水筒にはどんな種類があるの?
一口に水筒といっても、いろんなタイプがあります。何を主に飲むのか、どういった場所で使うのかなどによっても、使いやすい水筒は違ってきます。
まずは、どんな種類の水筒があるのか特徴を振り返ってみましょう!
▼スクリュータイプ
フタを回し開けてそのまま飲むタイプ。マグカップのようにどの方向からも飲め、広い飲み口から湯気が立つため、コーヒーやお茶の香りも感じやすいのが特徴です。温かい飲み物の香りを満喫できます。
▼コップタイプ
付属のコップに注いで飲む、昔ながらのタイプです。飲み口に直接口をつけないためシェアしやすく、後から砂糖などを追加して飲むこともできます。家族みんなで出かけるときにおすすめ!
▼ワンタッチタイプ(マグ)
スクリューと同じく飲み口に直接口をつけて飲むマグタイプ。片手でボタンを押すだけでフタが開くワンタッチタイプのため、手間をかけずに水分補給ができるのが魅力です。
▼ワンタッチタイプ(スポーツ)
片手操作のワンタッチタイプですが、スポーツタイプは飲み口が小さいためくわえた状態で飲みやすく、スポーツのときに迅速に水分補給が可能。子どもにも簡単に扱えるところがメリットです。
▼ストロータイプ
飲み口がストローになっていて、ボトルを傾ける必要がないため素早く飲めます。また、リップが落ちにくいのでメイクをしているときはうれしいポイントです。
▼2WAYタイプ
フタ部分を取り替えてワンタッチとコップタイプなどの2通りの使い方ができるタイプ。使用シーンを選ばずに多様に使えるのが特徴です。スポーツタイプでの2WAYなら保冷・保温両方に対応しています。
水筒選びのポイントは?
ではここで、水筒を選ぶうえで注目したいポイントを紹介します。
ポイント1:用途や容量に合うものを選ぶ
水筒の大きさは、たっぷり入る大容量タイプから、軽くてジャマにならないミニ水筒までさまざま。
基本的に、大きいサイズは「冷めにくく、温まりにくい」、小さくなるほど「冷めやすく、温まりやすい」という傾向があります。職場や部活、アウトドア、ちょっとしたお出かけなど、自分の用途や必要な容量に合わせて、ピッタリのものを選びたいですね。
▼マグボトル(400〜600ml)
おすすめシーン
・職場、自宅でのちょい飲み
・コーヒー、お茶の持ち歩き
・軽いスポーツのとき
用途の広い定番サイズで、飲み口、フタ、デザイン等さまざまなバリエーションがあります。お弁当プラス休憩時に飲む分も入るサイズで、職場やお出かけなど日常生活のあらゆるシーンで活用できます。
▼ワンタッチタイプ(マグ)(360〜600ml)
おすすめシーン
・職場、自宅でのちょい飲み
・ピクニックや散歩
ワンタッチタイプは、片手で開閉でき、フタを紛失しにくいのがメリット。作業をしながら手早く飲み物を飲みたいときや、ピクニックや散歩など屋外での使用にも適しています。なかでも飲み口がマグになっているタイプは、スポーツタイプと比べて飲み物が喉に直撃しにくいため、温かい飲み物を飲むのに比較的向いているでしょう。
▼ワンタッチタイプ(スポーツ)(450〜1500ml)
おすすめシーン
・通学、部活、遠足
・激しいスポーツのとき
・夏場の水分補給時
スポーツや夏場の屋外活動に最適で、子ども用や部活向けも多く出ています。スピーディーに水分補給ができるワンタッチのフタや、くわえやすくスムーズに飲める形状の飲み口が特徴。なかには保冷専用タイプのものもあります。
▼炭酸対応タイプ
おすすめシーン
・旅行、アウトドア
・パーティー
・スポーツ観戦
炭酸対応タイプは、特にBBQや海水浴などのアウトドアシーンで炭酸を飲む際に活躍してくれそう。ビールやスパークリングワインを入れてもよし、冷やした炭酸水を入れておけば、出先でもハイボールを楽しむことができます。
▼大容量タイプ(1000〜2000ml)
おすすめシーン
・家族での外出時
・旅行、アウトドア
・屋外での長時間作業時
家族でのピクニックやお花見など大人数で集まるときに便利な大容量タイプ。複数のコップで飲み物をシェアできるものや、持ち運びに便利な持ち手が付いているものもあります。
▼ミニ水筒(250〜350ml・200ml以下)
おすすめシーン
・散歩(ポケットに入れ手ぶらで歩く)
・お薬を飲む
・粉ミルク、スープを溶かす
100ml台のポケットにも収まるプチサイズや、コーヒー1杯分くらい(200〜350ml)でミニバッグにも入りやすいサイズのもの。飲みきりサイズで携帯性が高いことから、女性を中心にブレイクしました。
ポイント2:保温効力と保冷効力をチェック!
国家規格であるJISにより、魔法瓶水筒の公式な保温/保冷時間は「保温効力」あるいは「保冷効力」として記されています。飲み物の温度をキープしたいのであれば、数値にも注目して「保温効力」「保冷効力」が明記されている商品を選びましょう。
ポイント3:
スポーツ飲料に対応しているかどうか
部活動などの水分補給用に水筒を購入するのであれば、スポーツ飲料に対応しているタイプが重宝します。ただし、スポーツ飲料には塩分が含まれているため、長時間水筒の中に入れたままにしているとステンレスが腐食するおそれも。
多くの水筒の説明書には「塩分を多く含んだものは入れないでください」という注意書きが載っていますが、スポーツ飲料に対応しているかどうかが明記されていないケースもあるため、判断できない場合は各メーカーに問い合わせましょう。
水筒16製品を徹底比較!
今回は、Amazonや楽天などの通販サイトで人気の水筒16製品を集め、独自検証機関「LAB.360」とモニター6名により検証を実施。「スクリュータイプ」「ワンタッチタイプ」「炭酸対応タイプ」の3ジャンルに分け、おすすめの製品を決定しました!
検証方法は以下の通りです。
テスト1:保温力・保冷力[配点:各10点]
保温力:スペック上の保温効力を5点満点、テストでの保温効力を各5点で評価。LAB.360のテストでは、沸騰させたお湯を水筒に入れてフタを閉め、冷蔵庫内に4時間置いた後の水温を計測。温度の下げ幅が少ないものほど高評価としました。
保冷力:こちらもスペック上の保冷効力を5点満点、テストでの保冷効力を各5点で評価。LAB.360のテストでは、4℃の水を水筒に入れてフタを閉め、室温40℃に保った部屋に3時間置いた後の水温を計測。温度の上げ幅が少ないものほど高評価としました。
テスト2:洗いやすさ[配点:15点]
パーツの数:付け外しの手間を考慮し、パーツ数が少ないものほど高評価としました。[配点:5点]
分解のしやすさ:パッキンなどのパーツの付け外しがしやすいかを評価。[配点:5点]
フタや飲み口の形状:フタ裏や飲み口の形状が複雑だと、スポンジなどで洗いづらく感じます。構造が単純で洗いやすいかをチェックしました。[配点:5点]
テスト3:持ちやすさ[配点:5点]
表面素材の滑りにくさ、持ったときに太すぎて持ちにくくないか、などを男女モニターとチェックしました。
テスト4:使いやすさ[配点:5点]
フタの開閉のしやすさ、飲み口の口当たりの良さなどを評価しました。
特にフタの素材が滑りにくいものや、本体上部がくびれた形状をしている製品に関しては、フタの開閉がしやすいと好評でした。
テスト5:携帯性[配点:10点]
ボトルのサイズ・質量の実測値から、携帯性を10点満点で算出。ケースやストラップなど、持ち運びのための工夫がある場合は加点しました。
以上を踏まえて、さっそく水筒のおすすめランキングへとまいりましょう!
水筒(スクリュータイプ)のおすすめ8選
まず最初に、スタンダードなスクリュータイプ8製品のランキングから紹介します!
サーモス「真空断熱ケータイマグ JOQ-480(WH)」
- サーモス真空断熱ケータイマグ JOQ-480(WH)
- 実勢価格: ¥2,455〜検証時価格: ¥2,336〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 480ml
- 口径(約)
- 40mm
- サイズ(実測)
- φ65×H212mm
- 重量(実測)
- 240g
- 食洗機
- 対応
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- JOQ-480(WH)
スクリュータイプのベストバイは、サーモス「真空断熱ケータイマグ JOQ-480」です!
パッキン一体構造の「まる洗ユニット」を採用し、食洗機でも洗えるためお手入れが簡単。保温・保冷力に優れスポーツ飲料にも対応している、まさに死角ナシの一本です!
▼保温力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保温効力(6時間):71.0℃以上
テスト:5/5点 初期温度:97.3℃→冷蔵庫内放置4時間後:84.5℃ 低下温度:-12.8℃
温度の下げ幅がスクリュータイプ8製品の中でもっとも小さく、温かさをしっかりキープしてくれました。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:4/5点 保冷効力(6時間):9.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.7℃→室内放置3時間後:7.9℃ 上昇温度:3.2℃
温度上昇の小ささは、トップタイ。保冷力も申し分ありません。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツはたったの3つ。
パッキンをカチッと押し上げるだけで、フタから簡単に取り外すことができます。パッキンがフタに付いたままだとすき間を洗いにくいですが、これなら隅々までスポンジでこすりやすいです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
片手で持つのにちょうどいい太さ。本体表面の質感がザラザラしていて滑りにくくなっているため、フタの開閉がしやすいです。使い勝手を検証したモニター6名のうち4名から「欲しい!」という声が集まりました。
フチに丸みのある飲み口で、口当たりはまずまずでした。
ほかと比べてやや重たく感じるが、太さはちょうどいい。
象印マホービン「TUFF ステンレスマグ SM-ZB48 VM」
- 象印マホービンTUFF ステンレスマグ SM-ZB48 VM
- 実勢価格: ¥2,218〜検証時価格: ¥2,255〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 480ml
- 口径(約)
- 40mm
- サイズ(実測)
- φ66×H215mm
- 重量(実測)
- 226g
- 食洗機
- 非対応
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- SM-ZB48 VM
同率得点でベストバイに輝いたのは象印マホービン「TUFF ステンレスマグ SM-ZB48」です!
最大の特徴は、栓(フタ)とパッキンがひとつになった「シームレスせん」。パーツの付け外しが不要という革命的な水筒です。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保温効力(6時間):71.0℃以上
テスト:4/5点 初期温度:97.7℃→冷蔵庫内放置4時間後:82.5℃ 低下温度:-15.2℃
温度の下げ幅は、スクリュータイプ8製品の中で2番目に小さかったです。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.7℃→室内放置3時間後:7.9℃ 上昇温度:3.2℃
温度上昇が小さく抑えられ、優れた保冷力を発揮しました。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツの数は全16製品中もっとも少なく、本体とフタの2つだけ! パーツをなくしがちな人にとってはありがたいです。
栓(フタ)とパッキンをひとつにした「シームレスせん」は、凸凹が少なく洗いやすい構造をしていますが、フタとのすき間は指が入るほど広くはないため、小型のスポンジやブラシなどを使ってお手入れしたほうがよさそうです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口が内側に向かって少しすぼまっているため、口の両サイドから勢い余ってこぼれるといったことになりにくそうです。飲み口にほどほどの厚みがあり、口当たりが良いです。
リュックの横ポケットに入れるとこんな感じ。スッキリとしたデザインで、ポケットからはみ出てもそこまで不恰好になりません。また、太すぎないのでポケットへの出し入れもしやすいです。
フタと胴体部分のコーティングが異なっていて、フタだけ若干ザラザラしているため摩擦が起きやすく、開けやすい。
フタを開けるのに少し力がいるけど、少ない回転数で開けられる。
シービージャパン「カフア コーヒーボトル2 BEIGE」
- シービージャパンカフア コーヒーボトル2 BEIGE
- 実勢価格: ¥2,434〜検証時価格: ¥3,526〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 410ml
- 口径(約)
- 53mm
- サイズ(実測)
- φ65×H183mm
- 重量(実測)
- 208g
- 食洗機
- 非対応
- 型番
- 4573306869474
スクリュータイプでA評価となった3つ目の製品は、シービージャパン「カフア コーヒーボトル2」です。こちらは、コーヒーをおいしく飲むために開発された、内面がテフロン™️加工のボトルで、匂い残りが少なく汚れがつきにくくなっているそうです。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:4/5点 保温効力(6時間):69.0℃以上
テスト:4/5点 初期温度:97.2℃→冷蔵庫内放置4時間後:79.1℃ 低下温度:-18.1℃
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:4/5点 初期温度:4.9℃→室内放置3時間後:9.9℃ 上昇温度:5.0℃
保温力・保冷力ともに合格点です。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツの数は、本体、パッキン、フタの3つ。
パッキンに指を引っ掛ける部分があるため取り外しやすいですが、フタの形状自体の洗いやすさは普通です。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
コーヒーの香りを存分に楽しめるように、口径は53mmと広くなっています。飲み口はやや角ばっており鋭さを感じますが、本体を傾けたときにフチが鼻に当たりにくいため飲みやすいです。
ボトルの高さは低め。メタリックな質感で、リュックのポケットに引っ掛かることなくスムーズに出し入れできました。
使いやすさに関して、フタはやや開けにくく回数を多く回す必要がありましたが、そこが気にならなければ問題なし!
飲み口がコーティングされているので、熱い飲み物でも飲みやすそう。
ボトルの表面に凸凹があり、持ちやすいです。
ピーコック魔法瓶工業「PORTA-BOTTLE(ポルタボトル)[ボトル]マットベージュ × [ポーチ]フューシャピンク」
- ピーコックPORTA-BOTTLE(ポルタボトル)[ボトル]マットベージュ × [ポーチ]フューシャピンク
- 実勢価格: ¥5,478〜検証時価格: ¥5,478〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 400ml
- 口径(約)
- 34mm
- サイズ(実測)
- φ67×H181mm
- 重量(実測)
- 289g
- 食洗機
- 非対応
スクリュータイプのピーコック魔法瓶工業「PORTA-BOTTLE(ポルタボトル)」は、B評価。BASEの専門サイトで販売されており、ボトルは3色、専用ポーチは4色の中から、好きな組み合わせで購入することができます。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:4/5点 保温効力(6時間):69.0℃以上
テスト:4/5点 初期温度:97.8℃→冷蔵庫内放置4時間後:80.8℃ 低下温度:-17.0℃
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:2/5点 保冷効力(6時間):11.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.7℃→室内放置3時間後:8.4℃ 上昇温度:3.7℃
保冷力のテストでは、8製品中3番目に優秀でした。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツは3つ。フタ、パッキンはやや複雑な形状をしており、取り付けるのが難しかったです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口は、ややエッジを感じる口当たりです。
本体上部のくびれに指を引っ掛けることができるため、フタを開ける際に力を入れやすいとの意見が。カバー有りだと気になりませんが、カバーなしの状態だと、本体の表面がサラサラマットな質感で滑りやすかったです。
ストラップを使えば肩掛け、カラビナを使えばベルトループなどに通して持ち運ぶことができます。近場のお出かけからアウトドアシーンまで、幅広く活躍してくれそうです。
持ち歩くのにちょうどいい大きさ。弱い力でもすき間なくフタが閉まってくれる。
ストラップ、カラビナ付きなのでキャンプとかにも持っていきやすい。
スタンレー「ゴー真空ボトル 0.37L ジャパンコレクション『Shiki』Hammertone White」
- スタンレーゴー真空ボトル 0.37L ジャパンコレクション「Shiki」Hammertone White
- 実勢価格: ¥4,180〜検証時価格: ¥5,170〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 370ml
- サイズ(実測)
- φ66×H188mm
- 重量(実測)
- 263g
- 食洗機
- 対応
- 型番
- 10124-009
洗いやすさと携帯性が良くB評価になったのは、スタンレー「ゴー真空ボトル 0.37L ジャパンコレクション『Shiki』」です。ジャパンコレクション「Shiki」は、アメリカの人気ブランドスタンレーが日本の四季にインスピレーションを受けて実現したそう。今回試した「ハンマートーンホワイト」は、冬をイメージしたカラーだそうです。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:3/5点 保温効力(6時間):61.0℃以上
テスト:1/5点 初期温度:96.9℃→冷蔵庫内放置4時間後:66.2℃ 低下温度:-30.7℃
保温力は残念ながら奮わず……。温かい飲み物の長時間保温にはあまり向かないかもしれません。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:3/5点 保冷効力(6時間):10.0℃以下
テスト:4/5点 初期温度:4.3℃→室内放置3時間後:9.9℃ 上昇温度:5.6℃
保冷力試験での上昇温度は数値としては悪くありませんが、8製品の中では最下位でした。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツは本体、フタ、パッキンの3つ。
パッキンはフタの裏にのっているだけなので簡単に付け外しできました。フタの中央部も出っ張っていないため、スポンジが届きやすいです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
本体の表面は手に吸い付くような質感で持ちやすいとモニターから好評でした。フタに付いているフィンガーループは持ち運びに便利な一方で「開閉時に邪魔になる」という声も。
飲み口はシービージャパンの「カフア」に次いで広く、本体を傾けたときにフチが鼻に当たりにくかったです。
やや太いけど、表面が独特の質感で滑りにくくて持ちやすい。真ん中がステンレスむき出しなので、外に置いたときや、熱い飲み物を入れたときにやけどしないか心配。
フタが硬く、やや閉めにくい。
ピーコック魔法瓶工業「ステンレスボトル AKY-40 ADS」
- ピーコックステンレスボトル AKY-40 ADS
- 実勢価格: ¥2,126〜検証時価格: ¥2,617〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 400ml
- 口径(約)
- 34mm
- サイズ(実測)
- φ67×H181mm
- 重量(実測)
- 201g
- 食洗機
- 非対応
- 型番
- AKY-40 ADS
スクリュータイプのおすすめ6つ目は、ピーコック魔法瓶工業「ステンレスボトル AKY-40」。先に紹介した同メーカーの「PORTA-BOTTLE(ポルタボトル)」とつくりはほぼ同じで、コンパクトなサイズ感です。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:4/5点 保温効力(6時間):69.0℃以上
テスト:4/5点 初期温度:94.8℃→冷蔵庫内放置4時間後:77.4℃ 低下温度:-17.4℃
保温力検証では温度の低下が激しく、8製品中7位にとどまりました。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:2/5点 保冷効力(6時間):11.0℃以下
テスト:4/5点 初期温度:4.6℃→室内放置3時間後:9.8℃ 上昇温度:5.2℃
保温力は、ポルタボトルとほぼ一緒でしたが、保冷力では差がついて8製品中7位でした。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツ構成はポルタボトルと一緒。パーツ数は少ないですが、パッキンの取り付けにやや手こずりました。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
口当たりは悪くありませんが、ややエッジを感じます。
表面がツルツルしているため、手と摩擦が起きて滑りにくいという声も。ポルタボトルと同様、フタの開閉はしやすいです。
ボトルの背が低いので、リュックのポケットにいい具合に収まりました。
乾燥した手だと少し滑る。太さはちょうどいいです。
少ない回転数でフタを開けられる。
スケーター「スクリューハンドル付マグボトル STSC5」
- スケータースクリューハンドル付マグボトル STSC5
- 実勢価格: ¥1,633〜検証時価格: ¥1,782〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 500ml
- サイズ(実測)
- φ73×H218mm
- 重量(実測)
- 264g
- 食洗機
- 非対応
- 型番
- STSC5
B評価のスケーター「スクリューハンドル付マグボトル STSC」は保冷力が高評価なものの、携帯性が足を引っぱりました。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:3/5点 保温効力(6時間):60.0℃以上
テスト:2/5点 初期温度:97.1℃→冷蔵庫内放置4時間後:69.3℃ 低下温度:-27.8℃
保温力検証では温度の低下が激しく、8製品中7位にとどまりました。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:4/5点 初期温度:4.8℃→室内放置3時間後:9.8℃ 上昇温度:5.0℃
保冷力は8製品中同率5位。数字としてはまずまずの結果に。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツは本体、パッキン、フタの3つ。
パッキンの付け外しは超簡単。フタの内側も平べったい形状で洗いやすいです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
フタの上部にハンドルが付いているため、開ける際に力を入れやすいです。しかし、本体の表面素材がサラサラとして滑りやすくフタもズレやすいため、閉める動作は慎重に行う必要がありそうです。
飲み口は丸みがあり、優しい口当たりです。
フタのハンドルは、真上に向かって持ち上げる時に役立ちます。
ボトルは太め。ハンドルは便利だけど、バッグの中で場所をとるので使わないときは折りたたんでおけるとさらに良かった。
取っ手をつかめばかなり開けやすい。
サーモス「真空断熱ケータイマグ ROB-003(MDB)」
- サーモス真空断熱ケータイマグ ROB-003(MDB)
- 実勢価格: ¥2,999〜検証時価格: ¥3,700〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 500ml
- 口径(約)
- 44mm
- サイズ(実測)
- φ77×H202mm
- 重量(実測)
- 282g
- 食洗機
- パッキン、ソコカバーのみ対応(耐熱140℃)
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- ROB-003(MDB)
サーモス「真空断熱ケータイマグ ROB-003」はB評価です。保温力と保冷力に優れていますが、太くて大きなボディが扱いづらく、総合的な評価は伸び悩みました。
▼保温力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保温効力(6時間):72.0℃以上
テスト:4/5点 初期温度:96.6℃→冷蔵庫内放置4時間後:81.2℃ 低下温度:-15.4℃
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:4/5点 保冷効力(6時間):9.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:3.9℃→室内放置3時間後:7.9℃ 上昇温度:4.0℃
保温力・保冷力ともに、8製品中3位と健闘しました。
▼洗いやすさのテスト結果は?
シリコン製のソコカバーがついているため、他製品より洗うパーツが多いです。フタの裏の形状も入り組んでおり、洗いやすくはありません。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
口径がやや広いため、氷も入れやすそう。エッジがなめらかに処理されていて、飲み口の口当たりは良いです。
フタには、持ち運びに便利なキャリーループが付いています。
ソコカバーは横倒れ防止には役立ちますが、リュックのポケットに入れようとすると摩擦で引っ掛かってしまいました。ソコカバーを外すと、ポケットにギリギリ入るサイズ感です。
底にグリップがあるので、落下時の凹み防止になる。
フタの開閉はしやすいが、ボトルが太くて手に余る。
水筒(ワンタッチタイプ)のおすすめ5選
続いて、片手でパカッとフタが開きそのまま飲める、アクティブシーンにピッタリなワンタッチタイプの水筒5製品を紹介します!
こちらのカテゴリでは保冷専用の製品が含まれるため、保温力の得点は除いて総合評価を算出しましたが、保温に対応している製品については保温力の詳細も記載しているので水筒選びの参考にしてみてくださいね。
シービージャパン「holms オクタワンタッチボトル 460 グレー」
- シービージャパンholms オクタワンタッチボトル 460 グレー
- 実勢価格: ¥2,149〜検証時価格: ¥2,505〜
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 460ml
- サイズ(実測)
- φ67×H231mm
- 重量(実測)
- 265g(専用ホルダー除く)
- 食洗機
- 非対応
- 型番
- 4573306868989
ワンタッチタイプのベストバイに輝いたのは、シービージャパン「holms オクタワンタッチボトル 460」です! その名前の通り、上から見るとオクタゴン=八角形の構造をしており、手によくなじんで持ちやすいです。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.4℃→室内放置3時間後:8.5℃ 上昇温度:4.1℃
保冷力に関しては、スペック・テストともに優れた結果を残しました。
▼保温力(参考)のテスト結果は?
スペック:4/5点 保温効力(6時間):69.0℃以上
テスト:3/5点 初期温度:97.9℃→冷蔵庫内放置4時間後:77.3℃ 低下温度:-20.6℃
保温力のテストの評価は4製品中3位でした。
▼洗いやすさのテスト結果は?
ワンタッチタイプは、マグタイプと比べるとパーツの数が多いです。本体、飲み口パッキン、フタパッキン、飲み口、フタの5つに分解できました。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口はやや狭く、ドバッと出てくる心配がありません。
飲み口を横から見た様子。唇に当たる部分が手前側に傾斜しているため、飲んでいるときにフタと顔の距離がほんの少し遠くなり、圧迫感を軽減できます。
軽くボタンを押すだけでフタが開き、フタのバウンドもなく、開くスピードもちょうどいいです。
フタを最大まで開くと角度が固定され、本体を手前に傾けてもフタが倒れてきません。
専用ホルダーは、肩掛けするには短いですが、手やカバンに引っ掛けてももたつかないくらいの長さ。ホルダーを付けたままでも、リュックのポケットに収まりました。
サイズのわりにやや重たいですが、開ける際の勢いが穏やかでGOOD。
持ちやすい太さで、角ばった形状が手にフィットする。
タイガー魔法瓶「真空断熱ボトル MKA-K048 KK」
- タイガー魔法瓶真空断熱ボトル MKA-K048 KK
- 実勢価格: ¥2,418〜検証時価格: ¥2,700〜
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 480ml
- 口径(約)
- 43mm
- サイズ(実測)
- φ65×H220mm
- 重量(実測)
- 195g
- 食洗機
- パッキンのみ対応
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- MKA-K048 KK
A評価に輝いたのは、タイガー魔法瓶「真空断熱ボトル MKA-K048」です。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.3℃→室内放置3時間後:8.1℃ 上昇温度:3.8℃
スペックは同率2位で、保冷力テストではトップタイの成績でした。
▼保温力(参考)のテスト結果は?
スペック:4/5点 保温効力(6時間):67.0℃以上
テスト:4/5点 初期温度:97.7℃→冷蔵庫内放置4時間後:79.2℃ 低下温度:-18.5℃
▼洗いやすさのテスト結果は?
飲み口をフタから外すことができ、パーツは5つに分解できます。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口はやや広め。
フタが大きく開いてくれ固定力もありますが、飲み口パッキンとフタの開閉部の根元が出っ張っているため、本体を傾けて飲むときに鼻に当たりそうになりました。
底の外周がゴム素材になっているため入れるときに少し引っ掛かるものの、ボトルが細身なのでリュックのポケットにスムーズに入れられました。
表面がザラザラしていて滑りにくい。片手で持つのにちょうどいい太さ。
ボタンは軽いが、フタを閉める際は少し硬い。ワンタッチタイプはボタンを押した時にフタがバウンドすることがありますが、タイガーはフタがピタッと止まってくれて、開けたときの衝撃が少なかったです。
象印マホービン「ステンレスマグ SM-VA60 AM」
- 象印マホービンステンレスマグ SM-VA60 AM
- 実勢価格: ¥2,672〜検証時価格: ¥3,591〜
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 600ml
- 口径(約)
- 45mm
- サイズ(実測)
- φ72×H235mm
- 重量(実測)
- 257g
- 食洗機
- 非対応
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- SM-VA60 AM
ちょっと大きめな600mlサイズの象印マホービン「ステンレスマグ SM-VA60」は、B評価。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.8℃→室内放置3時間後:8.6℃ 上昇温度:3.8℃
▼保温力(参考)のテスト結果は?
スペック:5/5点 保温効力(6時間):73.0℃以上
テスト:5/5点 初期温度:97.6℃→冷蔵庫内放置4時間後:83.0℃ 低下温度:-14.6℃
保温に対応したワンタッチタイプ4製品の中では最も保温力に優れ、保冷力のテストでもトップタイの成績でした。飲み物をアツアツ・キンキンで楽しみたい人にピッタリです。
▼洗いやすさのテスト結果は?
マグボトルと同様、「シームレスせん」を採用。パーツ数は3つとワンタッチタイプの中ではもっとも少ないです。ちなみに、フタのパッキンは取り外せない仕様になっています。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口の幅が狭く、フチが唇に食い込みやすいですが、口の小さな人にとっては飲みやすそうです。
ボタンは固くもなく開けやすいですが、閉めるときに力を入れて押し込む必要があります。安全ロックをかければ、誤ってフタが開くのを予防できます。
ワンプッシュでフタが大きく開き、安定感も○。
600ml容量で他製品と比べると高さがあるため、リュックのポケットから半分近く出ています。
表面がサラサラしていて滑りやすい。片手で持つには少し太めだけど、持ちにくさは感じません。
デザインとしては微妙だけど、安全ロックが横についているのは安心。
サブヒロモリ「アクアレール ステンレスワンプッシュキャリーボトル 381317」
- サブヒロモリアクアレール ステンレスワンプッシュキャリーボトル 381317
- 実勢価格: ¥2,640〜検証時価格: ¥3,001〜
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 520ml
- サイズ(実測)
- φ72×H224mm
- 重量(実測)
- 305g
- 食洗機
- 非対応
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- SHI381317
ワンタッチタイプのおすすめ4つ目は、弁当箱など食に関する雑貨を展開するメーカー・サブヒロモリの「アクアレール ステンレスワンプッシュキャリーボトル」です。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):7.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.8℃→室内放置3時間後:9.6℃ 上昇温度:4.8℃
▼保温力(参考)のテスト結果は?
スペック:4/5点 保温効力(6時間):68.0℃以上
テスト:3/5点 初期温度:96.9℃→冷蔵庫内放置4時間後:73.6℃ 低下温度:-23.3℃
保温に対応したワンタッチタイプ4製品の中では、水温の下げ幅が最も大きかったです。保冷力に関しては、温度の上昇を4.8℃にとどめてくれて優秀でした。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツの数は4つ。飲み口をフタから外すことができないため、裏側は洗いづらいです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口は広くラウンドしており、口当たりは優しいです。
フタの開く角度が180度程度で他製品よりも狭く、本体を傾けて飲んでいると、フタと顔の距離が近くて圧迫感を感じました。ただし、フタは安定感があり、大きく傾けても顔のほうに倒れてくることはありませんでした。
手で持ったり、カバンに引っ掛けられるクリアハンドル付き。本体が太めなのでリュックのポケットに入れる際に少し引っ掛かりましたが、問題なく収まりました。
開けにくさはないが、ワンタッチのフタの上部が開けた後にバウンドし、衝撃がある。水筒の底にゴムがついており、置いた時に音がせず、傷つきにくい。
クリアハンドルが少し硬くて出しづらい印象。
サーモス「真空断熱スポーツボトル FJR-500(TQS)」(保冷専用)
- サーモス真空断熱スポーツボトル FJR-500(TQS)
- 実勢価格: ¥2,455〜検証時価格: ¥2,999〜
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 500ml
- 口径(約)
- 45mm
- サイズ(実測)
- φ71×H212mm
- 重量(実測)
- 229g
- 食洗機
- パッキン、ボディリング、ソコカバーのみ対応(耐熱140℃)
- スポーツ飲料
- 対応
- タイプ
- 保冷専用
- 型番
- FJR-500(TQS)
保冷専用のサーモス「真空断熱スポーツボトル FJR-500」は、B評価に。
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:3/5点 保冷効力(6時間):10.0℃以下
テスト:3/5点 初期温度:4.4℃→室内放置3時間後:13.2℃ 上昇温度:8.8℃
保冷力のテストでは、他4製品より上昇温度が上昇してしまい、夏だとキンキンとはいかないかも。
▼洗いやすさのテスト結果は?
ソコカバーを含めると、パーツは5つ。飲み口とキャップが一体になっており、細い飲み口は普通のスポンジだと洗いにくいですが、パッキンは取り外ししやすかったです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口は口全体でくわえて飲むタイプで、冷たいドリンクをゴクゴク飲みやすそうな形状です。
フタのパッキンが出っ張っていないため、飲んでいるときに鼻に当たりづらく快適です。
外側のロックボタンを下げる→ボタンを押す、というように、開閉に2ステップが必要なため、面倒に感じるという声もあがりました。
リュックのポケットに入れようとしたところ、ソコカバーがポケットに引っ掛かってしまい、片手でスポッ……とはいきませんでした。
表面がスベスベして滑りやすいけど、手になじむ太さ。
軽い力でフタが閉まるけど、ロックが硬くて開けるときが大変。フタが勢いよくバウンドして持つ手に当たる。
水筒(炭酸対応タイプ)のおすすめ3選
最後は、炭酸水などを入れてアウトドアで活躍してくれそうな、炭酸対応タイプの水筒3選をご紹介します!
ちなみに、炭酸対応タイプの評価・比較には、「炭酸キープ力」の項目も追加。以下の内容で検証を行いました。
追加テスト:炭酸キープ力
炭酸水を満水まで入れて、栓をしたボトルを常温で放置。24時間後、炭酸ガス濃度計で炭酸濃度を計測しました。
それではベストバイの製品から見ていきましょう!
ピーコック魔法瓶工業「ストレートドリンク AJH-60(AC)」
- ピーコックストレートドリンク AJH-60(AC)
- 実勢価格: ¥2,250〜検証時価格: ¥3,278〜
- 炭酸キープ力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 600ml
- 口径(約)
- 34mm
- サイズ(実測)
- φ75×H237mm
- 重量(実測)
- 299g
- 食洗機
- 非対応
- スポーツ飲料
- 対応
- タイプ
- 炭酸対応・保冷専用
- 型番
- AJH-60(AC)
炭酸対応タイプのベストバイは、ピーコック魔法瓶工業「ストレートドリンク AJH-60」! 内瓶に塩分に強いSUS316を採用したスポーツ飲料対応ボトルです。
▼炭酸キープ力のテスト結果は?
5/5点
キープ力が高めで、シュワッと爽快です!
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:5/5点 保冷効力(6時間):8.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.4℃→室内放置3時間後:8.1℃ 上昇温度:3.7℃
テストでは、上昇温度を3.7℃にとどめてくれて優秀でした。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツは5つありますが、パッキンの付け外しはラクちんです。ただし、飲み口の洗浄には細いブラシなどを使ったほうがいいでしょう。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口は2way。細い飲み口の口当たりはまずまずで、コップに注ぐ際もこぼしにくそうです。大元から取れば、スクリュータイプのように飲むことも可能です。
リュックへの出し入れは問題なし。ボディは太めですが、上部がくびれているため持ち上げやすいです。
表面がザラザラしていて滑りにくいのが特徴。胴体に対してフタがかなり小さく、コンパクトなつくりで、女性でも開けるときに力を入れやすかったです。
上のフタと下の飲み口部分が一気に開いてしまうこともあるので、おさえながら開けるのがコツです。
サーモス「保冷炭酸飲料ボトル FJK-500(PL)」
- サーモス保冷炭酸飲料ボトル FJK-500(PL)
- 実勢価格: ¥2,023〜検証時価格: ¥3,158〜
- 炭酸キープ力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 500ml
- 口径(約)
- 36mm
- サイズ(実測)
- φ66×H240mm
- 重量(実測)
- 232g
- 食洗機
- パッキンのみ対応
- スポーツ飲料
- 対応
- タイプ
- 炭酸対応・保冷専用
- 型番
- FJK-500(PL)
炭酸対応タイプのおすすめで2つ目のA評価となったのは、サーモス「保冷炭酸飲料ボトル FJK-500」です。
▼炭酸キープ力のテスト結果は?
5/5点
3製品の中で最も炭酸キープ力が高く、24時間後も炭酸を強く感じました!
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:3/5点 保冷効力(6時間):10.0℃以下
テスト:4/5点 初期温度:4.2℃→室内放置3時間後:11.1℃ 上昇温度:6.9℃
保冷力のテストでは、他2製品よりも温度が上昇しました。
▼洗いやすさのテスト結果は?
パーツの数は、1位のピーコックと同じく5つ。
パーツの付け外しがちょっとややこしかったです。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
今回の3製品で唯一のスタンダードな飲み口。直飲みで炭酸の喉越しを楽しむのに一番向いています。
ボトルの高さはありますが、ボディがスリムなのでリュックのポケットへの出し入れはスムーズ。狭い所にも入れやすそうです。
フタの径が小さく、かつ表面に凸凹加工が施されているため握りやすいので、開けるときに力を加えやすい。ボディ自体も細くて持ちやすい。
炭酸対応タイプ全般に言えることですが、開ける際にフタを回す回数はどうしても多くなります。
タイガー魔法瓶「真空断熱炭酸ボトル MTA-T050(WK)」
- タイガー魔法瓶真空断熱炭酸ボトル MTA-T050(WK)
- 実勢価格: ¥3,473〜検証時価格: ¥6,000〜
- 炭酸キープ力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 500ml
- 口径(約)
- 48mm
- サイズ(実測)
- φ74×H215mm
- 重量(実測)
- 282g
- 食洗機
- パッキンのみ対応
- スポーツ飲料
- 対応
- タイプ
- 炭酸対応・保冷専用
- 型番
- MTA-T050(WK)
ストラップ付きのタイガー魔法瓶「真空断熱炭酸ボトル MTA-T050」はB評価。
▼炭酸キープ力のテスト結果は?
4/5点
他の2本より少し劣る程度で、十分なキープ力を発揮しています!
▼保冷力のテスト結果は?
スペック:3/5点 保冷効力(6時間):10.0℃以下
テスト:5/5点 初期温度:4.5℃→室内放置3時間後:8.2℃ 上昇温度:3.7℃
テスト評価では、1位のピーコック魔法瓶と並ぶ保冷力を発揮しました。
▼洗いやすさのテスト結果は?
洗うパーツ数は6つ。
取り外すときより、洗った後にパーツを取り付け直すのが大変でした。ストラップやパッキンのはめる向きを間違えないように要注意です。
▼持ちやすさ・使いやすさ・携帯性のテスト結果は?
飲み口の太さはちょうどいいですが、飲むときに上ブタに付いたストラップが揺れるため、押さえながら飲んだほうがよさそうです。
ピクニックや登山などの外出時には、荷物に引っ掛けて持ち運んだり、フタの紛失を防ぐ意味でも、ストラップがあると重宝しそうです。
ボトルは太めなので、リュックのポケットに入れる際にやや手こずりました。
表面がザラザラしていて滑りにくくなっているのは良いけど、太い。手が小さいので持ちにくく感じました。
ストラップは便利だけど、フタの開閉時に手に当たって邪魔。
3タイプの1位商品を振り返り!
最後に、「スクリュータイプ」「ワンタッチタイプ」「炭酸対応タイプ」それぞれの1位商品を改めて振り返りましょう!
【スクリュータイプ1位】サーモス「真空断熱ケータイマグ JOQ-480(WH)」
- サーモス真空断熱ケータイマグ JOQ-480(WH)
- 実勢価格: ¥2,455〜検証時価格: ¥2,336〜
- 保温力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 480ml
- 口径(約)
- 40mm
- サイズ(実測)
- φ65×H212mm
- 重量(実測)
- 240g
- 食洗機
- 対応
- スポーツ飲料
- 対応
- 型番
- JOQ-480(WH)
スクリュータイプのベストバイは、サーモス「真空断熱ケータイマグ JOQ-480」です!
パッキン一体構造の「まる洗ユニット」を採用し、食洗機でも洗えるためお手入れが簡単。保温・保冷力に優れスポーツ飲料にも対応している、まさに死角ナシの一本です!
【ワンタッチタイプ1位】シービージャパン「holms オクタワンタッチボトル 460 グレー」
- シービージャパンholms オクタワンタッチボトル 460 グレー
- 実勢価格: ¥2,149〜検証時価格: ¥2,505〜
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 460ml
- サイズ(実測)
- φ67×H231mm
- 重量(実測)
- 265g(専用ホルダー除く)
- 食洗機
- 非対応
- 型番
- 4573306868989
ワンタッチタイプのベストバイに輝いたのは、シービージャパン「holms オクタワンタッチボトル 460」。八角形のボディが手によくなじみ、ホルダー付きで携帯性は◎。保冷力も文句ナシの水筒です!
【炭酸対応タイプ1位】ピーコック魔法瓶工業「ストレートドリンク AJH-60(AC)」
- ピーコックストレートドリンク AJH-60(AC)
- 実勢価格: ¥2,250〜検証時価格: ¥3,278〜
- 炭酸キープ力
- 保冷力
- 洗いやすさ
- 持ちやすさ
- 使いやすさ
- 携帯性
- 容量
- 600ml
- 口径(約)
- 34mm
- サイズ(実測)
- φ75×H237mm
- 重量(実測)
- 299g
- 食洗機
- 非対応
- スポーツ飲料
- 対応
- タイプ
- 炭酸対応・保冷専用
- 型番
- AJH-60(AC)
炭酸対応タイプのベストバイは、ピーコック魔法瓶工業「ストレートドリンク AJH-60」! 炭酸キープ力・保冷力ともに優秀で、スポーツ飲料にも対応しているため、日常使いからスポーツシーンまで幅広く使えます。
おわりに
以上、水筒のおすすめランキング16選でした。手持ちのバッグのスペースや利用シーンも加味して、自分好みのマイボトルをぜひ見つけてみてくださいね!
「サイズ感やデザインは好みだけど洗いにくさが気になる」という人には、水筒洗浄用のスリムなブラシもおすすめですよ。
象印マホービン「ピカボトル ボトル用スポンジ MB-AA01」
象印マホービン
ピカボトル ボトル用スポンジ MB-AA01
実勢価格:545円
本体の長さ:約33cm
キッチンスポンジたわしの老舗メーカー「キクロン株式会社」との共同開発の研磨剤レス素材を採用しており、ボトルが傷つきにくく、優しく洗えるブラシ。フタのすき間にもスッと入るすきまヘッドと、ボトルのくびれ部分にフィットする形状により、これ一本でボトルの奥から入り組んだフタ裏までラクに洗えます。
フタに高さがあるので開ける際に力を入れやすいです。洗い物がラクなのもうれしい!