事前の備えから復旧まで災害対策は長丁場
防災グッズにはさまざまな種類が存在しますが、それぞれのシーンに適したものを備えておき、使用する必要があります。
災害の発生前から日常に戻るまでは、以下の4つのフェーズとおさえておきたいポイントがあります。
日常
災害が起こる前の「日常」から、防災グッズで対策を行っておくことが重要。とくに注意したいのは「大型家具や家電の転倒」と「窓ガラスの飛散」。この2点は災害発生時に大ケガするリスクが高いので、必ず備えておきたいポイントです。
災害発生〜災害直後
災害が発生した後で安全な状態を確保できたら、火災や水害などから家財道具を守る作業を行いましょう。とくに被害が大きくなりやすいのが「火」と「水」なので、この2つを対策するのがオススメ。余震などに注意することも忘れてはいけません。
避難
避難時に着用して安全確保したり、避難所生活を快適に過ごすためのアイテムが重要。防災グッズ入りの防災リュックなどがここで活躍します。
復旧
復旧作業は重労働なので、効率よく作業できるのがポイント。ケガ対策や衛生管理も重要です。
そこで、これまでさまざまな防災グッズを比較してきた雑誌『MONOQLO』が、テストで高評価だった製品をシチュエーション別に紹介します。
今回は「復旧」にフォーカス。効率よく安全に自宅を復旧するためのおすすめアイテム4製品です。
カインズ「パイプ柄ショベル 角 SK-GG」
カインズ
パイプ柄ショベル 角 SK-GG
実勢価格：1280円
サイズ：96.5×26cm
重量：1.8kg
カインズ「パイプ柄ショベル 角 SK-GG」は、手ごろな価格ですが作りはしっかりしていて、土砂も安定して運べました。柄はスチールで木製より頑丈。足掛けがあるので土に差しやすいです。
ケルヒャー「モバイル高圧洗浄機 KHB 6 バッテリーセット」
ケルヒャー
モバイル高圧洗浄機
KHB 6 バッテリーセット
実勢価格：2万5899円
ケルヒャー「モバイル高圧洗浄機 KHB 6 バッテリーセット」は、災害で家屋にこびりついた泥汚れも、強力な水流で洗い落とせる高圧洗浄機。付属パーツも充実です。
外壁の洗浄テストでは、強力な水流でガンコな泥汚れもしっかり落としました。広範囲の汚れをラクに洗浄できます。
カインズ「KUROCKER'S セーフティーゴーグル NDF002A」
カインズ
KUROCKER'S
セーフティーゴーグル
NDF002A
実勢価格：1480円
材質：レンズ／ポリカーボネート、フレーム／塩化ビニル樹脂
汚泥が乾燥して目に入ると感染症リスクが高まります。そんなときは、防塵性に優れたカインズ「KUROCKER'S セーフティーゴーグル NDF002A」を使うのがオススメです。
レンズは透明度が高く、視界のボヤケもなし。蒸気を当てても曇りませんでした。
富士手袋工業「安全長靴 PVC 920」
富士手袋工業
安全長靴 PVC 9208
実勢価格：2715円
サイズ（26cm）：履き口／41cm、筒丈／約34cm
災害の復旧作業で注意したいのが釘やガラスによるケガです。富士手袋工業「安全長靴 PVC 920」は体重をかけて釘を踏んでも全く貫通しませんでした。
見えない釘を踏んでもしっかり足を守ってくれるうえ、防水性が高くて滑りにくいのもうれしいです。
以上、自宅の復旧を効率的に行えるおすすめアイテム4選でした。
ただし、復旧作業は安全を最大限に確保して行いましょう。気になったアイテムは、ぜひチェックしてくださいね。
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