冬のおうち時間にあるとホッとする電気毛布
電気毛布とは、電熱線が入った毛布・ブランケットのこと。体への密着度が高いので、コンセントを差してスイッチを入れるだけで簡単につま先までしっかりあたたまることができます。
敷くタイプ・掛けタイプ・掛け敷き両用タイプがあって、大きさもさまざま。ひざ掛けにしたり、就寝時に掛けたり、敷きパッドとして使ったりと色々な使い方ができ、冬に1枚あると重宝するアイテムです。
そこで今回雑誌『MONOQLO』が、掛けても敷いてもあたたかい1枚を探して、人気の電気毛布5製品の実力を比較検証しました。
電気毛布の選び方は?
最近ではUSB給電に対応していたり、モバイルバッテリーからも給電できる電気毛布を見かけます。
しかし、いざ購入しようと思っても、どの製品がいいか、口コミやレビューを見てもよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、電気毛布の選び方のポイントについてご紹介します。
1:タイプで選ぶ
敷きタイプ
敷布団やマットレスの上、床へ敷いて使うタイプの電気敷毛布。
あらかじめ電源を入れておくことで、冷たい布団をあたたかくできるのがメリットです。フローリングの上に敷いて、ホットカーペットのように使うこともできます。
掛けタイプ
膝や肩、足などに直接毛布を掛けるタイプの電気毛布は、冷えやすい部分を重点的にあたためられるのが特徴です。
ワークで足元の冷えが気になる人やキャンプなどのアウトドアで使用したい人におすすめです。
兼用タイプ
掛け敷き両用タイプの電気毛布は、さまざまなシーンに合わせて使えるのが魅力。
就寝時はもちろん、ソファや椅子に座っている時にも活躍します。商品選びに迷った場合は、兼用タイプを選べば間違いないはずです。
2:サイズで選ぶ
電気毛布のサイズは製品によって異なります。
掛け敷き両用タイプだと縦幅180cm~190cm前後、横幅130cm~140cm前後のものが多いです。縦幅も横幅も長いので全身を覆うことができ、寝具が大きくても安心して使えます。
敷くタイプは、布団などに収まりやすい横幅80cm程度のものが多いです。
対して、掛けタイプはコンパクトなサイズのものがほとんど。冷えが気になる足元や膝をピンポイントであたためたり、オフィスで使うなど持ち運びしやすいのがメリットです。
3:丸洗いできるかどうかで選ぶ
肌に直接触れる電気毛布は、ニオイや汚れが気になった時に洗濯可能なものの方が清潔に使えます。
コントローラーやバッテリーを取り外せば、自宅の洗濯機で丸洗い可能な製品が多いですが、洗濯用ネットの使用や手洗いを推奨しているものもあるので、洗う前に洗濯表示を確認しましょう。
4:機能性で選ぶ
充電式かどうか、ダニ退治モードはあるかなど、あれば便利な機能性もチェックしましょう。ここでは基本的な機能について紹介します。
温度調節機能
温度調節機能が搭載された電気毛布は、自分の体温や室温に合わせて温度調節ができます。暑がりの人や寒がりの人でも気軽に使えて、低温やけどの心配もありません。
コントローラーやリモコンで好みの温度に無段階で変えられる製品や自動で温度を調節する高機能な製品があります。
タイマー機能
タイマー機能搭載の電気毛布は、タイマー設定しておくと自動で電源OFFになるので、就寝中も快適に使用することができます。また、長時間のつけっぱなしによる肌の乾燥も防げます。
ダニ退治機能
通常の温度より高い温度に設定し、ダニを死滅、駆除するために使用するモードです。衛生面が気になる人や省エネを気にする人におすすめの機能です。
死滅をさせた後は掃除機を使用し、しっかりとダニの死骸を毛布から取り除くことが大切です。
電磁波カット機能
家電製品から出る電磁波は、電気毛布を使う時にも発生します。電気毛布は体への密着度が高いので、体によくないと思われがちですが、体に悪影響を及ぼすほどの電磁波は発生しないとされています。
電磁波が気になるという人は、電磁波カットができるモデルを選ぶのがおすすめです。
5:肌触りのよさで選ぶ
電気毛布は直接体に触れるものなので、ストレスを感じない滑らかな肌あたりのものを選びたいところです。
ポリエステルなどの化学繊維を使った製品は肌あたりがよく、比較的に安く入手することができます。
さらに肌触りを重視するなら、フランネル生地の製品がおすすめ。フェイクファー素材なら、電源を切った後も毛布として使えるので便利です。
電気毛布のおすすめは?
今回はAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングといったネット通販で人気・売れ筋の「掛け」「敷き」さまざまなタイプの電気毛布5製品を集めて、「電熱線の位置」「肌ざわり」「使い勝手」の3項目をチェックしました。
比較検証の結果は、評価の高かった製品からおすすめ順に発表します。
プロと一緒に実際に使ってみた、電気毛布のおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。
商品 | おすすめポイント | ||||||
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広電電気毛布 掛敷タイプ フランネル
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掛け敷き兼用で肌ざわりがいい/毛足が短くお手入れがラク/丸洗い可で室温センサー付き |
130×188cm |
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コイズミラビットファー調 電気敷毛布
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おしゃれなラビットファー調/室温センサー付きで丸洗いOK/厚みがあるから電熱線が気にならない |
140×80cm |
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山善電気毛布掛け/敷き兼用タイプ
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|
丸洗い可能/電熱線が全体があたたまる位置にある |
130×188cm |
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アイリスオーヤマ電気毛布敷き
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140×80cm |
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椙山紡織電気敷き毛布
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140×80cm |
広電「電気毛布 掛敷タイプ フランネル VWB801R-B」
- 広電電気毛布 掛敷タイプ フランネル
- 実勢価格: ¥14,800〜検証時価格: ¥7,900〜
- 電熱線の位置
- 肌ざわり
- 使い勝手
ベストバイに輝いたのは、広電「電気毛布 掛敷タイプ フランネル VWB801R-B」。
掛け敷き兼用で肌ざわりがよく、毛足が短いので手入れもラク。また、電気代が約1.35円(公称値1時間)と、エアコンよりお得。お得にあたたかく眠るには、もってこいです。
- おすすめポイント
-
- 掛け敷き兼用で肌ざわりがいい
- 毛足が短くお手入れがラク
- 丸洗い可で室温センサー付き
- サイズ
- 130×188cm
- モード
- 弱・中・強
- 最大消費電力
- 80W
- 型番
- VWB801R-B
電熱線の位置
電熱線も比較した他製品より、端まで大きな隙間がなく入っています。
肌触り
生地が重くなくシワになりにくいです。毛足が短いのでなめらか。素肌でも快適です。
使い勝手
丸洗い可で室温センサー付き。兼用可能です。掛けて使う際は重さがなく快適、敷いて使う際もズレが少なく快適と、どう使ってもよし!
広電の電気毛布は、室温センサーで温度調整できる一枚。生地が軽いので仮眠などで使いやすそうです。
KOIZUMI「電気敷毛布 KDS-50221R」
- コイズミラビットファー調 電気敷毛布
- 検証時価格: ¥9,818〜
- 電熱線の位置
- 肌ざわり
- 使い勝手
A評価だったのは、KOIZUMI「電気敷毛布 KDS-50221R」。
見る角度によって毛布の表情が変わるおしゃれなラビットファー調の電気毛布で、シーツ越しでもふんわり感が伝わります。
室温センサー付きで丸洗いもOK。ダニ退治モード搭載です。布団が薄い人にオススメです。
- おすすめポイント
-
- おしゃれなラビットファー調
- 室温センサー付きで丸洗いOK
- 厚みがあるから電熱線が気にならない
- サイズ
- 140×80cm
- モード
- 弱・中・強
- 消費電力
- 50W
- 型番
- KDS-50221R
電熱線の位置
厚みがあるので寝ても電熱線が気になりません。
山善「電気毛布掛け/敷き兼用タイプ YMK-25」
- 山善電気毛布掛け/敷き兼用タイプ
- 実勢価格: ¥6,380〜検証時価格: ¥6,193〜
- 電熱線の位置
- 肌ざわり
- 使い勝手
同じくA評価だったのは、山善「電気毛布掛け/敷き兼用タイプ YMK-25」。
ふわふわの起毛で掛け向きの生地ですが、汚れが気になるかも。軽いので、寒い時に軽く羽織る的な使い方がいいかもしれません。敷きで使うとヨレが気になります。丸洗い可能です。
- おすすめポイント
-
- 丸洗い可能
- 電熱線が全体があたたまる位置にある
- がっかりポイント
-
- 汚れが気になるかも
- サイズ
- 130×188cm
- モード
- 弱・中・強
- 定格消費電力
- 60W
- 型番
- YMK-25
電熱線の位置
全体があたたまる配線位置で問題ないです。
アイリスオーヤマ「電気毛布 敷き EHB-1408-T」
- アイリスオーヤマ電気毛布敷き
- 実勢価格: ¥3,590〜検証時価格: ¥3,481〜
- 電熱線の位置
- 肌ざわり
- 使い勝手
B評価だったのは、アイリスオーヤマ「電気毛布 敷き EHB-1408-T」。ダニ退治機能付きです。
使用時にシーツが必要で、洗えますが、機能はいたってシンプル。センサーなどは搭載していないので、温度調整を意識して使いたい一枚です。
- サイズ
- 140×80cm
- モード
- 弱・中・強
- 消費電力
- 40W
- 型番
- EHB-1408-T
電熱線の位置
電熱線は細めです。
椙山紡織 「電気敷き毛布」
- 椙山紡織電気敷き毛布
- 実勢価格: ¥2,530〜検証時価格: ¥3,044〜
- 電熱線の位置
- 肌ざわり
- 使い勝手
椙山紡織「電気敷き毛布」も同じくB評価でした。
洗えて室温センサー付き。ヨレやすい印象です。シーツが必要で、寝ると電熱線がはっきり感じられるので、敏感な人にはいま一つかもしれません。
- サイズ
- 140×80cm
- モード
- 弱・中・強
- 定格消費電力
- 55W
- 型番
- NA-023S
電熱線の位置
電熱線が太く、シーツ越しでも違和感があります。
電気毛布の人気メーカーは?
ここでは、電気毛布のおすすめ人気メーカーを紹介します。
山善
扇風機やヒーターなど小型家電のメーカーとして有名な山善。敷電気毛布や掛け電気毛布に加え、着る電気毛布などのラインナップがあります。
ダニ対策や消臭などの機能も豊富となっています。ほぼ全てのモデルで丸洗い対応なので清潔性も保てます。
小泉
ドライヤーや季節小型家電で多くの製品を販売している小泉。コンセント給電だけでなく、USB給電に対応したモデルや、英国のMOON社の生地を使用したモデルなど様々なラインナップの電気毛布が販売されています。
広電
電気マットや電気あんかなどの家庭用糸偏暖房器具の販売数における市場シェアはNo.1の広電。
保湿性に優れ、弱酸性で肌に優しいフランネル素材を使ったものや就寝後、起床時の電源オン/オフ時間が選べるモデルなど様々なラインナップを展開しています。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマは家電製品を中心にインテリアや日用品など幅広く展開している宮城県のメーカーです。
丸洗いやダニ退治機能を搭載し、シンプルなデザインで幅広い層に親しまれています。膝掛け用やクッションタイプなどちょっと使い専用のラインナップがあるのも特徴です。
まとめ
以上、電気毛布のおすすめ5選でした。
今回比較した5製品の価格は幅がありますが、手頃な価格の下位製品は実力が劣る結果となりました。
ベストバイの広電は生地の肌あたりもよく、室温センサー付きで便利なうえ、1時間あたりの電気代もエアコンの暖房より安いので節約できるのも優秀です。
掛けたり敷いたりと、自由に使えるので、冬に1枚あると重宝すること間違いなしです!
広電なら掛けても敷いてもあたたかい
広電
電気毛布 掛敷タイプ
フランネル VWB801R-B
実勢価格:6980円
サイズ:W130×D188cm
モード:弱・中・強
最大消費電力:80W
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