家電おすすめ家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025!

家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025! 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

大手メーカーから新興ブランドまで、魅力的な家電・ガジェットが次々と登場し、まさに群雄割拠の時代。そんな中、本音テストの雑誌『家電批評』編集部は、2025年も徹底した実機テストを重ね、あらゆる製品を検証してきました。

その膨大なテスト結果の中から、「これは本気でおすすめできる!」と編集部が胸を張って推せる逸品だけを厳選。名付けて──「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025」を大発表。

性能、使いやすさ、コスパ、そして“いかに暮らしを豊かに、便利にできるか”。忖度ナシで、あらゆる角度から評価したうえで選ばれた、“間違いなしの一台”をお届けします。

今回は、「カメラ部門」編です!

カメラ【カメラ部門】家電批評2025ベストバイオブザイヤー

【ミラーレスカメラ (マイクロフォーサーズ)】OMデジタルソリューションズ「OM-5 Mark II」

  • OMデジタルソリューションズOM-5 Mark Ⅱ(ボディ)
  • 最安価格: ¥148,000

総合評価: 4.55

 
画質
 4.25
機能
 4.50
使い勝手
 4.50
サイズ
 5.00
コスパ
 4.50

“スペックに現れないよさ”が満載! 日常に溶け込める本格一眼カメラ

OMデジタルソリューションズ「OM-5 Mark II」は、レンズ交換式カメラの中でも小型のマイクロフォーサーズセンサーを採用したミラーレス一眼です。

被写体認識AFなど、近年のトレンド機能はあえて省かれており、動物や乗り物を積極的に追うような撮影スタイルには向いていません。

一方で、手の大きさにかかわらず握りやすいグリップ設計や、回しやすいダイヤルを備え、小型・軽量(ボディ約418g)ながら高い操作性を実現。

日常のスナップや旅行先での撮影では、“人馬一体”のような心地よい撮影感触を味わえます(写真家・豊田さん)。

2秒程度のシャッター速度でも手持ち撮影が可能な強力な手ブレ補正は、三脚NGの観光地や夜景撮影にも好適。

価格も手ごろで、カメラ入門者にもおすすめの一台です。

おすすめポイント
  1. 絶妙な持ちやすさのグリップ
  2. 防塵・防滴など酷使できる設計
  3. 1/8000秒対応の高性能なシャッターユニット
がっかりポイント
  1. 新製品なのに新機能に乏しい
直径
125.3mm
奥行
52mm
高さ
85.2mm
重量
418g
画素数
2037万画素(約)
レンズマウント
マイクロフォーサーズ
カラー展開
シルバー、ブラック、サンドベージュ
型番
OM SYSTEM OM-5 MARK II SILVER
豊田慶記 氏
写真家
豊田慶記 氏 のコメント

洗練されたグリップやデザインで「カメラってコレでいいんじゃね?」という、心にハマる撮影感触。性能向上を追求するのではなく、道具としてユーザーとの距離感を詰めるメーカーの姿勢が好印象です。

“スペックに現れないよさ”が満載! 日常に溶け込める本格一眼カメラ 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

IP53対応の防塵・防滴性能と-10℃の耐寒仕様で雨や雪、砂塵にまみれても安心です。

“スペックに現れないよさ”が満載! 日常に溶け込める本格一眼カメラ 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ2

グリップは浅めですが、大きな手でも指が上手に収まる絶妙な設計になっています。

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ISO4000の高感度でも十分以上の画質!

【ハイコスパ標準レンズ】Viltrox「AF 50mm F2.0 AIR」

  • ViltroxAF 50mm F2.0 AIR(Eマウント)
  • 最安価格: ¥26,280

総合評価: 4.60

 
総合評価
 4.60

コスパと優れた描写力で中国メーカーの躍進を見せつけたAF交換レンズ

Viltrox「AF 50mm F2.0 AIR」は、フルサイズ対応のミラーレスカメラ用標準レンズで、Eマウント版とZマウント版が販売されています。

雑誌『家電批評』編集部が実施した「中国メーカー製標準レンズ比較テスト」(日本のメーカー製レンズ〈シグマ「50mm F2 DG DN Contemporary」〉を評価基準に、中国メーカー製レンズ6製品を比較)で、見事1位を獲得しました。

これまでオートフォーカス(AF)対応レンズは日本メーカーの独壇場でしたが、ViltroxのAIRシリーズは国内メーカーに匹敵する描写性能を実現。AF動作も安定しており、実用性は十分です。

コストパフォーマンスにも優れており、初めての単焦点レンズとしてもおすすめの一本です。

おすすめポイント
  1. 日本ブランドに匹敵する描写力
  2. Airの名前のとおり小型軽量
直径
65mm
高さ
56.5mm
重量
205g
フィルター径
58mm
対応センサーサイズ
フルサイズ
レンズマウント
Eマウント、Zマウント
型番
AF50F2.0 FE
豊田慶記 氏
写真家
豊田慶記 氏 のコメント

日本のレンズメーカー製品に近い動作感に驚きました。絞り開放から解像感の高い描写!

コスパと優れた描写力で中国メーカーの躍進を見せつけたAF交換レンズ 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

開放絞りがF2.0なので背景を大きくボカした写真が撮れます。

【コンパクトフォトプリンター】キヤノン「SELPHY QX20」

  • キヤノンSELPHY QX20
  • 最安価格: ¥19,409

総合評価: 3.88

 
総合評価
 3.88

持ち歩いてその場でパッと写真をプレゼント!

キヤノン「SELPHY QX20」は、スマートフォンからWi-Fi経由で画像を転送し、手軽にプリントできる小型プリンターです。

このジャンルでは富士フイルムも有名ですが、発色やシャープさは方式的にキヤノンが優位!

おすすめポイント
  1. 携帯性と画質のバランス
がっかりポイント
  1. 用紙サイズを変えるとインクの交換も必要な構造
102.2mm
奥行
32.9mm
高さ
145.8mm
重量
455g(約)
型番
QX20(WH)
持ち歩いてその場でパッと写真をプレゼント! 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

用紙はシール紙で、カード型とスクエアの2種類。発色がきれいです。

【デジタルフォトフレーム】Moonka「Frameo デジタルフォトフレーム 15.6 インチ  mnk029-F」

  • Frameo64GBデジタル フォトフレーム 15.6インチ
  • 検証時価格: ¥22,800

総合評価: 3.90

 
総合評価
 3.90

飾る楽しさを再発見! 使い勝手に優れたデジタルフォトフレーム

Moonka「Frameo デジタルフォトフレーム 15.6インチ(mnk029)」は、スマホやデジカメの写真を手軽に部屋へ飾れるデジタルフォトフレーム。

最近の製品らしくWi-Fiに対応し、スマホアプリから写真を簡単に転送できます。

Moonkaのこのモデルは、縦横の画像が混在したスライドショーでも「全画面に拡大」や「余白をぼかす」など表示方法を選べるうえ、人感センサーで画面の点灯・消灯を自動化できるなど、使い勝手も良好です!

おすすめポイント
  1. フォトフレームらしいデザイン
  2. スマホから写真を簡単アップロード
がっかりポイント
  1. 画面の反射がやや多め
394mm(約)
奥行
30.6mm(約)
高さ
243mm(約)
重量
1070g(約)
ストレージ
64GB
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無料の専用アプリから一度に10枚まで転送可能(動画は15秒まで)です。縦横のフレームに合わせて表示設定を変更できます。

【カメラスマホ】シャオミ「Xiaomi 15 Ultra+Photography Kit」

  • シャオミXiaomi 15 Ultra
  • 最安価格: ¥149,800

総合評価: 4.50

 
総合評価
 4.50

スマホの仮面を被ったコンパクトデジカメです

シャオミ「Xiaomi 15 Ultra」は、ライカと協業したトリプルカメラを搭載するシャオミの最上位モデル。

デジカメとして写真家が厳しく評価しても、「画質はコンデジを超えた」との声が上がるほどの実力を誇ります。専用キット(「Photography Kit」)を装着すれば、見た目もほぼカメラです!

おすすめポイント
  1. ライカと協業した高画質なカメラ部
がっかりポイント
  1. カメラキットの品位が低め
75.3mm
奥行
9.35mm
高さ
161.3mm
重量
226g(約)
ディスプレイ
6.73インチ
画面解像度
3200×1440
カメラ
23mm相当(1インチ・5000万画素)+100mm相当(2億画素)+70mm相当(5000万画素)+14mm(5000万画素)
SoC
Snapdragon 8 Elite
メモリ
16GB
Felica
型番
15 ULTRA 512GB シルバークローム
  • シャオミXiaomi 15 Ultra Photography Kit
  • 最安価格: ¥19,980
型番
BHR07T3JP

【ミドルモデル双眼鏡 (防振つき)】ビクセン「ATERA II H10×21」

  • ビクセンATERA II H10×21
  • 最安価格: ¥85,000

総合評価: 4.13

 
総合評価
 4.13

強力な手ブレ補正で“推し”の表情を鮮明にキャッチ!

10万円以下で防振を搭載する双眼鏡として、1位に輝いたビクセン「ATERA II H10×21」

防振機能は大きな揺れにも、小刻みな揺れにも対応するので、動き回る演者にもMCなどで動かない演者にも対応します。

光学性能も高く、視界がとにかく鮮明です。

おすすめポイント
  1. フィット感の良い接眼部とわかりやすい操作性
がっかりポイント
  1. 明るさはライバルモデルにやや劣る
107mm
奥行
63mm
高さ
130mm(シリコン見口付137mm)
重量
372g(シリコン見口付)
倍率
10倍
対物レンズ有効径
21mm
ひとみ径
2.1mm
実視界
4.8°
見かけ視界
45.5°
アイレリーフ
16mm
レンズコーティング
型番
ATERA II H10X21 グレージュ

【VLOG用コンパクトカメラ】キヤノン「PowerShot V1」

  • キヤノンPowerShot V1
  • 最安価格: ¥119,589

総合評価: 4.50

 
総合評価
 4.50

動画でも「美」を追求するならキヤノンです

2025年のデジカメ業界のトピックは、コンパクトデジカメの復権でした。

キヤノン「PowerShot V1」は、トレンドの動画撮影に特化したコンデジ。

動物や乗り物など、激しく動く被写体にもピントを合わせ続けられるAF制御で、スマホやアクションカムを大きくリード。逆光など明暗差の激しい場面でも露出制御が巧みで、フルオートでも手軽に高品質な4K動画を撮影できます。

キヤノンの本気を感じさせる、渾身の一台です。

おすすめポイント
  1. 動き回る被写体を安定して追尾できる
  2. 排熱対策など動画むけの設計
がっかりポイント
  1. 4K60Pでは画角が狭まる
118.3mm(約)
奥行
52.5mm(約)
高さ
68.0mm(約)
重量
426g(約)
センサー
1.4型
有効画素数(写真)
2230万画素(約)
有効画素数(動画)
4K(3840×2160(最大サイズ)) 1870万画素(約)
型番
POWERSHOT V1
園部大輔 氏
山岳写真家/イラストレーター
園部大輔 氏 のコメント

小走り程度なら、ブレが目立たず撮影できる手ブレ補正も優秀です。

動画でも「美」を追求するならキヤノンです 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

魚にも自動でピントを合わせ続けます。

動画でも「美」を追求するならキヤノンです 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ2

冷却ファンでセンサー部の発熱を放出するなど、動画向けの設計です。

PowerShot V1(1/4型センサー)

PowerShot V1(1/4型センサー) 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

SONY ZV-1II(1.0型センサー)

SONY ZV-1II(1.0型センサー) 家電批評ベストバイオブザイヤーおすすめ イメージ

PowerShot V1のセンサーはマイクロフォーサーズよりわずかに大きい1.4型で新規開発されたもの。

画質重視のコンデジやスマホで主流の1.0型より大きいため、暗い場所ではご覧の通り! ISO12800でも画質の劣化が抑えられています。

以上、家電批評「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」カメラ部門に選ばれた、おすすめ製品の紹介でした。

ぜひ、製品選びの参考にしてください!

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