ゲーミング座椅子とは?
ゲームに没頭するにはイスが重要。しかし「イスよりも床に座ったほうが落ち着いてゲームができる」という人の強い味方となるのがゲーミング座椅子です。
ゲーミング座椅子はゲーミングチェアと同様に、腰から頭までフィットする形状で、背筋を伸ばした正しい姿勢の維持をサポートしてくれます。そのうえ、脚がないぶんリーズナブルです。
しかし、いざ購入しようと思っても、さまざまなメーカーやブランドから多くの商品が発売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』ではゲームでの使用を推奨しているソファ&座椅子を比較。座り心地がよく、体への負担が少ないおすすめを探しました。
ゲーミング座椅子の選び方は?
おすすめ商品を紹介する前に、まずはゲーミング座椅子の選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:座り心地
体の負担を軽減させるためにも座り心地は重視したいところ。快適に座るためには、自分に合ったサイズの座椅子を選ぶことが大切です。
特に背もたれや座面の広さは座り心地に直結します。しっかり体を支えられるよう、背もたれは十分な高さがあるかチェックしましょう。座高と同じ高さがあれば、頭〜背中までサポートできます。
足を組んで座ることが多い人は、座面の広い座椅子を選ぶとラクに座れます。
また、デスクとセットで使用するなら足元が窮屈にならないよう、座面高もチェックしましょう。
ヘッドレストやアームレスト、ランバーサポートなどが付属しているモデルなら、頭部や肩、腰にかかる負担を軽減できます。長時間ゲームをプレイしたい人は、こういったモデルも検討してみてください。
選び方2:素材
ゲーミング座椅子に使用されている素材は、ファブリックやPUレザーなどがあります。
ファブリック
ファブリック素材は肌触りが良く通気性に優れているのが特徴。ただし、汚れが取れにくいというデメリットもあります。
蒸れにくいので、ゲームプレイを長時間楽しみたい人におすすめ。また、部屋のインテリアにこだわりたい人にも向いています。
レザー
レザーは汚れが付着しにくく、耐久性が高いという特徴があります。高級感のあるデザインのものも多く、経年劣化による変化を楽しめるのも魅力。
ただ通気性が低いため、ムレやすいのが難点。使用頻度が高くないという人におすすめです。
選び方3:機能
ゲーミング座椅子には、快適に過ごせるようにさまざまな機能が搭載されています。
少し休憩したいというときにあると便利なのがリクライニング機能。
多くのモデルで採用されている機能ですが、製品によって調節可能な角度は異なります。仮眠もしたいという人は、180度まで背もたれが倒れる設計のモデルを選ぶとよいでしょう。
ラクに立ち上がりたい人は座面が360度回転するモデルをチェックしてみてください。本体を左右に回転させるだけでスムーズに立ち上がれます。
ほかにも、足置きとなるオットマン付きのものや、移動がしやすいキャスター付きのモデルなどがあります。
ゲーミング座椅子の人気商品を比較
今回は雑誌『MONOQLO』が、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気のゲーミング座椅子をピックアップ。
for.R 整体院代表の木幡洋一さんと一緒に、「座り心地」「体への負担」「立ち上がりやすさ」「使い勝手」の4項目でテストしました。
テスト方法
「座り心地」「体への負担」 「立ち上がりやすさ」は実際に使用してプロが評価。「使い勝手」についてはサイズ、リクライニングやポケットなどをプロと編集部が評価しました。
それでは、評価が高かった順に、おすすめのゲーミング座椅子を紹介します。
ゲーミング座椅子のおすすめは?
プロと一緒に実際に使ってみた、ゲーミング座椅子のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | |||||||||||
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タンスのゲンスーパーハイバックゲーミング座椅子 18段階リクライニング
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50cm |
74cm(フラット時144cm) |
89cm |
10kg(約) |
18段階 |
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ニトリゲーミング座椅子 テーブルカバー付
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49cm |
78cm |
71cm |
8.4kg(約) |
14段階 |
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ビビラボ運べるスマホソファー LFS-800-GY
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71cm |
81cm |
81cm |
5.8kg(約) |
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TEMUハンドウォッシャブル エルゴノミック インフレータブル ソファラウンジャー
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|
110cm |
110cm |
85cm |
880g(約、実測値) |
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イケアブレンボール 膨らまし式 ゲーミングラウンジチェア
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30cm |
57cm |
18cm |
2.03kg(約) |
【1位】タンスのゲン「スーパーハイバックゲーミング座椅子 18段階リクライニング」
- タンスのゲンスーパーハイバックゲーミング座椅子 18段階リクライニング
- 実勢価格: ¥9,999〜
- 座り心地
- 体への負担
- 立ち上がりやすさ
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 高さのある背もたれで首の負担を軽減
- お尻にフィットして安定感ある座り心地
- 長時間のゲームでも快適
- 幅
- 50cm
- 奥行
- 74cm(フラット時144cm)
- 高さ
- 89cm
- 重量
- 10kg(約)
- リクライニング
- 18段階
- 型番
- 64054
頭をしっかりサポートする背もたれ! 高身長の人でも不満なく使える
本製品は背もたれが高いタイプ。背もたれの高さは79cmあり、付属のサポートクッションと併用することで、高身長の人でもしっかりと頭を支えることができます。
肉厚のウレタン座面が最高! 長時間のゲームでも快適
座面の厚さは約13cm。しっかりとした厚みがあり、底つき感がない座り心地です。
また、体が密着するシート部分は蒸れ防止のためにメッシュ生地が使われています。
【2位】ニトリ「ゲーミング座椅子 テーブルカバー付」
- ニトリゲーミング座椅子 テーブルカバー付
- 実勢価格: ¥11,490〜
- 座り心地
- 体への負担
- 立ち上がりやすさ
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- テーブルはオットマンにも枕にもなる!
- フルフラットにもできる
- がっかりポイント
-
- クッション性が弱い
- 幅
- 49cm
- 奥行
- 78cm
- 高さ
- 71cm
- 重量
- 8.4kg(約)
- リクライニング
- 14段階
角度調整ができるテーブルであらゆる姿勢がとれる!
テーブル部分を枕にしたり、足を乗せたりと、さまざまな使い方ができます!
【3位】ビビラボ「運べるスマホソファー LFS-800-GY」
- ビビラボ運べるスマホソファー LFS-800-GY
- 実勢価格: ¥18,990〜
- 座り心地
- 体への負担
- 立ち上がりやすさ
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 体がすっぽりおさまる感覚が心地いい
- 大小4つのポケット付き
- がっかりポイント
-
- リクライニング機能はない
- 幅
- 71cm
- 奥行
- 81cm
- 高さ
- 81cm
- 重量
- 5.8kg(約)
- 型番
- LFS-800-GY
ゲーム機が余裕で入る両サイドの大ポケット!
リモコンやゲーム機のほか、雑誌も入る大小4つのポケットを装備しています!
【4位】TEMU「ハンドウォッシャブル エルゴノミック インフレータブル ソファラウンジャー」
- TEMUハンドウォッシャブル エルゴノミック インフレータブル ソファラウンジャー
- 検証時価格: ¥1,709〜
- 座り心地
- 体への負担
- 立ち上がりやすさ
- 使い勝手
- 幅
- 110cm
- 奥行
- 110cm
- 高さ
- 85cm
- 重量
- 880g(約、実測値)
【イマイチな理由】腰痛の原因「仙骨座り」になる
4位以下の製品はラクな姿勢はとれますが、長時間の使用には不向きという点が共通。
背もたれが低いため、腰を丸めた「仙骨座り」になりやすく、腰痛の原因になります。
【5位】イケア「ブレンボール 膨らまし式 ゲーミングラウンジチェア」
- イケアブレンボール 膨らまし式 ゲーミングラウンジチェア
- 検証時価格: ¥7,990〜
- 座り心地
- 体への負担
- 立ち上がりやすさ
- 使い勝手
- 幅
- 30cm
- 奥行
- 57cm
- 高さ
- 18cm
- 重量
- 2.03kg(約)
ヒータ内蔵座椅子のおすすめは?
サンコー「ヒーター内蔵 あったか回転座椅子」
- サンコーヒーター内蔵 あったか回転座椅子
- 実勢価格: ¥8,630〜
- 座り心地
- 体への負担
- 立ち上がりやすさ
- 使い勝手
- 幅
- 68cm
- 奥行
- 49cm
- 高さ
- 70cm
- 重量
- 9kg(約)
- リクライニング
- 5段階
- 型番
- ZCHA24HJU
リクライニング付きでおすすめ!
ゲーミング座椅子のおすすめ まとめ
以上、ゲーミング座椅子のおすすめランキングでした。
今回ベストバイに輝いたのは、タンスのゲン「スーパーハイバックゲーミング座椅子 18段階リクライニング」でした。
背もたれが高いことで高身長の人にも対応する万能性と、クッション材にウレタンフォームを使用した座り心地が優秀で、誰が買っても満足できるゲーミング座椅子といえます。
特に、スイカほどの重さがある頭部や背骨の負担を減らすためにも、背もたれの作りは大事なポイントです。そのうえ、1万円を切る価格も嬉しいところ。
2位のニトリ「ゲーミング座椅子 テーブルカバー付」と3位のビビラボ「運べるスマホソファー LFS-800-GY」は、座り心地は満点評価でした。
しかし、ニトリ「ゲーミング座椅子 テーブルカバー付」はクッション性が弱く、ビビラボ「運べるスマホソファー LFS-800-GY」はリクライニング機能がないなど、ベストバイの製品に一歩及ばない点が見受けられました。
それでも、この2つの製品にはポケットやテーブルなど、タンスのゲンにはない機能があるため、これらの有無で購入を検討してもよいでしょう。
C評価となってしまった2製品は、「体への負担」の項目にバツがついてしまいました。どちらも空気で膨らませるタイプですが、それ自体は悪いことではなく、背中や頭など体をサポートする箇所が少ないことが原因です。
検証に協力してくださったfor.R整体院の木幡洋一さん曰く、ラクな姿勢を取ることはできますが、日常的に使うにはリスクがあるそう。
背もたれが低いため、リラックスしようとすると、どうしても腰を丸めて座りがちで、骨盤周りに負荷がかかってしまいます。これがのちのち、腰痛など体を痛めることになってしまいます。
コンパクトで室内でも邪魔になりにくいですが、日常的に座るものとしてはおすすめできませんでした。
ぜひ、本ランキングを製品選びの参考にしてみてください。
ゲーミング座椅子のおすすめ
タンスのゲン
スーパーハイバックゲーミング座椅子
18段階リクライニング
ゲーミングチェアの売れ筋ランキングもチェック!
ゲーミングチェアのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
座面も広くて快適。“ずっと座っていたい”と思わせてくれる完成度です!