キッチンペーパーのメリットは?

キッチンペーパーは、野菜の水切りや揚げ物の油を吸うために使ったり、食器やフライパンなどを拭いたりするなど、キッチン作業で活躍する万能なキッチン用品。
多くの製品にパルプ素材が使われ、表面に施されたエンボス加工との相乗効果で、吸水性・吸油性に優れたつくりになっているアイテムです。
キッチンペーパーには、洗って繰り返し使えるタイプと1回使い捨てタイプがあります。ティッシュや布巾がわりに利用している人も多く、使い捨てタイプの方が主流で売り上げが好調のようです。
キッチンペーパーと似た紙製品にペーパータオルやクッキングペーパーがありますが、呼び方が違うだけではなく、それぞれ使用用途が異なっています。
キッチンペーパーとペーパータオルとの違いは?
ペーパータオルは衛生紙用品としての使用を目的とし、濡れた手を拭いたりテーブルを拭くなど、主にトイレや洗面所に置いて使われるものです。古紙や再生紙が使われることも多く、丈夫さを重視してつくられているのが特徴です。
食品に直接触れることを想定されたキッチンペーパーと違い、食品衛生基準を満たしていないものがあるので食品には使わないようにしましょう。
キッチンペーパーとクッキングペーパーとの違いは?
クッキングペーパーは、キッチンペーパーと同様にパルプ製で作られています。基本的に使い方も同じですが、クッキングペーパーは厚手の不織布やフェルト状のシートで濡れても破れにくく、水分や油分の吸収力が高いため、より調理に向いています。
LDKがキッチンペーパーを比較

ただ、キッチンペーパーと一口に言っても、片手で取りやすいボックスタイプや、コスパの高いパック・ロールタイプなど、色々な種類の製品が登場しています。
定番の大王製紙をはじめ、ドラッグストア・スーパーのプライベートブランドや100均で買えるものなど、たくさんある商品の中から、使い勝手のいいものを見つけるのは難しいですよね。
毎日のように使う消耗品なので価格も気になるところ。ティッシュのように気軽に使えてかつ、ふきんのようにゴシゴシと「拭き倒す」ことができて、かつ1枚あたりの価格が抑えられているキッチンペーパーが理想です。
そこで雑誌『LDK』が、使い捨てタイプのキッチンペーパーを比較し、おすすめを探しました。
キッチンペーパーの選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずはキッチンペーパーの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:コスパ
キッチンペーパーを選ぶうえで一番重視したいのがコスパ。毎日使う消耗品だからこそ、価格を抑えたうえで役立つものを選びたいです。
大量に使って捨てても心が痛まないコスパは、何より大きなポイントです!
選び方2:吸水性
厚手でしっかり水を吸えるものでないと、何枚もペーパーを使ってしまい勿体ないですよね。
水と油どちらも使えるものだと、料理に使用する以外にもシンク周りや食器を拭いたりと、汎用性も高くてよいです。
選び方3:破れにくさ
キッチンペーパーは、ガシガシ使える丈夫さ・サイズも大事。薄くてすぐにグチャグチャになってしまうようなものだと、何枚も使わなければいけなくてストレスになってしまいます。
キッチンペーパーの人気商品をプロと比較

今回は雑誌『LDK』が、使い捨てタイプのキッチンペーパーをテスト。編集部が実際に使用し、「吸水性」「吸油性」「湿潤強度」「コスパ」の4項目でジャッジしました。
テスト1:吸水性
キッチンペーパーを短冊状に切り、端を一定時間色水に浸けて、色水がどこまで上がるかの高さで評価しました。
テスト2:吸油性
キッチンペーパーを短冊状に切り、端を一定時間サラダ油に浸けて、油がどこまで上がるかの高さで評価しました。
テスト3:湿潤強度
湿潤強度とはペーパーが濡れた状態での摩擦に対する強さです。
今回は、折り畳んだペーパーに定量の水を滴下し、一定の速度・負荷を加えた状態で一定回数摩擦させ、破れや穴あきの状況で評価しました。
テスト4:コスパ
1枚あたりの価格からコスパの面で優れているかを評価しました。
今回のテストにおける総合評価は「吸水性」を重視して評価しています。
それでは、評価の高かった順に、キッチンペーパーのおすすめ商品を紹介します。
※コスパは検証時の購入価格で行っています。本記事に表示される商品価格とは違う場合があります。
キッチンペーパーのおすすめは?
プロと一緒に実際に比べてみた、キッチンペーパーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | |||||||
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コストコカークランド シグネチャー オーガニック ペーパータオル 12ロール
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吸水性が高く厚手で破れにくい/大きめサイズでたくさん拭ける |
12本入 |
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大王製紙エリエール 超吸収キッチンタオル(100カット)
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吸油性に優れている/揚げ物調理が多い人に最適 |
2ロール |
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くらしWelcia最初から最後まで取り出しやすいキッチンペーパー
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ティッシュ感覚でサッと使える/エンボス加工で厚みもハリもあり丈夫 |
6個入 |
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カインズキッチンペーパー 2倍巻き 4ロール
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程よい厚みがあり丈夫 |
4本入 |
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業務スーパーキッチンペーパー 280x240mm中 2本入
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厚手の不織布で揚げ物に最適 |
2本入 |
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ダイソー単層キッチンペーパー
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コスパが高い |
1個入 |
【1位】コストコ「カークランド シグネチャー オーガニック ペーパータオル 12ロール」
- コストコカークランド シグネチャー オーガニック ペーパータオル 12ロール
- 最安価格: ¥2,386〜
- 吸水性
- 吸油性
- 湿潤強度
- コスパ
- おすすめポイント
-
- 吸水性が高く厚手で破れにくい
- 大きめサイズでたくさん拭ける
- 内容量
- 12本入
1枚でたくさん拭ける

赤く着色した水に各ペーパーを切って一定時間浸して検証。ワースト製品は薄っぺらくてなかなか水を吸い上げませんが、コストコ「カークランド シグネチャー オーガニック ペーパータオル 12ロール」は、ぐんぐん水を吸い上げ、量は圧倒的で差が歴然です。

たっぷり水を吸うので、1枚でたくさん拭くことができます。
【2位】大王製紙「エリエール 超吸収キッチンタオル(100カット)」
- 大王製紙エリエール 超吸収キッチンタオル(100カット)
- 最安価格: ¥228〜
- 吸水性
- 吸油性
- 湿潤強度
- コスパ
- おすすめポイント
-
- 吸油性に優れている
- 揚げ物調理が多い人に最適
- 内容量
- 2ロール
油をしっかり吸うから料理にも使いやすい

キッチンペーパーにサラダ油を吸わせたところ、ワースト製品はペラペラでなかなか吸い上げませんでしたが、大王製紙「エリエール 超吸収キッチンタオル(100カット)」はしっかり油を吸い上げ、全製品中トップの好成績でした。
【3位】くらしWelcia「最初から最後まで取り出しやすいキッチンペーパー」
- くらしWelcia最初から最後まで取り出しやすいキッチンペーパー
- 最安価格: ¥492〜
- 吸水性
- 吸油性
- 湿潤強度
- コスパ
- おすすめポイント
-
- ティッシュ感覚でサッと使える
- エンボス加工で厚みもハリもあり丈夫
- 内容量
- 6個入
【4位】カインズ「キッチンペーパー 2倍巻き 4ロール」
- カインズキッチンペーパー 2倍巻き 4ロール
- 検証時価格: ¥398〜
- 吸水性
- 吸油性
- 湿潤強度
- コスパ
- おすすめポイント
-
- 程よい厚みがあり丈夫
- がっかりポイント
-
- 紙が硬くて吸水性は劣る
- 内容量
- 4本入
【5位】業務スーパー「キッチンペーパー 280x240mm中 2本入」
- 業務スーパーキッチンペーパー 280x240mm中 2本入
- 検証時価格: ¥624〜
- 吸水性
- 吸油性
- 湿潤強度
- コスパ
- おすすめポイント
-
- 厚手の不織布で揚げ物に最適
- がっかりポイント
-
- コスパが低く吸水性はイマイチ
- 内容量
- 2本入
【6位】ダイソー「単層キッチンペーパー」
- ダイソー単層キッチンペーパー
- 検証時価格: ¥220〜
- 吸水性
- 吸油性
- 湿潤強度
- コスパ
- おすすめポイント
-
- コスパが高い
- がっかりポイント
-
- 1枚1枚が薄くて破れやすい
- 内容量
- 1個入
キッチンペーパーのおすすめ まとめ
以上、キッチンペーパーのおすすめランキングでした。
安さで選びがちなキッチンペーパー。でも、なかなか吸わないものだと何枚も使ってしまいがちですよね。
今回のテストでベストバイに選ばれたコストコ「カークランド シグネチャー オーガニック ペーパータオル 12ロール」は、厚手で凸凹の模様つき。吸水力に優れ、濡れた状態でも破れにくいのでお掃除にもぴったりです。
同じくベストバイで2位の大王製紙「エリエール 超吸収キッチンタオル(100カット)」は、吸油性に優れているので揚げ物の油切りにおすすめです。
3位以下の製品は、ダイソー「単層キッチンペーパー」以外は濡れても破れにくいので、キッチン掃除にも活躍してくれます。
キッチンペーパーが気になっていた人は、ぜひ本ランキングを製品選びの参考にしてみてくださいね。
1枚でたくさん拭けるコストコ

コストコ
カークランド シグネチャー オーガニック ペーパータオル 12ロール
油をしっかり吸う大王製紙

大王製紙
エリエール 超吸収キッチンタオル(100カット)
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