なぜラジオは備えておきたい防災グッズなのか?
地震や台風などの災害が起きたとき、情報収集はスマホがあるから大丈夫と思っていませんか?
災害時にはインターネットがつながらなくなる可能性もあり、停電になればテレビを見ることもできません。スマホは連絡用として使うため充電の減りが速く、できる限り使用を控えておく必要もあります。
そんなときのために備えて用意しておきたい防災グッズが「防災ラジオ」です。
ネット回線不要で受信するため、炊き出しや救助の情報を手に入れることができ、災害時の情報収集に活躍してくれます。乾電池や手回しで動くタイプなら充電を気にする必要もありません。
またラジオだけではなくテレビ付きの防災ラジオなら、情報がよりはっきりと把握できます。
そこで雑誌『家電批評』では、テレビ付き防災ラジオ5製品・防災ラジオ10製品を徹底比較。災害時に役立ってくれる1台を探しました。
ラジオ VS ネット:災害時に役立つのはどっち?
防災ラジオのメリット・デメリットは?
前述でもお伝えしましたが、ラジオはネットを使わず電波を受信するのでインターネット回線が遮断されているときでも情報収集に役立ってくれるのが大きなメリット。
ネットのようにデマ情報がすぐさま拡散されたり、古くなった情報が放置されたりといったことがないので、信頼性の高い情報を確実に得ることができます。緊急警報などの割り込み情報をリアルタイムで入手できるのも安心です。
消費電力が小さいため、手回しで充電できたり、スマホにも充電できるタイプも多く登場しています。ただし、製品によって搭載されている機能にバラつきがあることや、手回し充電の効率が異なるというデメリットがあります。
ネットのメリット・デメリットは?
スマホは常に持ち歩くことができるので、警報などの割り込み情報がどこにいても把握できる安心感があります。また、SNSなどは誰でも情報を発信でき、速報性の高い情報源といえます。
ただし、その分デマ情報もとても多いのですべてを鵜呑みにすることはできません。実際に、過去の災害の際にもネット上でデマ情報が拡散され、多くの人が踊らされることになったというケースもあります。
IP電話など他の機能も利用できますが、消費電力が大きいうえ、ネットに接続できないと役に立たない場合があるというデメリットがあります。
防災ラジオの選び方は?
停電したりテレビが壊れたりした際の情報収集手段として見直されているラジオですが、いざというときに電池がなくなって使用できなくては意味がありません。また、防災用には何を基準に選んだらいいのか分かりづらいですよね。
そこで、防災ラジオを選ぶときのポイントをご紹介します。
電源の種類をチェック
防災ラジオには乾電池・手回し・蓄電池・ソーラーの4種類の充電方式があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、ひとつの充電方式が使えなくなったことも考慮して複数の方式で充電できるものを選びましょう。
対応している周波数を確認
周波数はAM・FMの2種類あります。AM放送は受信範囲が広く、製品によっては海外のラジオを聴取することが可能です。
一方、FM放送は遠くまで電波を飛ばせませんがエリア周辺の情報が得やすいという特徴があります。災害時に使用する際は、音質がよくその地域の情報を収集できるFMを選ぶのがおすすめです。
また、ワイドFMはAM放送が聞きにくい状況でもFMの周波数でAM放送を聞くことができます。雑音や混信なども少なく、聞き取りやすいです。
災害時に役立つ機能もチェック
LEDライト機能は明るいほど役立つ
防災ラジオの多くにはライト機能が付いており、停電時に懐中電灯として活躍してくれます。
広範囲を照らせるタイプなのか、一点を照らすものなのかは、製品によってさまざま。明るさと点灯時間は反比例しますが、LEDライトは明るいほど役に立ちます。
サイレン機能があればSOSに使える
サイレン機能があれば瓦礫の下敷きになったときなど、大音量のサイレンで居場所を伝えられます。声が届かない状態でも周囲に助けを求められるので、万が一のために備えてあると安心です。
スマホと電源を共用できると便利
手回で発電しUSB充電ができる防災ラジオでなら、スマホなどの携帯充電に役立ちます。バッテリー容量は2000mAhあれば十分ですが、できる限り大きいものを選んでおくといいでしょう。
緊急時の連絡手段としてスマホは欠かせないため、防災ラジオにバッテリー機能があると非常に役立ちます。
テレビの見やすさもチェック
テレビ付きの防災ラジオを選ぶ場合、いずれの機種も画面が粗いワンセグなので、より見やすくするために大画面タイプを選びましょう。本体を傾けて設置できるようにスタンドが付いていると便利です。
テレビ付き防災ラジオの比較方法は?
まずは、Amazon・楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネット通販で人気のテレビ付き防災ラジオ5製品をテスト。ポータブルテレビとも言われる製品を以下の項目で徹底比較しました。
▼テスト項目
- 機能
- 充電方式
- テレビの見やすさ
- 操作性
- 手回し充電
- ライト
- サイレン
それでは、テストの結果をランキング形式で発表します。
テレビ付き防災ラジオのおすすめは?
山善「手回し充電 テレビ+ラジオ JYTM-RTV430」
山善(YAMAZEN)
手回し充電
テレビ+ラジオ JYTM-RTV430
実勢価格:1万3536円
サイズ・重量:約W155×D40×H92mm・約370g
受信周波数:AM522〜1710kHz、FM76.0〜108MHz、ワンセグテレビUHF13〜62ch
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト、サイレン
充電方式:手回し、乾電池(単3✕3)、コンセント、モバイルバッテリー
▼テスト結果
総合評価 | 機能 | 充電方法 | テレビの見やすさ | 操作性 | 手回し充電 | ライト | サイレン |
S | ◎ | ◎ | ○ (4.3インチ、スタンドあり) |
○ | ◎ | ○ | ○ |
S評価で防災用手回しテレビラジオのベストに選ばれたのは、山善「手回し充電 テレビ+ラジオ JYTM-RTV430」でした。4.3インチの大きめな画面を搭載し、テレビが見やすいです。
電源は乾電池、家庭用電源、手回し充電、モバイルバッテリーの4種類。コンデンサー充電池採用で、10年ほったらかしても充電可能と謳っています。
白色のボディに黒色の文字なので視認性もバッチリ。価格は4製品の中で最も高いですが、防塵防水機能も搭載されており、機能面ではとくにデメリットはありません。
テスト結果1:手回し充電
3分間回して2分45秒放送が映りました。回しやすさの評価は「△」ですが、実用的な手回し充電機能が備わっているのは本製品だけです。
テスト結果2:テレビの見やすさ
4.3インチと大きく視野角も広めです。
テスト結果3:ライト
本体から30cm離して黒い板を設置し、LEDライトを照射して、その明るさと照射範囲をチェックしました。山善「手回し充電 テレビ+ラジオ JYTM-RTV430」は、明るめで照射範囲もそこそこあります。
ケンコー「手回しワンセグTVラジオ KR-013AWFTE」
ケンコー
手回しワンセグTVラジオ
KR-013AWFTE
実勢価格:1万4240円
サイズ・重量:約W175×D48×H94mm・約315g
受信周波数:AM522〜1710kHz、FM76.0〜108MHz、ワンセグテレビUHF13〜52ch
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト、サイレン
充電方式:手回し、乾電池(単3✕3)、USB(コンセントはついていない)
▼テスト結果
総合評価 | 機能 | 充電方法 | テレビの見やすさ | 操作性 | 手回し充電 | ライト | サイレン |
A | ◎ | ○ | ◎ (4.3インチ、スタンドあり) |
◎ | ✕ | ◎ | ◎ |
※総合点は1位ですが「手回し機能」が低いため、手回し防災テレビラジオとしては評価をひとつ下げています
A評価のケンコー「手回しワンセグTVラジオ KR-013AWFTE」が、同率1位で防災用テレビラジオのベストに選ばれました。
4.3インチの大型液晶モニターを搭載していて、テレビの見やすさがダントツです。
micro SDカードに記録したテレビ番組や音楽を再生することもできます。
電源は乾電池、USB充電、手回し充電の3種類です。LEDライトやサイレンも装備されていて、スマホの充電も可能。ラジオは短時間で聴けますが、テレビが映るまでの手回し時間が長いです。
テスト結果1:手回し充電
ハンドルの負荷が最も少なく、回しやすさの評価は「◎」と高評価。ただし、10分回しても1秒しか映りません。
テスト結果2:テレビの見やすさ
4.3インチもあり、画面も明るいです。
テスト結果3:ライト
照射範囲はやや狭いものの、明るさはダントツです。
山善「手回し充電テレビラジオ YTM-RTV200」
山善(YAMAZEN)
Qriom 手回し充電テレビラジオ
YTM-RTV200
実勢価格:7281円
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト、サイレン
充電方式:手回し、乾電池(単3✕3)、コンセント、モバイルバッテリー
▼テスト結果
総合評価 | 機能 | 充電方法 | テレビの見やすさ | 操作性 | 手回し充電 | ライト | サイレン |
A | ◎ | ◎ | △ (2.8インチ、スタンドなし) |
◎ | ◎ | ○ | △ |
A評価で2位にランクインした山善「手回し充電テレビラジオ YTM-RTV200」は、テレビが映るまでの時間が2分と、5製品の中で最も短時間で済みました。画面は小さく横幅が狭いので見えにくく、サイレンの音も小さめです。
テスト結果1:手回し充電
2分間回して2分放送が映りました。回しやすさの評価は「△」でした。
テスト結果2:テレビの見やすさ
2.8インチと画面が小さく、横幅も狭いので左右が圧縮され見にくく感じました。
テスト結果3:ライト
明るめで照射範囲もそこそこあり実用的です。
IKIRETMUA「ポータブルテレビ」
IKIRETMUA
ポータブルテレビ
実勢価格:1万1980円
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト、サイレン
充電方式:手回し、乾電池(単3✕3)、コンセント
▼テスト結果
総合評価 | 機能 | 充電方法 | テレビの見やすさ | 操作性 | 手回し充電 | ライト | サイレン |
B | ◎ | ◎ | ◎ (4.3インチ、スタンドあり) |
△ | △ | △ | ◎ |
3位はB評価のIKIRETMUA「ポータブルテレビ」。テレビ画面が大きくて見やすいです。サイレンの音程が高く遠くまで響きます。ボディは黒色で説明文が読みにくく、十字ボタンもわかりにくいです。
テスト結果1:手回し充電
4分間回して30秒放送が映りました。回しやすさもあと一歩で「△」の評価でした。
テスト結果2:テレビの見やすさ
4.3インチあり、明るくて見やすいです。やや横や上方向からの視認性も良かったです。
テスト結果3:ライト
白色の光で、照射範囲はやや狭い印象でした。
4位:TEES「ポータブルワンセグテレビ&ラジオ TSP-W3218」
TEES(ティーズ)
3.2型ポータブルワンセグテレビ&ラジオ
TSP-W3218
実勢価格:6273円
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト ※イヤホンつき
充電方式:手回し、乾電池(単4✕4)、コンセント
▼テスト結果
総合評価 | 機能 | 充電方法 | テレビの見やすさ | 操作性 | 手回し充電 | ライト | サイレン |
B | ○ | ○ | ○ (3.2インチ、スタンドあり) |
◎ | ✕ | ◎ | − |
B評価で4位となったTEES「TSP-W3218」は、ハンドルの持ち手が小さすぎて回しにくく、サイレンもついていません。ただ、白色ボディに黒色文字なので、スイッチの説明は読みやすいです。
テスト結果1:手回し充電
4分間回して1秒放送が映ります。持ち手部分が楕円形のためかなり持ちにくく、回しやすさの評価は「✕」でした。
テスト結果2:テレビの見やすさ
3.2インチで視野角は広めです。
テスト結果3:ライト
照射範囲はやや狭いものの明るさはあります。
防災ラジオの比較検証方法は?
次に、Amazon・楽天市場、Yahoo!ショッピングなどネット通販で人気の防災ラジオ10製品を比較した結果を紹介します。以下のテスト項目で徹底比較しました。
▼テスト項目
- 電源の種類
- ラジオの性能
- ライトの性能
- スマホの充電
- 使い勝手
それでは、テストの結果をランキング形式で発表します。
防災ラジオのおすすめは?
ソニー「ポータブルラジオ ICF-B99」
ソニー
ポータブルラジオ
ICF-B99
実勢価格:1万700円
サイズ:約W132×D58×H79mm
重さ:約385g
バッテリー:800mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
乾電池:単3 2本
▼テスト結果
- 電源の種類: 22/25点
- ラジオの性能: 22/25点
- ライトの性能: 12/20点
- スマホの充電: 15/20点
- 使い勝手: 7/10点
- 合計: 78/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:27分40秒
- ライト:14分30秒
防災ラジオのベストバイは、ソニー「ポータブルラジオ ICF-B99」。特に置いておくだけで充電できるソーラー充電の性能が高いのは、体力を消費したくない避難生活で重宝するのは間違いありません。
最新機と比べても完成度・質感とも高い、鉄板製品です。
残量ゼロからでもしっかり充電
バッテリーが切れた状態でも、ソーラーと手回しで確実に充電できました。
ソーラー充電は冬の弱い日差しでも問題なし。ハンドルも軽いです。
短時間の充電で長時間聴ける
ラジオの聴取時間は1分の手回し充電で約27分と2番目で、ソーラー充電ではトップを記録。選局が決まると同調ランプが光ります。
足元をしっかり照らせる明るさ
ライトは照射時間こそ短く最下位でしたが、111ルクスの照度はNo.1。暗がりでも安心できます。
手回し・乾電池でもスマホを充電できる
スマホをUSB接続したテストでは、手回しでの充電、内蔵電池からの充電、乾電池からの充電ができました。電流は500mA前後と強めでした。緊急時に通信手段の電源を複数確保できるのは、心強い限り。
実用的な装備
イヤホンジャックがあるので周囲に気兼ねなく聴けます。
本製品を分解したところ、内蔵電池の容量は800mAh。スマホは152mAh充電できました。
モンベル「H.C.マルチラジオ」
モンベル
H.C.マルチラジオ
実勢価格:5390円
サイズ:W133×D48×H63mm
重さ:231g
バッテリー:600mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM/短波
乾電池:単4 3本
▼テスト結果
- 電源の種類: 21/25点
- ラジオの性能: 11/25点
- ライトの性能: 12/25点
- スマホの充電: 15/25点
- 使い勝手: 8/10点
- 合計: 67/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:7分50秒
- ライト:24時間以上
2位はモンベル「H.C.マルチラジオ」。1分の手回し充電でライトが24時間以上点灯しました。45ルクスとあまり明るくはありませんが、3灯のため照射範囲は広く、最後まで明るさがあまり変わりませんでした。
短波放送に対応
海外でも一部の国で日本語の緊急警報放送が聴ける「短波放送」に唯一対応。緊急時にはサイレンも鳴らせます。
スマホ充電に強い
手回しによるスマホ充電が可能。内蔵電池、乾電池でも充電できました。
ヤザワ「手回し充電ラジオ ライト付 BS901WH」
ヤザワ
手回し充電ラジオ ライト付
BS901WH
実勢価格:3850円
サイズ:W140×D38×H80mm
重さ:230g
バッテリー:500mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 22/25点
- ラジオの性能: 8/25点
- ライトの性能: 15/25点
- スマホの充電: 15/25点
- 使い勝手: 5/10点
- 合計: 65/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:3分15秒
- ライト:3時間1分
3位はヤザワ「手回し充電ラジオ ライト付 BS901WH」。97ルクスと明るいライトで夜も安心。手回し1分で約3時間点灯します。
4位:Smart-Life「ポータブルラジオ」
Smart-Life
ポータブルラジオ
実勢価格:2999円
サイズ:W140×D38×H80mm
重さ:230g(実測値)
バッテリー:500mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 22/25点
- ラジオの性能: 8/25点
- ライトの性能: 13/25点
- スマホの充電: 15/25点
- 使い勝手: 5/10点
- 合計: 63/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:0分
- ライト:24時間以上
4位はSmart-Life「ポータブルラジオ」。3分手回ししてもラジオが聴けず。照度は54ルクスでした。
5位:Handic「防災ラジオ」
Handic
防災ラジオ
実勢価格:4599円
サイズ:W168×D53×H80mm
重さ:520g
バッテリー:5000mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 17/25点
- ラジオの性能: 15/25点
- ライトの性能: 12/25点
- スマホの充電: 5/25点
- 使い勝手: 9/10点
- 合計: 58/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:32分
- ライト:32分20秒
5位はHandic「防災ラジオ」。手回し充電でラジオを32分も聴取。ついにソニーを超える製品が出てきました。ハンドルは長さ、形状ともによく回しやすいですが、少し硬いなど残念な点も目立ち、評価を下げました。
ラジオ聴取は最長
1分の手回し充電で32分もラジオを聴取。選局はデジタルで、感度も◎です。
ソーラーはイマイチ
ソーラー充電でラジオが動かなかったのはマイナス。脇のアンテナも収納できず。
5位:防災防犯ダイレクト「ソーラー多機能 ラジオライト2300」
防災防犯ダイレクト
ソーラー多機能 ラジオライト2300
実勢価格:4990円
サイズ:W149×D41×H80mm
重さ:285g
バッテリー:2300mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 22/25点
- ラジオの性能: 8/25点
- ライトの性能: 12/25点
- スマホの充電: 10/25点
- 使い勝手: 6/10点
- 合計: 58/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:4.1分
- ライト:24時間以上
同じく5位は防災防犯ダイレクト「ソーラー多機能 ラジオライト2300」。内蔵電池が2000mAh超えながら大きすぎないサイズです。
7位:クマザキエイム「手回しソーラー蓄電ラジオ SL-091」
クマザキエイム
手回しソーラー蓄電ラジオ
SL-091
実勢価格:5977円
サイズ:W202×D90×H80mm
重さ:490g
バッテリー:4000mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 22/25点
- ラジオの性能: 11/25点
- ライトの性能: 8/25点
- スマホの充電: 5/25点
- 使い勝手: 10/10点
- 合計: 56/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:2.5分
- ライト:2時間
7位はクマザキエイム「手回しソーラー蓄電ラジオ SL-091」。液晶付きで選局がしやすく、受信感度も良好です。
8位:シンシア「RELAX エマージェンシーラジオ」
シンシア
RELAX
エマージェンシーラジオ
実勢価格:2376円
サイズ:W176.5×D64.9×H75.3mm
重さ:300g
バッテリー:1800mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 18/25点
- ラジオの性能: 9/25点
- ライトの性能: 9/25点
- スマホの充電: 5/25点
- 使い勝手: 8/10点
- 合計: 49/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:4.6分
- ライト:5.6時間
8位はシンシア「RELAX エマージェンシーラジオ」。点灯3段階、点滅2段階のライトとmicroSD対応が特徴。
9位:ロゴス「3電源クランク ソーラーラジオライト」
ロゴス(LOGOS)
3電源クランク ソーラーラジオライト
実勢価格:6500円
サイズ:約W130×D45×H73mm
重さ:約220g
バッテリー:1500mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
▼テスト結果
- 電源の種類: 16/25点
- ラジオの性能: 4/25点
- ライトの性能: 8/25点
- スマホの充電: 10/25点
- 使い勝手: 6/10点
- 合計: 44/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:40秒
- ライト:2.8時間
9位はロゴス「3電源クランク ソーラーラジオライト」。コンパクトで携帯しやすいサイズ。乾電池は使えません。
10位:RegeMoudal「防災ソーラーラジオ」
RegeMoudal
防災ソーラーラジオ
実勢価格:2799円
サイズ:W128×D45×H60mm
重さ:約220g
バッテリー:2000mAh
ラジオ:AM/FM
乾電池:単4 3本
▼テスト結果
- 電源の種類: 15/25点
- ラジオの性能: 3/25点
- ライトの性能: 4/25点
- スマホの充電: 5/25点
- 使い勝手: 5/10点
- 合計: 32/100点
▼1分手回し充電結果
- ラジオ:1.5分
- ライト:37分
10位はRegeMoudal「防災ソーラーラジオ」。手回し充電では短時間しか動かず、ソーラー充電も10分ではライトも点きません。ラジオの感度が悪く、ワイドFM非対応も残念。
充電効率が悪い?
とにかくハンドルが重く、手回しが大変です。ソーラーは短時間では充電できず。
ライトが暗め
メインのライトは41ルクスと暗く、1m先もほとんど照らせません。ソーラー裏のライトも使い道が微妙。
まとめ
以上、防災ラジオのおすすめランキングでした。
テレビ機能重視なら画面大きめを
テレビ付き防災ラジオを使用していて、意外と重要だと感じたのがボタンのそばに書かれた文字の見やすさでした。
黒いボディはスタイリッシュですが、文字が見えにくくなるので、災害時にあたりが薄暗くなると、どのボタンを押したらいいのか迷ってしまいます。カラーは白を選んだほうがいいでしょう。
また、情報がはっきりわかるかどうかはテレビの画質次第。いずれの機種も画面は粗目なので、テレビ機能を重視するなら大画面のタイプを選ぶのがおすすめです。
キャンプ時なども使って慣れておく
なお防災袋に入れっぱなしで長時間使わないでいると、万が一のときにバッテリーが切れていたり、使い方がわからず焦ったりすることも。防災用品としてだけでなく、キャンプなどでも役立つので、普段使いして慣れておくことが大切です。
テレビ付き防災ラジオのおすすめ1:山善「手回し充電 テレビ+ラジオ JYTM-RTV430」
山善(YAMAZEN)
手回し充電
テレビ+ラジオ JYTM-RTV430
実勢価格:1万3536円
サイズ・重量:約W155×D40×H92mm・約370g
受信周波数:AM522〜1710kHz、FM76.0〜108MHz、ワンセグテレビUHF13〜62ch
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト、サイレン
充電方式:手回し、乾電池(単3✕3)、コンセント、モバイルバッテリー
テレビ付き防災ラジオのおすすめ2:ケンコー「手回しワンセグTVラジオ KR-013AWFTE」
ケンコー
手回しワンセグTVラジオ
KR-013AWFTE
実勢価格:1万4240円
サイズ・重量:約W175×D48×H94mm・約315g
受信周波数:AM522〜1710kHz、FM76.0〜108MHz、ワンセグテレビUHF13〜52ch
機能:ワンセグ、ラジオ、充電器、LEDライト、サイレン
充電方式:手回し、乾電池(単3✕3)、USB(コンセントはついていない)
ソーラー充電の機能も重要
防災ラジオの電源テストでは、有名メーカー製は手回し・ソーラーともに短時間でもしっかり充電できましたが、ノーブランドは短時間のソーラー充電ではラジオ・ライトとも動作せず。
また、USB接続でのスマホ充電は、内蔵電池からは全製品が充電できましたが、手回しと乾電池で直接充電できたのはそれぞれ5製品のみ。ソーラーにいたっては全製品が充電できませんでした。
このように、実際に10台の製品を触ってみると、それぞれ大きな違いがあることがわかりました。
充電は手回しの効率がいいものの、長時間では手が疲れるため、太陽光に当てておくだけのソーラー充電の性能も重要です。同様にスマホの充電では、内蔵電池だけでなく、手回しや乾電池でも充電できるかどうかにも注目しましょう。
防災ラジオのおすすめ:ソニー「ICF-B99」
ソニー
ICF-B99
実勢価格:1万700円
サイズ:約W132×D58×H79mm
重さ:約385g
バッテリー:800mAh
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
乾電池:単3 2本
防災ラジオの売れ筋ランキングもチェック!
防災ラジオのAmazon・楽天の売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。