AV機器サウンドバーで大迫力サウンドを体験しよう!

サウンドバーで大迫力サウンドを体験しよう! サウンドバーおすすめ イメージ

映画や音楽、ゲームなど、自宅で楽しめるエンタメがどんどん増えてきた今、サウンドバーの人気も高まっています。

とくに最近は、安くても大迫力な音と包みこまれるようなサラウンド感を楽しめるサウンドバーが続々登場しています。テレビの前に置くだけで、大迫力と臨場感を味わえるのが魅力です。

とはいえ、「映画館みたいな大迫力サウンドには憧れるけど、本格的なホームシアターってお金も知識もかかりそうで不安…」という方も多いはず。

そこで今回は、雑誌『家電批評』編集部がプロと一緒に、手頃な価格で人気のサウンドバー4製品と、10万円以下&低音の迫力が圧倒的なサブウーファー付きの人気モデル5製品をピックアップ。

実際に音質や使いやすさを比較しながら、初心者でも導入しやすい“おすすめの一台”をそれぞれ選びました。

AV機器サウンドバーの選び方のポイント

高いサウンドバーと安いサウンドバー、何が違う?

サウンドバーは高価格帯になるほど高音質かつ臨場感が高まるのは事実。抜群の迫力・臨場感が期待できます。

しかし近年は、低価格帯の入門機でも立体音響技術「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」に対応したり、リモコンやアプリからキャリブレーションやイコライザーを調整できるなど、“音”にこだわった製品が増えてきました。

とりわけ「Dolby Atmos」を搭載したモデルは、大きなトレンドです。かつては5万円以上が相場でしたが、現在ではそれ以下の価格帯でも「Dolby Atmos」に対応したモデルが登場しています。

低価格モデルの多くは、サブウーファーやリアスピーカーを備えないワンボディ(一体型)タイプですが、疑似的なサラウンド再生によって臨場感あふれる音場空間を体験できます。さらに、省スペースかつコンパクトに設置できるため、初めて導入する人にも適した選択肢といえるでしょう。

加藤直樹
家電批評編集部
加藤直樹 のコメント

低価格でも好みの音に調整できるモデルもあります。

Dolby Atmos(ドルビーアトモス)
Dolby Atmos(ドルビーアトモス) サウンドバーおすすめ イメージ

真正面に加えて、縦方向や横方向からもサウンドが響いてくる立体音響技術。立体的な音場が映像の没入感をアップしてくれます。

キャリブレーション
キャリブレーション サウンドバーおすすめ イメージ

サウンドを最適化するキャリブレーションや「音」を調整できる専用アプリを使える機種も登場。

アプリ
アプリ サウンドバーおすすめ イメージ

AV機器サウンドバーの比較方法

手頃な価格で導入できる一体型のサウンドバーをテスト

雑誌『家電批評』編集部が、オーディオ&ビジュアルのプロ・野村ケンジさんと一緒に、手頃な価格で導入できるサウンドバー人気4製品を比較しました。

映画や音楽など自宅で楽しめるコンテンツを主眼として、音質を細かく項目ごとに分けて採点。さらに、リモコンやアプリの操作感、設定項目の充実度といった使い勝手についても徹底的に調査しています。

手頃な価格で導入できる一体型のサウンドバーをテスト サウンドバーおすすめ イメージ

音質(映画)

映画は、Dolby Atmos対応の『トップガン マーヴェリック』(UHD BD)を視聴。

高音・中音・低音の3音域に加え、解像感や立体感、さらに横方向と高さ方向のサラウンド(音の広がり)を含めた、全7項目で採点を行いました。

音質(音楽)

音楽はスマートフォンとBluetoothで接続し再生しました。

試聴楽曲は、宇多田ヒカルの「BADモード」、上田麗奈の「リテラチュア」、そしてYouTubeに公開されているYOASOBI「アイドル」(ツアーライブ映像)の3曲です。

音質(YouTube・テレビ)

YouTubeでは、本誌企画「家電批評 本音のおすすめベストバイ」(https://www.youtube.com/@KADEN_OSUSUME)を視聴。

テレビ番組については、ニュースやバラエティのスタジオシーン、料理番組など複数の番組をチェックし、出演者のセリフや効果音を聞き比べました。

使い勝手

使い勝手 サウンドバーおすすめ イメージ

リモコンの視認性や操作感、さらにサウンドモードやエンハンサーなど各種設定項目のわかりやすさをチェック。

加えて、専用アプリを備えるモデルについては加点し、インジケーターの見やすさについても確認しました。

サブウーファー付きサウンドバーも検証!

サブウーファーで低音の迫力が増す、サブウーファー付きサウンドバーの人気5製品もテストしました。

ネットフリックス(Netflix)のDolby Atmos(ドルビーアトモス)対応コンテンツで、左右と上方向への広がりを確認。

使い勝手はアプリの機能とリモコンの操作性をチェックしています。

それでは、編集部と専門家によるテストに基づくサウンドバーのランキングから発表していきます。

AV機器サウンドバーのおすすめランキング【コスパ重視】

プロと一緒に実際に使ってみた、サウンドバーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A評価
デノンDHT-S218
サウンドバーおすすめ デノン DHT-S218 イメージ
4.06
4.14 4.20 3.80 4.00
890mm
120mm
67mm
3.6kg
7.1ch
Dolby Atmos、Dolby Digital
Ver. 5.3
A評価
ヤマハSR-B30A
サウンドバーおすすめ ヤマハ SR-B30A イメージ
4.06
3.86 4.20 4.00 5.00
910mm
133mm
68mm
3.9kg
7.1ch
Dolby Atmos
Ver. 5.1
A評価
JBLBAR 300
サウンドバーおすすめ JBL BAR 300 イメージ
4.00
4.00 4.00 3.80 5.00
820mm
104mm
56mm
2.5kg
5.0ch
Dolby Atmos
Ver. 5.0
C評価
TCLS45H
サウンドバーおすすめ TCL S45H イメージ
2.94
2.71 3.20 3.00 3.00
810mm
98mm
60mm
2.05kg
2.0ch
Dolby Atmos
Ver. 5.2

A評価【1位】デノン「DHT-S218」

  • デノンDHT-S218
  • 最安価格: ¥29,800

総合評価: 4.06

 
音質(映画)
 4.14
音質(音楽)
 4.20
音質(YouTube・テレビ)
 3.80
使い勝手
 4.00

広がりのある自然なサウンドでどのコンテンツも良音のデノン

サウンドバーおすすめランキング第1位、ベストバイに輝いたのは、A評価のデノン(DENON)「DHT-S218」です。

まず、「音質」で注目したいのは、その巧みなチューニング。特に原音を忠実に再生する「Pureモード」は、専門家からも「どのコンテンツもこれで十分と思えるほど完成度が高く、作り手の意図をしっかり再現できている」と絶賛されました。

低域の量感は控えめながら、それ以外の音質項目ではコンテンツの魅力を十分に引き出すクオリティを発揮。YouTubeやテレビ視聴では際立った特徴こそないものの、声がクリアで聞き取りやすく、良好な評価を得ています。

専用アプリは非対応ですが、リモコンはシンプルで扱いやすく、低音調整やサウンドモードの切り替えもスムーズに行えました。

編集部の検証では、映画・音楽・テレビと幅広いコンテンツで安定した高音質を確認できました。特に初めてサウンドバーを導入する方にとって、扱いやすさと音質のバランスに優れた一台。映画も音楽も楽しみたい初心者におすすめです。

おすすめポイント
  1. どのコンテンツも良音で聴ける
  2. プリセットもしっかり機能
  3. リモコン操作がわかりやすい
がっかりポイント
  1. 専用アプリがない
890mm
奥行
120mm
高さ
67mm
重量
3.6kg
チャンネル数
7.1ch
対応音声フォーマット
Dolby Atmos、Dolby Digital
Bluetooth
Ver. 5.3
型番
DHT-S218-K
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

音楽のニュートラルな音色が素晴らしく、広がりや定位の表現も優秀。アコースティック楽器やクラシックに最適です。

【音質】

  映画 音楽 YouTube
・テレビ
高域 良好 良好 良好
中域 良好 優秀 良好
低域 合格 良好 合格
立体感 優秀 良好 良好
解像度 優秀 良好 良好
【音質】 サウンドバーおすすめ イメージ

映画の音質は、音の広がりがしっかりと感じられ、臨場感あふれるサウンドです。

ツイーター

ツイーター サウンドバーおすすめ イメージ

ツイーターは高域から低域まで、十分以上の音質を実現。

サラウンド感については、専門家が「お見事!」と称賛する仕上がりです。

低音の量感は控えめながら、音像の作り込みが丁寧で、リアリティのあるサウンドを楽しめます。

リモコン

リモコン サウンドバーおすすめ イメージ

多彩な設定が可能で操作しやすいリモコン。

専用アプリがないので、操作は本体もしくはリモコンで行うのが基本。

リモコンは文字が見やすく、基本操作のほかにサウンドモードや各音域のエンハンサーなどの設定も可能です。

A評価【2位】ヤマハ「SR-B30A」

  • ヤマハSR-B30A
  • 最安価格: ¥21,150

総合評価: 4.06

 
音質(映画)
 3.86
音質(音楽)
 4.20
音質(YouTube・テレビ)
 4.00
使い勝手
 5.00

中高域の音色は優秀! 音楽やテレビならヤマハ

サウンドバーおすすめランキング第2位は、A評価を獲得したヤマハ(YAMAHA)「SR-B30A」「コスパBEST」に選ばれました。

専門家からは「低域が弱いこと以外、弱点のない音質」と高い評価。特に中域と高域の自然な音色が秀逸で、楽曲のボーカルやテレビ音声を違和感なく再現できていました。

操作面では、リモコンが直感的で使いやすく、さらに専用アプリからプリセットや音質調整を手軽に行える点も高評価。

惜しくも、映画視聴により適した音質を備えたデノン「DHT-S218」にベストバイの座を譲りましたが、コストパフォーマンスの高さでは群を抜いたモデルです(検証時)。

おすすめポイント
  1. 中高域の音質はプロも絶賛
  2. 音の広がりも十分
  3. 専用アプリで微調整できる
がっかりポイント
  1. 低域が弱く解像感も低め
910mm
奥行
133mm
高さ
68mm
重量
3.9kg
チャンネル数
7.1ch
機能
最大60W出力、ワンボディタイプ
対応音声フォーマット
Dolby Atmos
Bluetooth
Ver. 5.1
型番
SR-B30A
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

低域の質感が不足している以外は問題ない高音質。サブウーファーを合わせるのがおすすめです。

【音質】

  映画 音楽 YouTube
・テレビ
高域 良好 優秀 優秀
中域 良好 良好 良好
低域 合格 合格 合格
立体感 良好 優秀 良好
解像度 良好 良好 良好
【音質】 サウンドバーおすすめ イメージ

YouTubeやテレビの音質はナチュラルで、違和感なく楽しめます。特に中域の人の声は自然で聞き取りやすく、テレビスピーカーとして最適です。

専用アプリ

専用アプリ サウンドバーおすすめ イメージ

わかりやすいUIで、直感的な操作が可能。

専用アプリでは、映画やゲーム用のプリセットやクリアボイス機能など、多彩な音響調整を手軽に行えました。

A評価【3位】JBL「BAR 300」

  • JBLBAR 300
  • 最安価格: ¥38,800

総合評価: 4.00

 
音質(映画)
 4.00
音質(音楽)
 4.00
音質(YouTube・テレビ)
 3.80
使い勝手
 5.00

低域の迫力はトップ! アクション映画ならJBL

サウンドバーおすすめランキング第3位は、A評価を獲得したJBL「BAR 300」

重低音の迫力はトップクラスで、サブウーファー非搭載とは思えないレベルの力強さを実現。

音作りはメリハリ重視で、映画鑑賞には適していますが、音楽やYouTubeでは中高域にやや違和感が生じることもあります。

リモコンはシンプルな設計で、直感的に操作でき迷うことはありません。

820mm
奥行
104mm
高さ
56mm
重量
2.5kg
チャンネル数
5.0ch
対応音声フォーマット
Dolby Atmos
Bluetooth
Ver. 5.0
型番
BAR 300

【音質】

  映画 音楽 YouTube
・テレビ
高域 良好 良好 良好
中域 良好 良好 良好
低域 優秀 良好 良好
立体感 良好 良好 良好
解像度 合格 良好 合格

リモコン

リモコン サウンドバーおすすめ イメージ

キャリブレーションがワンボタンで完了!

リモコン サウンドバーおすすめ イメージ2

ボタンを押すだけで、本体の設置位置を自動で把握し、音を最適化します。

C評価【4位】TCL「S45H」

  • TCLS45H
  • 最安価格: ¥9,980

総合評価: 2.94

 
音質(映画)
 2.71
音質(音楽)
 3.20
音質(YouTube・テレビ)
 3.00
使い勝手
 3.00

音質は他機より劣るが好みに調整できるTCL

サウンドバーおすすめランキング第4位は、TCL「S45H」

音質は全体的に他機種に一歩劣るものの、「約2万円(検証時)という価格を考えれば十分」との評価。

サウンドモードやイコライザーなど調整機能は充実していますが、使いこなすにはやや難しさがあります。

810mm
奥行
98mm
高さ
60mm
重量
2.05kg
チャンネル数
2.0ch
対応音声フォーマット
Dolby Atmos
Bluetooth
Ver. 5.2
型番
S45H

【音質】

  映画 音楽 YouTube
・テレビ
高域 良好 良好 良好
中域 合格 合格 合格
低域 合格 合格 合格
立体感 微妙 合格 微妙
解像度 合格 合格 合格

専用アプリ

専用アプリ サウンドバーおすすめ イメージ

専用アプリでも、映画やゲームなどのサウンドモードを利用して音質調整が可能です。リモコンはやや複雑ですが、アプリは直感的で使いやすいのが魅力です。

次は、編集部と専門家によるテストに基づくサブウーファー付きサウンドバー​のおすすめランキングです。

AV機器サブウーファー付きサウンドバーのおすすめランキング

A評価【1位】JBL「BAR 500MK2」

  • JBLBAR 500MK2
  • 最安価格: ¥69,300

総合評価: 4.20

 
解像度
 3.50
音域のバランス
 4.17
情報量の多さ
 4.00
セリフの 明瞭さ
 4.00
横方向の広がり
 5.00
高さ方向の広がり
 4.50
使い勝手
 4.00

音が頭の後ろまで広がる!天井からも音が降ってきます

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめランキング第1位、ベストバイに選ばれたのは、A評価のJBL(ジェイビーエル)「BAR 500MK2」です。

ベストバイの最大の理由は、何といっても“圧倒的なサラウンド感”。左右への音の広がりはもちろん、Dolby Atmosによる高さ方向の表現力は、今回検証したサブウーファー付きサウンドバー5製品の中で群を抜いていました。

驚くほど抜けの良いクリアなサウンドで、まるで頭上から音が降ってくるかのようなリアルな音場を体験できました。

さらにサブウーファーとの連携もスムーズで、低域は量感豊かにローエンドまでしっかり伸びつつ、ぼやけず輪郭のある力強いサウンドを実現しています。

本体サイズはやや大柄ですが、それに十分見合う高音質を誇ります。「イマーシブオーディオの空間表現で太鼓判を押せるのはJBLのみ」と、野村さんも絶賛。

JBLの音作りへのこだわりが随所に光る、まさに新定番となるサウンドバーです。

おすすめポイント
  1. 上部からも音が聞こえる圧倒的なサラウンド
  2. 動画と音楽の両方が高音質
がっかりポイント
  1. サブウーファーの横幅が広く置き場所に困る
940mm(本体)、325mm(サブウーファー)
奥行
104mm(本体)、325mm(サブウーファー)
高さ
50.5mm(本体)、400mm(サブウーファー)
重量
2.9kg(本体)、8.1kg(サブウーファー)
型番
BAR 500MK2
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

JBLの圧倒的な最新技術が際立っています。音質、音場、機能すべて良好でした。

音が頭の後ろまで広がる!天井からも音が降ってきます サウンドバーおすすめ イメージ

横幅は940mmとかなり大きめですが、シャープなデザインのため圧迫感はあまりありません。一方、サブウーファーはしっかりとした存在感があります。

音質(音楽)

音質(音楽) サウンドバーおすすめ イメージ

設定を変えずに、音楽でもJBLらしいメリハリのあるサウンドを楽しめます。動画だけでなく、音楽も高音質で再生できます。

アプリ

アプリ サウンドバーおすすめ イメージ

今回検証した5製品の中で、唯一イコライザーを搭載しています。

さらに、音声と映像のズレを補正する「オーディオシンク」や、セリフをクリアに再現する「PureVoice」など、多彩な機能を備えたアプリです。

設置性

設置性 サウンドバーおすすめ イメージ

ユニークなデザインのサブウーファー。音質は良好ですが、サイズがかなり大きいため、設置場所に悩むかもしれません。

部屋の特性に合わせて音響を最適化!

優れたサラウンドの秘密は「キャリブレーション」。サウンドバーから特定の音を出し、設置した部屋の特性(音の反射など)を調べて、自動的に最適な音へと設定してくれます。

部屋の特性に合わせて音響を最適化! サウンドバーおすすめ イメージ

リモコンの「CALIBR」ボタンを数回押すだけと操作は簡単。自動調整にかかる時間は1分以内です。

野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

設定の前と後では高さ方向の広がりが全く違います。

A評価【2位】ヤマハ「SR-B40A」

  • ヤマハ SR-B40A
  • 最安価格: ¥38,430

総合評価: 4.03

 
解像度
 4.50
音域のバランス
 3.92
情報量の多さ
 4.00
セリフの明瞭さ
 4.00
横方向の広がり
 4.50
高さ方向の広がり
 3.50
使い勝手
 4.00

誇張のない素直な音質だから音楽スピーカーとしても魅力的

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめランキング第2位は、A評価のヤマハ(YAMAHA)「SR-B40A」「コスパBEST」も獲得しています。

人物の声や環境音を自然に引き出す、加工感のないナチュラルな音質が好印象です。

JBL「BAR 500MK2」には一歩及ばないものの、音の広がりは秀逸で、部屋全体が音に包まれるような感覚を味わえます。

さらに、音の解像度が高く明瞭度にも優れているため、ライブコンテンツなどの音楽も高音質で楽しめます。

おすすめポイント
  1. 自然な音質で長時間の視聴でも疲れにくい
  2. 3万円台で買える(検証時)コスパのよさ
がっかりポイント
  1. AirPlayに対応していない
910mm(本体)、194mm(サブウーファー)
奥行
133mm(本体)、407mm(サブウーファー)
高さ
68mm(本体)、419mm(サブウーファー)
重量
2.9kg(本体)、8.1kg(サブウーファー)
型番
SR-B40A(B)
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

どんなコンテンツにも合う音質なので、家族それぞれが様々な作品を楽しめます。

誇張のない素直な音質だから音楽スピーカーとしても魅力的 サウンドバーおすすめ イメージ

本体はファブリック素材で覆われており、ひと味違うデザインが魅力です。一方、サブウーファーはスリムな形状です。

音質(音楽)

音質(音楽) サウンドバーおすすめ イメージ

サウンドモードを「スタンダード」に設定し、低域を少し抑えて調整すると、バランスの取れた心地よいサウンドが楽しめます。

リモコン

リモコン サウンドバーおすすめ イメージ

ほとんどの機能をリモコンで操作できるため、使い勝手が良好です。

アプリ

アプリ サウンドバーおすすめ イメージ

入力切り替えやトーンコントロールの設定など、操作性に優れていて使い勝手が良いです。

B評価【3位】ソニー「BRAVIA Theatre Bar 6 HT-B600」

  • ソニーBRAVIA Theatre Bar 6 HT-B600
  • 最安価格: ¥55,000

総合評価: 3.53

 
解像度
 4.50
音域のバランス
 3.50
情報量の多さ
 3.00
セリフの明瞭さ
 4.00
横方向の広がり
 3.00
高さ方向の広がり
 3.00
使い勝手
 4.00

動画の音質は高レベル。音楽との相性はイマイチ

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめランキング3位は、B評価のソニー(SONY)「BRAVIA Theatre Bar 6 HT-B600」

スピーカー自体の基本性能が高く、登場人物の声が環境音やBGMにかき消されることなく、自然に耳へ届く感覚がとても心地いいです。

ただし、ドルビーアトモスの“上から音が降ってくる”ような上方向への広がりが控えめで、空間的な臨場感に欠けるのは惜しい点です。

おすすめポイント
  1. スピーカーの基本性能が高くセリフが聞きやすい
がっかりポイント
  1. 音楽再生はあまり得意ではない
  2. ドルビーアトモスを体験しづらい
950mm(本体)、210mm(サブウーファー)
奥行
110mm(本体)、388mm(サブウーファー)
高さ
64mm(本体)、388mm(サブウーファー)
重量
3.1kg(本体)、7.7kg(サブウーファー)
型番
HT-B600
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

ドルビーアトモスならではの音の広がりが弱いように感じました。

動画の音質は高レベル。音楽との相性はイマイチ サウンドバーおすすめ イメージ

サウンドバーの左右が曲面処理されているため、見た目の圧迫感が軽減されています。サブウーファーとのデザインにも統一感があります。

音質(音楽)

音質(音楽) サウンドバーおすすめ イメージ

動画向けに設計されているため、高域がやや強めで、純粋に音楽を楽しむには調整が必要です。

リモコン

リモコン サウンドバーおすすめ イメージ

持ちやすく、ボタン配置もシンプルで操作しやすいです。

アプリ

アプリ サウンドバーおすすめ イメージ

ソニー独自の音質向上技術「DSEE」などを利用できます。

B評価【4位】デノン「DHT-S517」

サウンドバーおすすめ デノン DHT-S517 イメージ1
サウンドバーおすすめ デノン DHT-S517サブウーファーで低音をカバー イメージ2

サブウーファーで低音をカバー

サウンドバーおすすめ デノン DHT-S517イネーブルドスピーカー搭載 イメージ3

イネーブルドスピーカー搭載

サウンドバーおすすめ デノン DHT-S517 イメージ1
サウンドバーおすすめ デノン DHT-S517サブウーファーで低音をカバー イメージ2
サウンドバーおすすめ デノン DHT-S517イネーブルドスピーカー搭載 イメージ3
  • デノンDHT-S517
  • 最安価格: ¥46,547

総合評価: 3.50

 
解像度
 4.00
音域のバランス
 3.50
情報量の多さ
 4.00
セリフの明瞭さ
 3.00
横方向の広がり
 3.50
高さ方向の広がり
 3.25
使い勝手
 3.00

サラウンドよりピュアモードで聴くと楽しい!

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめランキング第4位は、B評価のデノン(DENON)「DHT-S517」

レスポンスの良いサウンドで、さまざまな音が飛び交うSFやアクション映画に向いています。

1050mm(本体)、172mm(サブウーファー)
奥行
95mm(本体)、290mm(サブウーファー)
高さ
60mm(本体)、370mm(サブウーファー)
重量
2.5kg(本体)、4.3kg(サブウーファー)
消費電力
40W+40W
DOLBY ATMOS
対応
音声操作
なし
型番
DHT-S517-K
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

ライブなど音楽コンテンツを楽しむのに最適なサウンドバーです。

音質(音楽)

音質(音楽) サウンドバーおすすめ イメージ

音楽再生に適した音質で、サラウンドモードよりも「Pureモード」でライブを聴いたほうがより楽しめます。

使い勝手

使い勝手 サウンドバーおすすめ イメージ

多機能なリモコンが付属しています。

B評価【5位】ポークオーディオ「SIGNA S4」

  • ポークオーディオ SIGNA S4
  • 最安価格: ¥39,600

総合評価: 3.33

 
解像度
 4.00
音域のバランス
 3.50
情報量の多さ
 3.00
セリフの明瞭さ
 4.00
横方向の広がり
 3.50
高さ方向の広がり
 2.50
使い勝手
 2.00

音の広がりは感じるが低域不足が残念

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめランキング第5位は、B評価のポークオーディオ(Polk Audio)「SIGNA S4」

アメリカンサウンドらしい力強さがあり、アクション映画など派手なコンテンツとの相性は抜群です。

メインユニットの音質は優れているものの、サブウーファーの迫力不足が惜しいところです。

1046mm(本体)、200mm(サブウーファー)
奥行
95mm(本体)、280mm(サブウーファー)
高さ
60mm(本体)、328mm(サブウーファー)
重量
2.9kg(本体)、4.1kg(サブウーファー)
型番
SIGNA S4
野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

サブウーファーの性能がよければ順位はもっと上がったはず。

音質(音楽)

音質(音楽) サウンドバーおすすめ イメージ

動画ほどの迫力はありませんが、低域はやや物足りなさを感じます。

使い勝手

使い勝手 サウンドバーおすすめ イメージ

専用アプリは用意されておらず、操作はリモコンのみ。モード切り替えなど、必要最低限の機能にとどまっています。

AV機器TVもドルビーアトモスで楽しむには「HDMI ARC」が必要!

TVもドルビーアトモスで楽しむには「HDMI ARC」が必要! サウンドバーおすすめ イメージ

ネットフリックス(Netflix)やAmazonプライム・ビデオの映像に含まれる「Dolby Atmos(ドルビーアトモス)」を楽しむには、テレビがDolby Atmosに対応し、かつARC対応のHDMI端子を備えている必要があります。

ARCとは、テレビの音声をHDMIケーブルを経由してAV機器(サウンドバーなど)に送る機能のことです。

一般的に、ネットフリックス(Netflix)などの動画配信に対応したテレビであればARC対応であることが多いですが、サウンドバーを購入する前に、お使いのテレビが対応しているかを確認しておきましょう。

確認方法としては、取扱説明書を確認するのが確実ですが、HDMI端子に「ARC」や「eARC」(ARCの拡張版)と表示されていれば問題ありません。

テレビのHDMI端子を確認!ARCの表示がないと残念ながら楽しめません

テレビのHDMI端子を確認!ARCの表示がないと残念ながら楽しめません サウンドバーおすすめ イメージ

ARC/eARCの表記がある端子にサウンドバーを接続します。

テレビのHDMI端子を確認!ARCの表示がないと残念ながら楽しめません サウンドバーおすすめ イメージ2

接続後にサウンドバーの設定がDolby Atmosにならない、または音声が出力されない場合は、テレビの音声出力設定で「ビットストリーム」や「パススルー」が選択されているかを確認しましょう。

HDMIケーブルは付属のものでOK

HDMIケーブルは付属のものでOK サウンドバーおすすめ イメージ

サウンドバーに付属しているHDMIケーブルはARCに対応しています。交換する場合は、HDMI 2.0対応の製品を選びましょう。

野村ケンジ 氏
オーディオビジュアル評論家
野村ケンジ 氏 のコメント

ARC対応テレビなのにサウンドバーの設定がドルビーアトモスにならない場合は、テレビの設定を確認しましょう。

AV機器【FAQ】サウンドバー選びでよくある質問

Q. サブウーファー付きとなし、どちらがおすすめですか?

A. 映画やゲームで迫力を求めるならサブウーファー付き、リビングで手軽に使いたいなら一体型モデルがおすすめです。

Q. サウンドバーはテレビ以外でも使えますか?

A. はい。HDMIやBluetooth、Wi-Fi接続に対応しているため、スマホやPC、ゲーム機スマホやPCの音楽再生にも利用できます。

AV機器まとめ:ベストバイはデノンとJBL

以上、編集部と専門家によるテストに基づくサウンドバーおよびサブウーファー付きのサウンドバーのおすすめランキングを紹介しました。

サウンドバー部門のランキングでベストバイに輝いたのは、デノン「DHT-S218」。映画・音楽・YouTube・テレビと、あらゆるコンテンツを高音質で楽しめるため、サウンドバーの入門機としておすすめのモデルです。

一方、サブウーファー付きサウンドバー​部門では、JBL「BAR 500MK2」が見事ベストバイを獲得しました。編集部のテストでは臨場感の高さが優れており、まるで頭上から音が降り注ぐような体験を楽しめます。

サウンドバーは特に映画好きの方におすすめしたいアイテム。ぜひ本記事を参考にお気に入りの一台を見つけ、“音の進化”を体感してみてください。

サウンドバーのおすすめ

 
サウンドバーのおすすめ サウンドバーおすすめ イメージ
サウンドバーのおすすめ サウンドバーおすすめ イメージ2

デノン
DHT-S218

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめ

サブウーファー付きサウンドバーのおすすめ サウンドバーおすすめ イメージ
サブウーファー付きサウンドバーのおすすめ サウンドバーおすすめ イメージ2

JBL
BAR 500MK2

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