備えて守る「水害対策グッズ」徹底検証!
ゲリラ豪雨、台風など、全国各地で豪雨災害のニュースを目にするようになった昨今。気象庁のデータによれば、ここ40年で大雨の発生回数はジワジワと増加しています。
水害は地域ごとに違いはありますが、いつ起こるかわからないうえ、以前は水害がなかったようなエリアでも大きな被害が出ることもあります。
そこでテストするモノ批評誌『MONOQLO』では、防災の専門家とともに日頃から備えておきべきグッズを厳選。被害状況によって様々ですが、今回は「浸水後の復旧作業」に備えておきたいおすすめアイテムを紹介します。
実際の使用感や備えやすさ、そしてコロナ禍という状況も加味して評価しましたので、日頃の備えの参考にしてはいかがでしょうか。
浸水後の復旧作業に備えたい「水切りワイパー」をテスト
水害時の復旧作業時は、汚水などが浸透した場所には雑菌やカビが潜んでいます。増殖を防いで素早く作業を行うために、日常生活でも活躍できるアイテムを用意しておきたいです。
ということで、家の中に侵入した泥水をしっかりかき出せる「水切りワイパー」探して、4製品をテストしました。なお、検証には東京都の便利屋さん エイトピース代表の塩月孝仁さんと災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんにご協力いただきました。
楽な姿勢で作業できるCleanhome「スクイジー 水切りワイパー」
Cleanhome
スクイジー
水切りワイパー
実勢価格:1380円
サイズ:約96.5cm、ヘッド幅約34cm
▼テスト結果
日常使い :◎
土砂掃除 :◯
水切り性能:◯
S評価だったのが、Cleanhome「スクイジー 水切りワイパー」。復旧作業時では立ち作業が多いため、柄が1m程度あって、楽な姿勢のまま作業しやすいものが◎。Cleanhomeは使いやすかったです。
柄が長いから立ち作業がラク
余計な力を入れることなく、スムーズに掃除が可能。
ワイパー部も一番使いやすかった
車や窓ガラス、風呂といった普段の掃除でも活躍します。
柄が短めで惜しい オーエ「柄付き水切りワイパー」
オーエ
柄付き水切りワイパー
実勢価格:1017円
サイズ:約76cm、ヘッド幅約28cm
▼テスト結果
日常使い :◯
土砂掃除 :△
水切り性能:◎
B評価だったのは、オーエ「柄付き水切りワイパー」。普段の掃除では問題ないですが、約76cmという柄の短さは長時間作業には不向きかも。
頑丈で長さもある KMAKII「スクイジー 水切りワイパー」
KMAKII
スクイジー
水切りワイパー
実勢価格:1499円
サイズ:約110cm、ヘッド幅約36cm
▼テスト結果
日常使い :△
土砂掃除 :◯
水切り性能:◎
同じくB評価になったのはKMAKII「スクイジー 水切りワイパー」。比較的頑丈で、長さもある柄が高評価。しかし、ヘッド部分がゴムで、少し力が必要です。
C評価: 立ち作業に向かないフェリモア「スクイジー 水切りワイパー」
フェリモア
スクイジー
水切りワイパー
実勢価格:1380円
サイズ:約89cm、ヘッド幅約42cm
▼テスト結果
日常使い :△
土砂掃除 :△
水切り性能:◯
C評価だったのは、フェリモア「スクイジー 水切りワイパー」。立ち作業には向かない柄の短さ。普段の掃除にも使いやすいとはいえません。
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以上、浸水後の復旧作業に備えておきたい水切りワイパー4選でした。
復旧作業はとにかくスピードが大事です。まだ備えていないという方は、ぜひチェックしてみてください。とはいえ、災害時に何より大切なのは早めの避難。命を守ることを最優先に行動しましょう。
災害時に備えるなら柄の長さもチェック!