トイレットペーパーの人気11製品を徹底比較!
毎日の生活になくてはならないトイレットペーパー。
シングル、ダブル、トリプルなどの重ね枚数の種類や、コロナ禍以降の備蓄意識によってシェアを伸ばしている長巻きタイプなど、その種類はさまざまです。
備蓄力やコスト、買いやすさなども重要ですが、毎日何度も使うものだからこそ、肌ざわりがよいものを使いたいですよね。
MONOQLOがトイレットペーパーをテスト
そこで今回、雑誌『MONOQLO』は「ふんわり」「やわらか」とうたっている最新の製品から定番品までを集め、「肌ざわり」を重視してテスト。
肌ざわりがよく、しっかり拭けるトイレットペーパーを探しました!
トイレットペーパーの選び方は?
トイレットペーパーにはさまざまなメーカーの商品がありますが、自分に合ったものを見つけるには、どんなところに注意して選べばいいのでしょうか。
ここでは、トイレットペーパーを購入する際にチェックしておきたい、選び方のポイントについてご紹介します。
選び方1:シングルかダブルか
トイレットペーパーにはシングルタイプとダブルタイプ、トリプルタイプがあります。それぞれにメリット、デメリットがあり、何を重視するかで選ぶタイプも変わってきます。
長く安く使うならシングル
シングルの長さは、ダブルの倍の長さで、値段もダブルと変わらない製品が多いです。つまり、1回の使用量が同じだとすると、単純にシングルの方が長く使えるのでコスパがいいといえます。
ただし、巻き取る際に紙が途中で切れてしまったり、破れやすいのがデメリットです。
シングルのメリット
・メートル数があるので長持ちする・長い分リーズナブル・引き出すときに軽い
シングルのデメリット
・薄くて破れやすい・引き出し量が長くなりがち・硬めの紙質でゴワゴワするものもある
使用感に優れているダブル
使い心地を重視するなら、ダブルを選びましょう。ダブルは紙が二重になっていて厚手なので、破れる心配はあまりありません。
紙がボロボロせず、しっかり拭けて安心感があり、肌触りもいいですが、シングルよりもコストは高めです。
ダブルのメリット
・厚手で安心して使える・2枚重ねで肌触りがソフト・引き出す量が少なくて済む
ダブルのデメリット
・全長が短いので消耗が早い・シングルと比べてコストが高い
選び方2:肌触りや香り
トイレットペーパーは紙の品質や香りによっても違いがあります。
直接肌に触れるものだから、より肌にやさしい製品やリラックスできる上品な香りのものを選ぶのがベターです。
パルプ100%がおすすめ
古紙などを混ぜず、木材のみを原材料に作られていて、白くて肌触りが柔らかいのが特徴。メーカーによって、バージンパルプ、ピュアパルプ、フレッシュパルプなどと表記されています。
一方、古紙から作られている再生紙タイプは、灰色に近い色でかたく、ザラつきがあります。古紙、再生パルプなどと表記されており、環境にやさしくてエコなのが魅力です。
エンボス加工なら一層柔らかい
エンボス加工とは、紙の表面に凹凸を付けて文字や絵柄を浮き彫りにする加工のことで、フラワー柄などの花柄がプリントされていたりと、デザインもさまざまです。
凹凸がクッションのような役割を担うことで柔らかい肌触りに。吸水性も高く、汚れをしっかりキャッチするので、拭き取りやすいです。
敏感肌なら保湿成分入りも
トイレットペーパーを使用する回数が多い人や肌がデリケートな人には、スクワランやベビーオイルといった保湿成分配合の商品を選ぶのがおすすめです。
一般的なトイレットペーパーに比べて肌触りもなめらかで高級感があり、かぶれにくく、肌への負担が少ないので安心して使えます。
香りのタイプもチェック
トイレットペーパーには、無香料だけでなく、香り付きのものや消臭タイプのものがあります。
フローラルや白檀などの香りつきのトイレットペーパーは、引き出す時や交換時などにほのかな芳香がトイレ内に漂い、リラックスできます。
また、消臭成分を配合した消臭タイプは、尿臭便臭に消臭効果を発揮します。いずれも紙部分ではなく、トイレットホルダーに触れる芯部分に施されているものが多く、芳香剤や消臭剤を置かなくてもニオイ対策できるのがメリットです。
選び方3:備蓄力
1ロールの長さが従来(ダブルで25~30m程度が一般的)より長くサイズはほぼ従来通りの長巻タイプは、手軽にストックでき収納スペースの節約にもなります。交換頻度も少ないです。
1袋につき4ロール入り、8ロール入り、12ロール入りと商品によって内容量が異なるため、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
選び方4:コスパ
コスパを重視するなら、シングルタイプや長巻タイプがおすすめです。
そのほか、ゴミを減らせる芯なしタイプや衛生的に使える個包装タイプもあります。
トイレットペーパーの比較方法は?
今回、雑誌『MONOQLO』編集部は新製品から定番まで、ふんわりやわらかなトイレットペーパーを集めて比較テストを実施。
実際の使用を考えると、肌ざわりがよいのはもちろん、濡れたお尻をしっかり拭けることも重要ですので、水分を吸い上げる吸水性のテストと、湿潤摩擦強度も検証。
4つに折ったペーパーの濡れた4か所が、どのくらい破れたかで評価をしました。
また、1ロールあたりの価格やメートル数もぜひチェックしてください。
テスト1:肌ざわり
器具を使った2種類のテストと、複数のモニターに実際に使用してもらった評価を総合して肌ざわりの評価としました。
ふんわり度
一定枚数を重ねてその高さを計測し、より数値が大きく嵩高なものを高評価としました。
しなやか度
ペーパーを平面からスライドさせ、斜面に倒れ込んだ地点の距離が短いほどしなやかと評価しました。
モニター使用感
複数のモニターが実際に製品を使用して、肌ざわりのよさを評価しました。
テスト2:吸水性
短冊状にカットしたペーパーの端を色水に一定時間漬け、色水を吸い上げた高さで評価しました。
テスト3:湿潤摩擦強度
4つに折ったペーパーに一定量の水を滴下し、一定回数摩擦した結果、破れが少ないものを高評価としました。
以上、3つの項目での獲得ポイントを合算して、得点に応じ5段階評価で判定しました。
トイレットペーパーのおすすめは?
【1位】王子ネピア「からだ想いのトイレットロール」
- 王子ネピアからだ想いのトイレットロール
- 実勢価格: ¥3,256〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- おすすめポイント
-
- シルクのような高級感のある4枚重ね!
- しっとりすべすべの手触り
- 吸水性は11製品中No.1
- がっかりポイント
-
- ふんわり感は弱め
- 内容量
- 8ロール(4枚重ね)
- 素材
- ピュアパルプ100%
- 型番
- 4901121263939
【吸水性】全体で1番水分を吸収!
吸水力のテストは、ペーパーの縦・横方向それぞれで測定し、平均して評価をしています。その結果、テストした全製品の中でNo.1の数値を記録し、最下位と5cm以上差がつきました。
シャワートイレ等で濡れたおしりもスッと拭き取れそうです。
【肌ざわり】モニター評価は最高得点
しっとり系の肌ざわりで、表面の手触りがすべすべして気持ちいいとモニターの評価は最高得点でした。
4枚重ねなのでシングルやダブルより厚みを感じますが、しっとりしなやかな質感のためか、ふんわり感のテストでふるわず、総合的に◯評価となりました。
しっとりスベスベです。
【湿潤摩擦強度】水に濡れても比較的破れにくい!
濡れた状態での摩擦強度テストでは4か所中1か所と少し破れました。
しかし今回のテストではやわらかいペーパーが多かったためか、4か所すべて破れてしまうペーパーも多かったので、今回の製品の中では摩擦強度に優れているほうでした。
【2位】カミ商事「エルモア贅沢三枚」
- カミ商事エルモア 贅沢三枚
- 実勢価格: ¥635〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- おすすめポイント
-
- 厚みがあるのにしなやか度満点!
- 吸水性も高評価
- おしりに使うとやわらかい
- がっかりポイント
-
- ふんわり度は平均的
- 内容量
- 12ロール(トリプル)
- 素材
- ピュアパルプ100%
【吸水性】最下位との差は5センチ弱
吸水性テストの数値は全体の平均値より上で、しっかり水分を拭き取ってくれそう。最下位と比べるとかなり差が出ています。
【肌ざわり】早々にしなっと倒れ込みました
しなやか度のテストは満点。3枚重ねで厚みもあるのにしなやかなことがわかりました。
しなやかさゆえか、ふんわり度テストは平均的です。
しなやかトリプルです。
おしりに使うとやわらかくてイイ!
【3位】日本製紙クレシア「クリネックス 長持ち 8ロール」
- 日本製紙クレシアクリネックス 長持ち8ロール
- 実勢価格: ¥528〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- おすすめポイント
-
- コシはあるけどゴワゴワせずふんわり
- 湿潤摩擦強度も吸水性も優秀
- 力を入れて拭いてもヨレにくい
- 内容量
- ダブル45m×8ロール
- 幅
- 114mm
- 長さ(1ロールあたり)
- 45m
- 素材
- ピュアパルプ 100%
- 型番
- -
【肌ざわり】
コシのあるダブルです。
【吸水性】右の本製品は水に浸けてもヨレない
色水をしっかり吸い上げる、高い吸水力です。また、テスト中に水の重さでヨレてしまう製品もありましたが、本製品はヨレませんでした。
【湿潤摩擦強度】小さい破れのみ!
破れた枚数は1か所で、ベストバイよりも得点が高いです。実際に使用したときも、特に破れが気になることはなく、安心して拭けます。
ほどよくコシのある紙で、おしりを拭きやすいです。
【4位】大王製紙「The エリエール トイレット ティシュー」
- 大王製紙The エリエール トイレット ティシュー
- 実勢価格: ¥684〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- おすすめポイント
-
- ふんわり厚みがありとっても丈夫
- 厚みがあるのでふんわり度は満点評価
- がっかりポイント
-
- やや硬い
- 内容量
- 12ロール(ダブル)
- 素材
- ピュアパルプ100%
【湿潤摩擦強度】大きく破れたのは一か所のみ!
破れた数は1か所でかなりの高評価です。濡れた腕を一定回数擦ってみる簡易的なテストでも破れにくく、丈夫さは抜群です。
【肌ざわり】重ねるとけっこう厚い
ふんわり度は全体の2位の高さで、とってもふんわりふかふかなペーパーです。
表面に凹凸があり、肌ざわりはふつうという評価でした。
ふんわりふかふかです。
しっかり厚みがあります。
【5位】丸富製紙「ハナタバ Cocochi」
- 丸富製紙ハナタバ Cocochi
- 実勢価格: ¥4,790〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥5,115〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 12ロール(トリプル)
- 素材
- 再生紙
【肌ざわり】しなやかだけどややゴワつく
器具を使ったふんわり度やしなやか度のテストでは高評価でしたが、実際にモニターが触った感触はやや硬くてゴワつくとの評価でした。
ふんわりトリプルです。
ふんわりしているけどちょっと硬め。
【湿潤摩擦強度】濡れた状態では破れやすい
テストでは4か所中ほとんど破れました。濡らした腕を擦った簡易テストでも破けやすく、濡れた状態での摩擦強度はイマイチな結果でした。
【6位】大王製紙「エルフォーレ トイレット ティシュー」
- 大王製紙エルフォーレ トイレット ティシュー
- 実勢価格: ¥462〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 12ロール(ダブル)
- 素材
- ピュアパルプ100%
【6位】西友「みなさまのお墨付き お肌にやわらかトイレットペーパー」
- 西友みなさまのお墨付き お肌にやわらかトイレットペーパー
- 検証時価格: ¥394〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 8ロール(ダブル)
- 素材
- パルプ100%
【8位】日本製紙クレシア「クリネックス コトネル」
- 日本製紙クレシアクリネックス コトネル
- 実勢価格: ¥380〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥397〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥380〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 4ロール(ダブル)
- 素材
- ピュアパルプ100%
- 型番
- 4901750228019
【9位】王子ネピア「おしりセレブ」
- 王子ネピアおしりセレブ
- 実勢価格: ¥437〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 4ロール(ダブル)
- 素材
- フレッシュパルプ100%
【10位】日本製紙クレシア「クリネックス ソフティ」
- 日本製紙クレシアクリネックス ソフティ
- 実勢価格: ¥325〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 4ロール(ダブル)
- 素材
- ピュアパルプ100%
- 型番
- 4901750211677
【10位】ドン・キホーテ「ネピア×ドン・キホーテ やわらか仕上げ」
- ドン・キホーテネピア×ドン・キホーテ やわらか仕上げ
- 検証時価格: ¥406〜
- 肌ざわり
- 吸水性
- 湿潤摩擦強度
- 内容量
- 12ロール(ダブル)
- 素材
- フレッシュパルプとリサイクルパルプのブレンド
まとめ:肌ざわりのよさと丈夫さの両立は難しい
以上、トイレットペーパーのおすすめランキングでした。
今回の検証では、繊細でやわらかいペーパーほど湿潤摩擦強度や吸水性が悪かったり、逆によくても今度はペーパーにゴワつきを感じたりと、一長一短な製品が多く、「肌ざわりのよさ」と「吸水性」や「湿潤摩擦強度」を両立することが難しいものであることがわかる結果となりました。
そんな中、すべすべで肌ざわりがよく、吸水性も満点で湿潤摩擦強度も高いため、おしりを拭いても破けにくい王子ネピア「からだ想いのトイレットロール」がベストバイに!
まさに“肌ざわりのよさ”と“丈夫さ”を兼ね揃えていて、モニターの評価も高かったです。
続く上位も肌ざわりがよく丈夫なペーパーが並びます。
2位のカミ商事「エルモア 贅沢三枚」は3枚重ねでやや厚手。吸水性もよく、やわらかいのにしっかり拭けると好評でした。
3位の日本製紙「クリネックス 長持ち8ロール」は、薄手でやわらかいけどほどよくコシがあるペーパーで、しっかり力を入れて拭いてもヨレにくく、丈夫なところが魅力です。
4位の大王製紙「Theエリエール トイレットティシュー」は凹凸のあるペーパーでふんわり度が満点! ふかふかな手触りが好きな人におすすめ。湿潤摩擦強度もばっちりです。
さて、4位までは総合評価が高い製品でしたが、5位以降はB評価になり、よい面もマイナス面もある製品といった印象です。
5位の丸富製紙「ハナタバ Cocochi」は、肌ざわりの総合評価はトップですが、湿潤摩擦強度がイマイチで、破れやすいという一面がありました。
本製品に限らず、今回の検証では「湿潤摩擦強度」で苦戦する製品が多い傾向で、下位の製品ほどこの項目はふるいませんでした。
しかし、破れて使えないということではありません。吸水性がよいことで破れやすい製品もあり、これも一長一短といったところ。
続く同点6位の大王製紙「エルフォーレ トイレットティシュー」と西友「みなさまのお墨付き お肌にやわらかトイレットペーパー」ですが、肌ざわりがよりよいのは「エルフォーレ」、湿潤摩擦強度がよいのは「みなさまのお墨付き」。
どちらも価格が安いので、コストを抑えたい人向きです。
8位の日本製紙クレシア「クリネックス コトネル」は、厚手で吸水性がよいですが湿潤摩擦強度がふるいませんでした。
9位の王子ネピア「おしりセレブ」は「コトネル」とは逆で、吸水性がイマイチですが湿潤摩擦強度はまずまずで正反対の使い心地です。
同点10位の日本製紙クレシア「クリネックス ソフティ」とドン・キホーテ「ネピア×ドン・キホーテ やわらか仕上げ」は、どちらも吸水性はよいですが湿潤摩擦強度が悪いという結果でした。使用するときは、ちょっと多めに巻き重ねると安心です。
今回は、どれもモニター評価が高く、肌ざわりがよかったです。丈夫さや吸水性にもこだわりたい人には、A評価以上がおすすめ! ぜひ、お気に入りの一品をぜひ見つけてみてくださいね。
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