あったか敷きパッドとは?
寝具を秋冬仕様に入れ替える時期がやってきましたが、昨年使っていた冬用寝具で本当に満足していますか?
電気代が高騰しっぱなしの昨今、なるべく暖房に頼らずあたたかく眠るために、あったか寝具の導入をおすすめします。
毛布や枕パッドなどのさまざまな製品が登場していますが、布団に入ったときの冷たさが気になるなら、毛布のように保温性のあって触り心地のいい「冬用敷きパッド」がおすすめです。
快眠ナビゲーターの結城さんによると、
また、あったか寝具の力を最大限に発揮させるには日々のお手入れが大事だそうです。
敷きパッドのお手入れ方法は?
敷きパッドは毎日干すのが理想ですが、難しい場合は毎朝布団を上げて空気を通すだけでもOK。
1〜2週間に一度は洗濯を心がけましょう。
ベッドパッドと敷きパッドの違いは?
ベッドパッドはマットレスに直接つけ、マットレスとシーツの間に敷きます。マットレスや敷き布団から汚れや汗を守るのが主な役割です。
一方、敷きパッドは布団シーツやベッドシーツの上に重ねて使い、直接肌に触れるもので、温度調整の役割があります。
夏用敷きパッド、冬用敷きパッドのほか、オールシーズン使える商品があります。
寒い夜も快眠できる敷きパッドを探してテスト
しかし、いざ購入しようと思っても、さまざまなメーカーから多くの商品が発売されていて、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこで、雑誌『MONOQLO』では冬用敷きパッドの人気製品を比較し、おすすめを探しました。
冬用敷きパッドの選び方は?
冬用敷きパッドには、水分を吸収して発熱する吸湿発熱素材のものや、遠赤外線性の素材を使ったもの、ファータッチやマイクロファイバー素材のものなどさまざなタイプが出ています。
おすすめ商品を紹介する前に、まずは冬用敷きパッドの選び方のポイントをお伝えします。
選び方1:素材
敷パッドの中綿にはいくつかの素材が使われており、それぞれで特徴が異なります。使い心地や使用する季節などに合わせて選びましょう。
綿
綿は吸水性や吸湿性に優れていて、オールシーズン使えるのが特徴。サラッとした肌触りで、適度な暖かさがあります。
ただし、乾きにくいのでお手入れに時間がかかるというデメリットも。手間を軽減したいなら、ポリエステルが混ざっているものを選ぶとよいでしょう。
羊毛
羊毛は吸放湿性に優れているだけでなく、保温性も兼ね備えています。ふわふわとした感触が特徴で、冬は暖かく夏は涼しく使えるオールシーズン対応可能な素材です。
麻
麻は吸湿性と速乾性の高さが特徴の天然素材。寝汗を吸収し、素早く放湿するので汗をかきやすい人におすすめ。
かための肌触りで清涼感があり、夏にも適している素材です。
ポリエステル
ポリエステルは手入れがしやすく、価格が安めなのでコスパを重視する人にもおすすめです。抗菌加工や防ダニ、蓄熱などの機能が施されたものが多いのも魅力。
保温性・速乾性はありますが、吸湿性が低いため蒸れやすいというデメリットがあります。汗をかきやすい人は、綿とブレンドされているものがおすすめです。
選び方2:吸湿性・放湿性にすぐれているか
冬でも寝ている間に汗をかきます。敷パッドは肌に直接触れるものなので、汗を吸収しやすい素材だと快適に眠れます。
また放湿性が高い素材だと、カビの発生が抑えられ、洗濯してもすぐに乾くというメリットがあります。
選び方3:お手入れのしやすさ
肌に直接触れる敷パッドは、寝汗や皮脂で汚れやすいため洗濯機で丸洗いできるものがおすすめ。お手入れがしやすいものだと清潔に保てます。
ただし、素材によっては水洗いができないものもあるので、購入前に洗濯表示を確認しておきましょう。
製品によっては抗菌防臭加工が施されているものもあります。ダニやニオイが気になる人はチェックしてみてください。
選び方4:ゴムの強度もチェック
敷パッドは基本的に、四隅をゴムバンドでマットレスや敷布団に引っ掛けるだけなので、ゴムがダルダルだと寝ている間にズレてしまいます。
寝返りを打っても引っ張られないよう、ゴムの強度がしっかりしているものを選んでください。
冬用敷きパッドの人気商品を比較
今回、雑誌『MONOQLO』はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどネット通販で購入できる人気の冬用敷きパッドをピックアップ。
快眠ナビゲーターの結城未来さんと一緒に、以下の項目でテストしました。
テスト1:あたたかさ
仰向けの状態を維持し、一定時間後の背中側の体温変化をサーモカメラ画像で評価。また、専用の機器で生地の保温率を測定し、モニターの体感とあわせて総合的に評価しました。
テスト2:寝心地
肌触りやズレにくさ、縫製などを睡眠のプロと編集部で評価しました。
それでは、評価の高かった順におすすめの冬用敷きパッドを紹介します。
冬用敷きパッドのおすすめは?
【1位】ニトリ「両面使えるゴムバンド付き 敷きパッド シングル」
- ニトリ両面使えるゴムバンド付き 敷きパッド シングル(NウォームWSP GY SA2412)
- 検証時価格: ¥3,990〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- あったかさへのこだわりが詰まってる!
- 頭から足先まで温まった
- 吸放湿機能のある綿を採用
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
- 高さ
- 3cm
あたたかさ
- 生地の保温率:75.8%
一定時間横になった後のサーモ画像では、頭から体の中心、足先まで、ムラなく適度にあたたまったことがわかります。
寝心地
あたたかい空気をたっぷり抱え込みます。
吸放湿機能のある綿がたっぷり詰まってます
綿がたっぷりなうえ、熱伝導率の高い「グラフェン」が毛先に練り込まれていました。
サラッとしたパイル生地
真冬は起毛面、春と秋は裏面と使い分けが可能。3シーズン使うことができます。
寝返りを打つたびほんわかあったかくて幸せです!
これ1枚で冬の快眠対策はバッチリです!
【1位】コメリ「アテーナライフ 暖プラス 3つの効果であったか敷パッド」
- コメリアテーナライフ 暖プラス 3つの効果であったか敷パッド
- 検証時価格: ¥3,480〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- 下からの冷気をシャットアウト!
- やわらか&なめらかで寝心地が最高
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
湿度コントロールも考えられた、工夫の光る製品です。
あたたかさ
- 生地の保温率:76.9%
宇宙服にも採用される先端技術を用いた「エアロゲルわた」と蓄熱アルミシート、吸湿発熱綿の3層構造。
下からの冷気を遮断し、発生したあたたかい空気も逃しません。床からの冷気がキツいおうちにおすすめです!
寝心地
短めの毛足で、ふかふかとしたなめらかな肌触り。
波状のステッチが施されていますが、不思議と引っかかりは感じにくく、一晩中快適に眠ることができそうです。
【1位】ニッセン「吸湿発熱フランネル ボックスシーツ 一体型敷きパッド 蓄熱保温わた入(ウォームコア)」
- ニッセン吸湿発熱フランネル ボックスシーツ 一体型敷きパッド 蓄熱保温わた入(ウォームコア)
- 実勢価格: ¥3,839〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで探す
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥4,490〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- シーツ一体型でズレにくい
- ベッドがまるごとあったか仕様に!
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
あたたかさ
- 生地の保温率:68.1%
検証前は腕から下を除いて全身の体温が低い状態でしたが、ニッセンに一定時間横になった後は、体の中心や頭部、太ももまでまんべんなく体温が上昇しました。
寝心地
ぐるりと一周ゴムが入った、ボックスシーツと敷きパッド一体型のタイプ。
側面もあったか仕様になるため、ベッドに腰掛けたときも下半身がひやっとしません。
ベルベット調の風合いでなめらかな肌触りです。
眠る前のリラックスタイムもあたたかく過ごせそうです。
【4位】bon moment「敷きパッド 吸湿発熱綿入り マイクロファイバー(伝説の毛布シリーズ)」
- bon moment敷きパッド 吸湿発熱綿入り マイクロファイバー(伝説の毛布シリーズ)
- 検証時価格: ¥3,196〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- なめらかな肌触り
- シーツになじんでズレにくい
- エコテックス®認証取得
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
赤ちゃんも安心して使える認証を取得していて好印象です。
あたたかさ
- 生地の保温率:67.0%
寝心地
薄手ながら適度にざらつきのある裏面。シーツになじんでズレにくいので寝心地も良好です。
【4位】イオン「ホームコーディヒート 秋・冬・春まで 長~く使えるリバーシブル敷パッド」
- イオンホームコーディヒート 秋・冬・春まで 長~く使えるリバーシブル敷パッド
- 検証時価格: ¥3,278〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- レーヨン入りでやさしい肌当たり
- 起毛部分の肌触りが抜群
- 寝返りを打ってもズレにくい
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
あたたかさ
- 生地の保温率:72.5%
一定時間横になった後は指先がしっかりあたたまり、体の中心部分や頭部、太ももの温度が上昇したことがわかります。
【6位】ベルメゾン「あったかなめらかなリバーシブル敷きパッド」
- ベルメゾンあったかなめらかなリバーシブル敷きパッド
- 実勢価格: ¥2,792〜
タイムセールは毎日開催中!Amazonで見る¥3,990〜
アイテム毎日更新中!楽天市場で見る¥2,792〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- 毛足が短くとってもやわらか!
- 就寝中の汗のベタつきを軽減
- リバーシブル仕様
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
- 型番
- 125197603001
あたたかさ
- 生地の保温率:75.8%
一般的なマイクロファイバーより密度のある、独自のメルトロ生地を使用。
一定時間経過後は体全体があたたまっているのがわかります。
【6位】fuwawa「フランネル 敷パッド」
- fuwawaフランネル 敷パッド
- 検証時価格: ¥2,980〜
- あたたかさ
- 寝心地
- おすすめポイント
-
- 防ダニ・抗菌防臭綿を使用
- 心地いい肌触り
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
- 型番
- J030-100200MO
あたたかさ
- 生地の保温率:69.2%
寝心地
吸湿発熱綿とTEIJINの防ダニ・抗菌防臭綿を採用。あたたかさと清潔を保ちます。
ウラ面も使えるリバーシブル使用。ウラ面はサラッとした素地です。
ややざらつきのあるタッチで、真冬以外も使えます。
【8位】西川「スリーピュア ホッとねる あったか敷きパッド」
- 西川スリーピュア ホッとねる あったか敷きパッド
- 検証時価格: ¥4,950〜
- あたたかさ
- 寝心地
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
あたたかさ
- 生地の保温率:70.3%
寝心地
丁寧な作りはさすが老舗寝具メーカー。縫製がとにかく丁寧! 長持ちしそうな丁寧な作りです。
縫い目が肌に当たる感覚はもう一歩でした。
裏地に備長炭が練り込まれています。
備長炭の働きのためか、触ったときにほんのりあたたかい感覚があります。
【8位】イオン「ホームコーディヒート やさしい肌ざわりの綿起毛敷パッド」
- イオンホームコーディヒート やさしい肌ざわりの綿起毛敷パッド
- 検証時価格: ¥3,278〜
- あたたかさ
- 寝心地
- 幅
- 100cm
- 奥行
- 200cm
小さなお子さんや、肌が弱い方にもおすすめです。
あたたかさ
- 生地の保温率:59.3%
寝心地
やわらかな素材で、触れているうちにほのかにあたたかさを感じます。
冬の快眠のための『寝具4大要素』って?
寝具を選ぶ際、とくに注目したいのは「保温性」「吸放湿性」「肌触り」「仕立て」の4つ。
いくらあたたかくても、睡眠中の汗で蒸れて寝具をはいでしまい、寒くて起きてしまった……なんてことも。冬の寝具は保温に加えて湿度を適切に保てるかも鍵となります。
保温性と吸放湿性どちらも大切です。
冬用敷きパッドのおすすめ まとめ
以上、冬用敷きパッドのおすすめランキングでした。
今回のテストでベストバイに選ばれたのは、ニトリ「両面使えるゴムバンド付き 敷きパッドシングル(NウォームWSP)」。
触れた瞬間からあたたかく、頭から足先までムラなく適度にあたたまりました。裏面はサラッとしたパイル地で、秋から冬まで長く使えるのも魅力です。
ぜひ、今回のランキングを参考にして、お気に入りの1枚をぜひ見つけてくださいね。
冬用敷きパッドのおすすめ
ニトリ
両面使えるゴムバンド付き
敷きパッド シングル
(NウォームWSP GY SA2412)
敷きパッドの売れ筋ランキングもチェック!
敷きパッドのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
あったか寝具は年々クオリティが高くなっています。敷きパッドに関しては、2024年は最先端の素材を使ったり、天然素材にこだわったりと、素材による各社の違いが際立ちました。