高さ調整枕のメリットって?
近年、「睡眠」は注目され続けているテーマです。それだけに、夜スムーズに寝付けて、そのままぐっすり熟睡し、朝はスッキリ目が覚める。そんな毎日が送れたら、感動間違いなしですよね。
そのために大事なことのひとつが、自分に最適な寝具を使うこと。そしてそれをもっとも手軽に、低コストで叶えてくれるのが「高さ調整枕」です。
高さ調整枕とは?
「高さ調整枕」とは文字通り自分に合った理想的な高さに調節できる枕のこと。最近は、睡眠で最も重要な枕の「高さ」を、ウレタンシートや中材を出し入れすることで調節できる「高さ調整枕」が各メーカーから多く発売されています。
「高さ調整枕」は、2000円から1万円の価格帯が多いです。自分に合った高さに調整してくれるオーダーメイド枕よりも、値段が安い傾向にあります。格安の枕と同程度の価格のものもあります。
高さ調整枕が普通の枕より良い理由って?
枕には硬さや中材の素材などさまざまな違いがあります。基本的には自分にとってストレスのないものを選ぶのが一番ですが、「自分に最適な高さ」は万人にとって重要なポイントです。
そのため、安く、自分に最適な高さの枕が手に入る「高さ調整枕」がおすすめなのです。
高さが最適の場合
枕の高さが最適だと、体に無理な力が入りません。
高さが最適ではない場合
枕が高いと気道を圧迫し、低いと首や肩に負担がかかってしまいます。
最適な枕の高さの測り方は?
最適な高さとは、立ち姿勢と同じように頚椎が緩やかなS字になっている状態。壁際に立って、壁と首の一番凹んだ部分との距離を測れば、それが理想の枕の高さということになります。
壁を背に立つだけで最適な高さがわかります。
しかし、いざ購入しようと思っても、 テンピュール・ ショップジャパン・昭和西川などさまざまなメーカーやショップから多くの商品が発売されていて、お気に入りを見つけるのが難しいですよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』ではニトリやアイリスオーヤマなどの人気製品を比較。快眠へ導いてくれる、高さ調整可能なおすすめの枕を探しました。
高さ調整枕の選び方は?
高さ調整枕は、羽毛・ポリエステル・そば殻など中材に使用されている素材はさまざま。やわらかめ・ふつう・硬めなど弾力性も製品によって異なっています。
そこで、おすすめ商品を紹介する前に、高さ調整枕の選び方のポイントを紹介します!
選び方1:自分に合った高さ
心地良い眠りの第一歩は、体に余計な負荷を与えない寝姿勢にあります。その際、特に重要になるのが、肩から首にかけての頸椎のラインです。
立ち姿勢同様、寝姿勢でもこの頸椎のラインがゆるやかなS字カーブを描くように支えてあげることが肝心。
そのため、横になったときに、肩や頭と床との間にできる空間を正しく(=頸椎のラインが自然なS字を描くように)埋めてくれる高さの枕が、良い枕の絶対条件となるのです。
立っているときと同じ姿勢のまま横になっている状態が正しい寝姿勢。そこで重要になるのが「枕の高さ」なのです。
選び方2:寝付くときの姿勢に注目
眠ってしまえば寝返りをうつものですが、眠りに入るときの姿勢は人それぞれ。だれにでも、気持ちよく眠りに入れる姿勢ってありますよね。
好みに適した形状・素材に注目するのも大切なポイントです。
仰向け:後頭部を包み込むような枕
仰向け寝は体と床面が接している面積も広いので、体圧がまんべんなく分散しやすいのがメリット。加えて、頭と枕の接地面積も広いため、後頭部を包み込むような枕を選ぶのがおすすめです。
仰向け寝であれば、首の骨が盛り上がりS字を描ける形状に注目してみましょう。
高すぎず、低すぎない形状のものを選ぶのがポイント。あごの位置が、自然に呼吸できる形状が理想の高さになります。
横向き:肩幅に合わせた高さの枕
横向き寝で寝たい派の人は、自分の肩幅に合わせた枕の高さが必要になります。首の骨が床と平行になる高さが目安です。
高くなってしまうと窮屈に感じ、低くなってしまうと首の側面が伸びてしまい寝心地が悪くなってしまいます。
横向きで長時間寝たときに、ストレスとなるのが耳の圧迫感。くぼみやポケットなどストレスを感じにくい工夫を凝らした商品だと、寝心地が良くなります。
また、広い枕の方が安心して眠れるのでおすすめです。
うつ伏せ:柔らかめの枕
うつ伏せで寝たい派の人に注目してほしいのは、枕の柔らかさです。うつ伏せで寝るときは自然と胸部を圧迫することになります。
ある程度、詰め物が柔らかい素材でないと、胸部を圧迫しすぎてしまい、窮屈さを感じてしまうことになってしまいます。
また、睡眠時に寝返りすることも考えて横幅やサイズ感にも目を向けて選んでみてください。
日本人は左右が高くて真ん中は低めが疲れない
左右が高く真ん中が低めなら、横向きで寝ても疲れません。睡眠中に約20~30回は寝返りを打つので、いろんな寝姿に対応できる枕が快眠につながります。
頭を乗せる部分が高くなっているような形の枕を多く見かけますが、実は日本人の頭にはあまり向いておらず、どちらかといえば後頭部が丸い欧米人向きです。
選び方3:睡眠の悩みに合わせる
不自然な姿勢で寝ているせいで、熟睡できないこともありますよね。寝心地のよい枕なら、就寝中の体をサポートしてくれます。
いびき
いびきは気道が狭くなることが原因のひとつ。気道を確保しやすい形状の枕なら、いびきをかきづらくなります。
たとえば頚椎部分が盛り上がっている形状だと、緩やかなS字を描くことで、気道を確保しやすくなります。
また、枕の高さにも注目してみましょう。高さのある枕だと、頚椎が真っ直ぐになってしまい、いびきの原因になってしまいます。
首や肩が痛い
間違った寝姿勢は、肩こりや首のこりの原因になることも。睡眠時に肩や首に負担がかかり過ぎてしまうことで、肩こりなどに繋がってしまうのです。
正しい寝姿勢をサポートしてくれる枕を使えば、肩こりや首こり、ストレートネックになりづらくなります。
気になる方は、こういった枕も検討してみてください。
起きた時にだるい
起きたときのだるさは、寝返りをうまくうてていないことが原因の場合も。寝返りには、血行不良の予防や体の一部分に負担がかかるのを防ぐ役割があるんです。
寝返りのしやすさを重視する場合は、ある程度の反発力や固さを備えたものがおすすめです。寝返りのしやすさは、中材の動きや柔らかさに加えて、高さなども関係してきます。
選び方4:素材
枕に使用される代表的な素材の種類は、綿・羽毛・パイプ・ファイバー素材・低反発(高反発)ウレタンなどです。
入っている素材によって、硬さや通気性はもちろんのこと、手入れの方法まで異なってきます。自分の好みや寝心地ももちろん重要ですが、使い勝手にも注目して選んでくださいね。
綿や羽毛
綿や羽毛は柔らかく包み込んでくれるようなフィット感が魅力。耐久性にも優れているため、もとの形に復元しやすいのも特徴です。
水洗いなどには不向きなので、清潔に使いたいのであれば、洗濯機で丸洗いできる枕カバーを使用するのがおすすめです。
ウレタン
ウレタンフォームやウレタンジェルなどを使用した低反発枕(高反発枕)のメリットは、やわらかめの素材で首や頭によくフィットすること。
程よい硬さも備えるので寝返りのしやすい製品が多いです。洗濯できないので、綿や羽毛と同様に洗濯可能な枕カバーを使用してくださいね。
デメリットは、高密度なので熱がこもりやすく、蒸れやすい点です。通気性があまり良くないため、夏は清涼感のある枕カバーなどを併用したほうがいいかもしれません。
パイプ、ファイバー素材
パイプやファイバー素材は、通気性の良さが魅力。なかには、丸洗いが可能な枕も存在しますので、手入れがしやすいのも嬉しいポイントですね。
高さ調整枕の人気商品を比較
今回は雑誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の高さ調整枕をピックアップ。
東京療術学院・講師の熊坂 基さんと一緒に、以下の項目でテストしました。
テスト1:寝心地
実際にプロが寝て、首や頭への負担の有無、寝返りのしやすさなど、寝心地全般を評価しました。
テスト2:高さ調整機能
高さ調整のしやすさ、調整できる部位や段階の数、意味のある調整かどうかをプロが評価しました。
テスト3:通気性
定量の水を滴下させ、一定の負荷と熱をかけた状態で、枕表面の温度と湿度の変化を記録しました。
テスト4:耐久性
枕に負荷と振動を与えた後、一定時間放置。負荷を与える前の高さにどれだけ回復したかをチェックしました。
それでは、テスト結果の評価が高かった順に、高さ調整枕のおすすめ商品を紹介します。
高さ調整枕のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、高さを調整できる枕のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||
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西川自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕(パイプ)
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63cm(約) |
43cm(約) |
5.5〜9cm(約) |
1620g(約、実測値) |
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ニトリ高さ10ヵ所 調整できる枕(そば)
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|
40cm |
60cm |
12cm |
1.88kg(約) |
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カインズ自分好みに高さ調整が出来るまくら かため 40×60cm
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60cm |
40cm |
10cm |
1400g(約、実測値) |
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アイリスオーヤマスリープピロー 高さ調整タイプ PTU-4060T
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|
60cm(約) |
40cm(約) |
19.2cm(約、実測値) |
1230g(約) |
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トップバリュホームコーディ 簡単に作れる マイオーダーまくら 粒わた やわらかめ
|
|
60cm |
40cm |
11.0cm(約) |
750g(約) |
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ウェルヴィーナスNemHeal
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50cm |
30cm |
7~10cm(約) |
750g(約) |
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MTGNEWPEACE Pillow Release
|
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625cm(約) |
520cm(約) |
130cm(約) |
1860g(約) |
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ニトリプレミアム ホテル スタイル枕 羽毛入り (Nホテル3Dプレミアム)
|
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38cm |
58cm |
15cm(約) |
1kg(約) |
【1位】nishikawa「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕」
- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
毎朝、毎晩、感動できる枕!
高さ調整枕のおすすめランキング1位でベストバイに選ばれたのは、A+評価のnishikawa(西川)「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕(パイプ)」でした。
やはり注目すべきは寝心地の良さ。仰向けでも横向きでも頭がフィットして、正しい姿勢で眠れます。
また、寝返りした際に耳が圧迫されるのを防ぐ、くぼみがある点が識者から好評でした!
高さも全体と部分ごとで細かく変更でき、万人に最適な調整が可能。そのうえ耐久性も高いです。
これひとつあれば、誰でも長期間、自分に最適な高さの枕で抜群の寝心地を味わえます!
- おすすめポイント
-
- 仰向けでも横向きでもフィット
- 高さが細かく調整できる
- がっかりポイント
-
- 湿度はこもりやすい
- 幅
- 63cm(約)
- 奥行
- 43cm(約)
- 高さ
- 5.5〜9cm(約)
- 重量
- 1620g(約、実測値)
仰向けも横向きも寝返りも! ピタッとハマる枕
仰向けにねると首元がゆるやかなS字に。高さの調整も幅広くできます!
横向きで寝ても頭がフィットします。
寝返りをうった後の頭の安定感がよく、耳の圧迫感もありませんでした。
【寝心地】特に横向き時の頭のハマり具合が最高!
枕の寝心地で大事になってくるポイントは、仰向けでも横向きでも頭がちゃんとフィットして、首や肩等に負担がかからないかどうか。また、余裕を持って寝返りできる幅や高さがあるかどうか。そして、肌触りが良いかどうかなどです。
本製品はいずれもクリアしていて、睡眠時のストレスになりそうなポイントがありませんでした。
仰向けも横向きも頭がフィット
枕の中心がゆるやかにくぼんでおり、頭を置いたときにしっかりとフィットします。その結果、適切な寝姿勢をとれます。
頭頂部も高さアリ
頭頂部の高さも、頭が枕の中心にフィットするために重要なポイントです。
寝返りしても落ちない高さ
枕の端まで適度な高さがあるので、寝返りをうったことで頭が落ちてしまうことも少ないです。
首のカーブにフィットする形状
首の部分も硬すぎずやわらかすぎず、それでいて程よい高さがあるため、頚椎のカーブをしっかりサポートしてくれます。
寝返りしたあと耳を圧迫しない
本製品の寝心地を支える最大のポイントは、枕の両側にあるくぼみ。寝返りをうったあとに、このくぼみに耳がすっぽりとハマることで、圧迫感なく眠り続けることができます。
肌触りも上々
カバーをかけずとも、しっとりとした感触で、中材の音も気にならないのでストレスなく眠れます。
【高さ調整機能】全体2段階、部分4カ所で調整可能
本製品は、全体の高さを変えられるだけでなく、部分ごとに気になるところの高さ調整が可能です。小柄な女性などは、高さ調整シートを抜けばOK。
「基本的にはピッタリだけど、首だけちょっとスキマが……」というような人も細かく変えられて優秀です!
調整したい場所のポケットからパイプを抜く
枕本体にある4カ所のポケットからパイプを抜きとれば、部分ごとに高さ調整が可能。
シートを枕から抜くだけ
メッシュのシートを枕から抜きとれば、全体の高さを一気に変えることができます。
【耐久性】検証してもまったくヘタらなかった
枕に一定の荷重と振動を与えて検証したところ、本製品はヘタることなく高い耐久性を見せつけました。
高さが変えられるとはいえ、ヘタるにつれて再度自分に合う高さに調整するのは面倒なので、長期間の使用でもヘタらないのはうれしいポイントです。
検証の前後で高さが変わりませんでした。
【通気性】熱はこもりにくいが、湿気はこもりやすい
唯一平均的な評価となったのが通気性。平均的とは言っても、熱は一番こもりにくく、湿気は一番こもるという、得意不得意がハッキリわかれる結果となりました。
【2位】ニトリ「高さ10ヵ所 調整できる枕(そば)」
- ニトリ高さ10ヵ所 調整できる枕(そば)
- 実勢価格: ¥4,990〜
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アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,990〜
- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
ニトリもやっぱり強かった! 寝心地と高さ調整が優秀
高さ調整枕のおすすめランキング2位は、A評価のニトリ(NITORI)「高さ10ヵ所 調整できる枕(そば)」でした。
過去に何度もベストバイに選ばれたニトリの高さ調整枕ですが、今回検証したニトリ「高さ10ヵ所 調整できる枕(そば)」は、惜しくも2番手となりました。
しかし、その実力は変わらずで、全項目でスキのない高評価! 頭がしっかりフィットして寝心地はバツグンです。
高さも全体と部分ごとで10カ所調整でき、万人におすすめな枕と言えます。
- おすすめポイント
-
- 高さは全体と部分ごとで10カ所調整可能
- 後頭部が枕の真ん中にフィット
- 横向きもフィットして首がラク
- 幅
- 40cm
- 奥行
- 60cm
- 高さ
- 12cm
- 重量
- 1.88kg(約)
【寝心地】仰向けでも横向きでも頭がフィットする
本製品も枕中央に頭がしっかりフィットし、首などへの負担が少なく寝心地は◎! とはいえ、寝返りしたあとの耳の圧迫感のなさで、ベストバイが一枚上手でした。
頭の安定感など、寝心地の良さは変わらず優秀な枕です。
【3位】カインズ「自分好みに高さ調整が出来るまくら」
- カインズ自分好みに高さ調整が出来るまくら かため 40×60cm
- 実勢価格: ¥6,980〜
- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
今年のカインズは一味違う! ニトリに迫る結果です
高さ調整枕のおすすめランキング3位は、A評価のカインズ(CAINZ)「自分好みに高さ調整が出来るまくら かため 40×60cm」でした。
頭が中央にフィットし、仰向けでも横向きでも寝心地が良いカインズの枕。寝返りをした際、頬が触れる部分の生地がなめらかなのも評価できるポイントです。
全体2段階と、部位ごとに7カ所の高さ調整ができるため、大柄な男性から小柄な女性まで最適な高さで使えます。
- おすすめポイント
-
- 7カ所から中材を出し入れ可能
- 高さ調節シートは出し入れするだけ
- 頬に触れる部分の生地がなめらか
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 高さ
- 10cm
- 重量
- 1400g(約、実測値)
- 型番
- 4549509836919
【高さ調整機能】シートと中材で高さ調整が自由自在
西川やニトリの製品同様、「高さ調整シート」で全体の高さが調整できます。さらに本体は7カ所に区分けされていて、そこから中材を出し入れすることで、細かく高さを変えられます。
中のビーズの位置が偏りすぎないようにポケットが工夫されているのも◎!
【4位】アイリスオーヤマ「スリープピロー 高さ調整タイプ」
- アイリスオーヤマスリープピロー 高さ調整タイプ PTU-4060T
- 実勢価格: ¥2,931〜
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- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
高さ調整は2段階だけだがバランスのとれた枕
高さ調整枕のおすすめランキング4位は、B評価のアイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)「スリープピロー 高さ調整タイプ PTU-4060T」でした。
一見、中身がパンパンに詰まったボリューミーな枕ですが、仰向けで頭を置いてみると後頭部がしっかり収まる感覚があり、寝心地は高評価。
高さ調整機能は、中に入っている2cm厚のウレタンシートを取り出すのみ。もともと高さがそこそこあるので、小柄な女性などには有効です。
- 幅
- 60cm(約)
- 奥行
- 40cm(約)
- 高さ
- 19.2cm(約、実測値)
- 重量
- 1230g(約)
【寝心地】やわらかいのに頭が中央でフィットする
仰向けなら、頭がしっかりフィットして寝心地バッチリ。全体的に丸みを帯びているので、首のカーブもしっかりサポートしてくれます。
なお、横向きだと耳の圧迫感があり、頭の安定感も今ひとつに。
ふんわりしているようで、中心にしっかり頭が収まります。
【同率5位】トップバリュ「ホームコーディ 簡単に作れる マイオーダーまくら」
- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
寝心地もその他の機能もオール平均点
高さ調整枕のおすすめランキング5位は、B評価のトップバリュ「ホームコーディ 簡単に作れる マイオーダーまくら 粒わた やわらかめ」でした。
仰向けで頭を乗せた際の、後頭部のフィット感は良好です。
いっぽう、首のあたりが硬く、コリの原因となったりサイドの膨らみによって寝返りがしにくかったりと、気になる点も。
高さはニトリより細かく11カ所で調整できますが、あまり高さの変化が実感できない調整パーツもありました。
- 幅
- 60cm
- 奥行
- 40cm
- 高さ
- 11.0cm(約)
- 重量
- 750g(約)
【寝心地】首の硬さとサイドの膨らみが気になる
首の部分に硬さがあるため、しっかり高さを合わせないとコリの原因に。
また、中央のフィット感を高めるためか、両サイドが膨らんだ形状で、寝返りをうったあと、やや寝にくいです。枕の中心にある、くぼみはいいです。
枕の首のあたりの硬さが少し気になりました。
【同率5位】ウェルヴィーナス「NemHeal」
- ウェルヴィーナスNemHeal
- 実勢価格: ¥4,980〜
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- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
厳しい耐久性の試験で一切ヘタらなかった枕
高さ調整枕のおすすめランキング5位は、B評価のウェルヴィーナス「NemHeal」でした。
「高さ調整シート」で2段階高さが変えられ、前後を入れ替えることでさらに2段階高さを変えられる枕。
ただし、低い方から頭を乗せて使う場合、「アゴが引けて、首の下にスペースもできやすいのであまり良くない(熊坂さん)」とのこと。
耐久性はバツグンの結果になりました。
- 幅
- 50cm
- 奥行
- 30cm
- 高さ
- 7~10cm(約)
- 重量
- 750g(約)
- 型番
- 6401
【耐久性】負荷をかけても元の高さに復元
一定時間、荷重と振動によって負荷をかけましたが、さらに一定時間後には、ほぼ完璧に元の高さに戻りました。
長時間使っても高さが変わりにくいです。
西川の製品と本製品のみ、耐久性は満点評価でした。
【7位】MTG「NEWPEACE Pillow Release」
- MTGNEWPEACE Pillow Release
- 実勢価格: ¥14,850〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥14,850〜
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- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
独特の形状による寝心地は高評価!
高さ調整枕のおすすめランキング7位は、B評価のMTG「NEWPEACE Pillow Release」でした。
首と背中のスキマを埋める「3Dダブルアーチ」は、人を選ぶがサポート感はあると、まずまずの評価。
寝心地の面でより評価されたのは、寝返りの際に耳を圧迫しないくぼみがある点。
高さはパッドで3段階の調整が可能ですが、デフォルト以上で使うとやや高めという評価でした。
- 幅
- 625cm(約)
- 奥行
- 520cm(約)
- 高さ
- 130cm(約)
- 重量
- 1860g(約)
- 型番
- AM-FB-00A
【寝心地】横向きの際、耳の圧迫感がない
ベストバイと同様に、枕の両側にくぼみがあり、寝返りをしても耳を圧迫しないところが好評でした。
高さがあるため、横向きで寝た際に無理な姿勢になりにくいところもポイントです。
スタンダードな状態でも高さがあるので体格の良い人に合う。
【8位】ニトリ「プレミアム ホテル スタイル枕 羽毛入り」
- ニトリプレミアム ホテル スタイル枕 羽毛入り (Nホテル3Dプレミアム)
- 実勢価格: ¥4,990〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,990〜
- 寝心地
- 高さ調整機能
- 通気性
- 耐久性
高さ調整は3段階! ヘタリやすさがネック
高さ調整枕のおすすめランキング8位は、C評価のニトリ「プレミアム ホテル スタイル枕 羽毛入り (Nホテル3Dプレミアム)」でした。
ニトリの枕の代表的なシリーズ「ホテルスタイル枕」が高さ調整可能に!
寝心地は、やわらかいのに頭や首が沈みすぎることもなく、負担が少なめ。特有のふんわり感が好きな人にはおすすめです。
中に2枚入っている高さ調整シートは2枚とも抜くと低すぎるので、調整幅は少なめです。
- 幅
- 38cm
- 奥行
- 58cm
- 高さ
- 15cm(約)
- 重量
- 1kg(約)
【耐久性】ふんわりがウリなゆえ、ヘタりやすい
耐久性テストで最下位となった理由は、特有のふわふわ感。これが好きな人は、耐久性度外視で買う価値あり。
自分に最適な高さで寝るという観点では、短期での使用がおすすめです。
高さ調整シートは2枚ありますが抜くなら1枚までが◎。
枕のお手入れや交換の目安は?
骨格や体型の変化次第で買い替えを
頭の大きさや肩の筋肉など、男女でもフィット感は大きく異なります。
身体の成長はもちろん、痩せたり太ったりすると枕が合わなくなることも。現在の体型を目安に自分に合った枕を選ぶことが重要です。
肩まわりの筋肉が発達している人や猫背の人は少し高めの枕を選ぶといいでしょう。
交換は2年以内、お手入れは月に1回
長期間同じ枕を使用していると、だんだんとへたりはじめ、フィット感や高さなどが合わないようになります。
天日干しにするなどして、1カ月に1回はお手入れするようにしましょう。
衛生面からしても、値段の高い安いに関わらず1年半~2年での交換がおすすめ。寿命だと思いましょう。
高さ調整枕のおすすめ まとめ
以上、高さ調整枕のおすすめランキングでした。
雑誌『MONOQLO』で過去に何度も扱っている高さ調整枕ですが、今回は改めて最新モデルの8製品を4つの項目で比較テストしました。
その結果、例年トップのニトリをおさえて今回ベストバイに輝いたのは、nishikawa「自分で高さ調整できる! 西川おすすめの快適フィット®枕(パイプ)」でした!
西川の枕は仰向けでも横向きでも頭にフィットし、正しい姿勢で眠れます。寝返りをうっても頭が落ちず、耳への圧迫感もありません。
全体と部分ごとに細かく高さ調整ができるのも高評価でした。
本製品なら毎日、その寝心地の良さに感動できるはず。ぜひ、試してみてくださいね。
枕の売れ筋ランキングもチェック!
枕のAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
仰向けでも横向きでも立ったときと同じ姿勢になることが重要です。