【2023年】ミニ水筒のおすすめ6選。LDKが200〜250mlの飲みきりサイズを比較！

水筒にはどんな種類があるの？

一口に水筒といっても、いろんなタイプがあります。何を主に飲むのか、どういった場所で使うのかなどによっても、使いやすい水筒は違ってきます。まずは、どんな種類の水筒があるのか特徴を振り返ってみましょう！

▼スクリュータイプ

フタを回し開けてそのまま飲むタイプ。マグカップのようにどの方向からも飲め、広い飲み口から湯気が立つため、コーヒーやお茶の香りを感じやすいのが特徴です。温かい飲み物の香りを満喫できます。

▼コップタイプ

付属のコップに注いで飲む、昔ながらのタイプです。飲み口に直接口をつけないためシェアしやすく、後から砂糖などを追加して飲むこともできます。家族みんなで出かけるときにおすすめ！

▼ワンタッチタイプ（マグ）

スクリューと同じく飲み口に直接口をつけて飲むマグタイプ。片手でボタンを押すだけでフタが開くワンタッチタイプのため、手間をかけずに水分補給ができるのが魅力です。

▼ワンタッチタイプ（スポーツ）

片手操作のワンタッチタイプですが、スポーツタイプは飲み口が小さいためくわえた状態で飲みやすく、スポーツのときに迅速に水分補給が可能。子どもにも簡単に扱えるところがメリットです。

▼ストロータイプ

飲み口がストローになっていて、ボトルを傾ける必要がないため素早く飲めます。また、リップが落ちにくいのでメイクをしているときはうれしいポイントです。

▼2WAYタイプ

フタ部分を取り替えてワンタッチとコップタイプなどの2通りの使い方ができるタイプ。使用シーンを選ばずに多様に使えるのが特徴です。スポーツタイプでの2WAYなら保冷・保温両方に対応しています。

水筒選びのポイントは？

ではここで、水筒を選ぶうえで注目したいポイントを紹介します。

ポイント1：用途や容量に合うものを選ぶ

水筒の大きさは、たっぷり入る大容量タイプから、軽くてジャマにならないミニ水筒までさまざま。

基本的に、大きいサイズは「冷めにくく、温まりにくい」、小さくなるほど「冷めやすく、温まりやすい」という傾向があります。職場や部活、アウトドア、ちょっとしたお出かけなど、自分の用途や必要な容量に合わせて、ピッタリのものを選びたいですね。

▼マグボトル（400〜600ml）

おすすめシーン
・職場、自宅でのちょい飲み
・コーヒー、お茶の持ち歩き
・軽いスポーツのとき

用途の広い定番サイズで、飲み口、フタ、デザイン等さまざまなバリエーションがあります。お弁当プラス休憩時に飲む分も入るサイズで、職場やお出かけなど日常生活のあらゆるシーンで活用できます。

▼ワンタッチタイプ（マグ）（360〜600ml）

おすすめシーン
・職場、自宅でのちょい飲み
・ピクニックや散歩

ワンタッチタイプは、片手で開閉でき、フタを紛失しにくいのがメリット。作業をしながら手早く飲み物を飲みたいときや、ピクニックや散歩など屋外での使用にも適しています。なかでも飲み口がマグになっているタイプは、スポーツタイプと比べて飲み物が喉に直撃しにくいため、温かい飲み物を飲むのに比較的向いているでしょう。

▼ワンタッチタイプ（スポーツ）（450〜1500ml）

おすすめシーン
・通学、部活、遠足
・激しいスポーツのとき
・夏場の水分補給時

スポーツや夏場の屋外活動に最適で、子ども用や部活向けも多く出ています。スピーディーに水分補給ができるワンタッチのフタや、くわえやすくスムーズに飲める形状の飲み口が特徴。なかには保冷専用タイプのものもあります。

▼炭酸対応タイプ

おすすめシーン
・旅行、アウトドア
・パーティー
・スポーツ観戦

炭酸対応タイプは、特にBBQや海水浴などのアウトドアシーンで炭酸を飲む際に活躍してくれそう。ビールやスパークリングワインを入れてもよし、冷やした炭酸水を入れておけば、出先でもハイボールを楽しむことができます。

▼大容量タイプ（1000〜2000ml）

おすすめシーン
・家族での外出時
・旅行、アウトドア
・屋外での長時間作業時

家族でのピクニックやお花見など大人数で集まるときに便利な大容量タイプ。複数のコップで飲み物をシェアできるものや、持ち運びに便利な持ち手が付いているものもあります。

▼ミニ水筒（250〜350ml・200ml以下）

おすすめシーン
・散歩（ポケットに入れ手ぶらで歩く）
・お薬を飲む
・粉ミルク、スープを溶かす

100ml台のポケットにも収まるプチサイズや、コーヒー1杯分くらい（200〜350ml）でミニバッグにも入りやすいサイズのもの。飲みきりサイズで携帯性が高いことから、女性を中心にブレイクしました。

ポイント2：保温効力と保冷効力をチェック！

国家規格であるJISにより、魔法瓶水筒の公式な保温／保冷時間は「保温効力」あるいは「保冷効力」として記されています。飲み物の温度をキープしたいのであれば、数値にも注目して「保温効力」「保冷効力」が明記されている商品を選びましょう。

ポイント3：
スポーツ飲料に対応しているかどうか

部活動などの水分補給用に水筒を購入するのであれば、スポーツ飲料に対応しているタイプが重宝します。ただし、スポーツ飲料には塩分が含まれているため、長時間水筒の中に入れたままにしているとステンレスが腐食するおそれも。

多くの水筒の説明書には「塩分を多く含んだものは入れないでください」という注意書きが載っていますが、スポーツ飲料に対応しているかどうかが明記されていないケースもあるため、判断できない場合は各メーカーに問い合わせましょう。

ミニ水筒6製品を徹底比較！ おすすめは？

今回は、Amazonや楽天などの通販サイトで人気のミニ水筒6製品を集め、LAB.360とモニター6名により検証を実施。おすすめの製品を決定しました！

検証方法は以下の通りです。

テスト1：保温力・保冷力［配点：各10点］

保温力：スペック上の保温効力を5点満点、テストでの保温効力を各5点で評価。LAB.360のテストでは、沸騰させたお湯を水筒に入れてフタを閉め、冷蔵庫内に4時間置いた後の水温を計測。温度の下げ幅が少ないものほど高評価としました。

保冷力：こちらもスペック上の保冷効力を5点満点、テストでの保冷効力を各5点で評価。LAB.360のテストでは、4℃の水を水筒に入れてフタを閉め、水温40℃の湯に浮かないように沈め3時間後の水温を計測。温度の上げ幅が少ないものほど高評価としました。

テスト2：洗いやすさ［配点：15点］

パーツの数：付け外しの手間を考慮し、パーツ数が少ないものほど高評価としました。［配点：5点］

分解のしやすさ：パッキンなどのパーツの付け外しがしやすいかを評価。［配点：5点］

フタや飲み口の形状：フタ裏や飲み口の形状が複雑だと、スポンジなどで洗いづらく感じます。構造が単純で洗いやすいかをチェックしました。［配点：5点］

テスト3：持ちやすさ［配点：5点］

表面素材の滑りにくさ、持ったときに太すぎて持ちにくくないか、などを男女モニターとチェックしました。

テスト4：使いやすさ［配点：5点］

フタの開閉のしやすさ、飲み口の口当たりのよさなどを評価しました。

特にフタの素材が滑りにくいものや、本体上部がくびれた形状をしている製品に関しては、フタの開閉がしやすいと好評でした。

テスト5：携帯性［配点：10点］

ボトルのサイズ・質量の実測値から、携帯性を10点満点で算出しました。

大きめのランチバッグに弁当箱と一緒に立てて入れてチャックが閉まるかどうかチェックしたところ、6製品すべてチャックが閉まりました。

以上を踏まえて、さっそくミニ水筒のおすすめランキングへとまいりましょう！

ミニ水筒のおすすめは？

スクリュータイプ5製品、ワンタッチタイプ1製品を含む、持ち運びに便利なミニ水筒6製品のランキングをご紹介します。

象印マホービン「ステンレスマグ SM-MA25 AM」

ミニ水筒でベストバイに輝いたのは、象印マホービン「ステンレスマグ SM-MA25」。せんとパッキンをひとつにした「シームレスせん」を採用し、ボトルの内側には撥水性の高いコーティングが施されています。汚れや飲み物のニオイが付きにくく、お手入れのしやすい水筒です。

▼保温力

スペック：5/5点　保温効力（6時間）：64.0℃以上

テスト：5/5点　初期温度：93.6℃→冷蔵庫内放置4時間後：71.8℃　低下温度：-21.8℃

▼保冷力

スペック：5/5点　保冷効力（6時間）：9.0℃以下

テスト：5/5点　初期温度：4.3℃→湯内放置3時間後：10.6℃　上昇温度：6.3℃

保温力・保冷力ともにミニサイズ6製品の中ではトップでした！

▼洗いやすさ

洗うパーツの数はたったの2つと超シンプル。パッキンを紛失する心配は無用です。

フタとパッキンが一体となった「シームレスせん」を採用しています。凸凹が少なく洗いやすい構造をしていますが、すき間が狭いので、小型のスポンジやブラシなどを使ってお手入れした方がいいでしょう。

▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性

内側に向かってすぼまっている形状が唇にフィットし、フチも滑らかに加工されているため口当たりがいいです。

6製品の中ではもっとも高さがありますが、大きめサイズのランチバッグに弁当箱の横に立てて入れても、チャックを閉めきることができました。

ピーコック魔法瓶「ほっとmug ステンレスボトル マグタイプ AKB-21 T」

ピーコック魔法瓶「ほっとmug ステンレスボトル マグタイプ AKB-21」は、A評価。保温力や保冷力は普通ですが、独特のくびれ形状が手にフィットし、モニターからは持ちやすいと好評でした。

▼保温力

スペック：4/5点　保温効力（6時間）：61.0℃以上

テスト：4/5点　初期温度：92.9℃→冷蔵庫内放置4時間後：67.2℃　低下温度：-25.7℃

保温力のテストでは、6製品中2位と優秀でした。

▼保冷力

スペック：3/5点　保冷効力（6時間）：11.0℃以下

テスト：2/5点　初期温度：4.8℃→湯内放置3時間後：13.8℃　上昇温度：9.0℃

保冷力テストでは、6製品中5位という結果に。

▼洗いやすさ

洗うパーツは本体、パッキン、フタの3つ。

パッキンの付け外しも簡単です。ただ、フタの裏はすき間が狭いのでスポンジでこすりにくいです。

▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性

フチが薄く、エッジを感じる口当たりです。人によっては苦手と感じるかもしれません。

フタの高さは短いですが、くびれた部分に指が引っ掛かるので持ちやすいです。フタのくびれ部分はツルッとした素材になっているため滑りにくく、開閉しやすくなっています。

高さがコンパクトなので、もっと小さめのランチバッグにも入りそうです。

協和工業「Gゼロマグボトル K0105903」

続いてA評価となったのは、スリムボディの協和工業「Gゼロマグボトル」です。「使いやすさ」のモニター評価がもっとも高く、実測93gという驚異の軽さ！ 携帯性に優れた水筒です。

▼保温力

スペック：3/5点　保温効力（6時間）：58.0℃以上

テスト：3/5点　初期温度：94.9℃→冷蔵庫内放置4時間後：63.6℃　低下温度：-31.3℃

保温力テストでは最下位に…。保温力トップの象印マホービン「SM-MA250」とは、低下温度で10℃近い差が出ました。

▼保冷力

スペック：3/5点　保冷効力（6時間）：10.0℃以下

テスト：5/5点　初期温度：4.8℃→湯内放置3時間後：11.7℃　上昇温度：6.9℃

保冷力テストは、6製品中3位と優秀でした。

▼洗いやすさ

洗うパーツは、本体、フタ、フタパッキン、せん、せんパッキンの5つ。

せんパッキンは外せましたが、ふたパッキンはすき間に指が届かず取り外せず…。パッキンの向きを間違えると水漏れなどの原因になってしまうため、付け直す際は要注意です。

▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性

飲み口（せん）はプラスチック製で口当たりは○。飲み口がカバーの役割を果たし、氷の塊が直接口に当たるのを防いでくれます。

本体はサラッとした質感でやや滑りやすいですが、径が細いので持ちやすさはまずまず。ピーコック魔法瓶「ほっとmug」と同様、フタの部分がくびれているので、開閉しやすいです。

タイガー魔法瓶「真空断熱カスタムボトル MMP-D ／抗菌加工せんセット MMP-E」

ミニ水筒4つ目は、B評価のタイガー魔法瓶「真空断熱カスタムボトル MMP-D ／抗菌加工せんセット MMP-E」です。こちらはWEB限定商品となっており、本体は9色、せんは2種類から自由に組み合わせて購入できます。

▼保温力

スペック：4/5点　保温効力（6時間）：60.0℃以上

テスト：4/5点　初期温度：97.1℃→冷蔵庫内放置4時間後：71.2℃　低下温度：-25.9℃

▼保冷力

スペック：4/5点　保冷効力（6時間）：10.0℃以下

テスト：5/5点　初期温度：4.5℃→湯内放置3時間後：11.3℃　上昇温度：9.0℃

保温力テストでは3位、保冷力テストでは2位と、平均以上の実力を発揮しました。

▼洗いやすさ

洗うパーツは、本体、パッキン、フタの3つだけ。

パッキンを外すのは容易ですが、付ける際は、サイドの窪みに引っ掛けるのが難しく、手こずりました。

▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性

飲み口は適度な厚みがあり、フチが滑らか。口当たりはとてもよかったです。本体側には飲み物を遮るようなパーツが何も付いていないため、温かい飲み物の香りを楽しんだり、冷たい飲み物をがぶ飲みするのに向いています。

ランチバッグに入れても高さに余裕があります。

サーモス「真空断熱ケータイマグ JOR-250(WHGY)」（スクリュー）

スクリュータイプのサーモス「真空断熱ケータイマグ JOR-250」は、B評価に。

▼保温力

スペック：4/5点　保温効力（6時間）：60.0℃以上

テスト：4/5点　初期温度：96.2℃→冷蔵庫内放置4時間後：70.2℃　低下温度：-26.0℃

▼保冷力

スペック：3/5点　保冷効力（6時間）：11.0℃以下

テスト：3/5点　初期温度：4.4℃→湯内放置3時間後：12.7℃　上昇温度：8.3℃

保温力テスト・保冷力テスト共に4位でした。

▼洗いやすさ

洗うパーツの数は5つと多めですが、付け外しは簡単でした。

フタやせんのすき間も広めなので、普通のスポンジでも比較的洗いやすかったです。さらに水筒としては珍しく、すべてのパーツを食洗機で洗うことができます。

▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性

口に当たる部分はすべてプラスチックですが、飲み口の高さが低く、唇がせん本体に触れそうになります。

フタを上から見ると、角の丸い四角形状になっています。メーカーとしては「90°回転でらくらくオープン」と謳っていますが、フタが短いこともあってピンポイントでフタを持つのが難しく「フタとせん本体が一気に開いてしまう」という声がモニターから上がりました。

サーモス「真空断熱ケータイマグ JOP-250(NW)」（ワンタッチ）

最後に紹介するのは、今回唯一のワンタッチタイプ・サーモス「真空断熱ケータイマグ JOP-250」です。

▼保温力

スペック：2/5点　保温効力（6時間）：56.0℃以上

テスト：4/5点　初期温度：97.0℃→冷蔵庫内放置4時間後：67.8℃　低下温度：-29.2℃

▼保冷力

スペック：3/5点　保冷効力（6時間）：11.0℃以下

テスト：2/5点　初期温度：4.6℃→湯内放置3時間後：13.8℃　上昇温度：9.2℃

保温力テストは5位、保冷力テストでは6位と奮わず…。

▼洗いやすさ

洗うパーツは、フタ、せん本体、フタカバー、飲み口、フタパッキン、せんパッキンの6つで今回最多です。

飲み口着脱ボタン、パッキンにつまみがあることで、パーツの分解は比較的やりやすかったです。

▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性

飲み口はマグタイプ。サイズ感はちょうどよく、口当たりも優しいです。

ロックリングを下ろしてボタンを押すとフタが開きます。フタのロックは少しかたいですが、ボタンは押しやすいです。

【まとめ】ミニ水筒のベストは象印マホービン「ステンレスマグ SM-MA25 AM」！

ミニ水筒のベストバイは、象印マホービン「ステンレスマグ SM-MA25」です！

「せん」と「パッキン」がひとつになった「シームレスせん」を採用しているためとにかくお手入れが簡単なのが魅力。さらに保温力・保冷力ともに優れているため、外出時や、仕事のお供にも心強い一本です！

水筒用ブラシもチェック！ 象印マホービン「ピカボトル ボトル用スポンジ MB-AA01」

象印マホービン
ピカボトル ボトル用スポンジ MB-AA01
実勢価格：545円
本体の長さ：約33cm

キッチンスポンジたわしの老舗メーカー「キクロン株式会社」との共同開発の研磨剤レス素材を採用しており、ボトルが傷つきにくく、優しく洗えるブラシ。せんのすき間にもスッと入るすきまヘッドと、ボトルのくびれ部分にフィットする形状により、これ一本でボトルの奥から入り組んだフタ裏までラクに洗えます。

以上、ミニ水筒のおすすめランキング6選でした。

ミニ水筒は、ウォーターサーバーでも注ぎやすい小ぶりサイズなので、お家の飲み物を入れるだけでなく、オフィスで補充してマイカップ代わりに使うのもおすすめです。

マイボトルを持っていない人はもちろん、すでにマイボトルを持っているという人も、サブボトルとしてミニ水筒を検討してみてはいかがでしょうか。