キッチン道具ごとに紹介!正しいコーヒーの淹れ方は?

道具ごとに紹介!正しいコーヒーの淹れ方は? イメージ

コーヒーを淹れる道具といえば「ドリッパー」のほか、さまざまな「抽出器具」があります。

道具ごとに紹介!正しいコーヒーの淹れ方は? イメージ2

定番とされているものは以上。それぞれのタイプでおすすめの製品の紹介と、正しい淹れ方をわかりやすく解説します。

今回はネル式のコーヒーの淹れ方をおすすめのドリッパー、ハリオ「ドリップポット・ウッドネックを使って紹介します。

キッチンハリオ「ドリップポット・ウッドネック」

ハリオ「ドリップポット・ウッドネック」 イメージ

ハリオ
ドリップポット・ウッドネック
実勢価格:¥2,473(税込)​

[SPEC]
1人用
耐熱ガラス製
珈琲豆12g/1杯
ドリップポット・ウッドネック用ろか布

ハリオ「ドリップポット・ウッドネック」は、ポットの上に片手で持ったまま保持しなければならないネルドリッパーが多いなか、ドリッパーをポットに固定できるのが便利。これからネルドリップを始めてみようという方にオススメです。

ポイント1:ウッドネック付きネル

ポイント1:ウッドネック付きネル イメージ

ハンドル部分が木製で握りやすく、ポットに固定できるため、ドリップに専念できます。なお、写真のものは現製品と柄の色が異なります。

ポイント2:ネルの縫い目

ポイント2:ネルの縫い目 イメージ

ネルには表裏があり、起毛している側が内側になるように使用します。その際、縫い目が外側にきます。

キッチンネル式ドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴

ネル式ドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴 イメージ

名店と呼ばれる喫茶店などで提供されることの多いネルドリップ。ネルドリップで淹れたコーヒーは、しっかりとしたコーヒー感はありながら、どことなく甘味を感じるまろやかさと奥深さが特徴。深みのあるコーヒーを求めるなら、ぜひ挑戦してほしいです。

▼ネル式の味の特徴のグラフ

ネル式ドリッパーで淹れたコーヒーの味の特徴 イメージ2

ネルはペーパーフィルターより目が粗いため、甘味を含んだ油脂分がより抽出されます。そのぶん苦味や酸味を包み込むまろやかな味になります。

キッチンネル式のドリッパーの特徴と注意点

ネルはペーパーフィルターに比べて扱いが面倒です。新品のネルは、一度、コーヒー粉を入れたお湯で煮沸し、布のニオイを取る必要があります。

また、使用後にネルが乾くと糊の臭みが出てしまうので、絶対に乾燥させず、水を張ったタッパーにネルを浸して、冷蔵庫に保管しなければいけません。

それに、ネルドリップはペーパードリップと違い、ドリッパーの支えがないため、お湯の注ぎ方がそのまま抽出に影響します。注ぎ方が速すぎると薄く、遅すぎると濃くなります。

ネルドリップが中級者から上級者向けといわれるのは、このようにドリップテクニックが必要とされるためです。

ただ、そういった多少のハードルを考慮に入れても、ネルドリップで淹れたコーヒーの味わいは格別。ペーパーフィルターより目が粗いため、コーヒーの甘味を含んだ油脂分がより抽出できます。

それでは、ネル式のドリッパーを使った正しいコーヒーの淹れ方を紹介します。

キッチンネル式ドリッパーでのコーヒーの淹れ方

STEP1:新品のネルは煮沸する

STEP1:新品のネルは煮沸する イメージ

おろしたてのネルは、使用する前に煮沸するのがポイント。コーヒー粉を入れたお湯で煮沸し、布のニオイを消しておきます。

STEP2:ネルをセットする

STEP2:ネルをセットする イメージ

ネルをドリップポットにセットします。

STEP3:珈琲粉を入れる

STEP3:珈琲粉を入れる イメージ

用意したカップ数分のコーヒー粉(目安:1杯12g)をドリップポットにセットしたネルに入れます。

STEP4:珈琲粉を平らにする

STEP4:珈琲粉を平らにする イメージ

ネルを左右に振り、コーヒー粉を平らになるようにならします。

STEP5:お湯を真ん中に注ぐ

STEP5:お湯を真ん中に注ぐ イメージ

沸騰させて一呼吸置いたお湯(92℃)を、コーヒー粉の真ん中から注ぎ入れ、円を描くように粉全体を湿らせます。

STEP6:珈琲粉を蒸らす

STEP6:珈琲粉を蒸らす イメージ

少し時間を置いて粉を蒸らします。目安は10〜50秒(カップ数が多いほど時間をかける)です。

STEP7:2回目のお湯を注ぐ

STEP7:2回目のお湯を注ぐ イメージ

「の」の字を描くようにして、中心から外側へお湯を注ぎます(ネルに直接お湯を当てないように注意)。

STEP8:必要量までお湯を注ぐ

STEP8:必要量までお湯を注ぐ イメージ

STEP7を繰り返して、必要なカップ数分の量になるまでお湯を注ぎます。

STEP9:ネルをはずす

STEP9:ネルをはずす イメージ

サーバーにカップ数分のコーヒーが溜まったら、すぐにサーバーからネルをはずして出来上がりです。

キッチン使用後のネルの保存方法

最後に、ネルの保存方法を紹介します。

水を張った容器に入れて冷蔵庫保存

水を張った容器に入れて冷蔵庫保存 イメージ

抽出し終わったネルは、しっかりと水で洗い、水を張った容器に入れて冷蔵庫に保存します。乾いてしまうと糊の臭みが出てしまうので注意が必要です。

しばらく使わないなら冷凍保存

しばらく使わないなら冷凍保存 イメージ

しばらく使わない場合は、水洗いしたあと、ビニール袋に入れて冷凍庫に保存するのがベストです。再度使用する際には、コーヒー粉を入れたお湯で煮沸します。

以上、ネル式のコーヒーの淹れ方とおすすめドリッパーの紹介でした。

ちょっと手間はかかりますが、ネルドリップで淹れたコーヒーは格別です。ペーパードリップに慣れてきたら、次なるステップとしてぜひ挑戦してみてください。

キッチンコーヒーフィルターの売れ筋ランキングもチェック!

コーヒーフィルターのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。