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Bluetoothとは音が違います
PCスピーカーは有線がいい!
PCで動画を見たり、音楽を聴いたりしていると本体のスピーカーではなにか物足りない……。そこでBluetooth(BT)スピーカーを設置してみると、最新設計で音質もよく、場所も選ばないから好きなところで視聴できて、以前よりは快適になりました。
そして、「PCにつなぐならBluetooth接続で十分!」と思っていましたが、もっと純粋に音を楽しみたいなら、PC用に設計されたスピーカーを取り入れてもいいかもしれません。実は、あえて有線で聴きたい理由があるんです。その理由は次の3つにあります。

理由①:ステレオで
立体感のある音を出せる
PCスピーカーは2本ペアが基本。ステレオだから音に立体感・臨場感を出しやすいんです。音をリスナーに向けられるのもポイントです。
理由②:壁際や机に置く前提で
設計されているから音がいい
PCスピーカーは、壁際や机、PCデスクの上など、PCを置く場所で最適な音が出るよう設計されている点が一般的なスピーカーと決定的に異なります。オーディオアンプはスピーカーに内蔵され、電源はACアダプターを利用するものが多くなっています。
理由③:有線接続できるから
音の遅延を気にしなくてOK
BTスピーカーで気になるのが音の遅延。最近は技術の進歩で少なくなっているとはいえ、有線接続には敵いません。
「アナログ接続で有線のPCスピーカーなんてもう古いし……」と候補から外してしまいがちですが、有線ならではの「オーディオ機器」としての良さがちゃんとわかれば、いま以上に満足するはずです。
ということで今回は、有線のPCスピーカー(サブウーファーのない2chタイプ)を集めてプロと一緒に徹底比較することに。5000円以下、1万円以下、2万円以下の価格帯別にオススメランキングを発表します。
いい音で聴きたい!PCスピーカーのおすすめの選び方

おすすめランキングに入る前に、PCスピーカーの選び方をチェックしましょう。これらを知っているのと知らないとでは大違い。より満足できるPCスピーカーが買えますよ。
ハイレゾ対応なら高音質
ハイレゾとは「High Resolution(ハイ・レゾリューション)」の略。高い解像度の音楽再生に対応していることを示しています。CDよりも情報量が多く、なめらかな音で再生が可能です。音質のいいスピーカーを選ぶ一つの指標として覚えておくといいでしょう。
有線でも接続方法にこだわろう
有線PCスピーカーの接続方法には2種類あります。1つはアナログ接続。パソコンの音声出力端子につないで使うスピーカーです。比較的安価なスピーカーが多いのが魅力ですが、アナログゆえに音声にノイズがのることも。
もう1つはUSB接続。音声をデジタルで伝えるため、ノイズが少なく音質がいいのが特徴です。ケーブル1本で給電もできるものもあり、接続をすっきりさせることができます。
出力の大きさを確認
スピーカーの出力の大きさはW(ワット)であらわされます。これが大きいほど、大音量で迫力のある音楽を再生可能。一般的な家庭であれば10Wあれば十分です。ただし、パソコンから離れて音楽を聴くことがあれば、もっと大きいものを検討してもいいでしょう。
こんなところも事前にチェック!見落としがちなポイント

PCスピーカーを選ぶ上で見落としがちなポイントをご紹介します。買ってから気づいたということのないよう、しっかりチェックしておきましょう。
買う前にサイズを確認しよう
スピーカーは意外と場所を取ります。特に高音質なものになればなるほど本体サイズが大きくなりがち。購入前にスピーカーの置き場所を決め、設置可能かどうかあらかじめ確認しておきましょう。
スピーカーを置く場所だけでなく、ケーブルの取り回しや電源の確保についても、チェックしておくべきです。
持っているパソコンとつなげられる?
そもそも、持っているパソコンとつなげられるかどうかも重要なポイントです。アナログ接続の場合、パソコン側にアナログの音声出力があることを確認しましょう。ない場合は外付けのUSB-DACを準備する必要があります。
また、USB接続の場合も、USBポートに空きがあることを確認しましょう。ない場合はUSBハブでポートを増やす必要があります。
電源供給方式も確かめよう
スピーカーを駆動するには電源が必要。ACアダプタの場合はコンセントに空きがあり、かつパソコンの近くにあることを確認しておきましょう。また、USB端子で電源を供給するタイプの場合は、USB端子に空きが必要です。
電池駆動方式の場合は電源を供給するケーブルが不要のため、接続をスッキリさせられるのがメリット。ただし、ランニングコストがかかるため、頻繁にスピーカーを使うならおすすめできません。
2名のプロが厳しくチェック!
PCスピーカーの音や性能を
人気・売れ筋や定番メーカーのPCスピーカーを用意。価格帯とタイプで3つのカテゴリに分けてテストを実施します。
テストを行ったのはハウススタジオの一室。机の上にノートPCを置いた“実際の使用環境”を再現し、オーディオライター2名が試聴と評価を行いました。
▼テストしたPCスピーカーはこちら
[U5000円部門(5000円以下)]
・クリエイティブ Pebble V2
・サンワサプライ 400-SP067
・クリエイティブ Inspire T10 R3
・JBL Pebbles
・サンワサプライ 400-SP027
・ロジクール Z200n
[U1万円部門(5000~1万円)]
・クリエイティブ GigaWorks T40 Series Ⅱ 2.0ch
・ヤマハ NX-50
・TASCAM VL-S3
・ロジクール MX SOUND
・クリエイティブ T15 Wireless SP-T15W
[U2万円部門(1~2万円)]
・JBL JBL 104-Y3
・FOSTEX PM0.3H
・Edifier ED-R1280T
・クリエイティブ T100
・MACKIE CR3
・ボーズ Companion 2 Series III
PCスピーカーがテーマの今回は、低音、中音、高音、音域の広がり、解像感と、音楽を聴くときの音質以外に動画視聴時の音質やボリュームを下げたときの音質も評価しています。
各項目を20点満点とし、合計140点満点で採点。この評価が上位だった商品で3つの価格帯別にオススメランキングを作成しました。
それでは早速、お手頃価格の5000円以下のランキングからどうぞ!

クリエイティブ「Pebble V2」
[U5000円]まさに安くて良すぎ
クリエイティブ
Pebble V2
実勢価格:3036円
サイズ:約122×116×115mm(各サテライトスピーカー)
重量:約0.3kg(左)、約0.34kg(右)
スピーカー出力:4W×2・8W RMS
入力:3.5mmステレオライン
▼テスト結果
- 低音 : 9.5/20点
- 中音 : 9/20点
- 高音 : 10/20点
- 音の広がり: 9/20点
- 解像感 : 9.5/20点
- 動画 : 9/20点
- 小音量 : 7.5/20点
- 合計 : 63.5/140点
U5000円部門のベストバイは、クリエイティブ「Pebble V2」。テストした7項目中、4項目でカテゴリトップの評価を獲得し、プロ2名から「費用対効果を考えたら、コレが全機種中ナンバーワン」と言わしめた実力派です。
スコアだけを見れば低いと思うかもしれませんが、U5000円のなかでは抜きん出た存在。コスパを重視した評価なら、間違いなくコレが全体1位です! PCオーディオ環境を安価に整備したいなら第一候補になるでしょう。

ノートPCの脇に置いて使うことがしっかり考慮されているので、横から見るとこんなに上向きになっています。

電源はUSB Type-Cから取ります。さらに、底面のスイッチをONにして、PC側の10Wを供給できるType-CのUSBポートに接続すれば、よりパワフルなサウンドになります。
ロジクール「Z200n」
[U5000円]低音の歯切れがいい
ロジクール
Z200n
実勢価格:4288円
サイズ:W90×H241.2×D124.07mm
重量(サテライト):990g(アダプター含まず)
スピーカー出力:5W(2.5W+2.5W)
▼テスト結果
- 低音 : 9.5/20点
- 中音 : 9/20点
- 高音 : 6.5/20点
- 音の広がり: 7/20点
- 解像感 : 6.5/20点
- 動画 : 8.5/20点
- 小音量 : 9/20点
- 合計 : 56/140点
2位はロジクール「Z200n」。ブラックのスピーカーが多い中で、ホワイトなのでインテリアにも馴染みそうです。
解像感はさほど高くないものの量感たっぷりの低音と聴きやすいボーカルが特徴的。ちなみに、サイドのトーンコントロールはかなり効きが緩やか。ボリュームの調整幅が広く、他機種に比べて小音量まで使えます。小音量での再生では高評価を獲得しました。

ベースが無理なく出せていて、ボーカルの厚みも自然。

重低音は出ないけど、歯切れよく量感のある低音が聴けます。
サンワサプライ「400-SP027」
[U5000円]解像感はダントツ!
サンワサプライ
400-SP027
実勢価格:2580円
サイズ(左右それぞれ):W82×H187×D130mm
重量(ペア):1.05kg
スピーカー出力:10W(5W+5W)
▼テスト結果
- 低音 : 6/20点
- 中音 : 6/20点
- 高音 : 9.5/20点
- 音の広がり: 9.5/20点
- 解像感 : 12/20点
- 動画 : 6.5/20点
- 小音量 : 6/20点
- 合計 : 55.5/140点
3位はサンワサプライ「400-SP027」。中低音はやや薄さを感じますが、高音は解像度が高くクリア。プロいわく「外部スピーカーを使っていると実感できる音質と広がり感がある」とのこと。
U5000円では解像感の評価がダントツ。音の広がりもこのカテゴリではトップクラスです。また、背が高いので視聴時の耳の高さに合いやすい点もポイント。
4位: [U5000円]音の広がりは上位
JBL「Pebbles」
JBL
Pebbles
実勢価格:4472円
サイズ(左右それぞれ):W78×H132×D150mm
重量(ペア):1kg
スピーカー出力:非公表
▼テスト結果
- 低音 : 7/20点
- 中音 : 8.5/20点
- 高音 : 9.5/20点
- 音の広がり: 9.5/20点
- 解像感 : 9.5/20点
- 動画 : 8.5/20点
- 小音量 : 2.5/20点
- 合計 : 55/140点
4位はJBL「Pebbles」。2013年と発売は古いですが、高音や音の広がりはトップクラス。DAC内蔵のためアナログ接続ではなく、配線がUSB接続一本(電源もそこからとるのでACアダプターは不要)でシンプルな点も◎。アナログ入力用の端子も搭載されています。
しかし、小音量はかなり苦手。動画再生時は声の厚みや砲撃音のスピード感があるので、じっくり映画などを観たいときにはいいかも。
4位: [U5000円]重厚感が動画向け
クリエイティブ「Inspire T10 R3」
クリエイティブ
Inspire T10 R3
実勢価格:3932円
サイズ(左右それぞれ):W88×H194×D132mm
重量(ペア):約2kg(ACアダプター含まず)
スピーカー出力:5W RMS(サテライトスピーカー)
▼テスト結果
- 低音 : 7.5/20点
- 中音 : 8.5/20点
- 高音 : 9/20点
- 音の広がり: 8/20点
- 解像感 : 6.5/20点
- 動画 : 9/20点
- 小音量 : 6.5/20点
- 合計 : 55/140点
同じく4位はクリエイティブ「Inspire T10 R3」。天面にバスレフポートを配したデスクトップ向けのつくりなので、壁際に置かれやすいPCスピーカーの実情を理解した設計と言えます。
音量を上げたときにベースが若干ぼやけてしまうところもありますが、トーンコントロールがあり、低音が豊かで広がり感も。動画ではこれが重厚感を生み出すのにつながります。
6位: [U5000円]バランスよくクリア
サンワサプライ「400-SP067」
サンワサプライ
400-SP067
実勢価格:1880円
サイズ(左右それぞれ):W97×H124×D88mm
重量(ペア):約540g
スピーカー出力:4W(2W+2W)
▼テスト結果
- 低音 : 5.5/20点
- 中音 : 6/20点
- 高音 : 8.5/20点
- 音の広がり: 7/20点
- 解像感 : 6/20点
- 動画 : 6/20点
- 小音量 : 6/20点
- 合計 : 45/140点
6位はサンワサプライ「400-SP067」。帯域バランスが素直でクリアな音。小音量でもはっきり聞こえるほか、奥行きも感じられます。動画も声の硬さや厚みの不足が気になりますが、音はクリアです。ただ、ほかと比べると特長に欠けたのか評価は伸びませんでした。
U5000円のカテゴリでは、スピーカーとしての性能はあまり高くないものの、パソコン内蔵のスピーカーより確実に音質を強化できるコスパに優れた製品が目立ちました。
ちなみに、AmazonでPCスピーカーを検索すると、必ず上位に現れる格安のサウンドバー。売れ筋の4台も聴き比べてみました。

しかし、プロの評価は「付けなくてよし」。27インチ程度の画面サイズのデスクトップPCの下に設置した時点ですでに幅が足りずステレオ感は不足。高さもないので画面の中の人のセリフも下から聞こえてきてしまいます。物によっては多少の音質向上は見込めますが、それも数千円出すほどの価値は感じられませんでした。

テレビ用のサウンドバーをイメージして買うと失敗します。
ノートPCだと置き場所に困る、デスクトップPCのモニターには幅も高さも足りない、最新のPCは音質が向上しているといった見解から、格安サウンドバーは価格に見合う価値を得られない可能性大だとわかりました。
続いては、5000円以上・1万円以下のランキングです。

クリエイティブ「GigaWorks T40 Series Ⅱ 2.0ch」
[U1万円]動画・ゲームに最適
クリエイティブ
GigaWorks T40
Series Ⅱ 2.0ch
実勢価格:7852円
サイズ(左右それぞれ:約W116×H320×D150mm
重量(ペア):約2.9kg(ACアダプター含まず)
スピーカー出力:16W RMS×2チャンネル
▼テスト結果
- 低音 : 13/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 14/20点
- 音の広がり: 13/20点
- 解像感 : 11/20点
- 動画 : 18/20点
- 小音量 : 14/20点
- 合計 : 96/140点
U1万円部門のベストバイは、クリエイティブ「GigaWorks T40 Series Ⅱ 2.0ch」。全製品の中で最も動画の評価が高かったです。30㎝オーバーの高さと2つのミッドレンジでツィーターを挟む形の2ウェイ構造が印象的。そこから生み出される量感のある低音と歯切れのよい高音は、まさに動画やゲームにはもってこい!
低音(バス)と高音(トレブル)の2つのダイヤルで調整可能なため、バスレフでの低音強化のクセは強いですが、それをきちんと調整できます。

バスレフポートは天面に設置。強いクセはあるものの、低音の量感はU1万円で随一です。

動画を大音量で観るとかなり迫力があります。

背が高いのでデスクトップパソコン向け。映像と音声の高さがバッチリ合います。
ヤマハ「NX-50」
[U1万円]解像感の高さが自慢
ヤマハ
NX-50
実勢価格:9100円
サイズ:左右それぞれ)W83×H184×D184mm
重量(ペア):約2kg(スピーカーケーブル2.0m含む)
スピーカー出力:7W+7W
▼テスト結果
- 低音 : 12/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 13/20点
- 音の広がり: 12/20点
- 解像感 : 13/20点
- 動画 : 15/20点
- 小音量 : 12/20点
- 合計 : 90/140点
2位はヤマハ「NX-50」。解像感の高さでは1位製品より優秀でしたが、ほかはあと一歩及ばず。音楽では自然でクリアなボーカルを聴けます。また、動画では音の立体感が増し、迫力を感じられます。
TASCAM「VL-S3」
[U1万円]安定した低音
TASCAM
VL-S3
実勢価格:7905円
サイズ(左右それぞれ):W110×H170×D138mm(突起部含まず)
重量(ペア):約2.1kg
スピーカー出力:14W+14W
▼テスト結果
- 低音 : 10/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 11/20点
- 音の広がり: 10/20点
- 解像感 : 10/20点
- 動画 : 14/20点
- 小音量 : 14/20点
- 合計 : 82/140点
3位はTASCAM「VL-S3」。小音量はベースがしっかりしていて聴きやすく、1位タイの評価。背面でボリューム調節するなどの使いづらさはあるものの、低音が大きくなるピラミッド型のバランスは好感がもてます。
4位: [U1万円]なめらかでドラマ向け
ロジクール「MX SOUND」
ロジクール
MX SOUND
実勢価格:8996円
サイズ(左右それぞれ):約W160×H160×D83.4mm
重量(ペア):約1.72kg
スピーカー出力:12W RMS、最大24W
▼テスト結果
- 低音 : 11/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 13/20点
- 音の広がり: 10/20点
- 解像感 : 8/20点
- 動画 : 13/20点
- 小音量 : 11/20点
- 合計 : 79/140点
4位はロジクール「MX SOUND」。全体的におとなしめの音で、やわらかい高音はボーカル向き。タッチパネルでのボリュームの微調節が困難です。
5位: [U1万円]歯切れのよい中高音
クリエイティブ「T15 Wireless SP-T15W」
クリエイティブ
T15 Wireless SP-T15W
実勢価格:5500円
サイズ(左):約W90×H200×D170mm(右はD180mm)
重量(ペア):約1.95kg(ACアダプター含まず)
スピーカー出力:非公表
▼テスト結果
- 低音 : 10/20点
- 中音 : 12/20点
- 高音 : 12/20点
- 音の広がり: 10/20点
- 解像感 : 9/20点
- 動画 : 13/20点
- 小音量 : 10/20点
- 合計 : 76/140点
5位はクリエイティブ「T15 Wireless SP-T15W」。動画で歯切れのよい中高音を感じられるものの、ほかの機種より若干見劣りしてしまうのが残念。U5000円で紹介したT10と似た特性で価格ほど大きな変化は感じられず。BT内蔵ですが、PCスピーカーには不要な気も。
U1万円クラスになると、スピーカーが大型化するため、低音を中心に音質の向上がみられます。とくに、動画のサウンドエフェクトなどで効果を実感しやすいので、パソコンでよく映画を観たり、ゲームをしたりする人は、このカテゴリ以上からチョイスするのがオススメです。もちろん、BTスピーカーと違って有線なので、音が遅れる心配もありません。
最後に、1万円以上・2万円以下のランキングを発表します。

JBL「JBL 104-Y3」
[U2万円]小音量がダントツ!
JBL
JBL 104-Y3
実勢価格:1万6280円
サイズ:(左右それぞれ)W153×H247×D125mm(除突起部)
重量:2.1kg(マスタースピーカー)、1.8kg(エクステンションスピーカー)
スピーカー出力:30W×2 Class D
▼テスト結果
- 低音 : 13/20点
- 中音 : 14/20点
- 高音 : 14/20点
- 音の広がり: 19/20点
- 解像感 : 14/20点
- 動画 : 17/20点
- 小音量 : 20/20点
- 合計 : 111/140点
U2万円部門のベストバイは、JBL「JBL 104-Y3」。基本的に低音寄りの温かみのある音色ですが、フルレンジのわりに解像度が高く、音を絞っても低音の膨らみが抑えられているため、小音量でも音が綺麗です。
また、金属音にキレがあり、精密感も高いので、SFやアクションなどの映画を再生するのにもうってつけです。

モニタースピーカーでは後ろに付くことが多い音量ダイヤルを前面に配置。

ほかの機種でも上位機は解像度が高く、低音や高音をトーンコントロールで調整できることが多いため、小音量でもイイ音で聴けます。
ちなみに、傾斜がないスピーカーは「スタンド」をつけるだけで音質アップします。
山本音響工芸
黒檀製三角セッティングベース(4個入)
PB-22PB-22
実勢価格:813円
Audioengine
DS1 デスクトップ
スピーカー スタンド
実勢価格:5880円
机に座って音楽を聴く場合、スタンドで傾斜をつけるなど、セッティングを工夫するとさらに高品位になる可能性大です。
FOSTEX「PM0.3H」
[U2万円]音の広がりがBGM向け
FOSTEX
PM0.3H
実勢価格:1万1771円
サイズ:(左右それぞれ)W100×H185×D130mm
重量(ペア):2.94kg
スピーカー出力:15W+15W RMS
▼テスト結果
- 低音 : 13/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 15/20点
- 音の広がり: 16/20点
- 解像感 : 15/20点
- 動画 : 15/20点
- 小音量 : 16/20点
- 合計 : 103/140点
2位はFOSTEX「PM0.3H」。ベースが太めで音量を下げたときベストなバランスに。広がり感もあるのでBGM向きです。動画では音声がナチュラルに聞こえる点が評価されました。ハイレゾ音源にも対応します。
Edifier「ED-R1280T」
[U2万円]低音の評価がNO.1
Edifier
ED-R1280T
実勢価格:1万600円
サイズ:(左右それぞれ)W145×H240×D160mm
重量:4.3kg
スピーカー出力:21W×2
▼テスト結果
- 低音 : 16/20点
- 中音 : 15/20点
- 高音 : 14/20点
- 音の広がり: 12/20点
- 解像感 : 12/20点
- 動画 : 15/20点
- 小音量 : 15/20点
- 合計 : 99/140点
3位はEdifier「ED-R1280T」。低音の評価がとくに高く、全機種中ナンバーワン。大きな箱に見合う低音に加え、トーンコントロールやリモコンなどの使いやすさもポイントです。
4位: [U2万円]低音がよく動画向き
クリエイティブ「T100」
クリエイティブ
T100
実勢価格:1万4000円
サイズ(左右それぞれ:約W123×H216×D90mm
重量(ペア):約2kg
スピーカー出力:40W RMS、最大80W
▼テスト結果
- 低音 : 13/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 13/20点
- 音の広がり: 14/20点
- 解像感 : 12/20点
- 動画 : 15/20点
- 小音量 : 17/20点
- 合計 : 97/140点
4位はクリエイティブ「T100」。音の広がり感があり、低音の歯切れもよいので動画向き。小音量時の安定感のある音も特徴で、小音量は「どっしりした安定感がある」プロも高評価でした。
5位: [U2万円]低音の量感は◎
MACKIE「CR3」
MACKIE
CR3
実勢価格:1万2000円
サイズ(左右それぞれ):W140×H208×D158mm
重量(ペア):4.1kg
スピーカー出力:28W RMS、最大50W
▼テスト結果
- 低音 : 10/20点
- 中音 : 13/20点
- 高音 : 12/20点
- 音の広がり: 11/20点
- 解像感 : 11/20点
- 動画 : 13/20点
- 小音量 : 15/20点
- 合計 : 85/140点
5位はMACKIE「CR3」。音を絞っても低音がしっかりしており、小音量の評価も高かったです。やや解像度に欠ける部分はありましたが、女性ボーカルや動画には向いています。
6位: 昔のボーズっぽい低音過多な音
ボーズ「Companion 2 Series III」
ボーズ
Companion 2
Series III
実勢価格:1万534円
サイズ(左):W80×H190×D145mm(右はD150mm)
重量(ペア):1.8kg
スピーカー出力:非公表
▼テスト結果
- 低音 : 8/20点
- 中音 : 12/20点
- 高音 : 9/20点
- 音の広がり: 10/20点
- 解像感 : 7/20点
- 動画 : 10/20点
- 小音量 : 11/20点
- 合計 : 67/140点
6位はボーズ「Companion 2 Series III」。低音が下まで伸びず、特定の帯域でボワンと強調されます。昔のボーズっぽい音過多な音でした。解像度が低く、こもった音だったことも評価を下げた要因といえます。
音楽制作にも使われる「モニタースピーカー」も増えてくるU2万円部門。U1万円に比べると、全体的に音質が底上げされるのはもちろんですが、テスト結果からは「小音量」の評価が高い傾向が見てとれました。
PCスピーカーの売れ筋ランキングもチェック!
PCスピーカーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。
おわりに
以上、価格帯別PCスピーカーランキングでした。コスパ重視ならPebble V2、動画鑑賞ならGigaWorks T40 Series Ⅱ 2.0ch、音楽鑑賞ならJBL 104-Y3といった結果でした。
予算に応じて最適なPCスピーカーを選べば、今よりも格段に音楽や動画が楽しめるはずです。
輪郭のくっきりした解像度の高い音。小型のわりには低音もよく出ます。