コーヒーのドリッパーや抽出器具にはどんな種類がある?
コーヒーを淹れる道具といえば「ドリッパー」のほか、さまざまな「抽出器具」があります。
定番とされているものは以上。それぞれのタイプでおすすめの製品の紹介と、正しい淹れ方をわかりやすく解説します。
今回はペーパーレス式のドリッパーに注目。おすすめドリッパー、キントー「SCS コーヒーカラフェセット 2cups」を使ってコーヒーの淹れ方を紹介します。
おすすめ:キントー「SCS コーヒーカラフェセット 2cups」
キントー
SCS コーヒーカラフェセット
2cups
実勢価格:¥4,180(税込)
[SPEC]
1〜2人用
8-8ステンレス、飽和ポリエステル樹脂、AS樹脂、耐熱ガラス
珈琲豆13g/1杯
金属製メッシュフィルター
キントー「SCS コーヒーカラフェセット 2cups」は、金属製メッシュがドリッパーになっているペーパーレスタイプのドリッパー。ペーパーフィルターに比べてメッシュが粗いため、よりコーヒー豆の味をダイレクトに抽出できます。
ポイント:付属のホルダーが便利
付属のホルダーには、ドリップしたあとのドリッパーが直接置けるので便利です。また、目盛りが記され、コーヒー豆の計量カップとしても使えます。
ペーパーレス式のドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴
金属製のメッシュはペーパーフィルターに比べて、きめが粗い分、ペーパーフィルターでは通さないコーヒー豆の油分まで抽出されます。その味わいもペーパードリップとは大きく異なり、コーヒー豆本来のポテンシャルを発揮してくれるという理由で人気のジャンルです。
ただし、注意すべき点があります。メッシュが粗いため、豆を細挽きや中挽きでドリップしてしまうと、微粉が落ちてしまいます。挽き具合は粗挽きがベストです。
また、クオリティの低いコーヒー豆を使用すると、えぐ味や雑味がそのままドリップされ、ダイレクトに味に出てしまいます。
以上、使用する豆のクオリティと挽き具合の2点さえ注意すれば、コーヒー本来の味わいを存分に楽しめます。
▼ペーパーレス式のドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴のグラフ
コーヒーの豆の味を存分に感じられるのが特徴で、苦味や酸味もストレートに表現されます。豆によっては雑味が出るので注意が必要です。
ペーパーレス式のドリッパーでのコーヒーの淹れ方
ペーパーレス式のドリッパーは、粗挽きの粉を使用しましょう。豆本来の苦味や酸味、香りがそのまま楽しめます。
それでは、ペーパーレス式のドリッパーを使った正しいコーヒーの淹れ方を紹介します。
STEP1:豆を準備する
ドリッパーのメッシュの穴がペーパーに比べて大きいため、粗挽きのコーヒー粉を使用するのがポイントです。
STEP2:コーヒー粉を入れる
カップ数分のコーヒー粉(目安は1杯13g)をドリッパーに入れます。
STEP3:粉を平らにする
ドリッパーのフチをトントンと叩くようにして、コーヒー粉を平らにならします。
STEP4:サーバーにセットする
ドリッパーをサーバーにしっかりと固定します。
STEP5:お湯を真ん中から注ぐ
沸騰させたお湯(95℃)を、コーヒー粉の真ん中から注ぎ入れ、円を描くように粉全体を湿らせます。
STEP6:コーヒー粉を蒸らす
少し時間をおいて粉を蒸らします。目安は10〜50秒(カップ数が多いほど時間をかける)です。
STEP7:2回目のお湯を注ぐ
再度、中心から外側に円を描くようにお湯を注ぎ、ドリッパーのフチ付近で折り返し、円を描きながら中心に戻ります。
STEP8:必要量までお湯を注ぎ切る
必要なカップ数分のコーヒー量になるまで数回に分けてお湯を回しながら注ぎます。
STEP9:ドリッパーをはずす
サーバーにカップ数分のコーヒーが溜まったら、すぐにドリッパーを外して完成です。
ペーパーレス式のドリッパーのおすすめレシピ:マサラコーヒー
ペーパーレス式のドリッパーで淹れるコーヒーのおすすめアレンジレシピ「マサラコーヒー」を紹介します。
材料
- コーヒー:100ml
- シナモンスティック:約3cm
- ナツメグ:少々
- クローブ:2粒
- 牛乳:110ml
STEP1
鍋にコーヒー、シナモン、ナツメグ、クローブを入れて温めます。
STEP2
グツグツしてきたら、弱火にして牛乳を加え沸騰しないように温めます。
STEP3
こし器を使ってカップに注ぎ、お好みで砂糖を入れて完成です。
以上、ペーパーレス式のコーヒーの淹れ方とおすすめドリッパーの紹介でした。
ペーパーレス式のドリッパーは、豆本来の旨みを味わえるのはもちろん、ペーパーフィルターを用意しなくてもいいのも魅力。ペーパーフィルター買い忘れてコーヒーが飲めない、というペーパーロス問題からも解放される点でもおすすめです。
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