カップウォーマーでほっかほかが続く
寒さが厳しい季節に、体を温めたり、ほっとひと息つくのにかかせないホットドリンク。仕事や勉強を行う際に、ホットコーヒーや紅茶などを淹れる人も多いでしょう。ですが、しばらく放置してしまい、気付いたらすっかり冷めていた…という経験した人も多いのではないでしょうか。
そのような失敗を防ぎたい人におすすめなのが、「カップウォーマー」です。カップウォーマーはコースター型のガジェットで、自動でドリンクの加熱・保温をしてくれる、冬などの寒い季節には欠かせない優れたアイテムなのです!
今回、カップウォーマーの人気製品を集め、検証テストを実施。テスト項目ごとに採点し、その総合点によるランキングを作成しました。はたして、1位に輝いたのはどのカップウォーマーなのでしょうか!?
今回の検証でわかったこと
今回、カップウォーマーの性能を測るため、さまざまな観点からテストを行いました。そのテスト内容を説明する前に、テストでわかったことを紹介します。
自動OFF機能はかなり便利
まず、あると格段に便利なのが「自動OFF機能」です。これは、本体裏のセンサーで重さを感知し、カップが持ち上がると自動的に加熱機能がOFFになるというもの。ON/OFFの操作で、いちいちスイッチを押す必要がありません。
また、「連続使用は8時間までで、それを超えると加熱が止まり、電源が自動で切れる」というタイマー機能も、事故の防止につながるため、あると安心できます。
【注意!】表面が高温になる製品もあります!
アルミ製の製品などの場合、急激に温度が上がるため、うっかり触るとヤケドの恐れがあります。飲み物を置く時には特に注意しましょう。
今回の検証方法
今回の検証では、次の項目についてテストを行いました。
保温力(20点)&3時間後の最高温度(25点)……マグカップにお湯を入れ、3時間後の温度を測定し、保温力をチェック。
安全性(25点)………自動ON/OFF機能の有無や、製品の表面が熱くなってヤケドにならないか、などといった面から安全性をチェック。
使い勝手(20点)……温度調整が細かくできるか、どこでも使えるサイズ感か、などといった面から使い勝手をチェック。
コスパ(10点)………商品の性能が価格に見合っているかどうかをチェック。
それでは、カップウォーマーおすすめランキングの発表です!
PGVAVA「PGコーヒー マグウォーマー」
PGVAVA
「PGコーヒー マグウォーマー」
実勢価格▶3899円
●サイズ・重量(実測値)/Φ156×24.8mm・350g ●電力/200W
●電圧/110V ●端子/ACケーブル
総合評価:S
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
98点 | 20点 | 25点(57.6℃) | 25点(自動ON/OFF) | 20点 | 8点 | AC |
カップウォーマー10製品を比較した結果、ベストに輝いたのはPGVAVAの「PGコーヒー マグウォーマー」でした。保温性が優れているのはもちろんのこと、細かく温度調整ができて使い勝手がいいほか、自動ON/OFF機能を搭載して安全面への配慮がされているなど、総合力で他製品を圧倒しました。
特に保温性はダントツで、お湯を入れたマグカップを置いて、3時間経った際の温度を測定した結果、2位の製品よりも10℃以上高い温度が保てていました。また、PC脇に置いても邪魔にならないサイズ感なども、高評価の理由です。
ベストバイ最大の理由:加熱具合を調整できる
温度調整が1〜2段階しかない製品が多い中、本製品はなんと5段階調整が可能と、圧倒的に使い勝手がいいです。温度設定を行ってから、15分程度でその温度までしっかり温めてくれます。好みの温度で飲み物を味わえるので、アツアツなのは苦手……という人も安心して使えるでしょう。
他の製品より高温をキープできる
多くの製品が、お湯を入れてから3時間後には40℃以下になる中、PGVAVAの「PGコーヒー マグウォーマー」は50℃以上を保ち、その優秀な保温性能を見せつけました。
デスク使いに最適なコンパクトサイズ!
本体の直径は約15cm。限られたデスク上のスペースに置くにはうれしいサイズです。
SWARK「マグカップウォーマーG9」
SWARK
「マグカップウォーマーG9」
実勢価格▶3590円
総合評価:B+
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
84点 | 18点 | 20点(43.2℃) | 21点(自動ON/OFF) | 19点 | 6点 | AC |
2位はSWARKの「マグカップウォーマーG9」でした。3時間後の最高温度が高く、使い勝手の面でも高評価を獲得。自動ON/OFF機能があるのも安心です。
Yurnero「WARMER」
Yurnero
「WARMER」
実勢価格▶2999円
総合評価:B+
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
83点 | 16点 | 18点(38.9℃) | 23点(自動ON/OFF) | 19点 | 7点 | AC |
3位はYurneroの「WARMER」でした。2段階に温度を調節できる機能があって使いやすい点や、表面に注意表示があって安全面に配慮されている点が評価されました。
4位: HOTTOP「HOTTOP WARMER」
HOTTOP
「HOTTOP WARMER」
実勢価格▶4980円
総合評価:B+
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
82点 | 19点 | 23点(48.7℃) | 18点(ボタン式) | 15点 | 7点 | AC |
4位はHOTTOPの「HOTTOP WARMER」でした。自動ON/OFF機能はなく、ボタンで操作する必要があります。保温性能は高いので、ボタン操作を面倒と感じなければ選択肢に入れてよいでしょう。
5位: Misby「カップウォーマー LM-TH W02」
Misby
「カップウォーマー LM-TH W02」
実勢価格▶2899円
総合評価:B+
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
81点 | 16点 | 18点(38.4℃) | 21点(自動ON/OFF) | 19点 | 7点 | AC |
5位はMisbyの「カップウォーマー LM-TH W02」でした。3時間後の最高温度こそ低めですが、マグカップを感知するセンサーの反応がよく、スムーズに温められるのが便利でした。
6位: QUERLY「マグウォーマー A201」
QUERLY
「マグウォーマー A201」
実勢価格▶2199円
総合評価:B+
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
80点 | 17点 | 18点(39.0℃) | 20点(自動ON/OFF) | 18点 | 7点 | AC |
6位はQUERLYの「マグウォーマー A201」でした。保温力はそこそこですが、2段階の温度調節機能があり、コスパもいい製品です。
7位: Eneru「カップウォーマー E1220」
Eneru
「カップウォーマー E1220」
実勢価格▶2999円
総合評価:B
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
77点 | 14点 | 17点(37.4℃) | 23点(自動ON/OFF) | 19点 | 4点 | AC |
7位はEneruの「カップウォーマー E1220」でした。6位の「マグウォーマー A201」と似ていますが、そちらよりも最高温度はやや低めで、コスパが悪いと言えるかもしれません。
8位: CIO「2Wayマグウォーマー」
CIO
「2Wayマグウォーマー」
実勢価格▶4048円
総合評価:B
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
70点 | 15点 | 17点(37.7℃) | 16点(自動ON/OFF) | 18点 | 4点 | USB |
8位はCIOの「2Wayマグウォーマー」でした。10製品の中で唯一、Qi充電が使えるという独自性は評価できます。ただし、肝心の3時間後の最高温度が低かったのが悩ましいところです。
9位: BigFox「ホッとコースター」
BigFox
「ホッとコースター」
実勢価格▶1250円
総合評価:C
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
61点 | 13点 | 13点(33.1℃) | 18点(ボタン式) | 15点 | 2点 | USB |
9位はBigFoxの「ホッとコースター」でした。今回最安値の製品だけあって、機能は最低限のものに留まっています。自動電源OFF機能もなく、使い勝手はもう一つといったところ。
10位: Yosoo「保温コースター」
Yosoo
「保温コースター」
実勢価格▶1699円
総合評価:C
総合点 | 保温力 | 3時間後の最高温度 | 安全性 | 使い勝手 | コスパ | 給電 |
60点 | 12点 | 13点(33.0℃) | 16点(ボタンなし) | 17点 | 2点 | USB |
10位はYosooの「保温コースター」でした。表面のアルミパーツが電源を入れたと同時に高温になるので、ヤケドに注意する必要があります。
カップウォーマーのタイプは大きく5つに分けられます
ここまでは、マグカップを底の方から温めるタイプのカップウォーマーをご紹介してきました。しかし、カップウォーマーにはそれ以外にもいろいろな種類があり、大きく以下の5つのタイプに分けられます。
・高性能最新型
・保温コースター
・保温マグ
・USBウォーマー
・車載ホルダー
カップウォーマーを購入する場合は、好みや用途によって、どのタイプを使うかを選ぶところから始めるのがオススメです。まずは各タイプの特徴や、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
【1】高性能最新型:スマホで温度調節可能! 性能も安全性も最高級
最新型のカップウォーマーはコースターではなく、カップ自体を直接温めます。高価ですが性能も安全性も抜群です。
[高性能最新型のメリット]
◎ スマホで温度調節できる
◎ カップ単独でも保温可能
◎ 熱くなりすぎないので安全
[高性能最新型のデメリット]
× 価格が高い
× 専用カップのみ対応で好きなカップが使えない
【2】保温コースター:お気に入りカップもOK! カップを置くだけで保温
今回のランキングでも紹介した、発熱するコースターの上にマグカップをのせて保温するタイプです。製品数はかなり豊富ですが、安全面に不安がある製品もちらほら目立ちます。
[保温コースターのメリット]
◎ 置くだけで手軽に保温できる
◎ ある程度どんなカップでも使える
◎ 製品数が多くて選択肢が豊富
[保温コースターのデメリット]
× 細かい温度調節はできない
× 製品自体がやや大きめ
× 盤面が結構熱くなるので安全面が不安
【3】保温マグ:電源不要でも冷めにくい! 保温効果が高いマグカップ
電源不要で最も手軽なのが、二重構造やキャップ付きで保温効果が高いマグカップです。電熱ではありませんが、保温マグも飲み物を冷めにくくすることができます。
[保温マグのメリット]
◎ 電源いらずでも飲み物が冷めにくい
◎ 価格が安くて手軽に購入できる
[保温マグのデメリット]
× 保温効果は高いが冷めないワケではない
× 構造によってはキャップが洗いにくい
【4】USBウォーマー:バラエティに富んでおりさまざまな製品がある
電源コンセントではなく、パソコンのUSBポートで使えるカップウォーマーです。用途ごとにさまざまな製品が販売されており、アイディア製品が多いのも特徴です。
[USBウォーマーのメリット]
◎ さまざまな用途の製品が販売されている
◎ パソコンでも利用できる
[USBウォーマーのデメリット]
× ACアダプターは付属していない製品が多い
× USBから給電するので出力が小さい
【5】車載ホルダー:保温だけでなく冷却もできる車載用ホルダー
クルマのシガーソケットにつないで、飲み物を温めてくれる車載ホルダーです。温冷両対応の製品もあり、夏でも利用できます。
[車載ホルダーのメリット]
◎ 車内で利用できる
◎ 保温以外に冷却にも対応している
[車載ホルダーのデメリット]
× そこそこ値段が高い
× ホルダーから結構出っ張るので邪魔
おわりに
以上、カップウォーマーおすすめ人気ランキングをお届けしました。
カップウォーマーがあれば、秋冬の寒い時期でも常に温かいホットドリンクを楽しむことができ、仕事や勉強の効率も上がるかもしれません。気になったら、この記事を参考にして購入を検討してみてください!
高い温度を保てたものほど◎!