なぜ必要?「高さ調整枕」で理想の寝姿勢へ

睡眠時間は、人生のおよそ3分の1を占めるといわれています。寝るときに欠かせないアイテムといえば枕ですが、枕が高すぎたり低すぎたりすると、長時間不自然な姿勢のままでいることになります。寝心地が悪くなるだけでなく、体に負担がかかってしまうことも。
そこでおすすめなのが、「枕の見直し」。睡眠環境を整えるには、自分に合った寝具を使うことが大切です。
理想の寝姿勢は立ったときと同じ姿勢。それを支える役割が、枕にはあります。自分の身体に合った枕を選べば首の負担が減り、余計な力が入りません。
そこで注目すべきは「枕の高さ」。枕は高すぎても低すぎても首や肩に負担がかかってしまいますが、最適な高さは人によって異なります。
「高さ調整枕」なら自分好みの高さに調整できるため、体にかかる負担を軽減できます。
そこで雑誌『MONOQLO』が、おすすめの「高さ調整枕」を探しました!
【結論】高さ調整枕のおすすめは寝心地が抜群な「「西川」
雑誌『MONOQLO』が東京療術学院の講師をつとめるベテラン整体師とともに比較テストを行ったところ、高さ調整枕のおすすめランキング第1位ベストバイは、西川「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕」でした。
どんな寝姿勢でも頭を支える安定性が優秀! そのうえヘタりにくく、長持ちするのも魅力です。
頭をしっかり支えられ、寝心地がいい!
- 西川自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕(パイプ)
- 最安価格: ¥9,990〜
首や肩の負担を軽減! 高さ調整のメリット
寝心地を良くするには、身体への余計な負荷を減らすことが重要。理想の寝姿勢は立ったときと同じ姿勢です。つまり、高さを調整して、頚椎のラインを本来のゆるやかなS字の状態に支えれば、不自然な力が入りません。

枕の高さがちょうどいいと、身体に無理な力が入りません。

枕が高いと首を圧迫してしまいます。また、枕が低いと首・肩に負担がかかります。
プロが検証! 高さ調整枕おすすめランキング10選
雑誌『MONOQLO』がプロと一緒に実際に使ってわかった、高さ調整枕のおすすめランキングです。ベストバイ1位は西川「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕」で、2位はMyComfort「コンフォートチップピロー ~オリジナル~」でした。
それぞれの比較項目は緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
| 商品 | おすすめポイント | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西川自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕(パイプ)
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|
自分好みの高さにサクッと調整できる!/高すぎず、かたすぎないから首がフィット/耐久性も高評価 |
63cm(約) |
43cm(約) |
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MyComfortコンフォートチップピロー ~オリジナル~
![]() |
|
低反発ウレタンチップは雲に包み込まれるような感触/耐久性・静音性も優秀 |
70cm |
50cm |
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北沢IWONUまくら
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|
自分好みに細かく調整可能/仰向け時のラクな姿勢が高評価 |
68cm |
40cm |
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テイジンストレートネック対策枕 plus+
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|
首をS字に伸ばしてくれる/価格が安い |
63cm |
43cm |
||||||
タナカふとんサービスじぶんチャージ フィットテックピロー プレミアム・ふつう
![]() |
|
調整幅は十分 |
70cm |
43cm |
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トゥルースリーパーエンジェルフィットピロー
![]() |
|
耐久性がある |
62cm |
45cm |
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GOKUMINプレミアムホテルスタイルピロー
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|
耐久性がある |
60cm(約) |
40cm(約) |
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昭和西川肩想いII
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65cm |
45cm |
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ロウダン首狩り族のアジャストピロー
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|
通気性はテストした商品の中では最も高い |
63cm |
43cm |
||||||
富士ベッド工業macolom
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|
安定感と肌触りは優秀 |
75cm |
35cm |
【1位】西川「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕」
- 西川自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕(パイプ)
- 最安価格: ¥9,990〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 自分好みの高さにサクッと調整できる!
- 高すぎず、かたすぎないから首がフィット
- 耐久性も高評価
- 幅
- 63cm(約)
- 奥行
- 43cm(約)
- 高さ
- 5.5〜9cm(約)
- 重量
- 1.62kg(約、実測値)
【寝心地】寝返り後の頭もしっかり支える

両サイドのくぼみは、今回取り上げた製品の中でも唯一の仕様で、横向き寝の際に耳が自然に収まるよう設計されています。
そのため、仰向け時だけでなく、寝返り後も頭をしっかり支えてくれるのが特徴。
ただし、やわらかい枕が好きな人には、ややかための寝心地でした。

くぼみに耳がハマり、圧迫感が少ないです!
【高さ調整】簡単に理想の高さに調整できる

シートによる2段階の全体調整と、パイプによる4カ所の部分調整が可能。調整できる箇所が少なすぎず、多すぎないので初心者でも手間がかからずに自分好みの枕ができあがります。
「きちんと調整したいけど、難しいイメージがある……」という人におすすめできる、高さ調整枕の入門編にピッタリの製品です!

シートは1枚(全体)。

パイプは1種(4カ所)です。
調整しやすいのが魅力です。
【耐久性】負荷をかけてもヘタらず長く使える

20kgの振動機を乗せて負荷をかけた後に、1時間放置した状態の高さを計測。
結果はテスト前の高さにほぼ戻り、高い復元率をみせました。そのため、手で揉んだり中材を追加したりして頻繁に枕のヘタりを直さなくても、長持ちしそうです。
【2位】MyComfort「コンフォートチップピロー ~オリジナル~」
- MyComfortコンフォートチップピロー ~オリジナル~
- 最安価格: ¥9,800〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 低反発ウレタンチップは雲に包み込まれるような感触
- 耐久性・静音性も優秀
- 幅
- 70cm
- 奥行
- 50cm
- 重量
- 1.4kg
- 型番
- MyComfort-ChipPillow
【寝心地】抱き抱えていたいくらいやわらかい

やわらかなウレタンチップです。

低反発のウレタンチップが、優しく頭に馴染みます。特に仰向け時には深く頭が沈み込み、安定感◯。
ただし中央部分が盛り上がっているため、寝返りを打つと頭が転がり、不安定さを感じました。
【静音性】
全製品中、静音性で満点を出したのは本製品のみ。
睡眠時の雑音は目覚めの原因となり、快眠の妨げとなる可能性がありますが、本製品はなめらかな表面生地とやわらかなウレタンチップで、寝返りしても気にならないレベルの騒音値でした。
【3位】北沢「IWONUまくら」
- 北沢IWONUまくら
- 最安価格: ¥16,500〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 自分好みに細かく調整可能
- 仰向け時のラクな姿勢が高評価
- 幅
- 68cm
- 奥行
- 40cm
- 高さ
- 12cm
- 重量
- 2kg
【高さ調整】つるつるとしたシートが調整しやすい

2種あるパイプが特徴です。

2枚のシートによる全体調整と、2種類のパイプによる5か所の部分調整が可能。
部位ごとの調整を突き詰めたい人にはおすすめですが、そのぶん調整は複雑になります。
【寝心地】仰向け時の頭の安定感がイイ

1位と2位の中間に位置するかたさで、人を選びません。
仰向け時はラクに寝られますが、両サイドの幅が短めで、寝返りすると枕から頭が落ちてしまうかも。
【4位】テイジン「ストレートネック対策枕 plus+」
- テイジンストレートネック対策枕 plus+
- 検証時価格: ¥3,999〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 首をS字に伸ばしてくれる
- 価格が安い
- がっかりポイント
-
- 高さ調整の難易度は高め
- 幅
- 63cm
- 奥行
- 43cm
【高さ調整】枕上部と首元部分で中材が異なる

今回唯一の中材3種です。

首元部分は初期状態だとかたいので調整必須。
パイプを抜いた状態から徐々に追加し、首がキツくならない高さ・かたさに調整するのが難しいと感じました。
徐々に高く調整していきましょう。
【4位】タナカふとんサービス「じぶんチャージ フィットテックピロー プレミアム・ふつう」
- タナカふとんサービスじぶんチャージ フィットテックピロー プレミアム・ふつう
- 最安価格: ¥15,400〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 調整幅は十分
- がっかりポイント
-
- 通気性はイマイチ
- 幅
- 70cm
- 奥行
- 43cm
- 型番
- 4560300101990
【6位】トゥルースリーパー「エンジェルフィットピロー」
- トゥルースリーパーエンジェルフィットピロー
- 最安価格: ¥10,441〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 耐久性がある
- 幅
- 62cm
- 奥行
- 45cm
- 重量
- 1.1kg
- 型番
- TRS-EFAM
【6位】GOKUMIN「プレミアムホテルスタイルピロー」
- GOKUMINプレミアムホテルスタイルピロー
- 最安価格: ¥4,398〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 耐久性がある
- がっかりポイント
-
- 男性には低め
- 幅
- 60cm(約)
- 奥行
- 40cm(約)
- 高さ
- 15cm(約)
- 洗濯方法
- 手洗い
- 素材
- 新開発ファイバーボールテクノロジー®
- 重量
- 0.88kg(約)
- 型番
- HSP
【8位】昭和西川「肩想いII」
- 昭和西川肩想いII
- 最安価格: ¥6,790〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- がっかりポイント
-
- 寝返りしづらい
- 幅
- 65cm
- 奥行
- 45cm
- 型番
- 2241361370939
【9位】ロウダン「首狩り族のアジャストピロー」
- ロウダン首狩り族のアジャストピロー
- 最安価格: ¥7,980〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 通気性はテストした商品の中では最も高い
- がっかりポイント
-
- 調整に手間がかかる
- 幅
- 63cm
- 奥行
- 43cm
- 型番
- 094-0027
【10位】富士ベッド工業「macolom」
- 富士ベッド工業macolom
- 最安価格: ¥7,920〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 耐久性
- 通気性
- 静音性
- おすすめポイント
-
- 安定感と肌触りは優秀
- がっかりポイント
-
- 耐久性はイマイチ
- 幅
- 75cm
- 奥行
- 35cm
- 高さ
- 10cm
- 重量
- 1,8kg(約)
雑誌『MONOQLO』の高さ調整枕の検証方法
今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる高さ調整枕の人気製品をピックアップ。
ベテラン整体師で東京療術学院の講師をつとめる熊坂基さんと、次の5項目でテストしました。
テスト1:寝心地

熊坂さんが実際に寝て、細かくチェック。
首や頭の安定感、寝返りのしやすさ、枕表面の肌ざわりなど、寝心地を総合的に評価しました。
テスト2:高さ調整

調整のしやすさだけでなく、どの部位をどれくらい細かく調整できるかといった調整可能幅もあわせて評価しました。
テスト3:耐久性

枕に負荷を与えた後に一定時間放置。負荷前の高さまでどれだけ回復したか確認しました。
テスト4:通気性

濡らした枕表面に一定の負荷と熱をかけた状態で温度・湿度の変化を記録し評価。熱と湿気をどれだけ逃がせるか調査しました。
テスト5:静音性

寝返り時の騒音値を騒音計で計測。数値が低いほど、睡眠を妨げにくい枕と評価しました。
失敗しない! 高さ調整枕の選び方
高さ調整枕は、羽毛・ポリエステル・そば殻など中材に使用されている素材はさまざま。やわらかめ・ふつう・硬めなど弾力性も製品によって異なっています。
ここでは、高さ調整枕を選ぶときのポイントをご紹介します。
選び方1:首のS字カーブを守る「高さ」が最重要
心地良い眠りの第一歩は、体に余計な負荷を与えない寝姿勢にあります。その際、特に重要になるのが、肩から首にかけての頸椎のラインです。
立ち姿勢同様、寝姿勢でもこの頸椎のラインがゆるやかなS字カーブを描くように支えてあげることが肝心。
そのため、横になったときに、肩や頭と床との間にできる空間を正しく(=頸椎のラインが自然なS字を描くように)埋めてくれる高さの枕が、良い枕の絶対条件となるのです。
立っているときと同じ姿勢のまま横になっている状態が正しい寝姿勢。そこで重要になるのが「枕の高さ」なのです。
選び方2:仰向け?横向き?「いつもの寝姿勢」で選ぶ
眠ってしまえば寝返りをうつものですが、眠りに入るときの姿勢は人それぞれ。だれにでも、気持ちよく眠りに入れる姿勢ってありますよね。
好みに適した形状・素材に注目するのも大切なポイントです。
仰向け:後頭部を包み込むような枕
仰向け寝は体と床面が接している面積も広いので、体圧がまんべんなく分散しやすいのがメリット。加えて、頭と枕の接地面積も広いため、後頭部を包み込むような枕を選ぶのがおすすめです。
仰向け寝であれば、首の骨が盛り上がりS字を描ける形状に注目してみましょう。
高すぎず、低すぎない形状のものを選ぶのがポイント。あごの位置が、自然に呼吸できる形状が理想の高さになります。
横向き:肩幅に合わせた高さの枕
横向き寝で寝たい派の人は、自分の肩幅に合わせた枕の高さが必要になります。首の骨が床と平行になる高さが目安です。
高くなってしまうと窮屈に感じ、低くなってしまうと首の側面が伸びてしまい寝心地が悪くなってしまいます。
横向きで長時間寝たときに、ストレスとなるのが耳の圧迫感。くぼみやポケットなどストレスを感じにくい工夫を凝らした商品だと、寝心地が良くなります。
また、広い枕の方が安心して眠れるのでおすすめです。
うつ伏せ:柔らかめの枕
うつ伏せで寝たい派の人に注目してほしいのは、枕の柔らかさです。うつ伏せで寝るときは自然と胸部を圧迫することになります。
ある程度、詰め物が柔らかい素材でないと、胸部を圧迫しすぎてしまい、窮屈さを感じてしまうことになってしまいます。
また、睡眠時に寝返りすることも考えて横幅やサイズ感にも目を向けて選んでみてください。
日本人は左右が高くて真ん中は低めの枕が疲れない

左右が高く真ん中が低めなら、横向きで寝ても疲れません。睡眠中に約20~30回は寝返りを打つので、いろいろな寝姿に対応できる枕を選びましょう。
頭を乗せる部分が高くなっているような形の枕を多く見かけますが、実は日本人の頭にはあまり向いておらず、どちらかといえば後頭部が丸い欧米人向きです。
選び方3:いびきや寝起きのだるさ…「悩み」で選ぶ
不自然な姿勢で寝ているせいで、熟睡できないこともありますよね。寝心地のよい枕なら、就寝中の体をサポートしてくれます。
いびき
いびきは気道が狭くなることが原因のひとつ。気道を確保しやすい形状の枕なら、いびきをかきづらくなります。
たとえば頚椎部分が盛り上がっている形状だと、緩やかなS字を描くことで、気道を確保しやすくなります。
また、枕の高さにも注目してみましょう。高さのある枕だと、頚椎が真っ直ぐになってしまい、いびきの原因になってしまいます。
首や肩が痛い
間違った寝姿勢は、肩こりや首のこりの原因になることも。睡眠時に肩や首に負担がかかり過ぎてしまうことで、肩こりなどに繋がってしまうのです。
正しい寝姿勢をサポートしてくれる枕を使えば、肩こりや首こり、ストレートネックになりづらくなります。
気になる方は、こういった枕も検討してみてください。
起きたときにだるい
起きたときのだるさは、寝返りをうまくうてていないことが原因の場合も。寝返りには、血行不良の予防や体の一部分に負担がかかるのを防ぐ役割があるんです。
寝返りのしやすさを重視する場合は、ある程度の反発力や固さを備えたものがおすすめです。寝返りのしやすさは、中材の動きや柔らかさに加えて、高さなども関係してきます。
選び方4:パイプやウレタンなど「中材の素材」で選ぶ
枕に使用される代表的な素材の種類は、綿・羽毛・パイプ・ファイバー素材・低反発(高反発)ウレタンなどです。
入っている素材によって、硬さや通気性はもちろんのこと、手入れの方法まで異なってきます。もちろん、自分の好みや寝心地も重要ですが、使い勝手にも注目して選んでください。
綿や羽毛
綿や羽毛は柔らかく包み込んでくれるようなフィット感が魅力。耐久性にも優れており、もとの形に復元しやすいのもメリットです。
ただし、水洗いなどには不向き。清潔に使いたいなら、洗濯機で丸洗いできる枕カバーを使用するのがおすすめです。
ウレタン
ウレタンフォームやウレタンジェルなどを使用した低反発枕(高反発枕)のメリットは、やわらかめの素材で首や頭によくフィットすること。
程よい硬さも備えるので寝返りのしやすい製品が多いです。ただし、こちらも洗濯できないので、綿や羽毛と同様に洗濯可能な枕カバーを使用してください。
デメリットは、高密度なので熱がこもりやすく、蒸れやすい点です。通気性があまり良くないため、夏は清涼感のある枕カバーなどを併用したほうがいいかもしれません。
パイプ、ファイバー素材
パイプやファイバー素材は、通気性の良さが魅力。なかには、丸洗いが可能な枕も存在しますので、手入れがしやすいのも嬉しいポイントですね。
壁を使って簡単! 自分に合う枕の高さの測り方
前述したように、自分に合った高さの枕で寝ることが、睡眠環境を整えるカギ。気になる最適な高さですが、実は壁と定規を使って簡単に測れます。
次の3STEPで、あなたの枕をオーダーメイド級に仕立てましょう!
1:枕中央部分の高さを測る

まず壁に背中を当てて、真っすぐ立ちます。
そして、後頭部の一番盛り上がっているところから壁までの距離を計測します(この時にあごは少し引き、頭を無理に壁につけないことがポイント)。

その長さが、仰向けで寝ている際に枕中央部分で必要となる高さです。
2: 枕首元部分の高さを測る

1と同様にポイントを押さえつつ、壁に背中を当てて立ちます。
上の写真を参考に首の1番凹んでいるところから壁までの距離を計測しましょう。

その長さが仰向け時に枕首元部分に必要となる最適な高さです(1、2を一人で計測する際は隙間に入る指の本数を目安にしましょう)。
3: 横向き寝の時の高さを測る

横向き寝の時や寝返り時に最適な高さは、自身の一方の肩幅を測るだけで分かります。

その長さが、枕両サイドで求められる、あなたに最適な高さです。
部分調整ができない枕の場合は、バスタオルなどで代用するのもよいです。
首に当たりすぎても当たらなすぎても良くありません。
寿命は2年? 枕のお手入れの方法と買い替えの目安
骨格や体型の変化次第で買い替えを
頭の大きさや肩の筋肉など、男女でもフィット感は大きく異なります。
身体の成長はもちろん、痩せたり太ったりすると枕が合わなくなることも。現在の体型を目安に自分に合った枕を選ぶことが重要です。
肩まわりの筋肉が発達している人や猫背の人は少し高めの枕を選ぶといいでしょう。
交換は2年以内、お手入れは月に1回

長期間同じ枕を使用していると、だんだんとへたりはじめ、フィット感や高さなどが合わないようになります。
天日干しにするなどして、1カ月に1回はお手入れするようにしましょう。
衛生面からしても、値段の高い安いに関わらず1年半~2年での交換がおすすめ。寿命だと思いましょう。
自分だけの「シンデレラフィット枕」で快眠を
以上、高さ調整枕のおすすめランキングでした。
今回行った「高さ調整枕」の検証では、上位5製品の評価の開きはわずか1.5点。一つの項目の結果次第でも、順位が大きく変動しうる接戦となりました。
その中で、見事ベストバイに輝いたのは、西川「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕」です。
高さ調整枕のおすすめ

西川
自分で高さ調整できる!西川おすすめの快適フィット®枕
昨年の高さ調整枕の比較検証に引き続き、どんな寝姿勢にも寄り添う安定感と扱いやすい調整幅が好評。似た性能を持つ他製品と比べてコスパの面でも差をつける結果となりました。
2位のMyComfort「コンフォートチップピロー ~オリジナル~」は、そっと頭をのせただけでも、沈み込んでいく程のやわらかな寝心地が魅力。やわらかいとつい心配になる「ヘタリ」への耐久力も十分でした。
3位の北沢「IWONUまくら」は、高価格もうなずけるクオリティで、調整の自由度は西川「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕」を上回り、細かいカスタマイズが可能です。
4位以降の製品も、調整機能の差はあれど、寝心地はどれも良好。熊坂さんも「枕全体の寝心地に成長を感じる」といいます。また、「近年は高さ調整機能を備えた枕が増えてきている」とのこと。
これからは、寝心地の良さだけでなく、必須機能となりつつある高さ調整機能の有無や、自由度を重視して枕を選んでみてください。
枕の売れ筋ランキングもチェック!
枕のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

![MONOQLO: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/4/3/100wm/img_4338bbd94636913e97f68a6754792b3e23204.png)





















仰向け姿勢のとき、目線は真上から少し下がベストです。