本当に必要なものは? 女性のための防災グッズ選び
近年は日本列島が大雨や台風に見舞われることも多く、災害が複合的に起こることもしばしば。また大規模災害ではなくても、大雨で停電が起きたり、地震で断水したりと身近で起きる小さな災害を経験した人も多いはずです。
備えは防災リュックという人が多数
LDK公式Twitterでのアンケートによると、災害&避難用のグッズを備えている人は約53%。その内容としては、8割弱の人が防災リュックという結果でした。
必要なものがまとまっている防災リュックはあると安心ですが、災害時に本当に必要となるものまで入っているとはかぎりません。また、コロナ禍での避難生活では、感染対策に高い意識をもって備えることも必要になっています。
日頃から備えたい身近なプチ災害
大災害だけでなく、断水や停電といったプチ災害でライフラインが止まってしまうことも。対策グッズを用意しておけば暮らしを守ることができます。
備え1:停電
突然の停電で家中が真っ暗! そんなときに視野を確保できるLEDライトがあると安心です。また空調が停止したときに活躍する、暑さ・寒さ対策グッズも必須です。
備え2:断水
生活用水がストップすると最も困るのはトイレ。簡易トイレのほか、水を使わなくても使えるケア用品も用意しておきたいアイテムです。
備え3:ガス停止
心細い災害時には、暖かい食事があると心も体も癒やしてくれます。簡単に作れて味もおいしい非常食も重要です。
備え4:地震
冷蔵庫などの大きな家電や家具の転倒防止グッズに加えて、二次災害を想定した火災対策グッズも要チェックです。
備え5:避難
避難所で過ごすことを考えると、市販の防災リュックだけでは不十分。必要に応じてカスタマイズすることが必須です。
くるまるだけで暖かい「防寒シート」3製品を比較
私たちの身近に起きる災害を想定し、いま備えるべき女性のための防災グッズを集め、防災のプロである災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんと一緒にテストしました。
今回は、寒いときにくるまるだけで体温キープできる「防寒シート」。エマージェンシーシートやサバイバルシートやレスキューシートとも呼ばれ、防水性や防風性にも優れ、緊急時のブランケットとして役立つものです。
「音」「暖かさ」「使いやすさ」の3点を比べ、保温性と使い勝手のよさをチェックしました。
それでは結果をご覧ください!
保温性と使い勝手を両立 SOL「ヒートシート エマージェンシー ブランケット1人用」
SOL
ヒートシート
エマージェンシー
ブランケット1人用
実勢価格:649円
▼評価
音 :◎
暖かさ :◎
使いやすさ:◎+
A+評価だったのはSOL「ヒートシート エマージェンシー ブランケット1人用」。防寒シートの中でも柔らかく防水で、カサカサ音も小さいのがポイント。142×213cmと大きいので、体をすっぽり包めます。
カサカサ音が静か。寒い室内で暖をとれる優れものです! 目立つオレンジ色なので、万が一の災害時に救助してくれる人に居場所を知らせることができます。
実際にサーモグラフィで表面温度を測ってみると、しっかり暖かいです。
防水ではないけど高性能! ラッキーシップ「エマージェンシー ブランケット」
ラッキーシップ
エマージェンシー
ブランケット
実勢価格:546円
▼評価
音 :◎
暖かさ :◎
使いやすさ:○
ラッキーシップ「エマージェンシー ブランケット」は、A評価。130×210㎝とサイズはやや小さめですが、保温力が高くて高性能! 防水ではないので室内向けです。
体の表面温度がしっかりキープできています。
C評価: 敷いて使うこともできる サンウェイ「アルミ4層 ブランケット」
サンウェイ
アルミ4層
ブランケット
実勢価格:1320円
▼評価
音 :◎
暖かさ :○
使いやすさ:○
サンウェイ「アルミ4層 ブランケット」は、C評価でした。保温力はほかより劣りますが、しっかりした素材なので、床に敷くなどして長く使えるアイテムです。
暖かさは他より低めですが、十分に暖かいです。
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以上、女性にも使いやすい防災グッズから「エマージェンシーシート」の紹介でした。
1枚あれば万が一の冬場の停電時も安心。夜や避難先などではカサカサ音は意外と気になるので、選ぶ際の参考にしてくださいね。
日常で使っているものでも、災害時にも役立つものがたくさんあります。