AV機器ひと手間かけてレコードの魅力にハマる!

ひと手間かけてレコードの魅力にハマる! レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコード人気の再燃で、最近レコードに興味を持っている人も多いのでは?

YOASOBIなどの現代アーティストもレコードを発売しています!

YOASOBIなどの現代アーティストもレコードを発売しています! レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードというと80年代以前のアーティストばかりだと思ってませんか?実はYOASOBIなどのアーティストも、限定ですがレコードを発売しています。

山下達郎をはじめレコード全盛期のアーティストも、最新リマスターでレコードを発売していて注目されています。CDとは違い、大きなジャケットは、部屋に飾って楽しむのもレコードの魅力です。

AV機器レコードの楽しみ方とは?

レコードの楽しみ方の一例を紹介します。

週末にショップで買ったレコードを自分の手でかける喜び

1:ジャケットから出して

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大好きなアーティストのレコード。ジャケットから出すときのワクワクがたまりません。

2:ターンテーブルに載せる

2:ターンテーブルに載せる レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードに合わせた回転数をセットし、レコードの端を持ってターンテーブルにそっと載せます。

3:トーンアームを移動し針を落として再生

3:トーンアームを移動し針を落として再生 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

トーンアームの移動は、小指をボディに添えて手の動きを安定させるのがコツ。

4:A面が終わったらレコードを裏返してB面へ

4:A面が終わったらレコードを裏返してB面へ レコードプレーヤーおすすめ イメージ

A面の再生が終わったらB面に裏返します。再び針を落としてB面を再生しましょう。

AV機器レコードを聴くには何が必要?

レコードを聴くためには、アンプやスピーカー、レコードなどが必要です。自分の聴きたい音に合わせてAV機器を揃えましょう。

アンプ・スピーカー

レコードプレーヤーには1万円から数十万円の高級クラスまでありますが、周辺機器との組み合わせで、音はかなり変化します。

自分がスピーカーとヘッドホンどちらで聴きたいかで、アンプの選択肢も変わってきます。

スピーカー

スピーカー レコードプレーヤーおすすめ イメージ

定番はステレオ再生用の据え置きスピーカー。置き方で音が変化します。

ヘッドホン

ヘッドホン レコードプレーヤーおすすめ イメージ

大きい音が出せない人はヘッドホンがおすすめです。

アンプ

アンプ レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードから届いた音信号を増幅し、音質や音量を調整するための機器。

フォノイコライザーとは?

フォノイコライザーとは? レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードの音を再生するには、フォノイコライザーが必要。フォノイコライザーとは、レコードに記録された音を本来の音に復元するための機械です。アンプかレコードのどちらかに内蔵されています。

フォノイコライザーとは? レコードプレーヤーおすすめ イメージ2

レコードはタワーレコードやHMVレコードなどのチェーン店でも取り扱われています。

個人経営のショップは店員の趣味のジャンルで品ぞろえが変わってくるので、お気に入りのお店を見つけるのも面白いです!

AV機器気軽にレコードを楽しむには?

気軽に楽しむならBluetooth内蔵レコードプレーヤー

もっと気軽にレコードを楽しみたい人もいますよね。そんな人におすすめなのが、Bluetooth搭載のレコードプレーヤーです。

気軽に楽しむならBluetooth内蔵レコードプレーヤー レコードプレーヤーおすすめ イメージ

今回試した3製品はすべてBluetooth対応。手持ちのワイヤレスヘッドホンやスピーカーとBluetoothで手軽に接続でき、すぐに音楽を楽しめます。

しかも、3機種ともライン出力へも切り替えられるので、将来的にアンプやスピーカーにこだわることもできます。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

Bluetooth内蔵だと、配線に悩まず好きな場所に置けるのがいいですね。

手軽に高音質を楽しむならアクティブスピーカーがおすすめ

手軽に高音質を楽しむならアクティブスピーカーがおすすめ レコードプレーヤーおすすめ イメージ

KEF LSX II

アンプを内蔵するアクティブスピーカーなら、複雑な配線いらずのシンプル構成でレコードを再生できます。今回の検証ではKEFLSXIIを使用しました。

AV機器レコードプレーヤーの選び方は?

今回は再生能力の高い3万円〜5万円台レコードプレーヤーを検証

今回は再生能力の高い3万円〜5万円台レコードプレーヤーを検証 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードプレーヤーは入門用として1万円台の製品もあります。ただ、レコード本来の音を楽しみたいなら、1クラス上のレコードプレーヤーを選ぶのがベストです。そこで今回は、音にこだわりたい人向けに初級~中級者用のプレーヤー3機種を集めてテストしました。

今回テストした3機種は、どの機種もフォノイコライザー※を内蔵しているので、専門的なオーディオシステムや知識は不要。ミニコンポやアクティブスピーカーとつなぐだけレコードを楽しめます。

 ※フォノイコライザーはレコードの音を正確に再生するための機能。レコードプレーヤーかアンプのどちらかにフォノイコライザーがないと、レコードの音がキレイに再生できません。

格安の入門モデルと違いカートリッジ(針)を交換して音質を追求することができます

レコードを堪能していると、やってみたくなるのが音質の向上ですよね。ひと手間かかりますが、激的に音質が変わるのがカートリッジ(針)の交換。

今回紹介するプレーヤーは、すべてカートリッジが交換できるので、音楽ジャンルによって音質を変える楽しみもあります。サブスクもいいですが、ゆっくり腰を落としてレコードを嗜んでみませんか。

格安の入門モデルと違いカートリッジ(針)を交換して音質を追求することができます レコードプレーヤーおすすめ イメージ

写真の青い部分がカートリッジ。これを替えるとレコードの音は激的に変わります。

大きく分けてタイプは3種類(下記参照)。はじめから付いているカートリッジの音質に不満を感じるようになったら替えてみるのも楽しみのひとつです。なお、MM型とVM型は、針だけ好みのものに交換できます。

【カートリッジのタイプ】

MC型

レコードから情報を読み取る精度が高く、音質的にも繊細で情報豊か。針だけの交換はできません。

MM型

入手性が高く、価格もリーズナブル。多くのレコードプレーヤーが採用する入門向けのカートリッジです。

VM型

独立した2つのマグネットをV字に配置した形状により、出力電圧が高く、迫力のある音が出やすいのが特徴。

AV機器レコードプレーヤーの比較方法は?

音質だけでなくノイズやステレオ感も評価しました!

音質だけでなくノイズやステレオ感も評価しました! レコードプレーヤーおすすめ イメージ

テスト1:SN感

測定機で測る厳密な数値ではなく体感的にノイズが多いか少ないか。

テスト2:高音域

音がこもらず伸びやかに高音が出ているかどうか。

テスト3:中音域

主にボーカルの質感や細かなニュアンス、リアリティはあるか。

テスト4:低音域

低音域の出方や豊かさ、音の歯切れのよさなど。

テスト5:ステレオ感

楽器やボーカルの位置などを感じ、広がりを感じるか。

上記とあわせて操作性や機能性、スピーカーと有線・無線接続したときの音質も評価しました。

それでは早速結果を見ていきましょう。

AV機器レコードプレーヤーのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、レコードプレーヤーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品
A+評価
TEACTN-400BT-X
レコードプレーヤーおすすめ TEAC TN-400BT-X イメージ
3.73
420mm
356mm
117mm
4.9kg
33-1/3、45、78
aptX Adaptive、aptX、SBC
A評価
オーディオテクニカAT-LP3XBT
レコードプレーヤーおすすめ オーディオテクニカ AT-LP3XBT イメージ
3.53
435.6mm
374mm
128mm
5kg
33-1/3、45
aptX Adaptive、aptX、SBC
B評価
JBLJBL Spinner BT
レコードプレーヤーおすすめ JBL JBL Spinner BT イメージ
3.40
435mm
368mm
155mm
5.3kg(約)
33-1/3、45
aptX HD audio

A+評価【1位】TEAC「TN-400BT-X」

  • TEACTN-400BT-X
  • 実勢価格: ¥62,600

総合評価: 3.73

 
SN感
 4.00
ステレオ感
 4.00
低音域
 4.00
中音域
 4.00
高音域
 4.00
見た目
 3.00
操作性
 3.00
機能性
 3.00
スピーカー有線音質
 4.00
スピーカー無線音質
 3.50

フルマニュアルの操作でプレーヤーを扱う醍醐味を楽しむ

レコードプレーヤーのおすすめランキングで1位となりベストバイを獲得したのは、A+評価のTEAC「TN-400BT-X」です!

ウォルナットの木目が美しいキャビネットが魅力のTN-400BT-X。33-1/3、45、78回転に対応するので幅広いレコードを楽しめます。内蔵のBluetoothトランスミッターは、高音質のaptX Adaptiveに対応。

スピーカーの音質については、RCA端子での有線接続、ワイヤレス接続のどちらも低音から高音までバランスがよく、解像感の高いサウンドで、アクティブスピーカーとの相性も抜群でした。

オート機能は一切なく、レコード再生のすべてを自分で行う必要がありますが、プレーヤーを扱う醍醐味を味わえます。

おすすめポイント
  1. ウォルナットの薄型キャビネット
  2. 78回転のSPレコードに対応
がっかりポイント
  1. 耐震性能がやや低い
420mm
奥行
356mm
高さ
117mm
重量
4.9kg
回転数
33-1/3、45、78
対応コーデック
aptX Adaptive、aptX、SBC
型番
TN-400BT-X/WA

【音質】低音から高音まで音質のよさが際立ちます

【音質】低音から高音まで音質のよさが際立ちます レコードプレーヤーおすすめ イメージ

低音から高音までバランスよく再生します。低音域は芯のあるクッキリとした音で、中高音域はなめらかで厚みがあり、アナログらしい温かみを感じます。また、ステレオ感もありました。

【音質】低音から高音まで音質のよさが際立ちます レコードプレーヤーおすすめ イメージ2
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

ステレオ感は、左右の広がりに加えて奥行き感もありました

【操作性】オート機能はなくすべて自分で操作

【操作性】オート機能はなくすべて自分で操作 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードを自動再生・停止するオート機能は一切ありません。デジタル機器からすると、手間ではありますが、その過程が楽しさでもあります。

【機能】33-1/3、45回転に加えSP78回転にも対応

【機能】33-1/3、45回転に加えSP78回転にも対応 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

12インチ(LP)の33-1/3回転、7インチ(EP)の45回転のほか、SP(樹脂性で最も古い種類のレコード)のの78回転にも対応しています。

トーンアームとターンテーブルが同期していない

トーンアームとターンテーブルが同期していない レコードプレーヤーおすすめ イメージ

トーンアームを上げただけではターンテーブルは回らず、専用の「回転つまみ」でスタート。レコードの再生が終わり、トーンアームを戻したあともつまみをストップに切り替える必要があります。つまみにオートもあればなおよかったと感じました。

A評価【2位】オーディオテクニカ「AT-LP3XBT」

  • オーディオテクニカAT-LP3XBT
  • 実勢価格: ¥34,235

総合評価: 3.53

 
SN感
 4.00
ステレオ感
 3.00
低音域
 3.50
中音域
 4.00
高音域
 3.50
見た目
 4.00
操作性
 4.00
機能性
 5.00
スピーカー有線音質
 3.00
スピーカー 無線音質
 2.50

オート機能を搭載!マニュアル操作も可能

レコードプレーヤーのおすすめランキングで2位となりA評価を獲得したのは、オーディオテクニカ「AT-LP3XBT」です!

コストをかけずにレコードを高音質で楽しみたいなら、オーディオテクニカ「AT-LP3XBT」がおすすめ。比較的購入しやすい3万円台の価格ながら、オート再生機能に対応。

もちろんマニュアルで操作することも可能なので、レコードの再生プロセスは十分に楽しめます。BluetoothはaptX Adaptiveに対応し良好な音質。有線接続の音質はまずまずでした。

おすすめポイント
  1. オートプレイで手軽
  2. スタイリッシュなボディ
がっかりポイント
  1. オートの動作が遅い
435.6mm
奥行
374mm
高さ
128mm
重量
5kg
回転数
33-1/3、45
対応コーデック
aptX Adaptive、aptX、SBC
型番
AT-LP3XBT BK

【音質】メリハリのあるクッキリとした音質

【音質】メリハリのあるクッキリとした音質 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

RCAでの接続は、レコード音源としては軽快な音でポップスなどにあいそうな音色。Bluetooth接続ではメリハリがあってクッキリした音、硬質でややドライな音質でした。

【音質】メリハリのあるクッキリとした音質 レコードプレーヤーおすすめ イメージ2

オートプレイの動作が遅いのが残念

オートプレイの動作が遅いのが残念 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

オート機能で手軽にレコード再生ができますが、スタートやストップボタンを押してからの動作が遅く、結局手でアームを動かしたくなります。

B評価【3位】JBL「JBL Spinner BT」

  • JBLJBL Spinner BT
  • 実勢価格: ¥49,299

総合評価: 3.40

 
SN感
 4.00
ステレオ感
 4.00
低音域
 3.00
中音域
 3.50
高音域
 3.00
見た目
 4.00
操作性
 4.00
機能性
 3.00
スピーカー有線音質
 3.50
スピーカー無線音質
 3.00

JBLらしさは少ないですがホットなアナログ感のある音質

レコードプレーヤーのおすすめランキングで3位となりB評価を獲得したのは、JBL「JBL Spinner BT」です!

JBLの初のワイヤレスレコードプレーヤー。マニュアル操作が基本ですが、オートリフトアップ機能も備えています。

おすすめポイント
  1. レトロなデザインがオシャレ
  2. アナログらしいやさしい音
がっかりポイント
  1. 本体がやや大きい
435mm
奥行
368mm
高さ
155mm
重量
5.3kg(約)
回転数
33-1/3、45
対応コーデック
aptX HD audio
型番
SPINNER BT

【音質】アナログらしい中音域のヌケがいい

【音質】アナログらしい中音域のヌケがいい レコードプレーヤーおすすめ イメージ

JBLらしいパワフルな音質ではないですが、中低音を中心に高音のヌケも悪くなくアナログらしさを感じる音質です。

【音質】アナログらしい中音域のヌケがいい レコードプレーヤーおすすめ イメージ2

AV機器レコード再生の手順は?

ここでは、レコードを再生するために抑えておきたい簡単4ステップを紹介します。

1:針圧の調整

1:針圧の調整 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードプレーヤーごとに適切な針圧があります。針圧で音も変化します。

2:レコード掃除

2:レコード掃除 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

アナログ特有のプツプツ音はゴミと静電気が干渉しているがゆえ。事前に取りましょう。

3:回転速度を確認

3:回転速度を確認 レコードプレーヤーおすすめ イメージ

レコードはシングル盤とアルバム盤で回転速度の適正が異なるので、適性に合わせます。

4:針を落とす

4:針を落とす レコードプレーヤーおすすめ イメージ

針は慎重に落としましょう。慣れれば好きな曲から再生できるようになりますよ。

AV機器まとめ:レコードの楽しみ方は聴くだけにとどまらず

以上、Bluetooth内蔵レコードプレーヤーのおすすめ3選でした。

3製品とも個性的なデザインですが、音質もそれぞれ個性がありました。音質のバランスがいいのはTEAC「TN-400BT-X」でどんなジャンルでも合います。あっさりとした音色でポップスに合いそうなのはオーディオテクニカ「AT-LP3XBT」でした。

JBL「JBL Spinner BT」は温かみのある音色なので、古いジャズレコードなどが合いそうです。

検証して感じたのは、やっぱりレコードをかける過程は楽しい!ということ。レコードを再生しながらジャケットを愛でるのも至福の時間。

レコードに興味があるなら、2万円以下の入門機もいいですが、少しプラスして音質のいいこのクラスから始めてはいかがでしょうか。

レコードプレーヤーのおすすめ

レコードプレーヤーのおすすめ レコードプレーヤーおすすめ イメージ
レコードプレーヤーのおすすめ レコードプレーヤーおすすめ イメージ2

TEAC
TN-400BT-X

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