事前の備えから復旧まで災害対策は長丁場
防災グッズにはさまざまな種類が存在しますが、それぞれのシーンに適したものを備えておき、使用する必要があります。
災害の発生前から日常に戻るまでは、以下の4つのフェーズとおさえておきたいポイントがあります。
日常
災害が起こる前の「日常」から、防災グッズで対策を行っておくことが重要。とくに注意したいのは「大型家具や家電の転倒」と「窓ガラスの飛散」。この2点は災害発生時に大ケガをするリスクが高いので、必ず備えておきたいポイントです。
災害発生〜災害直後
災害が発生した後で安全な状態を確保できたら、火災や水害などから家財道具を守る作業を行いましょう。とくに被害が大きくなりやすいのが「火」と「水」なので、この2つを対策するのがオススメ。余震などに注意することも忘れてはいけません。
避難
避難時に着用して安全確保したり、避難所生活を快適に過ごすためのアイテムが重要。防災グッズ入りの防災リュックなどがここで活躍します。
復旧
復旧作業は重労働なので、効率よく作業できるのがポイント。ケガ対策や衛生管理も重要です。
そこで、これまでさまざまな防災グッズを比較してきた雑誌『MONOQLO』が、テストで高評価だったおすすめの製品をシチュエーション別に紹介します。
今回は「日常」にフォーカス。家と家具を守るためにやるべきこととと、おすすめのベストバイアイテム5製品です。
カインズ「家具転倒防止パッド」
カインズ
家具転倒防止パッド
実勢価格:580円
サイズ:W910×D46×H9mm
材質:エラストマー樹脂
内容量:1本
カインズ「家具転倒防止パッド」は、家具の重心が後ろになるように傾斜を付けるためのパッドです。低価格なので気軽に家中の家具に使えまておすすめ。突っ張り棒とセットで使うとさらに効果的。命に関わる大型家具の転倒防止は必須です。
家具の重心を後ろにする
家具の下に敷いて重心を後ろにすることで、転倒しにくくします。テストでは震度7を想定した揺れにも耐えていました。
3M「落下抑制テープ 書棚用 GN-180」
3M
落下抑制テープ
書棚用 GN-180
実勢価格:854円
サイズ:25mm×1.8m
3M「落下抑制テープ 書棚用 GN-180」は、本や書類が棚から落ちるのを防ぐためのアイテム。テストで震度7を想定した揺れを起こしても、本が飛び出しませんでした。床に落ちた本に足を取られてケガをするリスクを減らせておすすめです。
落ちやすい書類や本をガードする
棚板のキワに「落下抑制テープ」を貼っておけば、滑り止めになります。
ベスト「マットマン7+ 超強力耐震マット」
ベスト
マットマン7+ 超強力耐震マット(4枚入り)
実勢価格:1284円
サイズ:W50×D50×H5mm
テレビやレンジが飛ぶような大地震の可能性も考慮して、ベスト「マットマン7+ 超強力耐震マット」で固定するのもおすすめ。
大型の家電製品に貼るだけで固定できます。検証では震度7を想定した揺れのテストにも耐えました。
ムラコシ精工「耐震パーフェクトロック」
ムラコシ精工
耐震パーフェクトロック
実勢価格:1459円
サイズ:W47×D55×H13mm
ムラコシ精工「耐震パーフェクトロック」は、戸棚の上部と扉に設置します。揺れたときに自動でロックがかかって、中身が飛び出さないようにする耐震ラッチ。割れた食器でケガをするリスクを減らせておすすめです。
開き扉の自動ロックで中身が飛び出さない
震度7を想定した揺れのテスト。棚に食器が当たっても扉は開かず、食器は飛び出しませんでした。
平安伸銅工業「突ぱり 耐震ポール ミニ」
平安伸銅工業
突ぱり 耐震ポール ミニ(2本入り)
実勢価格:1508円
背の高い家具は地震の揺れで転倒しやすいため、突っ張り耐震ポールを設置するのがおすすめ。平安伸銅工業「突ぱり 耐震ポール ミニ」は震度7を想定した揺れのテストでもズレませんでした。
以上、災害への備え「日常」編。転倒防止グッズをはじめ、「家と家具を守る」おすすめアイテム5選の紹介でした。
災害によるケガや被害などのリスクを減らすために、ぜひ試してみてください。
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