キッチンコーヒーのドリッパーや抽出器具にはどんな種類がある?

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コーヒーを淹れる道具といえば「ドリッパー」のほか、さまざまな「抽出器具」があります。

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定番とされているものは以上。それぞれのタイプでおすすめの製品の紹介と、正しい淹れ方をわかりやすく解説します。

今回はおすすめのサイフォン式抽出器具、ハリオ「テクニカ 3人用」​の紹介とコーヒーの淹れ方です。

キッチンハリオ「テクニカ 3人用」

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ハリオ
テクニカ 3人用
実勢価格:¥9,596(税込)

[SPEC]
3人用
耐熱ガラス、ポリプロピレンほか
珈琲豆10g/1杯
専用のろ過布

理科の実験器具のような、ろうととフラスコで構成されるサイフォン。お湯が沸き上がり、フィルターを通過して抽出されたコーヒーがフラスコに下がってくるシーンが目の前で繰り広げられます。その演出効果は抜群で、昔の喫茶店ではよく見られたコーヒーメーカーです。

そんなサイフォン式でおすすめなのが、プロも愛用するハリオ「テクニカ 3人用」。アルコールランプが付属しており、高温抽出により立体的な美味しさになります。

サイフォンの仕組みは、フラスコ内の水を沸騰させ蒸気圧による加圧により上部の容器へお湯を移動させることで、コーヒー粉からコーヒーを抽出するというもの。一度使い方さえマスターすれば、いつでも安定した味わいが楽しめます。

こちらはネルフィルター仕様ですが、ペーパーフィルター仕様のものもあります。

ポイント:実験器具のようなパーツ構成

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ろうとやフラスコ、ネルフィルター、アルコールランプなど、サイフォンを構成するパーツは多いです。まるで実験器具のような佇まいで抽出が楽しくなります。

下準備が大事:ネルフィルターはしっかり煮沸すること

初めてネルフィルターを使う場合は、ろ過プレートにネルを取り付け、しっかり煮沸して下準備をしておきましょう。

ネルフィルターの上にろ過プレートを置く

ネルフィルターの上にろ過プレートを置く イメージ

ネルフィルターの上に、金属製のろ過プレートを置きます。

糸を引っ張り包み込む

糸を引っ張り包み込む イメージ

ネルフィルターの端に付いている糸を引っ張り、ろ過プレートを包みます。

結んだら余分な糸を切る

結んだら余分な糸を切る イメージ

ネルフィルターでろ過プレートを包み糸を結んだら、余分な糸を切ります。

キッチンサイフォン式のコーヒーの味の特徴

サイフォン式のコーヒーの味の特徴 イメージ

高温短時間抽出によって抽出されるコーヒーの味わいは、苦味が強めで、しっかりとしたコーヒー感が特徴。愛好家も多く存在し、苦味好きにはオススメな抽出器具です。

また、香りも豊かで、やや手間はかかるものの、誰が淹れても安定した味わいになるのもメリットです。

▼サイフォン式の抽出器具で淹れたコーヒーの味の特徴のグラフ

サイフォン式のコーヒーの味の特徴 イメージ2

サイフォンらしい、後味はすっきりしながらも苦味が強めで、しっかりとコーヒー豆本来の味が楽しめる。いかにもクラシックな味わいです。

キッチンサイフォン式の抽出器具でのコーヒーの淹れ方

コーヒーを淹れる際に、初めからアルコールランプで沸かすと時間がかかります。そこで温めたお湯を使うと時短になるのでオススメです

また、高品質なコーヒー豆ならサイフォンの高温短時間抽出により、雑味がなく豊かなフレーバーや甘さの余韻を引き出せます。

それでは、サイフォン式の抽出器具を使った正しいコーヒーの淹れ方を紹介します。

STEP1:ろ過プレートをろうとに固定

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ろうとの中にろ過器を入れて先端を引っ張り、フックをろうと筒の先に引っ掛けて固定します。

STEP2:ヘラで押して中心を合わせる

STEP2:ヘラで押して中心を合わせる イメージ

ろ過器が中心からズレていた場合、ヘラでろうとの中心に来るよう位置を移動させます。

STEP3:お湯を360cc入れる

STEP3:お湯を360cc入れる イメージ

フラスコの中に、お湯を360cc入れます。水だと沸騰するまで時間がかかるので、お湯を入れるのがおすすめ。

STEP4:アルコールランプで加熱する

STEP4:アルコールランプで加熱する イメージ

アルコールランプに火をつけ、フラスコの下に置き、加熱します。

STEP5:ろうとをフラスコに入れる

STEP5:ろうとをフラスコに入れる イメージ

ろうとをフラスコの中に入れます。その際、ゴムの先をフラスコのヘリに載せて、完全に合体させないようにします。

STEP6:コーヒー粉をろうとに入れる

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フラスコのお湯に泡が連続して現れたら沸騰の合図。ろうとの中にコーヒー粉(目安は1杯10g)を入れ、軽く振ってならします。

STEP7:沸騰したらロートを挿し込む

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軽く載せるようにフラスコに挿します。すると、フラスコ内の沸騰したお湯がすぐにろうとのほうに上がってきます。

STEP8:粉をヘラで混ぜ合わせる

STEP8:粉をヘラで混ぜ合わせる イメージ

ろうとに上がったお湯の上に、コーヒー粉が浮いた状態になります。ヘラで5〜10回撹拌して、コーヒー粉を混ぜ合わせます。

STEP9:泡、粉、お湯に分かれる

STEP9:泡、粉、お湯に分かれる イメージ

ろうとの中は、上から泡、粉、コーヒーの抽出液にキレイに分かれます。この状態になったら、1分ほど待ちます。

STEP10:火を止める

STEP10:火を止める イメージ

アルコールランプをスタンドから遠ざけて、しばらく待ちます。

STEP11:フラスコにコーヒーが落ちる

STEP11:フラスコにコーヒーが落ちる イメージ

しばらくすると、ろうとからネルを通過してフラスコの中にコーヒーが落ちて溜まっていきます。

STEP12:ろうとを取りはずす

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ろうとを持ち、前後にひねりながらフラスコからはずします。フラスコの中のコーヒーをカップに注いだら完成です。

以上、サイフォン式のコーヒーの淹れ方とおすすめサイフォン式抽出器具の紹介でした。

コーヒーを淹れる初心者の方がまず使うのはコーヒードリッパーかと思いますが、それに慣れてきたらサイフォン式の抽出器具にも挑戦してみてくださいね。手際よく作れるようになったら、周囲から一目置かれるようになること間違いなしです。

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