スマートフォンワイヤレス充電器とは?

いまやスマートフォンは生活必需品。そのため、なんとしてもバッテリー切れは避けたいです。でも、充電のたびにいちいちUSB充電器を用意してケーブルを挿すのは面倒……。それなら「ワイヤレス充電器」が便利です。

端末を置くだけで充電が開始されるワイヤレス充電器(Qi充電器)は、ケーブルを抜き挿しする面倒から解放されるうえ、ケーブル自体の破損やコネクターの負担も軽減されるので重宝します。

iPhoneなら、8以降ならワイヤレス充電規格に対応しています。Androidも最近は多くが対応機種になっています。

ワイヤレス充電器のメリット

自宅でもどこでも使えて便利なワイヤレス充電器。夜、ベッドの上でスマホを使いながらウトウトしてしまい、気づけば充電切れ寸前……なんていうトラブルも防げます。

下記のように、ワイヤレス充電器のメリットは意外に多いです。

ワイヤレス充電器のメリット
・ケーブルを挿さないので充電が手軽
・断線や接触不良の心配がない
・通知や着信があったらすぐに操作できる
・ iPhoneでも充電しながらケーブルが使える


ケーブルを使用せずに充電できるため、手軽であることはもちろん、コネクターへの負担を減らせたり、着信や通知があった際にすぐに使用できるなどのメリットがあります。

また、特にモバイルバッテリーとともに有線ケーブルを持ち運んでいた際にありがちな、ケーブルの破損や接触不良がないのも魅力です。

ワイヤレス充電の国際規格「Qi(チー)」に対応している製品にはQi規格認証マークがあります。

ワイヤレス充電器のデメリット

充電器の所定の位置に端末を置くだけという手軽さが魅力のワイヤレス充電機能ですが、有線に比べると充電速度が遅かったり、アダプターが必要になるというデメリットもあります。

ゼロからフル充電までの時間(※)
・ワイヤレス充電器……約260分
・付属の充電ケーブル……約200分
・高速充電ケーブル……約120分

※iPhone 11使用時

別売のアダプターが必要なものもあります。本体とケーブルのセットが多く、家庭用電源を使用する際はアダプターが必要になります。

このようにワイヤレス充電器にはメリット・デメリットがありますが、ワイヤレス充電器の充電スピードは有線接続に比べると低下するため、急速充電には向いていません。日常的な充電はワイヤレスで行い、ここぞというときに有線で急速充電規格「PD(PowerDelivery)」対応の急速充電器で充電、というような使い分けがベストです。

スマートフォンおすすめワイヤレス充電器の選び方は?

ワイヤレス充電器は大きく分けて2つのタイプがあります。ひとつはスタンド型で、端末を立てかけて充電するタイプ。もうひとつはパッド型になっており、端末を置いて充電するタイプのものです。さらに最近では、縦置き、横置き両方に対応した可変タイプも登場しています。

通知や着信を素早くチェックしたり、充電しながら動画などを楽しみたい場合にはスタンド型、充電器を持ち歩く場合や、寝室など充電中の操作が必要ない場合にはパッド型が便利です。そのため、充電器の形状は、スマホの使用スタイルを参考にしましょう。

ワイヤレス充電器にはメリットとデメリットがあることがわかりましたが、実際にはどんな製品を使用するかが大切です。そこで、選び方の3つのポイントをご紹介します。

選び方のポイント1:充電性能で選ぶ

まず重視したいのが、充電性能の良さ。充電効率や反応エリアは製品によって大きく異なります。充電エリアから多少のズレがあっても充電できるものがおすすめです。また、シリコンやレザーなどのケースを装着したままで充電できるものの方がよいでしょう。

選ぶ際は、日常的な充電シーンを再現して、確実に充電されるかをチェックしたいところです。

選び方のポイント2:使いやすさで選ぶ

ワイヤレス充電器は端末を置くだけという手軽さの反面、ちゃんと充電されているかという不安も。よって、充電状態がわかるランプは、確認しやすい位置にあることがポイントになります。

コネクター形状をチェックして、抜けにくいものを選ぶと安心して充電できます。

また、端末を置いた際に滑ったりすると充電がストップするため、滑り止めは重要です。

選び方のポイント3:各種認証マークで選ぶ

国際規格に対応したQiマークがなくても充電が可能なものもありますが、信頼性の面ではやはりあったほうがベターです。

Qiマーク

FCCマーク

「FCC」は、米国政府機関による技術基準の適合を示すもので、一定の性能が保証されます。

「Qi」や「FCC」といった認証マークがあると、一定の品質が保証されているため、こうしたマークをチェックするのも見逃せません。

また、製品によっては端末が高温になるものもあるため、注意が必要です。

充電を行うと端末が熱を持つのはワイヤレス充電でも同じです。ただし、端末が熱くなりすぎるものは要注意。端末の故障はもちろん、事故にもつながる恐れがあります。

ワイヤレス充電器の選び方の3つのポイントがわかったところで、本題のテストに入ります。

3つの選び方をもとにテストしてワイヤレス充電器おすすめランキング作成!

今回のテストでは、ワイヤレス充電器の実際の「充電性能」に加えて、「使い勝手」「安全性」に関する評価を行いました。

「充電性能」のテストでは、パッケージに記載されている充電性能が正しいかをチェッカーで確認。40点満点で評価しました。

続いて「使い勝手」は40点満点、「安全性」は20点満点で評価。総合得点が高いものほど上位になり、幅広いシーンで使いやすい充電器となります。テストの結果は、スタンドタイプ、パッドタイプ、変形タイプの3つのタイプ別にランキングで発表します。

それでは早速、スタンド型ワイヤレス充電器からランキングを発表します。

記事1位BEST[スタンドタイプおすすめ1位] アンカー(Anker)「【改善版】PowerWave 10 Stand」

Anker
【改善版】PowerWave 10 Stand
実勢価格:2499円

サイズ:約W80×H114×D68mm
重量:約108g
ケーブル長:1100mm
出力:最大10W
入力:5V-2A、9V-2A
コネクター:MicroUSB

▼テスト結果

  • 充電性能: 36点/40点
  • 使い勝手: 39点/40点
  • 安全性: 18点/20点
  • 合計: 93点/100点

スタンドタイプのベストバイは、アンカー(Anker)「【改善版】PowerWave 10 Stand」。充電性能も改善し、50%の状態から1時間充電して89%まで回復。性能と使い勝手を両立した、信頼性の高いメーカーで安心して使えます。前モデルに比べてコスパがいいのも高評価でした。

テスト2:充電性能

汎用性が高いMicro USBのコネクターで、接続が固いです。これなら充電器が動いてもケーブルが抜けてしまうことがなく、高評価のポイントに。充電速度が速いわりに端末が熱くならず、表面温度は32℃ほどです。

テスト3:使い勝手

上下2カ所にコイルが内蔵されているため、縦置き、横置きの両方に対応しています。充電器自体はやや軽量ですが、設置した際の安定性は高く、縦置きでも横置きでも安心して充電できます。

製品によってはコイルの位置を変更したり、横置きでのワイヤレス充電に対応していないものもあるため、充電器をいじらずに両方の置き方で充電できるのは意外に貴重です。

ランプは正面とパイロットランプが見やすい位置にあり、確認しやすくなっています。

ちなみに、「【改善版】PowerWave 10 Stand」には「PowerWave 10 Stand」という製品もあります。「改善版」ではない無印の方は、iPhoneで使うと10W(ワット)ではなく5W充電となります。

iPhoneユーザーの場合は、本製品の「【改善版】PowerWave 10 Stand」か、次に紹介する、7.5W対応の「PowerWave 7.5 Stand」を選んでおけば間違いありません。

記事2位BEST[スタンドタイプおすすめ2位] アンカー(Anker)「PowerWave 7.5 Stand」

Anker
PowerWave 7.5 Stand
実勢価格:2799円

▼テスト結果

  • 充電性能: 32点/40点
  • 使い勝手: 39点/40点
  • 安全性: 17点/20点
  • 合計: 88点/100点

スタンドタイプ2位はアンカー(Anker)「PowerWave 7.5 Stand」。充電性能も使い勝手も、さすがアンカーというクオリティです。

テスト2:使い勝手

シリコンマットが端末のズレを防ぎます。

記事3位BEST[スタンドタイプおすすめ3位] NANAMI「A800」

NANAMI
A800
実勢価格:2080円

▼テスト結果

  • 充電性能: 34点/40点
  • 使い勝手: 35点/40点
  • 安全性: 18点/20点
  • 合計: 87点/100点

スタンドタイプ3位はNANAMI「A800」。左右の位置合わせがややシビアですが、充電性能や安全性が高く、使い勝手も良好です。

テスト2:使い勝手

大きめのランプは視認性抜群です。

4位: [スタンドタイプおすすめ4位]エレコム「EC-QS02BK」

エレコム
EC-QS02BK
実勢価格:2399円

▼テスト結果

  • 充電性能: 35点/40点
  • 使い勝手: 25点/40点
  • 安全性: 16点/20点
  • 合計: 76点/100点

スタンドタイプ4位はエレコム「EC-QS02BK」。端末によって内蔵コイルの位置が異なりますが、これなら端末を選ばずに使うことができます。

テスト2:使い勝手

コネクターは充電部分の背面にあります。

位置合わせ用のシールが付属していて、端末に合わせて高さを微調整できます。

5位: [スタンドタイプおすすめ5位]Belkin「F7U070BTWHT-A」

Belkin
F7U070BTWHT-A
実勢価格:2170円

▼テスト結果

  • 充電性能: 34点/40点
  • 使い勝手: 20点/40点
  • 安全性: 13点/20点
  • 合計: 67点/100点

スタンドタイプ5位はBelkin「F7U070BTWHT-A」。横幅が広く安定していますが、端末を置く場所はややシビアで、さらに横向きでの充電に対応していないのが大きなマイナスポイントに。

テスト2:使い勝手

ランプが小さく見づらいのも残念。

記事1位BEST[パッドタイプおすすめ1位]Anker「PowerWave 10 Pad(改善版)」

Anker
PowerWave 10 Pad(改善版)
実勢価格:2000円

サイズ:約W100×H11×D100mm
重量:約67g 
ケーブル長:1100mm
出力:最大10W
入力:DC5V-2A、DC9V-2A
コネクター:MicroUSB

▼テスト結果

  • 充電性能: 37点/40点
  • 使い勝手: 38点/40点
  • 安全性: 15点/20点
  • 合計: 90点/100点

ワイヤレス充電パッドタイプのベストバイはAnker「PowerWave 10 Pad(改善版)」。コンパクトなサイズながら給電可能な範囲が広く、多少ズレても充電できます。滑りにくい素材なのもいいです。

テスト1:充電性能

中心からズラして置いても充電されました。この許容範囲の広さで使いやすくなります。

記事2位BEST[パッドタイプおすすめ2位]日立LGデータストレージ「Charge Ai 15W」

日立LGデータストレージ
Charge Ai 15W
実勢価格:3499円

▼テスト結果

  • 充電性能: 30点/40点
  • 使い勝手: 36点/40点
  • 安全性: 13点/20点
  • 合計: 79点/100点

パッドタイプ2位は、日立LGデータストレージ「Charge Ai 15W」。高さが23mmと、パッドタイプとしてはかなり分厚いですが、じつは別売のスタンドに取り付けて、立てて使うことができます。

テスト2:使い勝手

充電時は底面も光るのでわかりやすいんです。

記事3位BEST[パッドタイプおすすめ3位]PeohZarr「CP005100-1」

PeohZarr
CP005100-1
実勢価格:2280円

▼テスト結果

  • 充電性能: 35点/40点
  • 使い勝手: 22点/40点
  • 安全性: 10点/20点
  • 合計: 67点/100点

パッドタイプ3位はPeohZarr「CP005100-1」。コンパクトなサイズで充電性能も悪くありませんが、各種認証マークがないのがやや不安です。これならマーク付きの別製品のほうが安心です。

4位: [パッドタイプおすすめ4位]AGPTEK「DW01-JP」

AGPTEK
DW01-JP
実勢価格:1699円

▼テスト結果

  • 充電性能: 32点/40点
  • 使い勝手: 20点/40点
  • 安全性: 10点/20点
  • 合計: 62点/100点

パッドタイプ4位はAGPTEK「DW01-JP」。とにかく小さくて薄いため、持ち歩くならこちらがおすすめ。ただし充電性能はやや低めなのが残念。カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。

5位: [パッドタイプおすすめ5位]IMDEN「Qiワイヤレス充電器」

IMDEN
Qiワイヤレス充電器
実勢価格:1000円

▼テスト結果

  • 充電性能: 30点/40点
  • 使い勝手: 26点/40点
  • 安全性: 5点/20点
  • 合計: 61点/100点

パッドタイプ5位はIMDEN「Qiワイヤレス充電器」。充電性能のわりに端末が熱くなりやすく、1時間充電した状態で表面温度が44℃に達しました。長時間置きっぱなしにするよりも、こまめな充電に向いています。

記事1位BEST[変形タイプおすすめ1位]日立LGデータストレージ「HLW-TNMP7」

日立LGデータストレージ
HLW-TNMP7
実勢価格:3999円

▼テスト結果

  • 充電性能: 30点/40点
  • 使い勝手: 38点/40点
  • 安全性: 13点/20点
  • 合計: 81点/100点

変形タイプ1位は日立LGデータストレージ「HLW-TNMP7」。円形の充電部分を取り外すことができ、パッドタイプとしても使えます。また、上下逆さまにして取り付けると、横向きでの充電も可能です。

スタンド部分には、パッドタイプで紹介している「Charge Ai 15W」を取り付けられます。充電性能はそこそこですが、幅広いシーンで使えるのが大きなメリットといえます。

記事2位BEST[変形タイプおすすめ2位]SIATOES「Z1」

SIATOES
Z1
実勢価格:2880円

▼テスト結果

  • 充電性能: 34点/40点
  • 使い勝手: 37点/40点
  • 安全性: 5点/20点
  • 合計: 76点/100点

変形タイプ2位はSIATOES「Z1」。ボタンを押すと充電部分が起き上がり、スタンド型としても使用できます。ただし、スタンド時は横向きでしか充電できません。

パッド型としても大きめですが、その分安定性が高く、パイロットランプは底面からボンヤリと光ってデザイン性は◎です。また、充電性能は良好で端末もそれほど熱くなりませんが、「Qi」マークはありません。

テスト2:使い勝手

ボタンひとつで素早くスタンド型になります。

スマートフォンワイヤレス充電器は使用スタイルに合った形状と認証マークで選ぶのが正解!

以上、ワイヤレス充電器おすすめランキング12選でした。スタンドタイプもパッドタイプもアンカーがベストバイという結果に。ワイヤレス充電器は、使用スタイルに合った形状と認証マークで選ぶのが正解といえます。ランキングを参考に、自分に合った1台を見つけてみてください。