ

せいろを選ぶ際には、サイズや段数にも注目したいです。一人暮らしなのか5人家族なのかといった人数や、調理する食材の量によって選びましょう

せいろを一段で使う場合、1人〜2人分なら18cmか19cm、2人〜3人分なら21cm、24cm以上なら6人分程度の調理ができることを目安にしてみてください。

二段、三段タイプは蒸す量が2〜3倍と多くなるので、一段のせいろの大きさより直径が小さくても問題ありません。

複数のメニューを同時に調理することが多い場合は、一段のサイズを目安に段数を増やすようにしましょう。

選び方4:鍋とのセットが便利

選び方4:鍋とのセットが便利 せいろおすすめ イメージ
鍋とセットのタイプ(画像はAmazonより)

せいろを使う際には、ペーパーと鍋などの道具も必要です。

せいろと鍋がセットで販売されているものもありますが、専用鍋ではなく、手持ちの鍋を下鍋として使う場合は、せいろは鍋の直径よりやや小さめを選ぶといいでしょう

万一サイズが合わない場合は、お鍋とせいろの間に蒸し板を挟んで使うという方法もあります。

キッチンせいろのテスト方法は?

せいろのテスト方法は? せいろおすすめ イメージ

今回は雑誌『LDK』編集部が、実店舗をはじめ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で購入できる木製の中華せいろの人気商品をピックアップ。

家庭で使いやすいものを探して料理家のハットリミドリさんと一緒に、「おいしさ」「つくり」「汎用性」の3つの項目をテストしました。

比較検証した結果は、評価の高かったせいろのおすすめ商品からランキングで発表します。それではどうぞ!

キッチンせいろのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、せいろのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
A+評価
無印良品竹材蒸篭(せいろ) 本体 深型 小
せいろおすすめ 無印良品 竹材蒸篭(せいろ) 本体 深型 小 イメージ
5.00
根菜もほくほくやわらかく仕上がる/茶碗蒸しやプリンもできる/蓋と本体が別売りで買い足ししやすい
5.00 5.00 5.00
滴水製作所竹 セイロ 21㎝ 本体2個+蓋1個
せいろおすすめ 滴水製作所 竹 セイロ 21㎝ 本体2個+蓋1個 イメージ
4.67
つくりがしっかりしている/2段セットでペーパー付属
5.00 5.00 4.00
A+評価
KEYUCA竹せいろ2段 24㎝
せいろおすすめ KEYUCA 竹せいろ2段 24㎝ イメージ
4.00
一度に大量調理ができる
5.00 3.00 4.00
A評価
ハイスト竹セイロ 本体・蓋セット 21㎝
せいろおすすめ ハイスト 竹セイロ 本体・蓋セット 21㎝ イメージ
4.00
穴あきペーパーが付属
5.00 3.00 4.00
A評価
パール金属和の里 中華せいろ21cm
せいろおすすめ パール金属 和の里 中華せいろ21cm イメージ
3.67
5.00 2.00 4.00

A+評価【1位】無印良品「竹材蒸篭(せいろ)本体 深型 小/蓋 小」

総合評価: 5.00

 
おいしさ
 5.00
つくり
 5.00
汎用性
 5.00

しっかりしたつくりで長く愛用できる

せいろのおすすめランキング1位でベストバイに輝いたのは、無印良品「竹材蒸篭(せいろ)本体 深型 小/蓋 小」でした。

根菜もほくほくやわらかく仕上がり、おいしさは抜群! 蒸し調理は栄養価も素材の風味も保てるし、油を使わないのでヘルシーです。

汎用性も優秀。8cmと深さがあるので、茶碗蒸しやプリンの器など高さを活かした調理ができます。

蓋と本体が別売りで買い足ししやすいのもいいです。

※リンク先は本体のみです

おすすめポイント
  1. 根菜もほくほくやわらかく仕上がる
  2. 茶碗蒸しやプリンもできる
  3. 蓋と本体が別売りで買い足ししやすい
型番
MC12BA4A

うまみも栄養も逃さない!

うまみも栄養も逃さない! せいろおすすめ イメージ

根菜もほくほくやわらかく仕上がりました。

深さがあるといろいろ作れる

深さがあるといろいろ作れる せいろおすすめ イメージ

他製品は深さが4cm、無印良品は8cmと深さがあります。茶碗蒸しやプリンの器など高さを活かせます。

10分蒸すだけで朝ごはんセットが完成!

10分蒸すだけで朝ごはんセットが完成! せいろおすすめ イメージ

10分蒸すだけで完成。パンももっちりしています。

10分蒸すだけで朝ごはんセットが完成! せいろおすすめ イメージ2

晩ごはんにももちろん活躍します!

ハットリミドリ 氏
簡単料理研究家・調理師
ハットリミドリ 氏 のコメント

一人一せいろにして家族分作るのもいいですね。

蓋は別売りです

A+評価【2位】滴水製作所「竹 セイロ 21cm 本体2個+蓋1個」

総合評価: 4.67

 
おいしさ
 5.00
つくり
 5.00
汎用性
 4.00

買い足しながら長く使える!

せいろのおすすめランキング2位は、滴水製作所「竹 セイロ 21cm 本体2個+蓋1個」でした。

つくりがしっかりしており、使いやすいです。2段セットでペーパーが付属なのもうれしいです。

おすすめポイント
  1. つくりがしっかりしている
  2. 2段セットでペーパー付属

使いやすい21cmサイズ

使いやすい21cmサイズ せいろおすすめ イメージ

使いやすい21cmサイズです。

A評価【3位】KEYUCA「竹せいろ2段 24cm」

総合評価: 4.00

 
おいしさ
 5.00
つくり
 3.00
汎用性
 4.00

フタの強度がほかより高め

せいろのおすすめランキング3位は、KEYUCA(ケユカ)「竹せいろ2段 24cm」でした。

直径24cmの2段セット。ファミリーやパーティーなど、一度に大量調理ができます。

おすすめポイント
  1. 一度に大量調理ができる

段を分けてたっぷり蒸せる

段を分けてたっぷり蒸せる せいろおすすめ イメージ

段を分けてたっぷり蒸せます。

A評価【3位】ハイスト「竹セイロ 本体・蓋セット 21cm」

総合評価: 4.00

 
おいしさ
 5.00
つくり
 3.00
汎用性
 4.00

入門編にちょうどいい

せいろのおすすめランキング同3位は、ハイスト「竹セイロ 本体・蓋セット 21cm」でした。

せいろ専用の穴あきペーパーが付属しています。つくりは通常の使用に問題ありません。

おすすめポイント
  1. 穴あきペーパーが付属
型番
FH850272728

ペーパー付属ですぐ作れる!

ペーパー付属ですぐ作れる! せいろおすすめ イメージ

せいろ専用の穴あきペーパーが付属していて、すぐ作れます。

B評価【5位】パール金属「和の里 中華せいろ 21cm」

総合評価: 3.67

 
おいしさ
 5.00
つくり
 2.00
汎用性
 4.00

つくりが粗く耐久性はイマイチ

せいろのおすすめランキング5位は、パール金属「和の里 中華せいろ 21cm」でした。

本体の枠が薄く、1回使用しただけで歪んでしまいました。フチのささくれも気になります。

型番
H-5714

つくりが粗い

つくりが粗い せいろおすすめ イメージ

1回使っただけでたわんでしまいました。

キッチンせいろの基本の使い方やお手入れ方法を紹介

せいろの使い方は? 必要なアイテム

まずはペーパー、鍋、せいろの3つを用意しましょう。ペーパーは、クッキングシートに穴を開けたものでもOKです。
使い方は簡単。せいろを鍋の上に乗せて蒸すだけ。濡らしたせいろにペーパーと食材をセットします。湯を沸かした鍋にせいろを乗せ、強めの中火で材料に火が通るまで加熱しましょう。鍋のサイズが合わない場合は、受け台を使用するとラクです。

せいろの使い方は? 必要なアイテム せいろおすすめ イメージ

せいろのサイズにあった鍋を用意しましょう。せいろとセットで販売されている鍋もあります。

せいろのお手入れ方法は?

木製せいろには洗剤は使わず、たわしでこすって水洗いします。油を使わないので汚れにくいです。せいろに水分が残るとカビの原因となるため、使用後は洗ってしっかり乾かすのが重要です。

せいろのお手入れ方法は? せいろおすすめ イメージ

洗剤は使わずに水とたわしで汚れを落としましょう。

せいろのお手入れ方法は? せいろおすすめ イメージ2

せいろに水分が残らないよう、しっかり乾かすのがポイントです。

キッチンせいろのおすすめ まとめ

以上、木製せいろのおすすめランキングでした。

初心者でも使いやすいせいろを探した結果、LDKのベストバイに輝いたのは、無印良品「竹材蒸篭(せいろ)本体 深型 小/蓋 小」でした。

大人数で使うなら、24cmで2段のKEYUCAもおすすめです。

しっかりしたつくりで長く愛用できる無印良品

しっかりしたつくりで長く愛用できる無印良品 せいろおすすめ イメージ
しっかりしたつくりで長く愛用できる無印良品 せいろおすすめ イメージ2

無印良品
竹材蒸篭(せいろ)本体

蓋は別売りです

無印良品「竹材蒸篭(せいろ)本体 深型 小/蓋 小」は、根菜もほくほくやわらかく仕上がり、8mと深さがあるので、茶碗蒸しやプリンなどいろいろな料理が作れます。蓋と本体が別売りで買い足ししやすいです。

せいろが気になっている人は、本記事のおすすめランキングの情報を参考に、お気に入りを見つけてみてくださいね。

キッチン蒸し器の売れ筋ランキングもチェック!

蒸し器のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。