災害時でも美味しいものをしっかり食べたい!
かつて、非常食といえば乾パンというイメージでした。でも今は加工技術が発達し、長期保存が可能でありながら、味も良い非常食が増えてきています。
そこで雑誌『MONOQLO』では、水やガスがなくても即食べられる非常食・製品を「味」「ボリューム」の2項目で料理家とともにテスト。プロの料理家にチェックしてもらいました。
ご飯もの非常食16製品を食のプロが徹底比較
今回検証したのは、ホリカフーズやIZAMESHIシリーズなどレトルトパウチや缶詰のご飯もの非常食16製品です。
丼ものや炊き込みご飯など、1品で満足できるのが嬉しいですよね。いざというときはもちろん、キャンプなどのアウトドアでも活躍しそうですよ。
それでは、ランキング結果の発表です!
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食01YELLOWビーフカレー」
ホリカフーズ
特務機関NERV指定 防災糧食01YELLOW
ビーフカレー
実勢価格:1540円
内容量:380g
賞味期限:製造日より3年6カ月
▼テスト結果
味:◎
ボリューム:◎
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食」シリーズは、2003年から販売している災害食『レスキューフーズ』シリーズとアニメーション『エヴァンゲリオン』シリーズとコラボレーションした災害食です。火がなくても付属の発熱剤で温めて食べられるのがポイント。
自衛隊など実際の災害現場でも使われています。
「特務機関NERV指定防災糧食01YELLOWビーフカレー」はスパイスとビーフのうま味がきいたカレーで、具材がゴロッと入っていました。
ガッツリ1食ぶんの温かいカレーが食べられるのが嬉しかったです!
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食02 RED牛丼」
ホリカフーズ
特務機関NERV指定 防災糧食02
RED牛丼
実勢価格:1540円
▼テスト結果
味:◎
ボリューム:◎
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食02 RED牛丼」は、ホロっとした牛肉が美味。また、少し甘めのだしがきいていて、食が進みました。
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食05 BLUE和風ハンバーグ」
ホリカフーズ
特務機関NERV指定防災糧食05
BLUE和風ハンバーグ
実勢価格:1540円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:◎
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食05 BLUE和風ハンバーグ」は、和風あんかけ味のミニハンバーグが2つ入っていて、ボリューム満点でした。
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食03 BROWNビーフシチュー」
ホリカフーズ
特務機関NERV指定防災糧食03
BROWNビーフシチュー
実勢価格:1540円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:◎
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食03 BROWNビーフシチュー」は、温かいビーシチューが手軽に食べられます。しかも、具材がゴロゴロ入っていました。
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食04 GREEN中華丼」
ホリカフーズ
特務機関NERV指定 防災糧食04
GREEN中華丼
実勢価格:1540円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:◎
ホリカフーズ「特務機関NERV指定防災糧食04 GREEN中華丼」は、白菜、にんじん、豚肉など具材がたくさん入っていました。中華風の味はちょっと薄めです。
過去の同様の非常食テストでは登場していなかったホリカフーズの「特務機関NERV指定防災糧食」シリーズがどれも高評価という結果でした!
SANYO「とりめし(375g)」
SANYO
とりめし(375g)
実勢価格:456円
※Amazonは185gの2缶セット、楽天は本製品が入った4種8缶セットです。
▼テスト結果
味:◎
ボリューム:○
SANYO「とりめし(375g)」は、温めなしだとご飯が硬かったです。でも鶏だしがきいていて、味はバツグンでした!
杉田エース「IZAMESHI DON 和風出汁のカレー丼」
杉田エース
IZAMESHI DON
和風出汁のカレー丼
実勢価格:1045円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
杉田エース「IZAMESHI DON 和風出汁のカレー丼」は、おそば屋のカレーのような、だしがきいた和風味でした。誰でも食べやすい印象です。
杉田エース「IZAMESHI DON 素材を活かした 鶏ごぼう丼」
杉田エース
IZAMESHI DON
素材を活かした 鶏ごぼう丼
実勢価格:1045円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
杉田エース「IZAMESHI DON 素材を活かした 鶏ごぼう丼」は、炊き込みご飯のような、ほんのりとした鶏やごぼうの味が美味しかったです。
杉田エース「IZAMESHI 梅しらす雑炊」
杉田エース
IZAMESHI
梅しらす雑炊
実勢価格:411円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
杉田エース「IZAMESHI 梅しらす雑炊」は、淡白な味付けの中に、ほんのり梅の酸味としらすの風味を感じました。
杉田エース「IZAMESHI DON 出汁のきいた牛丼」
杉田エース
IZAMESHI DON
出汁のきいた牛丼
実勢価格:1045円
※Amazonは20個セットです
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
杉田エース「IZAMESHI DON 出汁のきいた牛丼」は、生姜が強く、ベースの味に少々違和感がありましたが、満足感のある一杯でした。
杉田フーズ「IZAMESHI Deli 大豆たっぷり カレーリゾット」
杉田フーズ
IZAMESHI Deli 大豆たっぷり カレーリゾット
実勢価格:540円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
お米が少なくてちょっと物足りなさはありましたが、味は本格的なスパイス風味でよかったです。
宝食品「HOZONHOZON BOSAI SERIES 和風鯛ごはん」
宝食品
HOZONHOZON BOSAI SERIES
和風鯛ごはん
実勢価格:486円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
「鯛ごはん」という名前ですが、雑炊みたいでした。鯛感は薄かったものの、魚の風味は感じました。
杉田エース「IZAMESHI CAN 小豆が入った 雑穀玄米ごはん」
杉田エース
IZAMESHI CAN 小豆が入った 雑穀玄米ごはん
実勢価格:410円
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
杉田エース「IZAMESHI CAN 小豆が入った 雑穀玄米ごはん」は見た目に反して、ぎっちり中身が詰まっていてボリュームあり。食感は柔らかめでした。
吉野家「缶飯豚丼 非常用保存食」
吉野家
缶飯豚丼
非常用保存食
実勢価格:810円
※Amazonは「牛丼」との2種6缶セットになります
▼テスト結果
味:○
ボリューム:○
吉野家「缶飯豚丼 非常用保存食」は玄米の食感と香りの主張が強めでした。肉はしっかり乗っていて、食べた感がありました。
C評価: 杉田エース「IZAMESHIふわふわ玉子粥」
杉田エース
IZAMESHI
ふわふわ玉子粥
実勢価格:302円
※Amazonは1箱18食入りセットになります
▼テスト結果
味:△
ボリューム:○
杉田エース「IZAMESHIふわふわ玉子粥」は原材料に食塩、昆布だしと記載されていたものの、かなり薄味で味を感じにくかったです。ボリュームはありました。
C評価: 吉野家「缶飯焼塩さば丼 非常用保存食」
吉野家
缶飯焼塩さば丼
非常用保存食
実勢価格:702円
※Amazonは本製品が含まれた6種6缶セットになります
▼テスト結果
味:△
ボリューム:○
吉野家「缶飯焼塩さば丼 非常用保存食」は味付けが薄く、鯖のえぐみを少々感じました。ボリュームの点は○。
「ホリカフーズ×エヴァ」アソートセットも
以上、ご飯もの非常食16品の比較結果でした。上位をホリカフーズと『エヴァンゲリオン』のコラボ製品「特務機関NERV指定防災糧食」が独占するという結果に。クオリティが高いので、『エヴァンゲリオン』ファンでなくてもおすすめですよ。
なお、Amazonでは全5製品が入ったセットもあります。
特務機関NERV指定防災備蓄品
レスキューフーズアソートセット
実勢価格:1万5710円
美味しくてボリュームのある非常食を備えておけば、いざというときに安心です。参考にしてはいかがでしょうか。
▼防災グッズを総点検!