AV機器家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025!

家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025! Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

大手メーカーから新興ブランドまで、魅力的な家電・ガジェットが次々と登場し、まさに群雄割拠の時代。そんな中、本音テストの雑誌『家電批評』編集部は、2025年も徹底した実機テストを重ね、あらゆる製品を検証してきました。

そして今回、その膨大なテスト結果の中から、「これは本気でおすすめできる!」と編集部が胸を張って推せる逸品だけを厳選。名付けて──「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025」を発表します!

性能、使いやすさ、コスパ、そして“どれだけ暮らしを豊かに、便利にできるか”。忖度ナシで、あらゆる角度から評価したうえで選ばれた、“間違いなしの一台”をお届けします。

家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025の記事一覧はこちら

家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025の記事一覧はこちら Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

AV機器Meta「Meta Quest 3S」

  • MetaMeta Quest 3S
  • 最安価格: ¥40,500

総合評価: 3.67

 
総合
 3.67

Meta「Meta Quest 3S」が、「VRヘッドセット(エントリーモデル)」部門で家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025を受賞しました。

「Meta Quest」(メタクエスト)シリーズのエントリーモデルとして登場した本製品。4万円台(検証時)という驚きの価格ながら、プロセッサやパススルーカメラといった重要な部分は「Meta Quest 3」と同様なので、処理性能は申し分なし。もちろん、「Meta Quest 3」で遊べるアプリはすべて楽しめます。

レンズは高画質のパンケーキレンズではなくフレネルレンズを採用していますが、画質の粗さはほとんど気になりません。ただし、「スイートスポット」と呼ばれる映像が最も鮮明に見える範囲は「Meta Quest 3」よりも狭く、視線を動かすと周辺の映像がぼやけるのは、少し気になるかもしれません。

とはいえ「Meta Quest 3S」は、VR・MR初心者にとって価格と性能のバランスがとれた、まさにうってつけの選択肢といえるでしょう。

おすすめポイント
  1. 5万円以下で購入できる
  2. アプリはMeta Quest 3と同じ
がっかりポイント
  1. 画質が若干劣る
164mm
奥行
197mm
高さ
105mm
重量
514g(約)
プロセッサ
Snapdragon XR2 Gen 2
解像度
1832×1920ドット(片目)
レンズ
フレネルレンズ
ストレージ
128GB、256GB
リフレッシュレート
72、90、120Hz
視野角
90°(垂直)/96°(水平)
ワイヤレスLAN
Wi-Fi 6
コントローラー
Touch Plusコントローラー(付属)
駆動時間
2.5時間(約)
MR用カメラ
カラー
型番
QUEST 3S 128GB

AV機器家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025に選ばれた理由

Meta Quest 3と3Sの違いは採用レンズ

「Meta Quest 3」と「Meta Quest 3S」の大きな違いはレンズです。

「Meta Quest 3」はパンケーキレンズなのに対し、「Meta Quest 3S」はフレネルレンズです。そのため映像がやや粗く、目(瞳孔)がレンズの中心にないと映像がキレイに見えない場合もあります。しかし、「Meta Quest 3S」でも画質は十分に良好で、不満は感じません。

Meta Quest 3Sはフレネルレンズを採用

Meta Quest 3Sはフレネルレンズを採用 Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

フレネルレンズの写真。同心円状の溝が見えます。

フレネルレンズはコストを抑えられるメリットがある一方、高画質化や薄型化においてはパンケーキレンズに譲りますが、「Meta Quest 3S」の実用画質は非常に良好です。

比較すれば違いはあるが、その差はわずか

Meta Quest 3
Meta Quest 3 Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ
Meta Quest 3S
Meta Quest 3S Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

両モデルを並べて比較すると、下の「Meta Quest 3S」の方がわずかにザラついた印象を受け、精細さに差があることがわかります。とはいえ、こうして見比べない限りは気にならないレベルです。

パススルー画質も同様の傾向

Meta Quest 3
Meta Quest 3 Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ
Meta Quest 3S
Meta Quest 3S Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

ヘッドセットを通して外の世界を見る「パススルー映像」もキレイで、「Meta Quest 3」とほぼ互角です。ただし、PCモニターの文字などを読むシーンでは、「Meta Quest 3」の方が見やすく感じます。

Meta Quest 3Sの瞳孔間距離は3段階調整

少し気になるのが瞳孔間距離(IPD)の調整機能です。「Meta Quest 3」は無段階で微調整が可能ですが、「Meta Quest 3S」は3段階の切り替え式です。そのため、人によっては自分の目の位置にピッタリ合わせられない可能性があります。

Meta Quest 3Sの瞳孔間距離は3段階調整 Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

「Meta Quest 3S」のデメリットの1つがこの瞳孔間距離調整。手動調整であることは良いとしても、3段階しか選択肢がないのは少ないと感じました。

コントローラーはMeta Quest 3と共通

コントローラーはMeta Quest 3と共通 Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

コントローラーは「Meta Quest 3」と同じものを付属。グリップを握って操作しますが、軽量で握りやすく、 ボタン操作も直感的に操作できます。

着け心地は良好。重心は前方にある

着け心地は良好。重心は前方にある Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

ヘッドセットのストラップがやわらかい素材なので、頭部の締めつけ感は少なく、頭が痛くなりませんでした。重心は前寄りです。

Meta Quest 3のゲームがすべて遊べます!

「Meta Quest 3S」の魅力はなんといってもこれでしょう。ガンダムや進撃の巨人、バットマンなどの「Meta Quest 3」で遊べるゲームはすべて遊べます。現在遊べるアプリは数千以上もあり、無料で遊べるアプリもたくさんあります。

Meta First Encounters(製品に付属)
Meta First Encounters(製品に付属) Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ
パズリング プレイス(1958円)
パズリング プレイス(1958円) Meta「Meta Quest 3S」おすすめ イメージ

「Meta Quest 3S」を購入したらメタクエストストアで無料や体験版のアプリを試してみるのがおすすめです。

土屋慶祐
家電批評編集部 副編集長
土屋慶祐 のコメント

MRでパソコン画面を複製して作業などしなければ、「Meta Quest 3S」で十分です。ゲームなら画質も気になりません。

太田圭一 氏
ライター/エディター
太田圭一 氏 のコメント

「Meta Quest 3S」の実力は想像以上。対応するアプリが多いので、「PICO 4」を持つ身としても欲しくなりました。

以上、「家電批評」2025年ベストバイに選ばれたMeta「Meta Quest 3S」の紹介でした。ぜひ、製品選びの参考にしてください。