カンタン&失敗なし! 秋刀魚を とびきり美味しく焼く方法

パリッパリの皮に、じゅわ~っと滲み出る脂……。見るだけで食欲を刺激されちゃう、いまが旬の秋刀魚の塩焼き! この時期限定の味覚を、自宅でも美味しく食べたいですよね。でも、秋刀魚って焼くのが意外と大変。グリルに身がくっついて崩れてしまったり、ニオイや脂がすごくて、後片づけもメンドウです。

そこで今回は「魚焼きグリル用」「フライパン用」「電子レンジ用」など、魚を焼くためのお助けアイテムを使って、とびきり美味しい秋刀魚が焼けるのはどれか探ってみました。

そして、いちばん美味しく、片付けも楽々という理想的なアイテムを発見しました。早速、そちらのアイテムをご紹介します!

[S評価]香ばしい焼き色が 放ったらかしでできるグリルトレー

片面焼きのグリルでも、網の上に置くだけで魚をひっくり返すことなく焼けるトレーがこちらです。グリル焼きなので、香ばしさも最高。魚の脂は、受け皿に落ちることなくトレーにたまるので、お掃除もラクラクです。

高木金属工:デュアルプラス グリル・オーブントースタートレー大型:FW-TJ

高木金属工業
デュアルプラス
グリル・オーブントースタートレー大型 FW-TJ
実勢価格:773円
秋刀魚の焼き時間:7分14秒

[S評価]香ばしい焼き色が放ったらかしでできるグリルトレー イメージ

ひっくり返さなくてもいいから、失敗することなくパリッパリの皮に! このディアルプラスで他の魚も焼いてみました。

[S評価]香ばしい焼き色が放ったらかしでできるグリルトレー イメージ2

鮭の切り身です。ふっくらしているのにパサつかず、水分もキープ。皮目の焼き色もほどよく、香ばしさが食欲をそそります。

[S評価]香ばしい焼き色が放ったらかしでできるグリルトレー イメージ3

アジの干物は、身を上にして焼きました。ひっくり返していないのに、皮目まできちんと火が通りパリパリの仕上がりに。身もふっくら食感です。

[S評価]香ばしい焼き色が放ったらかしでできるグリルトレー イメージ4

魚の脂は、溝に落ちます。フッ素加工なので、キッチンペーパーでふき取るか洗い流すだけで汚れは十分落ちます。今回テストした7製品中唯一のS評価になりました!

続いて、他の商品の評価をご紹介します。まずは「魚焼きグリル用」アイテムからご覧ください。

[B評価]グリル同様に焼けるけど 脂のベタつきは解消できず

シートが吸水紙になっていて、グリルトレーに敷いて水を入れて使うと、魚の脂やニオイを吸収してくれるというもの。ただ、洗いものは少しはラクになりますが、受け皿のベタつきがなくなるわけではないので、それほど時短にはなりませんでした。

ワコートレーディング:魚焼きグリル用受け皿シート

ワコートレーディング
魚焼きグリル用受け皿シート
実勢価格:227円
秋刀魚の焼き時間:8分50秒

[B評価]グリル同様に焼けるけど脂のベタつきは解消できず イメージ

脂ののった秋刀魚だと、けっこうグリルは汚れます。

[B評価]グリル同様に焼けるけど脂のベタつきは解消できず イメージ2

吸水紙の効果で、ニオイの発生は軽減してくれます。でも、使用後の洗いものは必須です。

[B評価]グリル同様に焼けるけど脂のベタつきは解消できず イメージ3

アジの干物は、通常のグリルと同じでふっくらとした仕上がり。設置も簡単でスピーディにできます。

[B評価]グリル同様に焼けるけど脂のベタつきは解消できず イメージ4

通常と比べて脂の量は少ないものの、吸収力は弱く、紙を取ったあとは全体にベタつきが残ります。

[B評価]ニオイが気になる? ポリマーで油を吸着するシート

受け皿に吸水紙を敷き300ccの水を注ぐと、ゼリー状に変化して落ちた油をキャッチしてくれるというもの。ただ、魚をお箸で取り出すときに先端にゼリーがくっつかないかちょっと心配になります。

グリル吸水受皿トレー

グリル吸水受皿トレー
実勢価格:108円
秋刀魚の焼き時間:9分52秒

[B評価]ニオイが気になる?ポリマーで油を吸着するシート イメージ

ふつうにグリルで焼くのと同じなので、焼き上がりは問題ありません。

[B評価]ニオイが気になる?ポリマーで油を吸着するシート イメージ2

シートのサイズがやや小さめなので、鮭などの切り身を焼くのにオススメです。

[B評価]ニオイが気になる?ポリマーで油を吸着するシート イメージ3

ちょっと気になったのは、ゼリー状のポリマー臭。干物にもポリマー臭がついたのか、少し嫌なニオイがしました。

[B評価]ニオイが気になる?ポリマーで油を吸着するシート イメージ4

浮いている水分や油分もあるうえ、ホイルが薄くて弱いので、取り外すとき、油がしみ出てこぼれることがあります。

C評価: [C評価]網に引っ掛ける手間が
面倒なジャバラ状のアルミホイル

アルミホイルがジャバラ状になっていて、グリル網の1本1本に引っ掛けて使うのですが、これがかなり面倒くさい! さらに水を入れる必要があり、気を抜くと水をこぼしてしまいそうになります。

ぶんぶん企画:かたづけバイバイ:魚焼きトレー20枚組

ぶんぶん企画
かたづけバイバイ
魚焼きトレー20枚組
実勢価格:1600円
秋刀魚の焼き時間:9分32秒

C評価: [C評価]網に引っ掛ける手間が面倒なジャバラ状のアルミホイル イメージ

焼き上がりは、通常のグリル焼きと変わず、美味しく焼けました。

C評価: [C評価]網に引っ掛ける手間が面倒なジャバラ状のアルミホイル イメージ2

ふっくら美味しく焼けます。ただ、設置するのがとにかく面倒です。設置時間や焼き時間を合わせると、全アイテム中最長となりました。

C評価: [C評価]網に引っ掛ける手間が面倒なジャバラ状のアルミホイル イメージ3

魚を裏返す際、お箸が引っ掛かってホイルに穴を開けちゃいそう……。慎重さが必要です。

C評価: [C評価]網に引っ掛ける手間が面倒なジャバラ状のアルミホイル イメージ4

一本一本に引っ掛けて設置するのに時間がかかりました。ホイルが傾くと中に入れた水が流れ落ちてしまうので、神経を使います。

以上、「魚焼きグリル用」のアイテムをご紹介しました。つづいては「フライパン用」を試してみました。

[A評価]香ばしさはあと一息 でも、くっつかず便利なホイル

今回試したアイテムで唯一のフライパン専用アイテム。身はふっくらとしており、適度な焼き色がつきました。使用後は小さくたたんで捨てるだけなので、後片付けもラクチン。パリパリッという香ばしさはないものの、手軽さも合わせA評価となりました。

旭化成ホームプロダクツ:クックパー フライパン用ホイル

旭化成ホームプロダクツ
クックパー フライパン用ホイル
実勢価格:204円
秋刀魚の焼き時間:7分7秒

[A評価]香ばしさはあと一息でも、くっつかず便利なホイル イメージ

美味しそうな焼き色はつきましたが、パリッと感がちょっと残念……。

[A評価]香ばしさはあと一息でも、くっつかず便利なホイル イメージ2

油なしでも、くっつかず身はふっくらふわふわになります。ただ、皮目に焼き色はつきません。

[A評価]香ばしさはあと一息でも、くっつかず便利なホイル イメージ3

まんべんなく火が通るものの、パリッとした香ばしさは、やっぱりグリルに劣ってしまいます。

[A評価]香ばしさはあと一息でも、くっつかず便利なホイル イメージ4

使い終わったら、折りたたんで捨てるだけ。フライパンにニオイやベタつきも残らず、圧倒的にラクでした。

最後に「レンジ用」のアイテムを2つご紹介。レンジで美味しく魚が焼けるのか、気になるところです。

[A評価]くるんと巻くだけで ふっくら仕上がるレンジ用シート

魚をシートでくるりと巻いて、電子レンジでチンするだけで、遠赤外線効果でふっくら仕上がるというもの。結果は、秋刀魚以外は意外にもおいしいという高評価でした。ただシートが小さいので、小さめの魚しか巻けないのが残念です。

電子レンジ用魚焼きシート

電子レンジ用魚焼きシート
実勢価格:108円
秋刀魚の焼き時間:2分

[A評価]くるんと巻くだけでふっくら仕上がるレンジ用シート イメージ

焼き色がつかないので、秋刀魚の仕上がりは残念です。

[A評価]くるんと巻くだけでふっくら仕上がるレンジ用シート イメージ2

たった2分で完成するので、時短したいときにはうってつけ。レンジ内に身が飛び散ることもないので、掃除の手間もありません。鮭の水分もキープしていました。

[A評価]くるんと巻くだけでふっくら仕上がるレンジ用シート イメージ3

アジの干物は香ばしさはないものの、ジューシーに仕上がりました。身に弾力があり美味しく食べられました。

[A評価]くるんと巻くだけでふっくら仕上がるレンジ用シート イメージ4

シートのサイズが小さので、大きい魚は巻けません。1人前の切り身や、秋刀魚の場合は半身ほどがベストです。

C評価: [C評価]レンジで秋刀魚が破裂!
掃除が大変になっちゃう焼き皿

秋刀魚を焼くときは、破裂防止のために切れ込みを入れ、さらにクッキングペーパーで巻いて電子レンジに投入。でも手間をかけたわりには、できあがった秋刀魚の身はパサパサしていて固い……。しかも結局、お腹部分が破裂していまい、見た目も残念な結果となりました。

竹原製缶:レンジで簡単ちょい焼き皿:小判

竹原製缶
レンジで簡単ちょい焼き皿 小判
実勢価格:999円
秋刀魚の焼き時間:2分30秒

C評価: [C評価]レンジで秋刀魚が破裂!掃除が大変になっちゃう焼き皿 イメージ

わざわざ切れ目を入れたのに、お腹部分が破裂してしまい、見た目がおいしくなさそう……。

C評価: [C評価]レンジで秋刀魚が破裂!掃除が大変になっちゃう焼き皿 イメージ2

鮭の切り身は、表面はこんがり、身はふんわり美味しく仕上がりました。ただ、魚の水分をふき取りクッキングペーパーを巻く必要があります。

C評価: [C評価]レンジで秋刀魚が破裂!掃除が大変になっちゃう焼き皿 イメージ3

アジの干物は、ペーパーを巻かずそのままレンジに入れてみたところ、身がハネてレンジの壁に飛び散るという散々な状態に……。ニオイも付着してしまいました。

C評価: [C評価]レンジで秋刀魚が破裂!掃除が大変になっちゃう焼き皿 イメージ4

卵や腹わたのある魚を調理する際は、クッキングペーパーを巻かないと必ず破裂します。身を崩さないようにはがすのも大変。時間もかかるし掃除も大変なのは考えものです。

やっぱり秋刀魚はグリル焼き! 美味しく焼ける「デュアルプラス」

今回「魚焼きグリル用」「フライパン用」「電子レンジ用」と、全7アイテムを比較しましたが、結果、味のよさはやっぱり魚焼きグリルでした! グリルは「後片付けがたいへん」という声が多いですが、そんなグリル焼きの手間を手助けしてくれる「デュアルプラス」のトレーはオススメです。ぜひ、今回の結果をご参考に、秋刀魚を美味しく召し上がってくださいね。