心地よい眠りのために枕を見直してみよう
皆さんは毎日、きちんと睡眠が取れていますか?
「たくさん寝たはずなのに疲れが取れない」「朝起きると首・肩が痛い」……そんな悩みを抱えている人も少なくないようです。
そういう人はまず睡眠環境のなかでも寝具、特に「枕」を見直してみるのが吉。
専門家によれば、自分に合った枕を使うことで、睡眠の質が格段に高まり、先に挙げたような悩みも多くが解消できるそうです。
高さ調整枕とは?
「高さ調整枕」とは文字通り自分で自分に合った高さに調節できる枕のこと。
最近は、睡眠で最も重要な枕の「高さ」を、ウレタンシートや中材を出し入れすることで調節できる「高さ調整枕」が各メーカーから多く発売されています。
「高さ調整枕」は、2000円から1万円の価格帯が多いです。自分に合った高さに調整してくれるオーダーメイド枕よりも、値段が安い傾向にあります。格安の枕と同程度の価格のものもあります。
枕に求められる絶対条件が「高さ」である理由
寝返りのしやすさ、通気性の良さなど快適な枕を選ぶ際のポイントはいくつかありますが、一番重要になるのが「枕の高さ」。
自分の頭の高さに合った枕を使うことが快眠の第一歩というわけです。
とはいえ当然、小柄な女性と大柄な男性の最適な高さが違います。人によって理想の高さは1~5cmと異なります。
理想は頸椎が緩やかなS字になること
背骨の上部にある頸椎がゆるやかなS字カーブを描いた状態を保つことで、体に無理な力が入らずリラックスして寝ることができます。
仰向け姿勢の場合、目線は真上から少し下を向いているのがポイント。アゴが上がり過ぎても下がり過ぎてもNGです。
そこで今回は、自分で高さ調節ができる枕の中から、比較的安価かつネット通販等での売れ筋を中心に10製品を比較し、おすすめの枕を探しました。
枕の選び方は?
枕は種類が多く、製品によって特徴もさまざま。選ぶときにどこを確認すればいいのか迷いますよね。
ということで、まずは枕の選び方の基本をみていきましょう。
選び方1:自分に合った高さ
心地良い眠りの第一歩は、体に余計な負荷を与えない寝姿勢にあります。その際、特に重要になるのが、肩から首にかけての頸椎のラインです。
立ち姿勢同様、寝姿勢でもこの頸椎のラインがゆるやかなS字カーブを描くように支えてあげることが肝心。
そのため、横になった時に、肩や頭と床との間にできる空間を正しく(=頸椎のラインが自然なS字を描くように)埋めてくれる高さの枕が、良い枕の絶対条件となるのです。
自分にとって最適な高さの測り方は?
壁に背中を当て、首の一番凹んでいる部位までの距離を計測します。この時、あごは少し引き、頭は無理に壁につけないようにするのがポイント。1人で計測する際は隙間に指を入れて、その本数を目安にしてもOKです。
▼理想の高さ(成人男女のめやす)
選び方2:寝付くときの姿勢に注目
眠ってしまえば寝返りをうつものですが、眠りに入るときの姿勢は人それぞれ。だれにでも、気持ちよく眠りに入れる姿勢ってありますよね。
好みに適した形状・素材に注目するのも大切なポイントです。
仰向け:後頭部を包み込むような枕
仰向け寝は体と床面が接している面積も広いので、体圧がまんべんなく分散しやすいのがメリット。加えて、頭と枕の接地面積も広いため、後頭部を包み込むような枕を選ぶのがおすすめです。
仰向け寝であれば、首の骨が盛り上がりS字を描ける形状に注目してみましょう。
高すぎず、低すぎない形状のものを選ぶのがポイント。あごの位置が、自然に呼吸できる形状が理想の高さになります。
横向き:肩幅に合わせた高さの枕
横向き寝で寝たい派の人は、自分の肩幅に合わせた枕の高さが必要になります。首の骨が床と平行になる高さが目安です。
高くなってしまうと窮屈に感じ、低くなってしまうと首の側面が伸びてしまい寝心地が悪くなってしまいます。
横向きで長時間寝たときに、ストレスとなるのが耳の圧迫感。
くぼみやポケットなどストレスを感じにくい工夫を凝らした商品だと快眠に繋がります。また、広い枕の方が安心して眠れるのでおすすめです。
うつ伏せ:柔らかめの枕
うつ伏せで寝たい派の人に注目してほしいのは、枕の柔らかさです。うつ伏せで寝るときは自然と胸部を圧迫することになります。
ある程度柔らかい素材でないと、胸部を圧迫しすぎてしまい、窮屈さを感じてしまうことになってしまいます。
また、睡眠時に寝返りすることも考えて横幅やサイズ感にも目を向けて選んでみてください。
日本人は左右が高くて真ん中が低めが疲れない
左右が高く真ん中が低めなら横向きで寝ても疲れません。睡眠中に約20~30回は寝返りを打つので、いろんな寝姿に対応できる枕が快眠につながります。
頭を乗せる部分が高くなっているような形の枕を多く見かけますが、実は日本人の頭にはあまり向いておらず、どちらかといえば後頭部が丸い欧米人向きです。
選び方3:睡眠の悩みに合わせる
睡眠時の悩みの代表、いびきや肩こりなどに悩まされている場合は「なんとか解消したい!」と思いますよね。
悩みに合わせて枕を選ぶことで解決に近づくかもしれません。
いびき
いびきは気道が狭くなることが原因のひとつ。そのため、いびき対策をしたいなら気道を確保しやすい形状のまくらがいいでしょう。
頚椎部分が盛り上がり、緩やかなS字を描くことで気道を確保しやすくなります。
また、まくらの高さにも注目してみましょう。高さのあるまくらだと、頚椎が真っ直ぐになってしまい、いびきの原因になってしまいます。
首や肩が痛い
間違った寝姿勢は、肩こりや首のこりの原因になることも。睡眠時に肩や首に負担がかかり過ぎてしまうことで、肩こりなどに繋がってしまうのです。
肩こりや首こりに悩んでいる人は、正しい寝姿勢をサポートしてくれる枕も試してみてください。
起きた時にだるい
起きたときのだるさは、寝返りをうまくうてていないことが原因の場合も。寝返りには、血行不良の予防や体の一部分に負担がかかるのを防ぐ役割があるんです。
寝返りのしやすさを重視する場合は、ある程度の反発力や固さを備えたものがおすすめです。寝返りのしやすさは、中材の動きや柔らかさに加えて、高さなども関係してきます。
選び方4:素材
まくらに使用される代表的な素材は、綿・羽毛・パイプ・ファイバー素材・低反発(高反発)ウレタンなどです。
入っている素材によって、硬さや通気性はもちろんのこと、手入れの方法まで異なってきます。自分の好みや寝心地ももちろん重要ですが、使い勝手にも注目して選んでくださいね。
綿や羽毛
綿や羽毛は柔らかく包み込んでくれるようなフィット感が魅力。耐久性にも優れているため、もとの形に復元しやすいのも特徴です。
水洗いなどには不向きなので、清潔に使いたいのであれば、枕カバーを使用するのがおすすめです。
ウレタン
低反発(高反発)ウレタンのメリットは、やわらかめの素材で首や頭によくフィットすること。
程よい硬さも備えるので寝返りのしやすい製品が多いです。洗濯ができないので、綿や羽毛と同様に枕カバーを使用してくださいね。
デメリットは、高密度なので熱がこもりやすく、蒸れやすい点です。通気性があまり良くないため、夏は清涼感のある枕カバーなどを併用したほうがいいかもしれません。
パイプ、ファイバー素材
パイプやファイバー素材は通気性の良さが魅力。なかには丸洗い可能なまくらも存在しますので、手入れがしやすいのも嬉しいポイントですね。
高さ調整ができる枕の人気商品を徹底比較
今回は、ニトリをはじめ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販でも購入できる、高さ調整枕10成製品をピックアップ。
快眠ナビゲーターの結城未来さん、東京療術学院講師の熊坂 基さんと一緒に以下の項目で比較しました。
寝心地
首や頭への負担の有無や寝返りのしやすさ、カバーの肌触りの良し悪し等、寝心地全般を総合的に評価しました。
高さ調整
調整のしやすさだけでなく、調整できる部位の数など、どれだけ細かく調整ができるかも併せて評価しました。
通気性
定量の水を滴らせ、一定負荷・温度を欠けた状態に。枕表面の温度と湿度の変化を記録しました。
耐久性
枕に荷重+振動を与えた後、一定時間放置。負荷を与える前の高さにどれだけ回復したかを計測しました。
縫製・仕立て
縫い目は真っ直ぐ整っているか、糸のほつれはないか等、結城さんに評価していただきました。
それでは、テスト結果を評価の高かった順に発表します。
枕のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、高さ調整できる枕のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||
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ニトリ高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)
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|
60cm |
40cm |
1.66kg(約) |
パイプ/ウレタン |
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東急ハンズHand Marks 4層構造で高さが調整できるふんわり枕
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60cm |
37cm |
1.65kg(約) |
ポリエステル |
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アイリスオーヤマパイプまくら 高さ調整タイプ
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|
60cm |
40cm |
1.8kg(約) |
[表]ポリエステル52%、レーヨン47% ポリウレタン1%、[裏]コットン100% 、[詰めもの]PEパイプ、ウレタンフォーム |
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昭和西川健康サポート まくら(かため)
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|
60cm |
40cm |
1.3kg(約) |
[側生地]ポリエステル、[詰めもの]ポリエチレンパイプ、ウレタンフォーム |
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MyComfortジャストフィット 低反発枕
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|
60cm |
35cm |
0.78kg(約) |
[カバー]ポリエステル、テンセル、[内カバー ]ポリエステル、[詰めもの]ウレタンフォーム |
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トップバリュホームコーディ 洗える高さ 調整まくら
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|
63cm |
43cm |
[表側]ポリエステル100%、[裏側]ポリエステル100%、[詰めもの]ポリエステル100% |
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西川医師がすすめる 健康枕 肩楽寝 (高め)
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56cm |
38cm |
[表側]ポリエステル100%、[裏側]ポリエステル100%、[詰めもの]ポリエステル100% |
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LIXILビバビバホーム 高さ調整まくら
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60cm |
40cm |
1.5kg(約) |
パイプ/ウレタン |
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Atourspパイプ枕
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51cm |
30cm |
ポリウレタンフォーム |
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カインズMoffle 洗える フィットまくら
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60cm |
40cm |
3.0kg |
[詰め物]ポリエチレン |
【1位】ニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」
- ニトリ高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)
- 実勢価格: ¥4,990〜検証時価格: ¥4,990〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
寝心地・高さ調整の2項目で最高得点
枕のおすすめランキング1位は、ニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」でした。
雑誌『MONOQLO』の前回テストに続き、ニトリが1位を獲得しました。
ウレタンシートとパイプの組み合わせで部位ごとに細かい高さ調整が可能。誰でも手軽に自分専用の枕を作れるのが大きな特徴です。通気性や仕立ての良さでも高得点をマーク。
耐久性ではやや点数が伸びなかったものの、総合得点では80点以上を獲得しており、堂々のベストバイと言えるでしょう。
- おすすめポイント
-
- 10ヵ所の高さ調整が可能
- 頭が安定し寝返りもしやすい
- 通気性や仕立ても高評価
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 重量
- 1.66kg(約)
- 素材
- パイプ/ウレタン
ぐっすり寝られて目覚めもスッキリ
もちろん寝心地の良さもバツグン。フィット感が強く、肩から頭までを包むようにしっかりホールド。
余分な負荷が体にかからず、仰向け・横向きどちらの場合もリラックスした状態で寝られます。
また、寝返りもしやすく、寝返り後の頭の安定感の良さも高い評価を受けました。
しっかりとした硬さがある
パイプは長さ1cm、直径5mmほど(実測値)。今回のパイプを使用する製品の中では、一番しっかりとした硬さがありました。
仰向け・横向き問わず良好なフィット感
適度に沈むので、仰向け・横向きどちらの場合も頭が自然な状態で安定。肩のラインにしっかり沿って、寝返りもしやすいです。
側生地は適度な弾力があり、肌当たりも良いです。パイプのこすれ音も控えめです。
全部で10ヵ所の高さ調整が可能
調整可能な箇所は全部で10あり、他製品と比べてもダントツの多さ。
確かに調整箇所が多いゆえの煩雑さは否定できませんが、詰物(パイプとウレタンシート)の出し入れもスムーズで、作業自体は思った以上に簡単。
何より自分の理想の高さにピッタリ合う枕を作れる点は、やはり大きな魅力です。
細かい調整をすることで誰でも自分に最適な高さの枕を作れます。
通気性の高さも高得点をマーク
▼1時間の温度変化
- 全製品中トップクラス:23.3℃→33.1℃
- 全製品中平均クラス:87.0%→56.0%
検証の結果、湿度上昇の割合は全製品の中で平均的でしたが、温度上昇の割合はかなり低め。
総合的に見ると通気性は高く、実際、寝苦しさを感じることはありませんでした。
【2位】東急ハンズ「Hand Marks 4層構造で高さが調整できるふんわり枕」
- 東急ハンズHand Marks 4層構造で高さが調整できるふんわり枕
- 実勢価格: ¥7,000〜検証時価格: ¥7,000〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
ボリューム感満点のわたでふわっと包んでソフトに支える
枕のおすすめランキング2位は、東急ハンズ「Hand Marks 4層構造で高さが調整できるふんわり枕」でした。
中わたにソフトなクッション性が特徴のテイジン「ソロテックス」を採用。ふんわりと頭全体を優しく包んでくれます。
中わたのシートも含め、全て洗濯可能な点も魅力です(ネット洗い)。
- おすすめポイント
-
- ボリューム感があり頭を優しく包む
- 高さ調整がしやすい
- 仕立てが上質で高級感がある
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 37cm
- 重量
- 1.65kg(約)
- 素材
- ポリエステル
リラックス感の高いホテルライクな枕
パイプは長さ7mm、直径6mm程度(実測値)。硬さは「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」よりも柔らかめ。
補充用のパイプが付属しているのは嬉しいところです。
ふんわり包まれる寝心地の良さ
ホテルにある枕のようなふっくら感とフィット感の良さが高評価。首筋部分の高さ調整により、自然な寝姿勢をとることもできます。
4層のシートで高さ調整可能
わたの入ったシート3枚とパイプ用のシート1枚で調整します。パイプは3ヵ所で高さ調整可能。出し入れが口広くて作業もラクです。
【3位】アイリスオーヤマ「パイプまくら 高さ調整タイプ」
- アイリスオーヤマパイプまくら 高さ調整タイプ
- 実勢価格: ¥4,480〜検証時価格: ¥7,810〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
通気性以外は高評価を獲得
枕のおすすめランキング3位は、アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)「パイプまくら 高さ調整タイプ」でした。
通気性で伸び悩んだものの、側生地はふんわり感があり、肌当たりは良好です。
- おすすめポイント
-
- ふんわり感があり肌当たりが良い
- がっかりポイント
-
- 通気性があと一歩
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 重量
- 1.8kg(約)
- 素材
- [表]ポリエステル52%、レーヨン47% ポリウレタン1%、[裏]コットン100% 、[詰めもの]PEパイプ、ウレタンフォーム
【4位】昭和西川「健康サポート まくら(かため)」
- 昭和西川健康サポート まくら(かため)
- 検証時価格: ¥3,181〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
カノコ生地がサポート力の要。お手頃価格も嬉しい
枕のおすすめランキング4位は、昭和西川「健康サポート まくら(かため)」でした。
熊坂さん、結城さんの両識者とも「硬め」と評価。
肩〜首筋の部分に硬めのカノコ生地を使うことで、首筋をサポートして自然な寝姿勢を維持してくれます。
耐久性にはやや不安もありました。
- おすすめポイント
-
- 硬めの生地で頭部をしっかり支える
- 収まりがよく寝返りしやすい
- お手頃価格でコスパがいい
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 重量
- 1.3kg(約)
- 素材
- [側生地]ポリエステル、[詰めもの]ポリエチレンパイプ、ウレタンフォーム
- 型番
- 2211007950931
硬めの枕が好みの人におすすめ
パイプは長さ1.5cm、直径9mmほど(実測値)で、硬さは「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」よりも柔らかめ。補充用パイプ付きです。
頸部をしっかり支えてくれる
肩部が滑らかなアーチ状で収まりが良く、寝返りしやすいのもポイント。硬めといっても、パイプのゴツゴツ感はありません。
パイプの出し入れには少々難あり
高さ調整はパイプとウレタンフォームの2種類。パイプの出し入れ口(2ヵ所)はやや狭め。チャックの開閉も固く感じました。
【5位】MyComfort「ジャストフィット 低反発枕」
- MyComfortジャストフィット 低反発枕
- 実勢価格: ¥3,980〜検証時価格: ¥3,980〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
適度な沈み込みで絶妙なフィット感を実現
枕のおすすめランキング5位は、MyComfort「ジャストフィット 低反発枕」でした。
首筋の当たる部分がゆるやかに盛り上がったウェーブ形状と低反発素材により、首〜頭のラインに自然に沿って支えてくれます。
寝心地評価はニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」と並び最高得点を獲得しました。
- おすすめポイント
-
- 低反発素材で適度に沈み込む
- 首のラインに自然に沿う
- プロも認めた寝心地の良さ
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 35cm
- 重量
- 0.78kg(約)
- 素材
- [カバー]ポリエステル、テンセル、[内カバー ]ポリエステル、[詰めもの]ウレタンフォーム
- 型番
- MyComfort-3LayerPillow
柔軟性に優れた低反発素材で首のラインに自然に沿う
中は低反発ウレタンフォームの3層構造。高さ調整は中間層の付け外しで行うシンプルな仕組みですが、中材の出し入れがしにくいのは残念。専用カバーつきです。
じんわり沈んで優しくフィット
低反発のウレタンフォームが適度に沈み込み、首から頭のラインに沿って優しく支えてくれます。寝返りのしやすさも高評価でした。
肌当たりは心地良いけど検証結果はあと一歩
凹凸をつけて接地面を減らす、吸湿速乾性の高いテンセル生地を使うなどカバーに工夫が見られますが、検証結果はいま一歩でした。
【6位】トップバリュ「ホームコーディ 洗える高さ 調整まくら」
- トップバリュホームコーディ 洗える高さ 調整まくら
- 検証時価格: ¥3,278〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
仕立ての粗さがやや目立った
枕のおすすめランキング6位は、トップバリュ「ホームコーディ 洗える高さ 調整まくら」でした。
高さ調整は全製品中2位の高得点。縫製・仕立ての粗さが惜しまれます。
- 幅
- 63cm
- 奥行
- 43cm
- 素材
- [表側]ポリエステル100%、[裏側]ポリエステル100%、[詰めもの]ポリエステル100%
【7位】西川「医師がすすめる 健康枕 肩楽寝 (高め)」
- 西川医師がすすめる 健康枕 肩楽寝 (高め)
- 検証時価格: ¥5,500〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
寝心地評価で得点が伸びず
枕のおすすめランキング7位は、西川(Nishikawa)「医師がすすめる 健康枕 肩楽寝 (高め)」でした。
通気性と耐久性は高評価。ただし、肝心の寝心地と高さ調整で点数が伸びませんでした。
- 幅
- 56cm
- 奥行
- 38cm
- 素材
- [表側]ポリエステル100%、[裏側]ポリエステル100%、[詰めもの]ポリエステル100%
- 型番
- EH98052512H
【8位】LIXILビバ「ビバホーム 高さ調整まくら」
- LIXILビバビバホーム 高さ調整まくら
- 検証時価格: ¥3,278〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
際立った特徴に欠ける印象
枕のおすすめランキング8位は、LIXILビバ「ビバホーム 高さ調整まくら」でした。
縫製・仕立て以外はそこそこ高評価ですが、逆に際立った魅力もなく低迷しました。
実はニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」同様、前回のランキングでも取り上げており、ニトリに次ぐ2位という好成績を修めていましたが、今回は予想を遥かに超えて順位を下げる結果となりました。
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 重量
- 1.5kg(約)
- 素材
- パイプ/ウレタン
【8位】Atoursp「パイプ枕」
- Atourspパイプ枕
- 実勢価格: ¥4,980〜検証時価格: ¥4,999〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
通気性の高さはトップクラス
枕のおすすめランキング8位は、Atoursp「パイプ枕」でした。
通気性と耐久性は高評価でしたが、寝心地はいま一歩。作りもやや雑です。
- 幅
- 51cm
- 奥行
- 30cm
- 素材
- ポリウレタンフォーム
- 型番
- Atoursp-zhen
【10位】カインズ「Moffle 洗える フィットまくら」
- カインズMoffle 洗える フィットまくら
- 検証時価格: ¥7,980〜
- 寝心地
- 高さ調整
- 通気性
- 耐久性
- 縫製
弾力性の高いTPE素材採用
枕のおすすめランキング10位は、カインズ「Moffle 洗える フィットまくら」でした。
プルンとした弾力のある素材で寝心地の評価は高かったものの、この順位となりました。
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 重量
- 3.0kg
- 素材
- [詰め物]ポリエチレン
枕のお手入れや交換の目安は?
骨格や体型の変化次第で買い替えを
頭の大きさや肩の筋肉など、男女でもフィット感は大きく異なります。
身体の成長はもちろん、痩せたり太ったりすると枕が合わなくなることも。現在の体型を目安に自分に合った枕を選ぶことが重要です。
肩まわりの筋肉が発達している人や猫背の人は少し高めの枕を選ぶといいでしょう。
交換は2年以内、お手入れは月に1回
長期間同じ枕を使用していると、だんだんとへたりはじめ、フィット感や高さなどが合わないようになります。
天日干しにするなどして、1カ月に1回はお手入れするようにしましょう。
衛生面からしても、値段の高い安いに関わらず1年半~2年での交換がおすすめ。寿命だと思いましょう。
枕のおすすめ まとめ
以上、枕のおすすめランキングでした。いかがでしたか?
「高さ調整枕」を比較したところ、全項目で強さを発揮したニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」が、前回に引き続き見事ベストバイに輝いた今回のランキング。
しかし、2位〜5位までもAランク以上を獲得。最も配点の高い寝心地の評価ではほぼ横並びの状態で、大きな差は出ませんでした。
また、残る5製品についても全てBランクと、全体的に優秀な製品が揃った印象です。
ニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」
ニトリ
高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)
実勢価格:¥4,990
ベストバイのニトリ「高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)」は、きめ細かい高さ調整が可能。
寝心地の良さをはじめ、隙のない仕上がりです。全方位に強さを発揮しました。
東急ハンズ「Hand Marks 4層構造で高さが調整できるふんわり枕」
東急ハンズ
Hand Marks
4層構造で高さが調整できるふんわり枕
実勢価格:¥7,000
東急ハンズ「Hand Marks 4層構造で高さが調整できるふんわり枕」は、ふんわり感が格別。今回唯一、縫製・仕立てで満点評価を獲得しました。見た目にも高級感があってイイ感じです。
アイリスオーヤマ「パイプまくら 高さ調整タイプ」
アイリスオーヤマ
パイプまくら 高さ調整タイプ
実勢価格:¥7,810
通気性以外で高評価を獲得したアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)「パイプまくら 高さ調整タイプ」。ふんわり感もあり、肌当たりは良好です。
もちろん最終的に自分にピッタリな枕かどうかは、硬さ・柔らかさや生地の肌当たりの良し悪しなど、個人の感覚に負う部分も大きく影響します。
購入時は可能な限り実物に触れてからが原則ですが、ぜひ今回のランキングも参考にしてみてくださいね。
枕の売れ筋ランキングもチェック!
枕のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
立っている時と同じ姿勢のまま横になっている状態が正しい寝姿勢。そこで重要になるのが「枕の高さ」なのです。