キッチン品質も値段も優秀な「安くて良い家電」はどれ?

半導体不足によるデジタル家電の品薄により、家電の値上げがされています。ほかの分野でも、お財布を直撃する話題の多い昨今。

そこで本音の家電ガイド『家電批評』では、コスパに優れた逸品を探すことに。また、話題の最新製品も辛口ジャッジ。そんなテストを重ねて見つけた「安くて良い家電」を紹介します。

今回は、アイリスオーヤマから登場した「クッキングケトル」と、これまで電気調理ケトルの王者だったシロカの「ちょいなべ」を比較検証しました。

キッチン電気調理ケトルの王者「シロカ」を超える製品は?

ガスを使わずに食卓で調理ができ、そのまま食器にもなり、気軽に自炊できると人気なのがずぼら飯の強い味方、シロカの「ちょいなべ」です。

▼元祖調理ケトルの王者 シロカ「ちょいなべ」

シロカ
おりょうりケトル ちょいなべ
SK-M251
実勢価格:1万2980円

サイズ:W280×D200×H190mm
容量:1.0L
重量:1.8kg
調理温度:~100℃
消費電力:1200W 
その他:温度過昇防止/空だき防止機能(沸騰時)、温度ヒューズ

シロカ「ちょいなべ」がベストだった理由

・食材を入れて加熱すれば料理が完成
・わかりやすい加熱操作
・食器に移さずそのまま食べられる
・なべだけ外れるので水で丸洗いが可能

しかし、この王者シロカ「ちょいなべ」に強力なライバルが登場しました。オート調理にも対応する、アイリスオーヤマの「クッキングケトル」です。

▼期待のニューフェイス アイリスオーヤマ「クッキングケトル」

アイリスオーヤマ
クッキングケトル
ICK-M1200
実勢価格:1万5708円

サイズ:W280×D200×H187mm
容量:1.0L
重量:約1.8kg
調理温度:~100℃
消費電力:1200W

ニューフェイスのアイリスオーヤマ「クッキングケトル」が王者のシロカ「ちょいなべ」を超えるのか、料理研究家のさわけんさんと桃世真弓さんといっしょに比較検証しました。

キッチン電気調理ケトルの魅力は?

テストの前に電気調理ケトルの魅力をおさえておきましょう。電気調理ケトルは、一人暮らしの人や料理が得意でない人でも自炊しやすい便利なアイテムです。

ポイント1:そのまま食器にもなる

一人暮らしにちょうどいいサイズ感。料理を作ったらそのまま食器としても使える仕様なので、洗いものが少なくて済むのもうれしいところ。保温しながらでも食べられるので、一人鍋をゆっくり楽しめます。

ポイント2:お手入れカンタン!

なべに熱源がついていないので、洗剤で丸洗い可能。お手入れに気を使う必要がなく、手軽。

そんな便利なアイテムですが、アイリスオーヤマの新製品には、オート調理機能もプラスされています。それもふまえて使い勝手はどうなのか、シロカを超える新王者となるのか、テストしてみました。

キッチンテスト1:調理機器としての使い勝手は?

まずは「調理のしやすさ」や「使用感」など、調理機器としての使い勝手を検証しました。

調理のしやすさ:わかりやすさではシロカのレバー式が勝利

▼シロカ

シロカ「ちょいなべ」はガスコンロと同じレバー式で、直感的に温度調節ができます。ランプの色で状態がわかるのもグッド。アナログですがわかりやすく、安心感がありました。

ランプの色で状態がわかるのもいいです。

▼アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ「クッキングケトル」はオート調理や、調理時間・温度の設定に対応したマイコン式。温度はデジタル表示でわかりやすいです。多機能なぶんラクできますが、操作が意外とわかりずらく、エラーが頻出したのも気になりました。

5品目のオート調理に対応。多機能なぶん、事前に説明書の確認は必須。

使用感:どちらも目立つ欠点ナシ

▼シロカ

フタは逆さに置いても安定するのでお玉などを置け、お皿代わりにもなります。

持ち手が斜めになっているため、調理直後も熱さを感じません。

▼アイリスオーヤマ

丸型で直径が大きいため、食材を雑に入れてもこぼれません。

なべは角がない丸型のため、洗うときはシロカ以上にラクでした。

さわけん 氏
科学する料理研究家
さわけん 氏 のコメント

アイリスオーヤマは温度がデジタル表示なのがわかりやすいですね。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

感覚的に扱えるシロカの簡単さはうれしいです。

キッチンテスト2:ずぼら調理のしやすさは?

続いて、おいしいずぼら飯が食べられるのはどちらかをチェック。インスタント麺とキムチ鍋で比較しました。

インスタント麺

▼シロカ

沸騰させてから麺を投入。8分強かかりましたが、麺に味がしみておいしくできました。

▼アイリスオーヤマ

水に麺とスープを入れて約6分で完成。少し硬く、思った以上に薄味でした。

キムチ鍋

▼シロカ

温度がなかなか上がりませんでしたが、時間をかければしっかり火が通ります。

ゆっくり加熱のため汁が煮詰まらず、豚肉がやわらかくおいしく仕上がりました。

▼アイリスオーヤマ

レシピどおりフタをし、スイッチオンでオート調理スタート。

煮込んでいると吹きこぼれたため、途中からフタを外しました。

菜はやわらかですが、豚肉が硬めだったのは残念です。

ラクなのはオート調理のアイリスオーヤマですが、おいしさでは温度調節のひと手間がいるものの、シロカが上回りました。また、アイリスオーヤマはオート調理でもふきこぼれあり。失敗はなくても、目を放すのは危険です。

キッチン【結論】ふだん料理をしない人ほどシロカ「ちょいなべ」がおすすめ

王冠アイコン

今回のテストで重視したのが、普段は台所に立って料理をしない人が「これなら調理してもいい」と思えるかどうかという点でした。

シロカ「ちょいなべ」は好きな具材を突っ込んだら、なべモードにして温度を上げるだけ。食材や火加減も「だいたいこんなものかな」というくらいでもおいしく出来上がるので、食生活を豊かにするきっかけになります。

初代からのアップデートで、フタがお皿としても使いやすくなっていたのもポイント。洗いものをさらに減らせるようになったことは、ずぼら飯的には大きな魅力です。

スイッチで簡単切り替えもポイント

湯沸かしと調理をスイッチひとつで切り替えられるのは、シロカ「ちょいなべ」特有の使いやすいポイントです。

アイリスオーヤマ「クッキングケトル」はサラダチキンが絶品!

高機能なぶん、説明書を読まないと使いこなせないことがネックとなったアイリスオーヤマ「クッキングケトル」。ですが、調理家電としての実力に疑いの余地はありません。

専門家の2人がとくに絶賛したのが、オート調理で公式レシピどおりにつくった「サラダチキン」です。過去最高レベルのおいしさで、しっとりとした食感は市販品より高クオリティ。「これ専用で買ってもいい」という意見に納得する仕上がりでした。

桃世真弓 氏
スーパーエコごはん研究家
桃世真弓 氏 のコメント

しっとりしてレモンの風味が利いたやさしい味付け。これをつくるために買うのもアリです!

キッチン【おまけ】テストで再確認した調理ケトルの魅力

今回2製品を検証してみて、あらためて実感した電気調理ケトルの魅力は以下の2点です。

鍋敷き不要でそのまま食べられる

鍋敷きがなくてもそのままテーブルに置け、お皿を用意せずに食べられるのは魅力的です。

湯切りもできる

フタをしたまま湯切りできるので、麺類をゆでるのに便利。焼きそばを作るのにも最適です。

以上、シロカとアイリスオーヤマの電気調理鍋の比較検証でした。どちらも一人暮らしの自炊にぴったりのアイテム。お買い物の参考にしてみてくださいね。

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