AV機器家電批評がテストした最高のアナログ機器の選び方を紹介!

家電批評がテストした最高のアナログ機器の選び方を紹介! パッシブスピーカーおすすめ イメージ

『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』は、これまで雑誌『家電批評』でテストしたアナログ機器の中から、実際に試してわかった、本当におすすめできる商品だけを紹介しています。

今回は、その中から予算別に人気メーカーのパッシブスピーカーを集め、オーディオのプロとともに比較テスト。プロがえらんだ「パッシブスピーカー予算別ベストバイ9選」を取り上げます!

家電批評がテストした最高のアナログ機器の選び方を紹介! パッシブスピーカーおすすめ イメージ2

AV機器パッシブスピーカーはシステムのカスタマイズも醍醐味!

オーディオシステムの中で最も大きく音に影響するのがスピーカーです。

もし今のシステムのサウンドに納得できていないなら、スピーカーのグレードアップをまず考えてみましょう。

レコードを楽しむためのスピーカー選びのコツは?

レコードを楽しむためのスピーカー選びのコツは? パッシブスピーカーおすすめ イメージ

最近はアンプを内蔵したパワード(アクティブ)スピーカーが人気になっています。

スピーカーに最適化されたアンプを内蔵しており、設置スペースも確保しやすいというメリットはありますが、アンプのグレードアップや組み合わせによる音の追求がしづらいというデメリットもあります。

やはり、スピーカーとアンプの組み合わせを試行錯誤するのもオーディオの面白いところではないでしょうか。

そこで、システム全体をカスタマイズしやすく、パワードスピーカー以上の音質も実現できるパッシブスピーカーをおすすめします。

スピーカー選びで重要なのは設置する部屋の広さ

スピーカー選びで重要なのは設置する部屋の広さ パッシブスピーカーおすすめ イメージ

聴く部屋の広さでスピーカーの形を選ぶ

スピーカーの音は部屋の広さが大きく影響します。狭い部屋なら小型のパッシブスピーカー、広いリビングなら大型のトールボーイなどをおすすめします。

ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

スピーカーを鳴らすだけのパワーがあるか、部屋の広さに合った音量で鳴らした際にスピーカーを持て余してないかなどが重要です。

AV機器パッシブスピーカーの検証項目

今回は、同じレコードプレーヤーとアンプに接続し、下記の7項目でパッシブスピーカーの音質をチェックしました。

検証項目1:低域

低音域の出力や豊かさ、音の歯切れのよさなどをチェック。

検証項目2:中域

主にボーカルの質感や細かなニュアンス、リアリティがあるかなどを確認。

検証項目3:高域

音がこもらず伸びやかに低音が出ているかどうかを確認。

検証項目4:音色

音の固有の響きをチェック。同じ周波数や音圧でも違いが出る。

検証項目5:解像度

ボーカルや楽器のディテールまでしっかり感じられるかをチェック。

検証項目6:音場

音のスケール感や広がりをチェック。音場がよいほど広がりを感じられる。

検証項目7:レコードとの相性

5種類のレコードを聴き比べ、レコード音源との相性を評価。

AV機器【U5万円部門】パッシブスピーカーのおすすめは?

プロと一緒に実際に使ってみた、予算別パッシブスピーカーのおすすめランキングです。それぞれの項目を緑のボタンで並べ替えられるので、商品選びの参考にしてみてくださいね。

ランキングは項目名で並び替えられます
商品 低域 中域 高域 音色 解像度 音場 レコードとの相性
A評価
Polk AudioSignature Elite ES15
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Signature Elite ES15 イメージ
4.07
3.75 4.00 4.00 4.50 3.75 4.50 4.00
192mm
259mm
306mm
5.9kg(1台)
25.4mm
133.4mm
44~40,000Hz
バスレフ
A評価
JBLStage 240B
パッシブスピーカーおすすめ JBL Stage 240B イメージ
3.96
3.75 3.75 3.75 4.50 3.75 4.25 4.00
175mm
208mm
274mm
4.6kg(1台)
25mm
114mm
53~25,000Hz
バスレフ
B評価
Polk AudioMonitor XT MXT15
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Monitor XT MXT15 イメージ
3.79
3.25 3.50 3.50 4.50 3.50 4.25 4.00
166mm
183mm
270mm
4.1kg(1台)
25mm
130mm
48~40,000Hz
バスレフ
A評価
Q Acoustics3050i
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ
4.61
4.75 4.50 4.50 4.50 4.75 4.75 4.50
310mm
310mm
1020mm
17.8kg
22mm
165mm✕2
44~30,000Hz
バスレフ
A評価
DALIOBERON5
パッシブスピーカーおすすめ DALI OBERON5 イメージ
4.54
4.50 4.50 4.50 4.50 4.50 4.75 4.50
162mm
283mm
830mm
10.8kg(1台)
29mm
130mm
39~26,000Hz
バスレフ
A評価
Polk AudioReserve R200
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ
4.36
4.25 4.25 4.50 4.50 4.50 4.50 4.00
190mm
354mm
359mm
8.7kg(1台)
25.4mm
165.1mm
39~50,000Hz
バスレフ
A評価
JBLJBL 4309
パッシブスピーカーおすすめ JBL JBL 4309 イメージ
4.43
4.25 4.25 4.50 4.25 4.50 4.75 4.50
260mm
227mm
419mm
11kg(1台)
25mm
165mm
42~30,000Hz
バスレフ
A評価
DALIMENUET SE
パッシブスピーカーおすすめ DALI MENUET SE イメージ
4.14
4.00 3.75 4.25 4.25 4.25 4.50 4.00
150mm
230mm
250mm
4.0kg(1台)
28mm
115mm
59〜25,000Hz
バスレフ
B評価
JBLL52 Classic ORANGE
パッシブスピーカーおすすめ JBL L52 Classic ORANGE イメージ
4.00
3.75 3.75 4.00 4.25 4.00 4.25 4.00
196.6mm
216.2mm
330.2mm
5kg(1台)
19mm
133mm
47〜24,000Hz
バスレフ

A評価【1位】Polk Audio「Signature Elite ES15」

  • Polk AudioSignature Elite ES15
  • 実勢価格: ¥35,436

総合評価: 4.07

 
低域
 3.75
中域
 4.00
高域
 4.00
音色
 4.50
解像度
 3.75
音場
 4.50
レコードとの相性
 4.00

優れた音像定位と立体感で臨場感あふれるサウンド

パッシブスピーカーU5万円部門のおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のPolk Audio(ポークオーディオ)「Signature Elite ES15」です。

ペアで約3.5万円ながら木製のキャビネットは高級感があり、角が丸くカットされたデザインで、インテリアにも馴染みやすいでしょう。

サウンドは、低音域は強調するような鳴り方がなく、逆に高音域の主張が強めですが、中音域もしっかり感じられ全体的なバランスは悪くありません。

背面に「パワーポート」という独自のバスレフポートを採用することで、ポート内の空気の流れがスムーズになり、従来のバスレフポートより歪みを低減しているのが特徴です。

さらに開口部の表面積を大きくすることで、出力もアップしています。

「Signature Elite」シリーズ中、最もコンパクトなモデルで書斎など、あまり広くないスペースで聴くのにピッタリです。

ただし、先述のパワーポートという独自構造により背面上部が出っ張った形状をしているため、設置する際は壁との距離に注意が必要です。

ウォームな音色が聴きやすく、お手頃価格なので、スピーカー入門機としてもおすすめできるモデルとなっています。

192mm
奥行
259mm
高さ
306mm
重量
5.9kg(1台)
ツイーター
25.4mm
ウーハー
133.4mm
周波数特性
44~40,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
SIGNATURE ELITE ES15 BLACK 2ホン
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

落ち着いたサウンドで、高域の主張が強め。音色が柔らかく、楽器などの位置もしっかり感じられます。低音がやや控えめでバランス的にはフラットです。

ハイレゾ対応のツイーター搭載

ハイレゾ対応のツイーター搭載 パッシブスピーカーおすすめ イメージ

クリアかつ高精細な高音を実現

ドーム型ツイーターにテリレンというポリエステル系の合成高分子素材を採用した振動板を搭載し、軽量化を実現。

40kHzの超高域再生が可能で、ハイレゾ対応のストリーミングサービスや、最新の映画のサウンドトラックもクリアかつ高精細な高音で忠実に再現します。

A評価【2位】JBL「Stage 240B」

  • JBLStage 240B
  • 実勢価格: ¥36,964

総合評価: 3.96

 
低域
 3.75
中域
 3.75
高域
 3.75
音色
 4.50
解像度
 3.75
音場
 4.25
レコードとの相性
 4.00

楽器の繊細な音をしっかり再現! ペアで約4万円とコスパも優秀

パッシブスピーカーU5万円部門のおすすめランキング2位は、A評価のJBL(ジェイビーエル)「Stage 240B」でした。

「JBL Stage」シリーズ最小のブックシェルフ型スピーカー。モダンデザインの高コスパモデル。

金管楽器の音がリアルでありながら、ボーカルはなめらか。低音は割り切りがよく、控えめでタイトです。

175mm
奥行
208mm
高さ
274mm
重量
4.6kg(1台)
ツイーター
25mm
ウーハー
114mm
周波数特性
53~25,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
STAGE 240B ESPRESSO 2ホン

B評価【3位】Polk Audio「Monitor XT MXT15」

  • Polk AudioMonitor XT MXT15
  • 実勢価格: ¥20,445

総合評価: 3.79

 
低域
 3.25
中域
 3.50
高域
 3.50
音色
 4.50
解像度
 3.50
音場
 4.25
レコードとの相性
 4.00

音の広がりを感じられるバランスの取れたサウンド

パッシブスピーカーU5万円部門のおすすめランキング3位は、Polk Audio「Monitor XT MXT15」でした。

一つひとつの音がクッキリしていて聴きやすいサウンドで、価格以上の音を出してくれます。

低音はそこまで主張しないものの、厚みがしっかりあり、各音域のバランスもしっかり取れています。

166mm
奥行
183mm
高さ
270mm
重量
4.1kg(1台)
ツイーター
25mm
ウーハー
130mm
周波数特性
48~40,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
MONITOR XT15 2ホン

AV機器【6〜10万円部門】パッシブスピーカーのおすすめは?

A評価【1位】Q Acoustics「3050i」

家電批評: ベストバイ[リボンなし]
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ1
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ2
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ3
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ1
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ2
パッシブスピーカーおすすめ Q Acoustics 3050i イメージ3
  • Q Acoustics3050i
  • 検証時価格: ¥108,900

総合評価: 4.61

 
低域
 4.75
中域
 4.50
高域
 4.50
音色
 4.50
解像度
 4.75
音場
 4.75
レコードとの相性
 4.50

なめらかさと迫力を兼ね備えレコードの魅力を存分に堪能できる

パッシブスピーカー6〜10万円部門のおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のQ Acoustics(キューアコースティックス)「3050i」です。

全価格帯の中でトップの評価を獲得し、文句なしのベストバイとなりました。

大型のエンクロージャーを採用した トールボーイ型スピーカー。

エンクロージャーの剛性が高く響かせない設計で明確な音像を再現。

音の明瞭度が高く一つひとつの音がクリア。

音のクセが少なく、なんでもこなせる万能型モデルです。

バーチカルツイン構造により低域の聴こえやすさもピカイチ。音色もなめらかで、女性ボーカルが美しく響いてくれます。

音像定位に優れており、オーケストラを聴くと全体的な楽器の位置をしっかり感じられるほどです。

ボーカルも分析的になりすぎずなめらかに聴こえ、解像感も抜群。レコードのジャンルを問わず、しっかり楽しむことができます。

スピーカーターミナル(スピーカー 端子)は、シングルワイヤリングとバナナプラグに対応。ソケットを深くし、突起部分を短くする工夫を施すことで、壁際などにも設置しやすくなっています。

ただし、設置する際に注意したいのは部屋の広さです。狭い場所に設置しても正常に鳴らせるほどの音を出せない可能性が高いため、ぜひともリビングなど広いスペースに設置することをおすすめします。

310mm
奥行
310mm
高さ
1020mm
重量
17.8kg
ツイーター
22mm
ウーハー
165mm✕2
周波数特性
44~30,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

解像度が高く音場が立体的。ボーカルは目の前に浮かび上がり、臨場感も文句なし。低音がしっかり締まっており、帯域は下まで伸びています。

ダブルウーファーの中央にツイーターを設置

ダブルウーファーの中央にツイーターを設置 パッシブスピーカーおすすめ イメージ

低音から高音までバランスの取れたサウンド

ダブルウーファーの中央にツイーターを配置するバーチカルツイン構造を採用。

低域から高域までのバランスがよくなり、音場感をしっかり出すことに成功。音像定位もきっちり決まっています。

歯切れのよい低域と、全体の音の明瞭度が非常に高いサウンドが魅力です。

A評価【2位】DALI「OBERON5」

  • DALIOBERON5
  • 実勢価格: ¥89,373

総合評価: 4.54

 
低域
 4.50
中域
 4.50
高域
 4.50
音色
 4.50
解像度
 4.50
音場
 4.75
レコードとの相性
 4.50

繊細な音もしっかり再現しクラシックのオーケストラもスケール感が段違い

パッシブスピーカー6〜10万円部門のおすすめランキング2位は、A評価のDALI(ダリ)「OBERON5」でした。

解像度が高く明瞭なサウンド。

大口径の29mmソフト・ドームにクセが少ないウッド・ファイバーコーンのウーハーを2つ搭載したリアバスレフを採用。

低域と高域に厚い音作りで、空間に浮かび上がるようなボーカルも◎。

音にメリハリがあり小音量でも聴きやすく、クラシックのオーケストラもスケール感があってしっかり楽しめます。

162mm
奥行
283mm
高さ
830mm
重量
10.8kg(1台)
ツイーター
29mm
ウーハー
130mm
周波数特性
39~26,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
OBERON5(LO) 2ホン

A評価【3位】Polk Audio「Reserve R200」

パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ1
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ2
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ3
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ1
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ2
パッシブスピーカーおすすめ Polk Audio Reserve R200 イメージ3
  • Polk AudioReserve R200
  • 検証時価格: ¥89,950

総合評価: 4.36

 
低域
 4.25
中域
 4.25
高域
 4.50
音色
 4.50
解像度
 4.50
音場
 4.50
レコードとの相性
 4.00

10万円を切る価格ながら低域から高域までしっかり鳴らすハイコスパモデル

パッシブスピーカー6〜10万円部門のおすすめランキング3位は、A評価のPolk Audio「Reserve R200」です。

月刊誌「家電批評」でベストバイを獲得したコスパ最強スピーカー。

演奏や楽器の繊細な音も再現して、深い低音が伸び、音色が柔らかくて聴きやすい。楽器の位置もしっかり感じられ、音の広がりも抜群です。

190mm
奥行
354mm
高さ
359mm
重量
8.7kg(1台)
ツイーター
25.4mm
ウーハー
165.1mm
周波数特性
39~50,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
Reserve R200

AV機器【11〜20万円部門】パッシブスピーカーのおすすめは?

A評価【1位】JBL「JBL 4309」

  • JBLJBL 4309
  • 実勢価格: ¥165,900

総合評価: 4.43

 
低域
 4.25
中域
 4.25
高域
 4.50
音色
 4.25
解像度
 4.50
音場
 4.75
レコードとの相性
 4.50

音像が小さくシャープでホーン型とは思えないクセのない音

パッシブスピーカー11〜20万円部門のおすすめランキング1位でベストバイは、A評価のJBL「JBL 4309」です。

JBLの伝統を受け継ぎつつ、シリーズの開発で培われた最新の技術を盛り込んだJBL「JBL 4309」がU20万円部門で見事ベストバイに。

スピーカーユニットには、新開発の165mm径ピュアパルプコーンウーハーと、25mm径Teonexリングダイアフラムコンプレッションドライバーを採用。歪みを低減するブレシジョンネットワークも備えています。

JBLのスタジオスピーカーらしいグルーブ感のあるサウンドながら、各音域のバランスがしっかりと取れており、楽曲ジャンル問わず聴きやすく、情感豊かに再生してくれます。

スタジオスピーカーながらもコンパクトサイズを実現し、高い設置性を誇るのも本機の魅力です。さらに、設置場所の広さや位置に応じて、高域レベルを調節できるスイッチ式UHFトリムコントロールも搭載しています。

筐体には剛性の高いキャビネットを使用。底面にボトムベース・ボードを追加することで、接地面への振動伝達を低減してくれます。振動による干渉と滑りを防止するシール式パットも付属しており、棚上などにも設置しやすくなっています。

260mm
奥行
227mm
高さ
419mm
重量
11kg(1台)
ツイーター
25mm
ウーハー
165mm
周波数特性
42~30,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
4309 2ホン
ゴン川野 氏
オーディオライター
ゴン川野 氏 のコメント

音像は小さくシャープで、ボーカルの口元がはっきり浮かび上がります。やや低音の解像度は下がるものの、低音から高音までの音のつながりは良好です。

ツイーターの高域レベルを調整可能

ツイーターの高域レベルを調整可能 パッシブスピーカーおすすめ イメージ

フロント部に高域レベル調節用のスイッチを搭載

フロント部中央にツイーターの高域レベルを微調整できるスイッチを搭載。8〜20kHzまでを0.5dB単位でコントロールできます。

バスレフポートはツインポートを採用。ウーファーが大きく動いた場合でも、空気の流入出を効率よく行うスリップストリームと呼ばれる設計が施されています。

A評価【2位】DALI「MENUET SE」

  • DALIMENUET SE
  • 実勢価格: ¥207,900

総合評価: 4.14

 
低域
 4.00
中域
 3.75
高域
 4.25
音色
 4.25
解像度
 4.25
音場
 4.50
レコードとの相性
 4.00

キレイな音の響きが魅力の小型ブックシェルスピーカー

パッシブスピーカー11〜20万円部門のおすすめランキング2位は、A評価のDALI「MENUET SE」でした。

インテリアとしても映えるデザイン。

コンパクトで高級感のある筐体が魅力の定番モデル。

高域の音の響きがよく、低域もはっきりと感じられる。

一つひとつの音がクッキリしており、解像感も抜群です。

150mm
奥行
230mm
高さ
250mm
重量
4.0kg(1台)
ツイーター
28mm
ウーハー
115mm
周波数特性
59〜25,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
MENUET/MH 2ホン

B評価【3位】JBL「L52 Classic」オレンジペア

  • JBLL52 Classic ORANGE
  • 実勢価格: ¥114,980

総合評価: 4.00

 
低域
 3.75
中域
 3.75
高域
 4.00
音色
 4.25
解像度
 4.00
音場
 4.25
レコードとの相性
 4.00

ドンシャリ傾向のサウンドで70~80年代の楽曲にピッタリ!

パッシブスピーカー11〜20万円部門のおすすめランキング3位は、JBL「L52 Classic」オレンジペアです。

白いコーンがレトロ感を演出してくれる。

クッキリとした高音で、低音はフロントにポートがあるため量感たっぷり。

バランスはドンシャリで、どんな音楽もカラッと爽やかに。

70〜80年代の音楽に向いています。

196.6mm
奥行
216.2mm
高さ
330.2mm
重量
5kg(1台)
ツイーター
19mm
ウーハー
133mm
周波数特性
47〜24,000Hz
エンクロージャー
バスレフ
型番
L52 CLASSIC ORANGE 2ホン

AV機器 予算別パッシブスピーカーのおすすめ まとめ

以上、『家電批評』特別編集のムック『アナログオーディオがまるごとわかる本』から、プロがえらんだ「パッシブスピーカー予算別ベストバイ9選」でした。

今回は「U5万円部門」「6〜10万円部門」「11〜20万円部門」の3つのクラス別に、おすすめランキングを紹介しました。それぞれのクラス別にベストバイを振り返っていきます。

U5万円部門1位でベストバイを獲得したのは、Polk Audio「Signature Elite ES15」

超広域まで対応する高コスパスピーカーで、ヴォーカルとの相性もバッチリでした。

6〜10万円部門1位でベストバイを獲得したのは、Q Acoustics「3050i」

テスト項目の多くで高得点を獲得し、全価格帯の中でトップの評価を獲得し、文句なしのベストバイとなりました。

どんな楽曲も美しく聴こえ、広いリビングでゆったり聴きたいスピーカーです。

11〜20万円部門1位でベストバイを獲得したのは、JBL「JBL 4309」

ツイーターの高域レベルを0.5dB単位で調節でき、上位モデルと同じ音響技術を採用したスピーカーです。

今回検証したスピーカーも、別のアンプと組み合わせれば音質が向上する可能性があります。その組み合わせを探るのもパッシブスピーカーの醍醐味ではないでしょうか。

パッシブスピーカーが気になっている人は、本記事を参考に、お気に入りをみつけてみてください。

AV機器パッシブスピーカーの売れ筋ランキングもチェック!

パッシブスピーカーのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。