かまいたち・濱家さんがガチ検証 低温調理器のおすすめ製品を探します!
料理上手で知られる人気芸人のかまいたち・濱家隆一さん。料理が趣味でプライベートでも低温調理器を使用しているらしく、その腕前をYou Tubeの公式チャンネルの「かまいたちチャンネル」でも披露しています。
『家電批評』で実現した今回の企画内容は、濱家さんが人気の低温調理器の比較検証テストに挑戦。食のプロである料理研究家とともに使い勝手や、出来上がった料理の味などをもとに辛口ジャッジします。
お笑い芸人
かまいたち・濱家隆一さん
Twitter:@hamaitachi
1983年、大阪生まれ。お笑いコンビ・かまいたちのツッコミ担当。趣味&特技はマジックと料理。家族に手料理を振る舞うなど、その腕前も高く評価されている。料理エッセイ「僕のお弁当作りの哲学」も「CREA」(Web)に掲載中!
低温調理とは?
低温調理とは、鍋の温度を一定に保ちながら本格的な料理が簡単に調理できるキッチン家電です。沸騰したお湯など、高温で加熱すると食材が硬くなったり、水分が逃げてしまったりする原因になることも。50~70度くらいの温度でゆっくりと加熱していくことで、仕上がりを柔らかくすることができるのが低温調理器です。
家庭では調理の難しい料理も、低温調理器を使えば手軽に作ることができちゃうんです。
低温調理機器の選び方は?
低温調理器もメーカーや種類によって機能はそれぞれ異なるので、5つのポイントから比較して自分に合った商品を選ぶようにしましょう。
パワーで選ぶ
パワーの大きさは低温調理器を選ぶときにとても重要になります。出力パワーが大きいほど早く水を温めることができるので、調理時間の短縮になります。ワット数の目安は一般家庭であれば、800Wあれば十分ではありますが、大きなお肉を使うときやたくさんの料理を作る場合などには1000Wあると安心です。
対応する鍋の深さと水量で選ぶ
低温調理器は鍋に直接入れて使うので、使用する鍋の大きさや対応する水量が適したものを選びましょう。家庭で食べる量の食材であれば、鍋に対して対応水量15L程度でも十分です。
家でパーティーを行う時などたくさんの量の調理が必要になる場合は、対応水量が20L程度あれば大きな塊肉でもしっかり全体が水に浸かるので安心して調理できます。
クリップ式・ねじ式かで選ぶ
低温調理器には、鍋を本体を固定する方法として「クリップ式」か「ねじ式」かがあります。
「クリップ式」は鍋のフチに挟むだけなので、取り付けが簡単で手軽に取り外しをすることができます。鍋に挟むことができれば大きさは問わず使用できますが、クリップの形状はそれぞれ違います。鍋が厚みのあるタイプだと挟むことができないので、挟みやすい鍋を使用するか、取り付けができる形状を選ぶようにしましょう。
もうひとつの「ねじ式」は固定するのに少しだけ手間はかかりますが、どんな形状の鍋でもしっかりと固定して取り付けることができます。使用している途中でずれてしまう心配もなく作りたいものによって鍋の種類が異なる場合にも使えるので、料理の幅をより広めることができます。
コンセントをチェックする
低温調理器の商品のなかには海外製のものも販売されています。海外製の商品を購入する場合には、必ず本体のコンセントのプラグが日本仕様になっているかを確認しましょう。
また実際に使用するときに低温調理器を置く場所と、コンセントの位置を事前に把握しておきましょう。電源コードが足りなくなることがないようにできるだけ長いものを選ぶなど、チェックしておくことをおすすめします。プレゼントするなら日本製品が親切かもしれません。
スマホアプリで連動できるか
低温調理器にはスマホに連動させて操作できるタイプの商品があります。低温調理は調理時間が長くなるので、ずっとその場にいるのは少し大変です。スマホに連動させておけば、タイマー機能を使って設定時間にお知らせしてくれるので、少し離れた場所にいても安心です。
連動させるのにはWi-FiとBluetoothの2つの方法があります。本体から近いのであればBluetooth、離れた場所であればWi-Fiのタイプを使うのがおすすめです。
水温を一定に保つ低温調理器で 味も食感もプロ級の仕上がりに
ほったらかしにしていても、温度を保ったまま調理ができる上、肉や魚などの食材がプロ級の食感に仕上がると話題の低温調理器。昔ならレストランなどでプロが行う調理法でしたが、家庭でもプロの味に仕上がるのが低温調理器のすごいところです。
低温調理器を使うと、こんなに美味しそうな料理ができちゃうんです!
こんなジューシーな鶏むね肉や…
こんな極上のステーキまで!
調理法は、低温調理器を最低水位より多く水を入れた鍋にセット。耐熱のポリ袋に入れた肉などの食材を用意し、設定温度まで温めた中に投入するだけでOK。素人でも簡単にジューシーな肉料理や魚料理や温泉卵、サラダチキンが作れます。
他にも家庭で作る場合こまめに火力調整をする必要があるチャーシューや、本格料理のローストビーフなども下準備さえしておけば、あとは鍋に入れておくだけで完成してしまいます!
低温調理器にはこんな機能も
設定温度を細かく選べる
低温調理器を使っていろんな料理にチャレンジしてみたいという人には、温度設定を細かくできるものがおすすめです。
1度単位で変えられる商品が比較的多くありますが、強弱や保温といった切替えしかできないものもあります。本格的な料理をする場合には、0.1度ごとに調節できるとよいでしょう。
タイマー機能で電気代を抑える
低温調理器を使う場合は長時間かけることが多いので、使いっぱなしにしておくと電気代がかかってしまいます。必要な時間だけ使用できるようにタイマー機能がある商品を選んでおけば、無駄遣いを抑えることができます。
真空にできる器具が付属している商品も
食材にしっかり熱を伝えて温めるには、食材を入れている袋を真空状態にすることが大切です。低温調理器を購入したときに、食材を真空状態にしてくれる器具が付属されている場合があります。付属されているととても便利なので、付属されているか別売りか確認してみるのもいいでしょう。
低温調理器を使う時の注意点
低温調理器を使う時には、加熱温度が低いと食中毒の原因となり菌が増殖してしまう危険があります。低い温度では使用せず、60度程度に設定して食材にしっかり熱が通るように加熱してください。
濱家さん&さわけんさんが 低温調理器6台を徹底比較
発売当初こそ高価でしたが、最近では1万円を切る製品も登場し、サイズも若干スリムになりつつあります。今回はそんな低温調理器を、プライベートでは人気の「BONIQ(ボニーク)」を愛用中の濱家さんとさわけんさんがテスト。
『家電批評』でしか見られない、濱家さん&さわけんさんの名コンビぶりも必見です!
今回は1~2万円前後の6製品を実際に見て、触って、分解して、すみずみまでチェック! 製品の機能と3つの食材を調理した完成度をチェックします。
▼テストした6製品はこちら
・サンコー マスタースロークッカー S
・モダンデコ 低温調理器szh01:
・葉山社中 BONIQ(ボニーク) 低温調理器
・グリーンハウス GH-SVMA-BK
・HadinEEon Mini Size Sous Vide
・アイリスオーヤマ LTC-01
テストの詳細は下記のとおりです。
テスト1.攪拌力
水をはった容器に茶葉を入れ対流・攪拌の様子を観察しました。
テスト2.温度調節力
水温15℃の水を入れた容器に製品を設置。60℃に設定して運転。温度が安定した後、常温の水500mLを流し込み、再び60℃に達するまでの時間を計測しました。
温度計の針を肉の中心まで差し込んで、温度をチェック。
※加熱温度の目安については「真空調理の前技法」(谷幸之助著:柴田書店)を参考に、卵黄、卵白の凝固温度を追記。
食材の温度は中心部で測るのがベスト。そのためには、芯温計(調理用温度計)を1台持っていると便利です。
ThermoPro
調理用温度計
実勢価格:1999円
肉が室温に戻ってから2時間以上を超える、細菌が繁殖するリスクが高まるため、肉を冷蔵庫から出したらすぐに調理するのが理想的です。余った肉を冷蔵庫で翌日までとっておくのもおすすめできません。
また、低温調理器のレシピ通りに温度設定をしても安全と言える温度に達していない可能性もあるので、芯温計で中心部の温度を測るのが安全です。
テスト3.調理(鶏胸肉、牛肉、温玉)
鶏胸肉を用意し、ネットで人気のレシピで調理したものと比較。今回レンジでは500Wで7分、低温調理器を使い芯温65℃を一定時間キープし(調理時間約50分)調理しました。
牛肉は2.7cmの厚さで芯温58℃を一定時間キープし、表面を焼きました。
66℃の温度に設定し約40分湯煎して、温泉卵を作りました。
各食材は断面と食感をテスト。今回使用した食材は、それぞれの加熱殺菌に必要な芯温と保持時間に沿って、芯温計(調理用温度計)で計測しながら調理し、試食しました。
テスト4.使いやすさ・お手入れ
セッティングや温度&時間設定のしやすさ、お手入れのしやすさをそれぞれチェックしました。
6台の低温調理器のテストを行う中で、3つのことがわかってきました。それぞれ詳しくご紹介します。
徹底的に触ってみたら いろんなことがわかってきました
今回のテストを通じて、わかってきたことがたくさんありました。
わかったこと1:「味わい」
味も食感も同様にプロ級の仕上がり
どれが一番美味しいか、濱家さんが目隠しして試食にトライしました。
▼低温調理器
▼レンジ
低温調理器とレンジでは、肉の断面を見ても水分量が一目瞭然!
気になる味のほうはというと…
低温調理器は、今回水分が抜け始める65℃前後に設定したので、機種によって水分量に違いがあれば味の差になりそうですね。
低温調理のほうは、どれも本当にやわらかくて美味しい! だけど、確かに食感が少し違う気が!
温度の保持に違いがあるかも。後でデータを見てみましょう。
レンジのほうはガッシガシっすね。嫌いじゃないけど(笑)。
肉は60℃で火が通り65℃から水分が徐々に抜けてパサついていきます。レンジのほうは、火が通る時の温度が高くなりすぎてしまいますね。
ほんまや。食感もかたいし、差し歯が取れそうやわ(笑)!
結論をまとめると…
どの機種も、食材の仕上がりには大きな差はありません。
この出来栄えは、どれも甲乙つけがたい美味しさですわ!
わかったこと2:「使いやすさ」
クリップの仕様で使える鍋が決まる
鍋が浅すぎるとクリップがギリギリでうまく固定できなかったり、届かないことも。クリップの仕様で使える鍋が決まります。
つくり自体はとても簡単な調理器具なので、差が出るとしたら、操作性やパーツ類の使いやすさでしょうね。
クリップによって、全然具合が違いますね~。寸胴タイプの深い鍋ならどれでもつくようにできてはいるけど、どの家にも寸胴鍋があるとは限りませんもんね。
そう、だからクリップの位置や仕様が大事。クリップがスライドできるBONIQと、高さが短いサンコーは、浅鍋でもつけられそうですね。試してみましょう。
結論をまとめると…
使える鍋の深さは結構重要! 意外と違いがあるんやな!
わかったこと3:「お手入れ」
お手入れのしやすさも大事
ヒーターのカバーを回すと簡単に分解できるものと、ねじ止め式で分解できないものがあったり……。
分解できると、使った後、乾かすときも便利やな。
そうそう、万が一調理時にポリ袋が破れると、ヒーターに脂がついたり汚れることがあるので、洗える方が便利です!
内部のヒーターの先にはフィンが付いていて金属製とプラスチック製のものがありました。
結論をまとめると…
先端のフィンも枚数や素材が違うので、長期の使用を考えると金属がいい気もしますが、攪拌力の差も後ほど調べてみましょう。
今回検証した6製品は、調理した食材の味や食感は少し差があっても僅差。どの製品も機能性が高く、温度を安定して保つことができる優秀なものばかりで、食材の仕上がりよりも使い勝手に差が出ました。
それでは、今回のテスト結果を踏まえた総合ランキングを発表します!
唯一浅い鍋に使えて使い勝手抜群 サンコー「マスタースロークッカー S」
サンコー
マスタースロークッカー S
SSHORSLC
実勢価格:9800円
サイズ:H32×W8.2×D9.0cm
重量:800g
コード長:125cm
消費電力:最大850W
濱家さんの鋭いツッコミとさわけんさんの厳しいチェックを経て、見事ベストバイに選ばれたのはサンコーの「マスタースロークッカーS」でした。
これ一台で鶏胸肉はやわらかサラダチキンに、卵は黄身むっちりの温玉に、牛肉は絶品レアステーキに変身させられます!
頭一つ抜けた大きな理由は、安定したクリップの形状と浅い鍋にも使えるという点。わざわざ寸胴鍋を用意しなくても良いのがうれしいです。
製品自体のバランスがよく、直線部の少ない底が丸い鍋でもとりつけられます。ギザギザのクリップで固定もバッチリ!
テスト1.攪拌力
圧倒的な撹拌力があり、まんべんなく茶葉が広がりました。温度上昇や一度水温が下がってからの復帰はやや遅めです。
攪拌がもっとも見られたのはサンコー。温度復帰が早かったのはアイリスオーヤマでした。
テスト2.温度
▼テスト結果
60℃になるまでかかる時間:21分23秒
温度の復帰にかかる時間:2分49秒
サンコーは浅い鍋にも対応というだけあって他社製品よりもヒーター部分が短い点が不安でしたが、撹拌力が高いおかげか水温が下がっても他製品と遜色なく温度が復帰しました。
テスト3:調理
▼鶏胸肉
▼牛肉
▼温玉
浅鍋向きでも牛肉、鶏胸肉、卵とも美味しくできましたね。
パサつきもなくジューシーで、これは普通に美味しい!
テスト4.使いやすさ、お手入れ
▼タッチパネル
▼ダイヤル式
温度は25~99.9℃に0.1度単位で、時間は1分~99時間59分に設定できます。サイドのダイヤルで温度や時間が選べて便利です。
温度や時間はサイドのダイヤルで設定できて便利ですね!
反応が良すぎて、ピタッと止まらんのが気になるけど。
▼取り付け
クリップに段差が付いていてがっちりとまる形状もイイ!
ワンタッチでカバーを脱着できてお手入れもしやすいです。
ワンタッチで分解OK。小型化されたヒータのふき掃除もラク!
もともと人気商品として知られていた「マスタースロークッカー」「マスタースロークッカーショート」に続き、性能はそのままに、ヒーター部分が小型になったサンコー「マスタースロークッカー S」。浅い鍋にも対応した手軽さが両者ともに高評価でした。
軽量スリムボディで使いやすい モダンデコ「低温調理器szh01」
モダンデコ
低温調理器szh01
実勢価格:9999円
サイズ:H31×W8.0×D5.0cm
重量:1kg
コード長:約120cm
消費電力:1000W
2位はモダンデコ「低温調理器szh01」。細身のボディで軽量、省スペースで置けるのが高ポイント。タッチパネルの反応も◎。MIN水位までの高さは7.3cm。1万円以下でこの機能性とデザインが手に入るのは大きな魅力です。
テスト1.撹拌力
茶葉は塊で舞いパワーがあるがムラがありました。温度上昇はやや速く、温度変化も安定していて復帰も早かったです。
テスト2.温度調整力
▼テスト結果
60℃になるまでかかる時間:18分27秒
温度の復帰にかかる時間:2分8秒
テスト3.調理
▼鶏胸肉
▼牛肉
▼温玉
これは美味しい! このやわらかさとジューシーさは何!?
温度がほかよりも安定していて、水分が抜けにくかったのかも。
テスト4.使いやすさ、お手入れ
▼タッチパネル
▼取り付け
これは見た目以上に、タッチ式のコントロールパネルが使いやすい!
設定は1分刻みで操作ボタンもわかりやすくて反応もいい。
クリップの取り付けやすさはまずまず。普通っすね。
推奨する鍋は6~15Lの水が入る深めのものだそうです。
コンパクトなのが気に入りました!
簡単にカバーの取り外しができてええな。手入れしやすい!
細部へのこだわりが見事 葉山社中「BONIQ 低温調理器」
葉山社中
BONIQ(ボニーク)
低温調理器
実勢価格:1万9800円
サイズ:H37×W6.0×D11cm
重量:1.2kg
コード長:150cm
消費電力:最大800W
3位は葉山社中「BONIQ(ボニーク) 低温調理器」。低温調理器の中でも人気が高いだけあって、設定のしやすさやお手入れのしやすさへの配慮はさすが! サイズは大きめで、他の機種に比べると価格が若干高いのが気になる点ではあります。
テスト1.撹拌力
撹拌はイマイチで、60℃になるまでの時間が6台の中では一番遅かったです。温度復帰の速度もゆっくりめでした。
テスト2.温度調整力
▼テスト結果
60℃になるまでかかる時間:24分36秒
温度の復帰にかかる時間:2分38秒
テスト3.調理
▼鶏胸肉
▼牛肉
▼温玉
人気機種なので期待していましたが、他と味に差はないですね。
うん、確かに! でもこの、しっとり感がたまりませんな~!
テスト4.使いやすさ、お手入れ
▼タッチパネル
▼ダイヤル式
▼取り付け
設定は親指でグリグリするから簡単っすね!
クリップが上下にスライドして、鍋の深さを気にせずにつけられるのもいいですね。
パネルの表示も見やすいで~!
クリップまで分解OK。ただ本体の接合部分が少しガタつきます。
4位: 機能性や調子の仕上がりは文句なし
グリーンハウス「GH-SVMA-BK」
グリーンハウス
GH-SVMA-BK
実勢価格:1万3804円
サイズ:H31×W8.0×D5.0cm
重量:990g
コード長:約120cm
消費電力:1000W
4位はグリーンハウス「GH-SVMA-BK」。スリムで省スペースに収納しやすくタッチパネルの反応もよく、機能性や調子の仕上がりは文句なし。0.5度刻みで温度設定ができる本格タイプです。MINまでの水位は約7cm。他社の製品とほぼ同じ機能と考えるとお値段は若干お高めです。
テスト1.撹拌力
茶葉は少々浮いていて、攪拌力は普通。温度の上昇スピードやや速く、温度の復帰力もまずまずでした。
テスト2.温度調整力
▼テスト結果
60℃になるまでかかる時間:18分2秒
温度の復帰にかかる時間:2分18秒
グリーンハウスはパワーが優れていたことから、設定した60℃に真っ先に到達しました。
テスト3.調理
▼鶏胸肉
▼牛肉
▼温玉
これもよく仕上がってますね。
鶏胸肉がここまで美味しくなるなんて! 他とやわらかさは同じ感じで、やさしい味になってるな!
テスト4.使いやすさ、お手入れ
▼タッチパネル
▼取り付け
操作の感度もいいしコントロールパネルの見やすさもいい感じ。
温度設定は0.5度刻みでできますね。細かい温度設定をしたい人にはいいですね。
ボディも細くて置き場が省スペースですみそうなのはいいですね。収納しやすさも大事!
クリップは固定式で、深さ8cm以上、容量4L以上の鍋への取り付けが推奨されています。
見た目も使い勝手は2位のモダンデコの商品と全く同じ。回転式で簡単ですね。
5位: 洗練されたデザインで機能も十分HadinEEon
HadinEEon
Mini Size Sous Vide
実勢価格:6187円
サイズ:H34.8×W5.6×D5.6cm
重量:1.1kg
消費電力:1000W
5位はHadinEEon「Mini Size Sous Vide」。プラスチック製の軽い素材で、扱いやすく底が平らなので、鍋底で自立もできるのがいいところ。明るいキッチンではタッチパネルが見づらく、少々ストレスがあります。分解できないのもマイナスポイント。
テスト1.撹拌力
ボディに空いた穴が小さいからか水流や撹拌力は弱め。温度の上昇は6台の中の中間で復帰時間も遜色なしです。
テスト2.温度調整力
▼テスト結果
60℃になるまでかかる時間:18分48秒
温度の復帰にかかる時間:2分30秒
テスト3.調理
▼鶏胸肉
▼牛肉
▼温玉
値段が安いので、若干不安がありましたが、他の機種に遜色ない美味しい仕上がりです。
見た目も食べてもやわらか~!
テスト4.使いやすさ、お手入れ
▼タッチパネル
▼取り付け
これはタッチパネルがおしゃれすぎてぱっと見わかりにくいかも。
液晶も明るいところだと表示がちょっと見えづらいのが残念。
ただ、この軽さとコンパクトさはいい!クリップもスライドするのかな? あ!(引き抜いたら)取れちゃいました。
クリップは外せるけどスライド用ではないです。底が平らなので自立させられるのはいいですね。
このネジは開けられんやつや!説明書にも手入れについて書いてないし。
5位: サイズが大きく深鍋向き
アイリスオーヤマ「LTC-01」
アイリスオーヤマ
LTC-01
実勢価格:1万4800円
サイズ:H約40×W9.0×D13cm
重量:1.4kg
コード長:約1.0cm
消費電力:1000W
同5位はアイリスオーヤマ「LTC-01」。コントロールパネルは慣れれば操作はしやすいです。6機種の中では一番重量があり、本体の高さも40cmと若干大きめ。寸胴鍋の用意がある人にはちょうどいいけど浅鍋には不向き。お手入れが面倒なのも難点です。
テスト1.撹拌力
全体的に茶葉が舞い上がり、攪拌力はとてもいいです。温度上昇はやや速く、温度復旧までの時間が一番早い!
テスト2.温度調整力
▼テスト結果
60℃になるまでかかる時間:19分9秒
温度の復帰にかかる時間:2分4秒
大きなサイズのアイリスオーヤマは、ヒーター部分が大きいためか、温度復帰の早さが一番でした。
テスト3.調理
▼鶏胸肉
▼牛肉
▼温玉
牛肉はやわらかくて美味しい! 鶏は他より水分がちょっと少なめかも。
でもやさしい食感でやわらかでジューシーでウマいっす!
テスト4.使いやすさ、お手入れ
▼タッチパネル
▼取り付け
+-の表示を押しすると数字を飛ばせるのは便利やけど、ちょっと慣れが必要やな。
そうですね、タッチの反応もいいし、素早く設定したいときに便利といえば便利ですよ。
ほかのやつよりだいぶ大きいから、これは深鍋じゃないと、あかんやつやな。
MIN水位は約7cmで推奨する鍋の深さは20cm以上なので汎用性は少なそうですね。
手入れをするときは、このネジをドライバーで外せって、面倒やな……。
[結論]使い勝手バツグンのサンコーがベスト 「俺が鶏ならこれで食われたい」(濱家さん)
かまいたち・濱家さんとの闘いを制したのは、使い勝手抜群のサンコーでした。
低温調理器があれば、肉料理のレパートリーが一気に広がります。「普通の浅い鍋で使えるなんて、これ、めっちゃええやん! サンコー、サイコー!」と、濱家さんも大絶賛でした!
サンコーの「マスタースロークッカーS」ならどの食材も美味しく作れて、料理の腕がアップしますよ!
以上、かまいたち・濱家さん vs 低温調理器6製品でした。
低温調理で最も注意すべきことは加熱不足による食中毒。だからこそ温度管理が重要です。温度と時間の関係性が導く答えは絶品の食感! まだ未知だという方はぜひ、低温調理器を手にしてみてください。
設定温度より肉の中心温度が2~0.5℃低くなると考えて、温度を確認しましょう。