AV機器アクティブスピーカーの魅力は?

アクティブスピーカーの魅力は? アクティブスピーカーおすすめ イメージ

音楽や動画を手軽に高音質で楽しみたいなら、アクティブスピーカーがおすすめです。そのワケは、アクティブスピーカーにはアンプが内蔵されているので、パソコンやスマホなどを直接つなぐだけで音楽を再生できるから。

別途アンプを用意したり、複雑な配線は必要ありません。つまり、オーディオ機器に詳しくなくても簡単にいい音が楽しめるんです。

また、スピーカーとアンプが一体化していることで、信号の損失やノイズの混入を抑えられ、高品質な音を出せるのも魅力です。

搭載機能も充実しており、ブルートゥースやWi–Fiなどのワイヤレス接続やリモコン操作、イコライザーやサブウーファーの音質調整ができるモデルもあるのが特徴的!

でも、高額なアクティブスピーカーをネットの口コミだけで選んで失敗したくないですよね。

そこで雑誌『家電批評』編集部が、音のプロと一緒に売れ筋のアクティプスピーカーをテストしました。

アクティブスピーカーとは?

アクティブスピーカーは、アンプ内蔵のスピーカーです。アンプが内蔵されているので接続の手間なし、パソコンやスマホなどを直接つなぐだけで音楽を再生できます。音のバランスもいいです。

・アクティブスピーカーのメリット
◯接続の手間が少ない
◯スピーカーとの相性◎
◯追加費用がかからない
◯コスパに優れる

・アクティブスピーカーのデメリット
△アンプ内蔵なので重い
△自分好みに調整しづらい
△グレードアップはできない
△拡張性に乏しい

アクティブスピーカーとは? アクティブスピーカーおすすめ イメージ

パッシブスピーカーとの違いは?

パッシブスピーカーは、アンプが内蔵されていないスピーカーです。それぞれを個別に接続するので手間がかかります。いい音で鳴らすにはそれなりの知識が必要です。

・パッシブスピーカーのメリット
◯好みで機器を選べる
◯グレードアップが容易
◯自分の求める音を作れる
◯ヴィンテージも活用できる

・パッシブスピーカーのデメリット
△音にこだわるなら専門知識が必要
△アンプの購入費がかかる
△アンプの設置場所が必要

パッシブスピーカーとの違いは? アクティブスピーカーおすすめ イメージ

AV機器アクティブスピーカーへの接続方法はさまざま

アクティブスピーカーへの接続方法はさまざま アクティブスピーカーおすすめ イメージ

アクティブスピーカーへの接続方法は?

アクティブスピーカーへの接続方法はさまざま。Bluetooth搭載も増えています。アクティブスピーカーへの主な接続方法を紹介します。

・接続方法1:アナログ
パソコンやスマホのヘッドホンジャック、赤白の端子(RCA)のコードでつなぐ方法。デジタル出力のない年式が古いプレーヤーでも接続できます。

・接続方法2:デジタル
USBやHDMIなどで接続する方法。デジタル接続は劣化が少ないので高音質。パソコンやテレビ、ゲーム機などから接続するのに適しています。

・接続方法3:Bluetooth
スマホや携帯プレーヤーと接続するのに適しています。デジタル接続よりも若干音質は落ちますが配線の必要がまったくないのでとても手軽です。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

接続方法で音質が変わります。デジタルがいちばんいい音です。

AV機器アクティブスピーカーの比較方法は?

今回は雑誌『家電批評』が1万円台の低価格モデルから20万円を超えるモデルまで売れ筋のアクティブスピーカー10台を集め、音のプロと一緒に「音質」と「使い勝手」をテストしました。

テスト1:音質

以下のポイントに注目して音質をチェックしました。

  • 低音域
  • 中音域
  • 高音域
  • 大音量
  • 小音量
  • 解像度
  • レスポンス
  • 音の広がり
  • 動画視聴
  • レコードとの相性
  • Bluetoothで聴いたときの差

テスト2:使い勝手

以下のポイントに注目して使い勝手をチェックしました。

  • 設置しやすさ
  • 操作感

それではさっそく、アクティブスピーカーのおすすめランキングを発表します。

AV機器アクティブスピーカーのおすすめは?

アクティブスピーカーの比較表

プロと一緒に実際に使ってみた、アクティブスピーカーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 おすすめポイント
A評価
Q AcousticsM20
アクティブスピーカーおすすめ Q Acoustics M20 イメージ
3.90
プロおすすめ/コスパ最高/ドンシャリ系でインパクトのあるサウンド
4.38 3.75 3.63 4.25 4.50 4.38 4.25 4.13 4.50 2.88 3.50 3.00 4.50
170mm
296mm
279mm
5.5kg(アンプ内蔵SP)、5.1kg(パッシブSP)
A評価
ELACDebut ConneX DCB41
アクティブスピーカーおすすめ ELAC Debut ConneX DCB41 イメージ
3.82
音質BEST/様々なプレーヤーを接続できる
3.88 3.75 3.88 4.00 4.25 3.63 4.50 4.38 4.63 4.38 4.38 2.00 1.50
140mm
203mm
245mm
3.5kg(アンプ内蔵SP)、2.85kg(パッシブSP)
A評価
JBL4305P STUDIO MONITOR
アクティブスピーカーおすすめ JBL 4305P STUDIO MONITOR イメージ
3.74
低音域から高音域まで高得点/レコードとの相性は良好
4.13 4.25 4.00 4.75 4.25 4.00 4.00 4.13 4.00 3.63 2.00 2.00 5.00
210mm
235mm
336mm
6.6kg(プライマリースピーカー)、6.4kg(セカンダリースピーカー)
A評価
KEFLSX II
アクティブスピーカーおすすめ KEF LSX II イメージ
3.69
良質な低音域と豊かな中音域/伸びやかな高音域
4.00 3.88 3.88 4.00 4.75 4.38 4.75 4.25 4.75 3.50 2.25 2.50 1.00
155mm
180mm
240mm
7.2kg(左右の合計)
A評価
AudioengineA2+ WIRELESS SPEAKER SYSTEM
アクティブスピーカーおすすめ Audioengine A2+ WIRELESS SPEAKER SYSTEM イメージ
3.55
コンパクトながら迫力あるサウンド/高級感ある塗装もオシャレ
3.63 3.38 3.75 4.00 4.25 3.63 4.25 3.13 3.50 3.13 4.13 3.00 3.00
100mm
130mm
150mm
3kg(左右の合計)
B評価
エディファイアED-R1380DB
アクティブスピーカーおすすめ エディファイア ED-R1380DB イメージ
3.45
コスパBEST!/中音、高音が気持ちいい
3.38 3.38 3.38 3.25 4.00 2.75 3.75 3.75 3.88 3.63 4.38 1.50 5.00
152mm
200mm
241mm
5.4kg(約)(左右SPの合計)
B評価
AIRPULSEA100 BT5.0
アクティブスピーカーおすすめ AIRPULSE A100 BT5.0 イメージ
3.22
3.13 3.13 2.88 2.75 3.75 3.13 3.00 3.63 4.63 2.13 4.00 2.00 4.00
160mm
283mm
255mm
11kg(左右の合計)
B評価
FOSTEXPM0.3BD
アクティブスピーカーおすすめ FOSTEX PM0.3BD イメージ
3.16
2.25 3.13 3.25 3.00 4.00 3.13 3.50 3.38 3.00 2.38 2.75 4.00 4.50
110mm
133mm
212mm
3.4kg(左右の合計)
C評価
PRESONUSEris E3.5 BT
アクティブスピーカーおすすめ PRESONUS Eris E3.5 BT イメージ
2.48
3.00 3.25 3.13 3.50 3.25 2.13 2.50 2.50 2.38 1.88 0.88 2.00 3.00
141mm
162mm
210mm
2.9kg(左右の合計)
C評価
MACKIECR3-X
アクティブスピーカーおすすめ MACKIE CR3-X イメージ
2.44
2.50 2.25 2.50 4.50 3.00 1.88 2.75 2.50 2.25 2.50 1.38 2.50 3.00
140mm
180mm
206mm
3.5kg(左右の合計)

A評価【1位】Q Acoustics「M20」

  • Q AcousticsM20
  • 実勢価格: ¥110,000

総合評価: 3.90

低音域
 4.38
中音域
 3.75
高音域
 3.63
大音量
 4.25
小音量
 4.50
解像度
 4.38
レスポンス
 4.25
音の広がり
 4.13
動画視聴
 4.50
レコードとの相性
 2.88
Bluetoothで聴いたときの差
 3.50
設置しやすさ
 3.00
操作感
 4.50

迫力の低音と伸びやかな高音が魅力! 映画も大迫力で楽しめる

アクティブスピーカーのおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のQ Acoustics「M20」

「M20」はイギリスのオーディオブランドであるQ AcousticsによるBluetooth対応のアクティブスピーカーです。日本人好みの低音と高音が強調されたドンシャリ系でボーカルや楽器のニュアンスをしっかり伝えてくれる表現力の高さが特徴。

ドンシャリ系ですが高域はやや控えめで中音域もなめらかできれいに出ています。強調された低音は映画鑑賞とも相性がよく、迫力のある音で映像に引き込まれます。Bluetooth接続時の音質は高域がやや弱いのが残念。BGMとして聴くなら十分おすすめできるスピーカーです。

おすすめポイント
  1. プロおすすめ
  2. コスパ最高
  3. ドンシャリ系でインパクトのあるサウンド
がっかりポイント
  1. ボリューム表示がないので音量がわかりにくい
170mm
奥行
296mm
高さ
279mm
重量
5.5kg(アンプ内蔵SP)、5.1kg(パッシブSP)
Bluetoothコーデック
aptX、aptX HD、aptX Low Latency、SBC、AAC
型番
3030I WHITE 2ホン

日本人好みのドンシャリ系でインパクトのあるサウンド!

日本人好みのドンシャリ系でインパクトのあるサウンド! アクティブスピーカーおすすめ イメージ
日本人好みのドンシャリ系でインパクトのあるサウンド! アクティブスピーカーおすすめ イメージ2
原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

日本人好みのドンシャリで解像度も高く、素晴らしいスピーカーだと思います。

低域の質はハイクラス超え!高音・中音も引けをとらない

良質で十分な量の締まった低音に、なめらかで繊細な中音域と癖のない高音域。声のニュアンスもしっかりと表現してくれるスピーカーです。レコードとの相性は悪くはない印象で、「高音域は出ていないが悪くない」と原田さん。

低域の質はハイクラス超え!高音・中音も引けをとらない アクティブスピーカーおすすめ イメージ

低音が出すぎていると感じたら、付属のスポンジ(吸音材)を背面のバスレフに挿入すればOK。簡単に低音の調整ができます。

低域の質はハイクラス超え!高音・中音も引けをとらない アクティブスピーカーおすすめ イメージ2
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

やや低音が強調されていますが、音色はいい。インパクトの強い音が魅力です。

迫力あるサウンドで動画も楽しめる

音楽再生では出すぎと感じる部分もあった低音域も、動画では映画館のような迫力を感じました。音に広がりがあり、右から左へ流れる音も立体的。セリフもクリアに聞こえます。

迫力あるサウンドで動画も楽しめる アクティブスピーカーおすすめ イメージ

Bluetoothもかなり音がいい

Bluetoothは、aptXやaptX HD、aptX Low Latencyをサポート。テストした他機種と比べて高音質で解像度も良好ですが、有線接続と比べて高音域が詰まった印象でした。

Bluetoothもかなり音がいい アクティブスピーカーおすすめ イメージ

有線のデジタル入力はUSBタイプBと光の2系統、アナログ入力はRCAと3.5mmステレオミニの2系統で充実しています

Bluetoothもかなり音がいい アクティブスピーカーおすすめ イメージ2

インターフェイスの多さにより設置のしやすさが高評価となりました。

ここが惜しい!

ボリューム表示がないので音量がわかりにくい
ボリューム表示がないので音量がわかりにくい アクティブスピーカーおすすめ イメージ

ボリューム表示がないので、現在の音量がわかりません。動画では無音に近いシーンもあり、それに耳だけで音量を合わせるとその後爆音に! リモコン操作も同様でこの点が惜しいです。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

視覚的に確認できないのは使いづらいと感じます。

A評価【2位】ELAC「Debut ConneX DCB41」

  • ELACDebut ConneX DCB41
  • 実勢価格: ¥75,100

総合評価: 3.82

低音域
 3.88
中音域
 3.75
高音域
 3.88
大音量
 4.00
小音量
 4.25
解像度
 3.63
レスポンス
 4.50
音の広がり
 4.38
動画視聴
 4.63
レコードとの相性
 4.38
Bluetoothで聴いたときの差
 4.38
設置しやすさ
 2.00
操作感
 1.50

解像度が高く大音量でもひずまない!

アクティブスピーカーのおすすめランキング2位は、A評価のELAC「Debut ConneX DCB41」

ドイツの老舗オーディオブランドであるELACのアクティブスピーカーです。デジタル入力はUSBタイプBをはじめ、HDMIやBluetoothに対応。PHONOの入力端子も備わっており、パソコンからテレビ、レコードプレーヤーなど様々なプレーヤーを接続できます。低音から高音まで情報量の多い豊かな音質でとても聴きやすい。Bluetooth接続時の音も今回テストした10製品中で1位でした。

おすすめポイント
  1. 音質BEST
  2. 様々なプレーヤーを接続できる
がっかりポイント
  1. アップル製品との接続は面倒
140mm
奥行
203mm
高さ
245mm
重量
3.5kg(アンプ内蔵SP)、2.85kg(パッシブSP)
Bluetoothコーデック
aptX
出力
50W×2
型番
DEBUT CONNEX DCB41 POWERED SPE

中音域の質が高くなめらかな高音の伸びも気持ちいい

中音域の質が高くなめらかな高音の伸びも気持ちいい アクティブスピーカーおすすめ イメージ

ELACもかなりの高得点。特に動画視聴の得点が高く、ゴン川野さん、原田さんともに「情報量が多く音場感もよく再現されている」と高評価でした。また、レコードとの相性も優れています。

音質評価は10製品中トップ!

バスレフっぽい低音がやや気になりますが、中~高音域はとてもなめらかでバランスがいい。動画視聴にも最適です。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

派手さはないが、いぶし銀のような音。全体のクオリティが高い。

音質評価は10製品中トップ! アクティブスピーカーおすすめ イメージ

デジタル入力はUSBタイプBをはじめ、HDMIやBluetoothに対応。PHONOの入力端子も備わっており、パソコンからテレビ、レコードプレーヤーなど様々なプレーヤーを接続できます。

ここが惜しい!

アップル製品との接続は面倒です

残念な点はApple製品との接続。USBタイプCtoBケーブルでは音が出ず、USBタイプCをAに変換してからタイプAtoBケーブルでつなぐ必要がありました。

アップル製品との接続は面倒です アクティブスピーカーおすすめ イメージ

USBタイプCをタイプAに変換して、さらにタイプBにしないといけません。

A評価 【3位】JBL「4305P STUDIO MONITOR」

  • JBL4305P STUDIO MONITOR
  • 実勢価格: ¥209,800

総合評価: 3.74

低音域
 4.13
中音域
 4.25
高音域
 4.00
大音量
 4.75
小音量
 4.25
解像度
 4.00
レスポンス
 4.00
音の広がり
 4.13
動画視聴
 4.00
レコードとの相性
 3.63
Bluetoothで聴いたときの差
 2.00
設置しやすさ
 2.00
操作感
 5.00

マイルドな音色でレコードとの相性も良好

アクティブスピーカーのおすすめランキング3位は、A評価のJBL「4305P STUDIO MONITOR」

ツイーターにホーン型を採用していますが、ホーンスピーカーらしいパンチのある音は薄れてマイルドな音色です。低音域から高音域まで8点以上の高得点で、レコードとの相性も良好です。

ただ、Bluetooth接続での音質には不満も残ります。コーデックはAACに対応していますが、こじんまりとした音でデジタル接続とはまったくの別物でした。

おすすめポイント
  1. 低音域から高音域まで高得点
  2. レコードとの相性は良好
210mm
奥行
235mm
高さ
336mm
重量
6.6kg(プライマリースピーカー)、6.4kg(セカンダリースピーカー)
型番
4305P

A評価【4位】KEF「LSX II」

  • KEFLSX II
  • 実勢価格: ¥176,565

総合評価: 3.69

低音域
 4.00
中音域
 3.88
高音域
 3.88
大音量
 4.00
小音量
 4.75
解像度
 4.38
レスポンス
 4.75
音の広がり
 4.25
動画視聴
 4.75
レコードとの相性
 3.50
Bluetoothで聴いたときの差
 2.25
設置しやすさ
 2.50
操作感
 1.00

アクティブスピーカーのおすすめランキングで4位となったのは、A評価のKEF「LSX II」

良質な低音域と豊かな中音域、そして伸びやかな高音域でどんなジャンルの音楽を再生しても不満は感じないでしょう。高い解像度で細かな音まで再現されるのも魅力のひとつ。音の広がりはよく、迫力のある低音と相まって動画にも最適です。

ただ、操作感に難あり。音量調整が本体ではできず、ソースの切り替えはスマホアプリもしくはリモコンを使う必要があります。

おすすめポイント
  1. 良質な低音域と豊かな中音域
  2. 伸びやかな高音域
155mm
奥行
180mm
高さ
240mm
重量
7.2kg(左右の合計)
出力
100W×2
型番
LSX II CARBON BLACK

A評価【5位】Audioengine「A2+ WIRELESS SPEAKER SYSTEM」

  • AudioengineA2+ WIRELESS SPEAKER SYSTEM
  • 実勢価格: ¥40,920

総合評価: 3.55

低音域
 3.63
中音域
 3.38
高音域
 3.75
大音量
 4.00
小音量
 4.25
解像度
 3.63
レスポンス
 4.25
音の広がり
 3.13
動画視聴
 3.50
レコードとの相性
 3.13
Bluetoothで聴いたときの差
 4.13
設置しやすさ
 3.00
操作感
 3.00

アクティブスピーカーのおすすめランキングで5位となったのは、A評価のAudioengine(オーディオエンジン)「A2+ WIRELESS SPEAKER SYSTEM」

コンパクトなキャビネットからは想像もできない迫力あるサウンドが楽しめます。高級感ある塗装もオシャレでデスクトップにぴったりなスピーカーです。

低音域の再現は素晴らしいの一言。ドラムのキック音やベースの音もしっかりと再生されています。中音域から高音域へのつながりも良好です。

おすすめポイント
  1. コンパクトながら迫力あるサウンド
  2. 高級感ある塗装もオシャレ
100mm
奥行
130mm
高さ
150mm
重量
3kg(左右の合計)
型番
A2+ wireless

B評価【6位】エディファイア「ED-R1380DB」

  • エディファイアED-R1380DB
  • 実勢価格: ¥15,980

総合評価: 3.45

低音域
 3.38
中音域
 3.38
高音域
 3.38
大音量
 3.25
小音量
 4.00
解像度
 2.75
レスポンス
 3.75
音の広がり
 3.75
動画視聴
 3.88
レコードとの相性
 3.63
Bluetoothで聴いたときの差
 4.38
設置しやすさ
 1.50
操作感
 5.00

アクティブスピーカーのおすすめランキング6位は、B評価のエディファイア(EDIFIER)「ED-R1380DB」

低価格でありながら高音質なスピーカーで人気のEDIFIER。中~高域は音のつながりがよく、低音の迫力もあります。Bluetooth接続の音質も良好でPCスピーカーに最適。ボリュームが側面にあり音量調節もカンタンです。

おすすめポイント
  1. コスパBEST!
  2. 中音、高音が気持ちいい
がっかりポイント
  1. 大音量は期待できない
152mm
奥行
200mm
高さ
241mm
重量
5.4kg(約)(左右SPの合計)
Bluetoothコーデック
aptX、SBC
型番
ED-R1380DB-BR-A

中音、高音は気持ちいい!

中音、高音は気持ちいい! アクティブスピーカーおすすめ イメージ

コスパで選ぶならエディファイア(EDIFIER)「ED-R1380DB」。安いのにパワフルなサウンドです。低音域は出すぎと感じるほどなので、EQで好みに調整したほうがいいでしょう。中音域、高音域ともに質感が高く価格以上のサウンドです。

中音、高音は気持ちいい! アクティブスピーカーおすすめ イメージ2

aptXに対応しており、ワイヤレスでも高音質です。

中音、高音は気持ちいい! アクティブスピーカーおすすめ イメージ3

Bluetooth接続の音質も良好でPCスピーカーに最適。

中音、高音は気持ちいい! アクティブスピーカーおすすめ イメージ4

ボリュームは側面にあります。

ここが惜しい!

大音量は期待できない

残念なのは音量を大きく上げると音質が悪くなる点。室内で聞く一般的な音量で楽しみましょう。

大音量は期待できない アクティブスピーカーおすすめ イメージ

音量を上げるとバランスが悪くなって耳障りな音に。低音もうなって音響の悪いライブハウスにいるようです。

B評価【7位】AIRPULSE「A100 BT5.0」

  • AIRPULSEA100 BT5.0
  • 実勢価格: ¥110,615

総合評価: 3.22

低音域
 3.13
中音域
 3.13
高音域
 2.88
大音量
 2.75
小音量
 3.75
解像度
 3.13
レスポンス
 3.00
音の広がり
 3.63
動画視聴
 4.63
レコードとの相性
 2.13
Bluetoothで聴いたときの差
 4.00
設置しやすさ
 2.00
操作感
 4.00

アクティブスピーカーのおすすめランキング7位は、B評価のAIRPULSE(エアパルス)「A100 BT5.0」

有名なスピーカーエンジニアのフィル・ジョーンズが手掛けたモデル。13万円台のモデルですが、価格なりの音とはいえず厳しい評価に。低音域から高音域まで解像度が低く音ににごりを感じます。忠実度の高いリボン型ツイーターの効果も感じられませんでした。ただ、動画視聴では一変してとてもいいマッチでした。

インターフェイスが充実しているのは高評価です。

160mm
奥行
283mm
高さ
255mm
重量
11kg(左右の合計)
型番
A100 BT 5.0 ブラック・ハイグロス

B評価【8位】FOSTEX「PM0.3BD」

  • FOSTEXPM0.3BD
  • 実勢価格: ¥34,650

総合評価: 3.16

低音域
 2.25
中音域
 3.13
高音域
 3.25
大音量
 3.00
小音量
 4.00
解像度
 3.13
レスポンス
 3.50
音の広がり
 3.38
動画視聴
 3.00
レコードとの相性
 2.38
Bluetoothで聴いたときの差
 2.75
設置しやすさ
 4.00
操作感
 4.50

アクティブスピーカーのおすすめランキング8位は、B評価のFOSTEX(フォステクス)「PM0.3BD」

FOSTEX「PM0.3BD」は、「サブスク音楽や動画配信を高音質なサウンドで」がコンセプト。PCオーディオやスマートフォンでのリスニングに適した「MUSIC」モードと、ナレーションの声を聴き取りやすくする「VOICE」モードを装備するのがユニークです。

低音域から高音域までフラットでやや迫力不足。ただ解像度はそこそこあり、音像定位が明確なのでデスクトップ用としておすすめです。

110mm
奥行
133mm
高さ
212mm
重量
3.4kg(左右の合計)
型番
PM0.3BD

C評価【9位】PRESONUS「Eris E3.5 BT」

  • PRESONUSEris E3.5 BT
  • 実勢価格: ¥21,900

総合評価: 2.48

低音域
 3.00
中音域
 3.25
高音域
 3.13
大音量
 3.50
小音量
 3.25
解像度
 2.13
レスポンス
 2.50
音の広がり
 2.50
動画視聴
 2.38
レコードとの相性
 1.88
Bluetoothで聴いたときの差
 0.88
設置しやすさ
 2.00
操作感
 3.00

アクティブスピーカーのおすすめランキング9位は、PRESONUS「Eris E3.5 BT」

「Eris E3.5 BT」は、PRESONUSブランドのエントリーモデル。手頃な価格とサイズで人気のアクティブスピーカーです。ややまったりした音のスピーカーで、BGM的に流すのに向いています。

動画視聴は低音域が少ないので迫力に乏しい印象です。USBなどのデジタル端子がないのは残念。結果、接続方法が含まれる設置のしやすさや操作感の点が上がらず、合計点が伸びませんでした。

141mm
奥行
162mm
高さ
210mm
重量
2.9kg(左右の合計)
型番
ERIS E3.5 BT

C評価【10位】MACKIE「CR3-X」

  • MACKIECR3-X
  • 実勢価格: ¥11,497

総合評価: 2.44

低音域
 2.50
中音域
 2.25
高音域
 2.50
大音量
 4.50
小音量
 3.00
解像度
 1.88
レスポンス
 2.75
音の広がり
 2.50
動画視聴
 2.25
レコードとの相性
 2.50
Bluetoothで聴いたときの差
 1.38
設置しやすさ
 2.50
操作感
 3.00

アクティブスピーカーのおすすめランキング10位は、MACKIE(マッキー)「CR3-X」

DTMをしている人に人気の高いMACKIEのアクティブスピーカー。緑のラインが印象的でデザインも人気があります。

低音域の量感はありますが解像度は低いです。これは中音域、高音域も同様。1万円台で購入できるエントリーモデルとしても、ライバルより劣っています。もう少し予算を上げて5位のAudioengine「A2+」などをおすすめします。

140mm
奥行
180mm
高さ
206mm
重量
3.5kg(左右の合計)
型番
CR3-X

AV機器アクティブスピーカーの金額の差とは?

アクティブスピーカーの金額の差とは? アクティブスピーカーおすすめ イメージ

アクティブスピーカーの金額の差ってなに?

今回行ったアクティブスピーカーのテストでは、大きさと低音の質で差がつきました。

高価なモデルは、スピーカーサイズも筐体も大きく設計されているため、ドラムのキック音やベースのフレーズなど低音がしっかりと出せる構造になっています。

一方、安価なモデルはこうした低音の鳴りがイマイチなモデルが多いのです。

しかし、今回のテストで5位のAudioengine「A2+ WIRELESS SPEAKER SYSTEM」は、省スペース・コンパクトサイズな見た目からは想像もできない迫力のある低音域とピュアで伸びやかな中高音域が素晴らしいモデル。デスクトップスピーカーにぴったりです。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

手のひらサイズのコンパクトなモデルですが、想像以上の音質で満足できるスピーカーです。

AV機器購入前にスピーカー設置のワンステップアップ術

スピーカーの位置で音の聞こえ方が変わる!

スピーカーの配置はリスニングポジションを決めることから始めます。基本は左右のスピーカーとリスニングポイントが正三角形、あるいは二等辺三角形になるのが理想。リスニングポジションから左右のスピーカーが等距離にあることがポイントです。

次にスピーカーの高さ。スピーカーの高さは、聴く人の耳の高さとツイーターの位置を同じにするのが基本といわれています。これは、高い音は指向性が強く音が届く角度の範囲が狭いため、聴き手がその角度を外れると聴きづらくなるからです。スピーカーを設置する際、このことを念頭に置いて工夫をしましょう。

スピーカーを購入したらまずはセオリーの置き方で鳴らしてみて、そこからスピーカーの位置を広げたり向きを変えたりいろいろと試してみることをおすすめします。

購入前にスピーカー設置のワンステップアップ術 アクティブスピーカーおすすめ イメージ

上の図のように、聴く場所とスピーカーが三角形になるように設置しましょう。スピーカーの向きはやや内向きにします。下の図のようにスピーカーに近くなると音の定位がよりはっきりする場合もあるので試してみましょう。

原田裕弘 氏
東京音研放送サービス代表
原田裕弘 氏 のコメント

三角形が定説ですが、いろいろと試してみるのも面白いです。

ツイーターを耳の高さに合わせて設置しよう!

ツイーターを耳の高さに合わせるのは意外と難しいものです。実はスピーカーの置き方は自由で、現在市販されている一般的な機種であれば横にして置いても問題ありません。

ツイーターを耳の高さに合わせて設置しよう! アクティブスピーカーおすすめ イメージ

ツイーターを低くしたい場合、横位置で置いてみる。高い位置に設置するなら逆さにしてツイーターを下側にする。あるいはツイーターが内側に来るように置いたり外側になるように置いたりして、比較してみるといいでしょう。

ツイーターを耳の高さに合わせて設置しよう! アクティブスピーカーおすすめ イメージ2

スピーカーを高い場所に設置したい場合は、逆さにしてツイーターを下にする方法がおすすめ。

ツイーターを耳の高さに合わせて設置しよう! アクティブスピーカーおすすめ イメージ3

スピーカーの左右間隔が広いのなら、ツイーターが内側になるように横に倒すと音のバランスがよくなります。

ツイーターを耳の高さに合わせて設置しよう! アクティブスピーカーおすすめ イメージ4

低い位置なら、スピーカーを斜めに設置します。雑誌などを下に入れて傾斜角を確認。その後、木など硬いもので固定します。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

いろいろ試して高音のバランスのいい場所を探します。

AV機器アクティブスピーカーのおすすめ まとめ

以上、アクティブスピーカーのおすすめランキング10選でした。

今回は、価格差のあるラインナップでテストしましたが、その結果は非常に興味深いものに。

Q AcousticsELACJBLKEFと音に定評のあるブランドがランキングの上位を占めました。なかでもベストバイのQ Acousticsは、日本人好みのドンシャリ系で表現量も解像度も高いと、専門家も納得のサウンドでした。

コストを抑えたい人はエディファイア「ED-R1380DB」がおすすめです。音質重視派は、Q Acoustic「M20」ELAC「Debut ConneX DCB41」KEF「LSX II」がおすすめです。

アクティブスピーカーの安いクラスでも、普段イヤホンやヘッドホンで聴くよりも迫力のある音楽体験ができます。まずはそこまでのグレードアップもおすすめです。

ぜひ、記事を参考にお気に入りを見つけてください。

アクティブスピーカーのおすすめ

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Q Acoustics
M20

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