揚げ物を簡単でヘルシーに作れるノンフライヤー
揚げ物って無性に食べたくなっちゃいますよね?
でも、キッチンは汚れるし、手間がかかる。そんなときは、簡単にしかもヘルシーに調理できるノンフライヤーの出番です!
ノンフライヤーの調理方法は?
ノンフライヤーはバスケットに食材を入れ、加熱するだけで簡単に揚げ物調理ができる調理器具。
200℃ほどの熱風を高速で空気循環させることで、油を使うことなく揚げものが作れる仕組みになっています。揚げものの温め直し時には油も落とせてヘルシーに。カラッと仕上がります。
ノンフライヤーを使うメリットは?
ノンフライヤーは少量の油で調理可能なのが最大の特徴です。揚げ物のカロリーカットができるだけでなく、使う油の量が少ないのでコストダウンにも。
調理後に油の処理をする手間もなく、油跳ねの心配もないので調理時も安心・安全で、掃除や後片付けがラクになります。
調理時間自体は油で揚げるよりもかかりますが、片付けの手間やほったらかしで他の調理もできることを考えると、家事時間の時短につながるキッチン家電アイテムといえます。
家電批評がノンフライヤーをテスト
今回、雑誌「家電批評」は大容量からコンパクトタイプまで6製品のノンフライヤーを比較テストしました。
ノンフライヤーの選び方は?
ノンフライヤーは便利な調理家電ですが、加熱しすぎると焦げる心配も……。“中が見える”タイプなら調理時間の調節ができます!
選び方1:中が見える窓付きタイプ
従来のノンフライヤーと同様のバスケットタイプですが、窓から調理中の様子が見えるタイプ。
熱が逃げないので効率はいいですが、中はやや見えにくいです。
選び方2:耐熱ガラスポットタイプ
バスケットの代わりに耐熱ガラスポットを採用している製品は、調理中の様子がよく見えます。
丸型にすることで、熱風が効率よく均等に当たります。
ノンフライヤーのテスト方法は?
今回、雑誌「家電批評」編集部と、スーパーエコごはん研究家・桃世真弓さんと科学する料理研究家・さわけんさんと一緒に、ノンフライヤー料理のおいしさをチェックしました。
テスト1:から揚げ(調理)
下処理した鶏もも肉を各製品の推奨モードで調理し、料理のプロが試食して判定しました。
テスト2:冷凍ポテトフライ
冷凍のポテトフライを各製品の推奨モードで調理し、プロが判定しました。
テスト3:天ぷら(リベイク)
前夜の天ぷらを各製品の推奨モードで温め直して(リベイク)プロが判定しました。
テスト4:使い勝手
料理の簡単さ、操作や表示のわかりやすさ、手入れのしやすさ、サイズ感などを評価しました。
それでは、評価の高かった順におすすめのノンフライヤーを紹介します。
【大容量タイプ】ノンフライヤーのおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ノンフライヤーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリウスノンフライヤー機能付オーブン CLOOKING
|
|
320mm |
335mm |
260mm |
3.3kg |
6.0L |
1200W |
|||||
VeSyncCOSORI TurboBlaze 6.0L ノンフライヤー
|
|
400mm(約) |
300mm |
301mm(約) |
5.2kg |
6.0L |
1500W |
|||||
SAMKYOF60 エアフライヤー
|
|
270mm |
340mm |
325mm |
4.9kg(約) |
6.2L |
1200W |
【1位】シリウス「ノンフライヤー機能付オーブン CLOOKING」
- シリウスノンフライヤー機能付オーブン CLOOKING
- 検証時価格: ¥30,580〜
- から揚げ(調理)
- 冷凍ポテトフライ
- 天ぷら(リベイク)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 料理中が見える耐熱ガラスポット
- 大容量をまとめて作れる
- がっかりポイント
-
- 操作がややわかりにくい
- 本体が大きいので場所を取る
- 幅
- 320mm
- 奥行
- 335mm
- 高さ
- 260mm
- 重量
- 3.3kg
- 容量
- 6.0L
- 消費電力
- 1200W
使い方
下ごしらえした鶏肉を並べます。
温度と時間を設定してスタート。
出来上がりです!
【から揚げ(調理)】揚げ物はちょっと粉っぽい
肉の中はしっかり火が通っていますが、やや粉っぽさが残りました。
【冷凍ポテトフライ】
きれいに焼き色がついてサクサクですが、やや水分が抜けています。
【天ぷら(リベイク)】天ぷらのサクサクが復活
かき揚げもえび天もサクサクでおいしいです。しっかり熱が通っています。
色も温度もちょうどいい感じに温まっていてサクサク感もあります。天ぷらのリベイクではベスト。熱風の当たり方がいいのかも。
【使い勝手】調理中もポット内が見えて便利
ガラスポットは様子を見ながら加熱時間の調節が可能です。
ただ操作面は電源と調理スタートが同じボタンでわかりにくく、ややマイナスです。
【2位】VeSync「COSORI TurboBlaze 6.0L ノンフライヤー」
- VeSyncCOSORI TurboBlaze 6.0L ノンフライヤー
- 実勢価格: ¥19,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥19,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥19,980〜
- から揚げ(調理)
- 冷凍ポテトフライ
- 天ぷら(リベイク)
- 使い勝手
加熱パワーは十分 レシピは高難易度
【大容量タイプ】ノンフライヤーのおすすめランキング2位は、A評価のVeSync「COSORI TurboBlaze 6.0L ノンフライヤー」でした。
DCモーターを搭載することで加熱パワーが強く、お手軽料理から発酵食品までさまざまなレシピに対応。
また、稼働音も他製品と比べて静かな点は高評価でした。
ただし、調理モードが多いので、カンタンレシピで作りたい料理初心者には不向きかもしれません。サイズも大きめなので、置く場所を選びそうです。
- 幅
- 400mm(約)
- 奥行
- 300mm
- 高さ
- 301mm(約)
- 重量
- 5.2kg
- 容量
- 6.0L
- 消費電力
- 1500W
- 型番
- CAF-DC601-KJP
【から揚げ(調理)】
火が強いのか衣がかため。焼き色がついてない部分は粉っぽいです。
【冷凍ポテトフライ】ポテトは色づきもよくサクサク
しっかり焼き色がついています。少ない量ならシェイクなしでもOKです。
しっかり色がついていて食感もサクサクです。
【天ぷら(リベイク)】
加熱パワーが強くかき揚げのまわりはやや焦げました。えび天はサクサクです。
【使い勝手】調理モードが多すぎ……
基本的な料理はクイックモードがあれば十分。さまざまな料理が作れるポテンシャルはありますが、料理初心者にはやや難しいです。
料理が好きな人なら数時間かけて発酵食品も作れます。
【3位】SAMKYO「F60 エアフライヤー」
- SAMKYOF60 エアフライヤー
- 実勢価格: ¥11,990〜
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- から揚げ(調理)
- 冷凍ポテトフライ
- 天ぷら(リベイク)
- 使い勝手
窓から中が見えて調理時間を調節しやすい
【大容量タイプ】ノンフライヤーのおすすめランキング3位は、A評価のSAMKYO「F60 エアフライヤー」。こちらは「コスパベスト」を獲得です。
調理メニューはアイコンでわかりやすく操作も簡単。バスケット型ですが、窓から中が見えるのも高評価です。
庫内が広くてたくさん作れるので家族で使うのに最適。
使用後に毎回冷却ファンが回るのがややうるさいですが、1万円以下と考えるとコスパの高い製品といえます。
- 幅
- 270mm
- 奥行
- 340mm
- 高さ
- 325mm
- 重量
- 4.9kg(約)
- 容量
- 6.2L
- 消費電力
- 1200W
【から揚げ(調理)】
衣がかたくジューシーさも不足。加熱時間を減らせばちょうどいいかもしれません。
【冷凍ポテトフライ】一番おいしく仕上がった
ポテトフライというより芋感の強いふっくらしたポテトでおいしいです。
中がふっくらしていて、芋感のあるポテトです。
【天ぷら(リベイク)】
えび天もかき揚げもやや焦げ気味。190℃で5分だとやや加熱しすぎかもしれません。
【使い勝手】中が見えて便利
バスケット型ですが、前面の窓から調理中の食材の様子が見える点と操作のわかりやすさは高評価です。
大容量サイズながらお手頃な価格が魅力です。
【コンパクトタイプ】ノンフライヤーのおすすめは?
【1位】エレコム「LiFERE ポット型 コンベクションオーブン」
- エレコム LiFERE HAC-AFP01
- 実勢価格: ¥5,478〜
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- から揚げ(調理)
- 冷凍ポテトフライ
- 天ぷら(リベイク)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 調理中の中が見える
- 時間設定だけでカンタン調理
- コンパクトなサイズ感
- がっかりポイント
-
- ポットは小さく少量のみ
- 幅
- 200mm
- 奥行
- 220mm
- 高さ
- 245mm
- 重量
- 2.6kg(約)
- 容量
- 2.0L
- 消費電力
- 650W
- 型番
- HAC-AFP01WH
【から揚げ(調理)】
鍋が小さいからか、粉っぽく水分が抜けてジューシーさに欠けます。
【冷凍ポテトフライ】やや加熱ムラあり
しっかり火が通っていましたが、やや加熱ムラが残りました。
サクッとしてポテト感がありますが、ポットが小さいのでやや加熱ムラがあります。加熱中にポットを振り混ぜれば、ムラは解消しそうです。
【天ぷら(リベイク)】前夜の天ぷらもサクサク
えび天はサクサクでおいしいですが、かき揚げは少し加熱が足りません。
えび天は熱々でサクサク感もあっておいしいです。かき揚げはまだもっさりしているのでもう少し加熱時間を長めにしてもいいかも。
【使い勝手】中が見えて設定もカンタン
温度設定はなく電源ボタンを押せばすぐに待機状態に。時間設定をしてもう一度ボタンを押すだけ。
ポット内を見ながら時間を調節できるので安心です。
ただ、鍋は小さいので量の入れすぎに注意です。
【2位】VeSync「COSORI LITE 2L ミニノンフライヤー」
- VeSyncCOSORI LITE 2L ミニノンフライヤー
- 実勢価格: ¥8,980〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥8,980〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥8,980〜
- から揚げ(調理)
- 冷凍ポテトフライ
- 天ぷら(リベイク)
- 使い勝手
コンパクトで置き場所に困らない
【コンパクトタイプ】ノンフライヤーのおすすめランキング2位は、A評価のVeSync「COSORI LITE 2L ミニノンフライヤー」でした。
「ノンフライ」「ベイク」「ロースト」「温め直し」と4つのモードがあるので、コンパクトながら幅広いメニューに対応できます。
約2.4kgと今回の6製品中最も軽量でスリム。狭い場所でも置きやすく、1人暮らしにピッタリです。
- 幅
- 211mm(約)
- 奥行
- 256mm
- 高さ
- 267mm(約)
- 重量
- 2.37kg
- 容量
- 2.0L
- 消費電力
- 900W
- 型番
- CAF-LI211-KJP
【から揚げ(調理)】
衣はカリッとしていておいしいです。粉っぽさは他製品より少なくて◯。
【冷凍ポテトフライ】
中は熱々ですが焼き色が薄め。もう少し高温のほうがカリッとしそうです。
【天ぷら(リベイク)】サクサクの天ぷらに
えび天はサクサクでおいしいです。かき揚げの外側が焦げたのが残念でした。
えび天はサクサクですがかき揚げはやや焦げ気味。
【使い勝手】調理モードが簡単で◯
約2.4kgと軽量で持ち運びしやすいです。小型ながら「ベイク」「ロースト」など4つの調理が選べるので、ちょっと凝った料理にも対応できそうです。
シンプルで使いやすいです。
【3位】山善「エアフライヤー 2.2L YAF-C12」
- 山善エアフライヤー 2.2L YAF-C120
- 実勢価格: ¥7,930〜
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- から揚げ(調理)
- 冷凍ポテトフライ
- 天ぷら(リベイク)
- 使い勝手
温度と時間を設定するだけ シンプルに使うなら◯
【コンパクトタイプ】ノンフライヤーのおすすめランキング3位は、山善(YAMAZEN)「エアフライヤー 2.2L YAF-C12」でした。
機能は至ってシンプルで、温度と時間を設定するだけ。レシピどおりの設定だとやや火力不足な印象で、全体的に点数が伸び悩みました。
時間を長めに調節すればしっかり熱が入るのかもしれません。
値段はお手頃なので、シンプルに使いたいならアリかも。
- 幅
- 227mm(約)
- 奥行
- 295mm
- 高さ
- 287mm(約)
- 重量
- 3.1kg
- 容量
- 2.2L
- 消費電力
- 1200W
- 型番
- YAF-C120(B)
【から揚げ(調理)】ややパサつく
衣はカリッとしてますが、水分が抜けてジューシーさが足りません。
ややジューシーさが足りないものの衣はサクサク。
【冷凍ポテトフライ】
温度が低いのか焼き色が薄くムラがあります。途中でシェイクが必要そうです。
【天ぷら(リベイク)】
えび天は熱々ですがかき揚げはもう少し加熱が必要です。
【使い勝手】操作はシンプル
操作は温度と時間の設定だけとカンタン。機能もシンプルです。
レシピどおりだとやや加熱不足な仕上がりになるので、温度や時間の最適な設定を把握するのに時間がかかります。
目盛りがやや見にくいです。
まとめ:“中が見える”タイプが便利でした!
以上、ノンフライヤーのおすすめランキングでした。
今回は家族みんなのおかずを調理できる大容量タイプとコンパクトサイズで一人暮らしにピッタリな小容量タイプに分けて比較テストを行いました。
ベストバイは大容量タイプ、コンパクトタイプともに、料理中も中の様子が見える耐熱ガラス製のポットタイプが選ばれました。
調理中の様子が見えないバスケットタイプだと、レシピどおりに温度と時間設定をしたのに焦げてしまった、なんてことも……。
中が見えると、料理時間はもちろん、焼き加減も調節できるので初心者でも安心して使える点が高評価となりました。
惜しくも大容量タイプ2位となったVeSync「COSORI TurboBlaze 6.0L ノンフライヤー」は、加熱力の高さや料理モードの豊富さなど、性能はハイスペックですが、初心者には使いこなすのが難しそう。
コンパクトタイプでも2位はVeSync「COSORI LITE 2L ミニノンフライヤー」。使い勝手の面で1位は譲りましたが、から揚げの調理テストではトップ。
調理のクオリティを重視するならば、VeSyncのコソリを選ぶのが正解です。
各製品とも特徴はさまざま。家族用にたくさんの量を作りたい、1人分の惣菜をおいしくリベイクしたいなど、使う状況に合わせてピッタリの製品を見つけてください。
最適な時間や温度の設定がわかりにくいので、料理初心者でも感覚的に使える製品のほうが高評価です。から揚げはどの製品も粉っぽさが残っていました。
ノンフライヤーを揚げ鍋の代わりにするにはオイルや水のスプレーなどの工夫が必要。温め直しはかなり使えるので用途が合えば役に立つでしょう。
【大容量タイプ】ノンフライヤーのおすすめ
シリウス
ノンフライヤー機能付
コンベクションオーブン
CLOOKING
【コンパクトタイプ】ノンフライヤーのおすすめ
エレコム
LiFERE ポット型
コンベクションオーブン
ノンフライヤーの売れ筋ランキングもチェック!
ノンフライヤーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
加熱能力は十分。ノンフライヤーの唐揚げは衣が粉っぽく仕上がるので油のスプレーがあればクオリティーは上がるでしょう。