この記事でわかること

  • 2025年に買うべきオーディオ製品が一目でわかる
  • プロ視点で"本当に音がいい"モデルだけを厳選
  • AirPods Pro 3は買い替える価値があるのか
  • ジャンル別のおすすめと失敗しない選び方

家電おすすめ家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025!

家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025! 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

大手メーカーから新興ブランドまで、魅力的な家電・ガジェットが次々と登場し、まさに群雄割拠の時代。そんな中、本音テストの雑誌『家電批評』編集部は、2025年も徹底した実機テストを重ね、あらゆる製品を検証してきました。

その膨大なテスト結果の中から、「これは本気でおすすめできる!」と編集部が胸を張って推せる逸品だけを厳選。名付けて──「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025」を大発表。

性能、使いやすさ、コスパ、そして“いかに暮らしを豊かに、便利にできるか”。忖度ナシで、あらゆる角度から評価したうえで選ばれた、“間違いなしの一台”をお届けします。

今回は、「オーディオ部門」編です!

この記事は、「今年オーディオ製品を買う予定がある」「失敗しないイヤホン・ヘッドホン選びがしたい」「評価が信用できるレビューだけ読みたい」「プロ視点の“本当に良い音”が知りたい」といった人におすすめです。

この記事を読めば、2025年版のオーディオ界隈主要トピックを網羅することができます。

AV機器【オーディオ部門】家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025

【ノイズキャンセリングイヤホン】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるノイキャンイヤホンを、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 4.48

 
総合評価
 4.48

音質、装着感、ノイキャンのすべてが最高。iPhoneユーザーなら買い

AirPods Pro 2から3年ぶりに登場した、Apple「AirPods Pro 3」

テストの結果、新モデルにふさわしい完成度であることが確認できました。特に音質の向上が顕著で、AirPods Proシリーズ史上、最も高音質と断言できる仕上がりです。

さらにノイズキャンセリング性能も進化しており、外部音の遮断効果が一段と向上しています。

Appleユーザーなら、ぜひチェックしておきたい一台です。

おすすめポイント
  1. クラス最強レベルのノイキャン
  2. 優れた空間オーディオ
がっかりポイント
  1. アンドロイド、ウインドウズとの互換性
重量
5.55g
型番
MFHP4J/A

AirPods Pro 3とAirPods Pro 2の違いを徹底比較

AirPodsはもともと音質に定評がありましたが、Pro 3では解像度や音像定位、ダイナミクスがさらに向上しています。レスポンスの良い低域に加え、ボーカルの艶やかさや楽器の音色の鮮やかさが際立ちます。

空間オーディオも一段と広がりを増しており、「これ以上進化するのか?」と思うほど魅力的な音に仕上がっています。

AirPods Pro 3とAirPods Pro 2の違いを徹底比較 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
Apple「AirPods Pro 3」

「AirPods Pro 2」からドライバーの変更はないようですが、ハウジングの設計変更などにより、音質が向上。特に解像度、音像定位、ダイナミクスに変化がありました。また、空間オーディオは10点満点という、これまでにない高い評価となりました。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

音楽の細部まで再現しようという意気込みが感じられます。

Apple「AirPods Pro 2」

Pro 3の音を聴かなければ、十分に満足できる音質です。解像度はPro 3に負けていますが、ボーカルの滑らかさを残した絶妙な解像感で聴きやすさ重視です。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

ややウォームな音色で女性ボーカルがやわらかく感じられます。

Pro 3のほうがシャープな音質

Apple「AirPods Pro 3」

Pro 3のほうがシャープな音質 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

Apple「AirPods Pro 2」

Pro 3のほうがシャープな音質 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ2

やわらかな印象のPro 2に対して、カラッとした空気感で、女性ボーカルはややドライに感じられるほど歯切れがいい音質です。

空間オーディオがすごい!映画やライブを大迫力で楽しめる

AirPods Pro 3の空間オーディオは、Pro 2から大きく進化しています。特に低域の表現が秀逸で、空間全体を包み込むような迫力と臨場感が魅力。映画やライブ音源では思わず息を呑むような没入感を味わえます。トラッキング時の音の動きも滑らかで、顔の向きに合わせて定位が自然に変化。Pro 3の空間オーディオは間違いなく一歩先を行っています。

空間オーディオがすごい!映画やライブを大迫力で楽しめる 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

コントロールセンターで音量スライダーを長押しし、「空間オーディオ」をタップしてオンにできます。

折原一也 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)ライター
折原一也 氏 のコメント

空間の定位がしっかりしながら、自然な音の広がりがすばらしい。

【ワイヤレスヘッドホン(ハイエンド)】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるワイヤレスヘッドホン(ハイエンド)を、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 4.38

 
総合評価
 4.38

圧巻の音質で一度聴いたら魅了されるヘッドホン

Px7シリーズの最新モデルとなる、Bowers & Wilkins「Px7 S3」

従来モデルよりも解像感やクリアさが向上し、艶やかな音色も兼ね備えています。まさに“音楽を聴く楽しさ”を感じさせてくれるヘッドホンです。

今回は、ノイズキャンセリング界の王者として知られる「Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」と徹底比較しました。

結論から言えば、音質ではBowers & Wilkins「Px7 S3」が圧勝。「ワイヤレスでここまでの高音質が出せるのか」と驚かされるほど、耳を奪われるサウンドでした。

おすすめポイント
  1. デザインや質感がいい
  2. 通話マイクの音質が自然で聞きやすい
がっかりポイント
  1. 外音取り込みの音がやや不自然
重量
300g
連続再生時間
30時間(約)
対応コーデック
SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、aptX Lossless
型番
PX7S3/AB

ライバル機「Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」と徹底比較

ワイヤレスであることを忘れてしまうほど完成度の高いBowers&Wilkins(B&W)「Px7 S3」。

ボーズとの比較では、すべての項目でB&Wが上回りました。高域から低域まで音の粒立ちが美しく、細かなニュアンスまでしっかりと描き出します。

一方のボーズは、押し出しの強い“塊感”のある音が魅力ですが、音楽が楽しいと感じたのは、やはりB&Wでした。

ライバル機「Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」と徹底比較 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
Bowers&Wilkins「Px7 S3」

高音質コーデックのaptX HD、aptX Adaptive、aptX Losslessに対応しており、ハイレゾ音源が楽しめます。有線と遜色ない美しいサウンドは一聴の価値あり。

Bowers&Wilkins「Px7 S3」 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

艶やかな高域に量感ある低域を組み合わせた音がとても魅力的です。

飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

上品さの中にどこか色っぽさも感じさせ、自然と音楽に引き込まれます。

ボーズ「Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」

昔のボーズの量感ある低域を、現代技術でブラッシュアップした迫力のあるサウンドですが、情報量が少なくニュアンスに欠けるのが残念です。

ボーズ「Bose QuietComfort Ultra Headphones(第2世代)」 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

新幹線のようなノイズの多い環境でも、音楽にしっかり集中できる音作りです。

飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

B&Wに比べて情報量が少なく、音の立体感に欠けるのが惜しいです。

ボーズほどではないがノイキャンも良好

ボーズほどではないがノイキャンも良好 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
  ボーズ B&W
装着感(5点) 4.0 3.7
外音取り込み(5点) 4.5 3.5
ノイキャン(10点) 8.0 7.5
通話マイク(5点) 4.0 4.5
操作性(5点) 4.0 3.5

B&Wのノイズキャンセリングも高い効果を感じました。街中では、人の話し声や高域のノイズはやや残りますが、機内のエンジン音はしっかりと抑えます。音楽を聴きながらであれば、十分に実用的です。なお、装着感は側圧がやや強めですがしっかりとホールドします。

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【サウンドバー(エントリークラス)】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるサウンドバー(エントリークラス)を、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 4.06

 
総合評価
 4.06

おうちエンタメがワンランク上の音に!

デノン「DHT-S218」は、入門クラスのサウンドバーでありながら、広がりのある自然なサウンドが特徴です。

原音を忠実に再生するPureモードは、「どのコンテンツにも対応できるほど完成度が高く、制作者の意図する効果を見事に再現している」と専門家からも高く評価されています。

低音の量感は控えめではありますが、それ以外の帯域においてはコンテンツの魅力を十分に引き出す仕上がりとなっています。

おすすめポイント
  1. どのコンテンツも良音で聴ける
  2. プリセットもしっかり機能
  3. リモコン操作がわかりやすい
がっかりポイント
  1. 専用アプリがない
890mm
奥行
120mm
高さ
67mm
重量
3.6kg
チャンネル数
7.1ch
対応音声フォーマット
Dolby Atmos、Dolby Digital
Bluetooth
Ver. 5.3
型番
DHT-S218-K

高域から低域まで十分以上の音質

ツイーター
ツイーター 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

サラウンド感は専門家が「お見事!」と絶賛。低音の量感はほどほどですが、音像がしっかり作り込まれていてリアリティのあるサウンドです。

ツイーター 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ2
野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

音楽のニュートラルな音色が素晴らしく、広がりや定位の表現も優秀。アコースティック楽器やクラシックに最適です。

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【Bluetoothスピーカー】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるBluetoothスピーカーを、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 4.19

 
総合評価
 4.19

屋外イベントや動画視聴に最適!

JBL「JBL Charge 6」は、好きな場所で音楽を楽しめるポータブルBluetoothスピーカーです。

音質テストでは、豊かな低音の量感と明瞭な中音域に加え、ボーカルをしっかりと聞かせる特性が高く評価されました。ジャンルを選ばず、さまざまな音楽に自然にフィットする仕上がりです。

おすすめポイント
  1. 音の広がりと迫力がスゴい
  2. AIが自動で音質を調整
がっかりポイント
  1. 他製品よりやや大きく重い
228.8mm
奥行
94.0mm
高さ
98.5mm
重量
990g (ストラップ使用時)
型番
CHARGE 6 BLUE

音域特性

音域特性 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
音域特性 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ2

アプリには4つのイコライザーがプリセットされ、バッテリー節約モードも搭載しています。

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【アクティブスピーカー(4〜10万円クラス)】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるアクティブスピーカー(4〜10万円クラス)を、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 4.06

 
総合評価
 4.06

音域のバランスがいい鮮度の高いサウンド!

Q Acoustics「M20」は、PCやテレビに接続するだけで手軽に高音質を楽しめるアクティブスピーカーです。

ニュートラルでスッキリとした音質が特徴で、高域から低域まで解像度が高く、音の粒立ちも非常に良好です。

音像定位も正確で、ステレオ感や奥行きの表現においては、価格を超えるクオリティを発揮します。

おすすめポイント
  1. 価格以上の高音質
  2. スタイリッシュなデザイン
がっかりポイント
  1. 本体で音量操作がしにくい
170mm
奥行
296mm
高さ
279mm
重量
5.5kg(アンプ内蔵SP)、5.1kg(パッシブSP)
カラー展開
ブラック、ホワイト、ウォールナット
Bluetoothコーデック
aptX、aptX HD、aptX Low Latency、SBC、AAC
型番
3030I WHITE 2ホン

音域特性

音域特性 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

音色は明るくボーカルはくっきり。ハイレゾ時代にふさわしい音です。

【USB-Cイヤホン】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるUSB-Cイヤホンを、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 3.73

 
総合評価
 3.73

抜群の広がり感のある音質にマイク性能もダントツにいい!

SIMGOT「EW300 DSP (マイク付き)」は、異なる方式のドライバーを3基搭載した、贅沢な仕様のUSB-Cイヤホンです。

チューニングが難しいとされる「多ドラ」構成でありながら、音場の広さや定位の明確さなど、全体としての完成度が高いと専門家から高く評価されています。

おすすめポイント
  1. 良好な定位や音場感
  2. マイク感度が高い
がっかりポイント
  1. 苦手な楽曲もある
重量
31.0g(実測)
ドライバー
トリプルドライバー
型番
SIMGOT EW300
抜群の広がり感のある音質にマイク性能もダントツにいい! 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

音は硬めで音量の起伏が激しい楽曲(ジャズなど)はやや苦手。強めの音圧で歌い切るようなJ-POPや、静かで穏やかなアコースティックな曲、小規模なクラシックなどが得意です。

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【開放型ヘッドホン(5万円以下)】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のある開放型ヘッドホン(5万円以下)を、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 4.30

 
総合評価
 4.30

高解像度となめらかな聴き心地を両立!

SIVGA「Anser」は、木材を活かした独自のデザインと安定した品質で世界的に注目を集めるオーディオブランド「SIVGA」のエントリーモデルです。

評価を担当した専門家2名が揃って感心したのは、その音質の高さです。解像度に優れたサウンドは、楽器の繊細なニュアンスまでも鮮明に描写し、高い表現力を発揮します。

おすすめポイント
  1. 高級感あるデザイン
  2. やわらかいイヤーパッド
がっかりポイント
  1. ハードケースが付属しない
重量
342g
駆動方式
ダイナミック型
飯田有抄 氏
クラシック音楽ファシリテーター
飯田有抄 氏 のコメント

作品のよさ演奏の巧みさを伝えてくれます!

音域特性

音域特性 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

【DAP(エントリーモデル)】おすすめ 2025

今年もっとも買う価値のあるDAP(エントリーモデル)を、専門家とともに徹底検証しました。

総合評価: 3.09

 
総合評価
 3.09

DAPの楽しさを実感できる高コスパモデル

FIIO「JM21」は、価格の幅が広いDAP(デジタルオーディオプレーヤー)の中で、3万円台(検証時)とコスパに優れ、エントリーモデルとして年間ベストバイとなりました。

本機は音質と使い勝手のバランスが良く、厚さ13mm、重さ約156gと携帯性にも優れています。

初めてのDAPとして、バランス接続のイヤホンやFIIO製ヘッドホンと組み合わせて使うのに最適です。

Android 13ベースの製品のため、各種音楽サービスのアプリも楽しめます。

おすすめポイント
  1. 安くDAPデビューするならコレ
  2. 明るくポップな楽曲が得意
がっかりポイント
  1. Android機としてはメモリが不十分
68mm(約)
奥行
13mm(約)
高さ
120.7mm
重量
156g
DAC
Cirrus Logic CS43198×2
型番
FIO-JM21-B

音域特性

音域特性 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

DACやBluetoothレシーバーなど機能面は完璧!EQも手軽に使える

レシーバー機能
レシーバー機能 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ
USB-DAC機能
USB-DAC機能 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

PCやスマホからUSB入力して高音質で聴けるDAC機能、音楽をBluetooth転送して本機で再生できるレシーバー機能を搭載。なお、メモリが少ないためアプリの同時起動は非推奨です。

USB-DAC機能 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ2

イコライザーは純正アプリ以外にも適用されます。プリセットが豊富な上、効果を体感しやすい音響効果も◎です。

本田雅一 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
本田雅一 氏 のコメント

コスパならこれ。低価格でもDAPの楽しさがわかります。

野村ケンジ 氏
AV(オーディオ&ビジュアル)評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

爽やかで明るい音。メリハリがあり現代の楽曲に合っています。

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以上、家電批評「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」オーディオ部門に選ばれた、おすすめ製品の紹介でした。

ぜひ、製品選びの参考にしてください!

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