家電批評が選んだ家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025!

大手メーカーから新興ブランドまで、魅力的な家電・ガジェットが次々と登場し、まさに群雄割拠の時代。そんな中、本音テストの雑誌『家電批評』編集部は、2025年も徹底した実機テストを重ね、あらゆる製品を検証してきました。
そして今回、その膨大なテスト結果の中から、「これは本気でおすすめできる!」と編集部が胸を張って推せる逸品だけを厳選。名付けて──「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025」を発表します!
性能、使いやすさ、コスパ、そして“いかに暮らしを豊かに、便利にできるか”。忖度ナシで、あらゆる角度から評価したうえで選ばれた、“間違いなしの一台”をお届けします。
今回は、「映像機器部門」編をまとめて紹介します!
【映像機器部門】家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー2025
【Mini LEDテレビ(ミドルクラス)】パナソニック「VIERA W95Bシリーズ」
- パナソニックVIERA W95Bシリーズ(55V型)
- 最安価格: ¥179,570〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 色味補正は控えめで素直な画作り
- 低音まで程よく響くスピーカー搭載
- がっかりポイント
-
- ゲームプロ設定だと全体的に暗め
- 幅
- 1226mm(スタンド含む)
- 奥行
- 302mm(スタンド含む)
- 高さ
- 746mm(スタンド含む)
- 重量
- 16.5kg(スタンド含む)
- サイズ展開
- 75V型、65V型、55V型
- 型番
- TV-55W95B
【映像】木の質感までクッキリ!
W95Bシリーズ

BRAVIA 5(XR50シリーズ)

同価格帯の「BRAVIA 5」は、全体的に青みがかった映像に。本製品はホワイトバランスも良好で、木目の凹凸までクッキリ描写されています。
夜景の暗い箇所も持ち上がっていて、ディテールまで見えました。
【音質】中高音に加えて低音も程よく響く!

本製品は最大50W出力のスピーカーを搭載しています。中高音は広がり、低音は心地よく響き、検証機の中では最優秀! サウンドバーがなくても、ほとんどの人が満足できるクオリティで、コスパ面でも魅力的です。
【使い勝手】Fire TV搭載で使いやすい!

OSはAmazonの「Fire TV」を搭載。地デジや映像配信サービスが同じ画面に表示されるため、見たいコンテンツを手軽に探しやすいです。
起動まで約1秒と、他製品と比べても早かったです。
【4Kプロジェクター】TVS REGZA「RLC-V7R MAX」
- TVS REGZARLC-V7R MAX
- 最安価格: ¥268,080〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- スペック以上に明るく感じられる輝度
- 調整せずともクリアな映像画質
- がっかりポイント
-
- 大音量はでるけれど音質はイマイチ
- 幅
- 246mm
- 奥行
- 246mm
- 高さ
- 286mm
- 重量
- 6.5kg(約)
- 最大投影サイズ
- 150インチ
- 光源
- RGB3色レーザー
- 輝度
- 3000 ISOルーメン
- 型番
- RLC-V7R MAX

手軽に持ち運べるほどコンパクト。ジンバル部分にはサブウーファーを内蔵しています。
【画質】スッキリとした映像美を実現!
RLC-V7R MAX

HORIZON S Max

同価格帯の「HORIZON S Max」は白飛びが目立ち、画面手前の住宅も黒つぶれ気味です。それに比べて本製品は、白飛びを抑えつつ、暗部は若干つぶれ気味なものの、持ち上げて表現できています。
RLC-V7R MAX

ドルビービジョン映像なら、明るい部屋では「ドルビーライト」、暗い部屋なら「ドルビーダーク」がおすすめ。明るい部屋でも一定レベルで不満なく映像を楽しめます。
映画モードでも黄色や緑が強すぎず、HDR10も破綻なくきちんと表現できています。
【端子】端子の種類が豊富!

片方のHDMI端子は「eARC」に対応。音質にこだわりたい人はサウンドバーを繋げることでワンランク上の音響を楽しめます。
【設置性】投影距離が短くても大画面!

短焦点でありながら光学ズームも使えるので、短い距離でも大画面を投影可能。自動補正も高速で、設置してすぐに映像コンテンツを楽しめます。
【使い勝手】使いやすいUI

レグザのテレビと同じ操作画面で操作しやすく、リモコンには主要な映像配信サービス用のボタンが備わっています。

光るので、暗い部屋でも操作しやすいです。
Google TVをベースに自社カスタマイズされており、テレビと同じような感覚で使えます。
【シーリングプロジェクター(10万円以下)】Aladdin X「Aladdin X2 Light」
- Aladdin XAladdin X2 Light
- 最安価格: ¥76,082〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 照明設定の自由度が高い
- 設置がカンタン
- がっかりポイント
-
- 明るい部屋での画質はギリギリ視聴できるレベル
- 幅
- 456mm
- 奥行
- 456mm
- 高さ
- 121mm
- 重量
- 4.7kg
- 解像度
- 1920×1080
- OS
- Android 11.0
- 適用畳数
- ~14畳
- 輝度
- 700 ANSIルーメン
- 照明
- 5500lm(~14畳)
- 型番
- ALADDIN X2 LIGHT
この分野をリードしてきたアラジンは、製品の完成度が高く隙がありません。子ども向けに作られた独自コンテンツも充実しています。
音質

音がプロジェクターの位置から自然に部屋を満たし、低音にも厚みがあるので臨場感たっぷり。
画質

照明を落としていれば、エッジを強調しすぎない自然でバランスの取れた映像を楽しめます。
照明

1万通りの調光・調色に加え、RGBも50段階で調色が可能。操作性も抜群です。
【セットトップボックス】Google「Google TV Streamer(4K)」
- GoogleGoogle TV Streamer(4K)
- 最安価格: ¥12,800〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- UIがよくコンテンツが探しやすい
- Androidスマホなどと連携できる
- がっかりポイント
-
- 映像の暗部にノイズっぽさあり
- 幅
- 75.6mm
- 奥行
- 161.6mm
- 高さ
- 26.7mm
- 重量
- 160.7g
- CPU
- ARM Cortex-A55(4コア)
- メモリ
- 4GB
- ストレージ
- 32GB
- 型番
- GA05662-JP
Googleは据え置き型ですが、テレビまわりに置いても邪魔になりません。

Androidスマホのような丸型のアイコンが並び、見たい動画サービスへすぐに移動可能です 。
【XRグラス】XREAL「XREAL One Pro」
- XREALXREAL ONE Pro
- 最安価格: ¥76,480〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 視野角が広い
- ダイナミックレンジが広く高コントラストな画質
- がっかりポイント
-
- 価格が高め
- 重量
- 87g
- 解像度
- 400万画素(1920×1080p)
- ディスプレイ
- ソニー製次世代0.55インチ マイクロOLED
- 型番
- XREAL ONE PRO M
使い勝手

機能の多さが評価のポイント。その分メニュー操作はやや複雑ですが、一度設定すれば頻繁に変更する必要はありません。


※XRグラスの映像を直接撮影。実際の見え方とは異なる場合があります。
輝度が100nit上がり、映像や文字がより鮮明に見えるようになりました。視野角も拡大したことで、画面全体を快適に視聴できます。
【ゲーミングディスプレイ】TVS REGZA「REGZA ゲーミングモニター RM-G276N」
- TVS REGZAREGZA ゲーミングモニター RM-G276N
- 最安価格: ¥31,500〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 全体的に明るくて見やすく、プレイしやすい
- ゲームだけでなくネット動画でも十分に高画質
- がっかりポイント
-
- 気になるレベルではないが遅延は若干感じる
- 幅
- 614mm
- 奥行
- 215mm
- 高さ
- 473mm
- 重量
- 5.0kg(約)
- リフレッシュレート
- 240Hz
- パネルタイプ
- Fast IPS
- 型番
- RM-G276N
ゲーム機能

画質モードは4つのゲーム向けプリセットを搭載。画面の乱れを軽減する「AdaptiveSync」や照準を常時表示する機能などゲーマー向け機能が充実しています。
画質

暗所がやや明るめに表現される全体的にプレイしやすい映像。残像感や明るい部分の白飛びもありません。
速い視点移動での「クリアさ」は物足りなさはあるものの、5万円前後(検証時)のモニターとして十分以上の画質といえます。
普段の環境より全体的に明るめでスッキリと見えるため、プレイしやすいです。ただ、遅延は若干ありました。
【VRヘッドセット】Meta「Meta Quest 3S」
- MetaMeta Quest 3S
- 最安価格: ¥40,700〜
- 総合評価
- おすすめポイント
-
- 5万円以下で購入できる
- アプリはMeta
- がっかりポイント
-
- 画質が若干劣る
- 幅
- 164mm
- 奥行
- 197mm
- 高さ
- 105mm
- 重量
- 514g(約)
- プロセッサ
- SnapDragon XR2 第2世代
- 解像度
- 1832×1920ドット(片目)
- レンズ
- フルネルレンズ
- ストレージ
- 128GB、256GB
- リフレッシュレート
- 72、90、120Hz
- 視野角
- 90°(垂直)/96°(水平)
- ワイヤレスLAN
- Wi-Fi 6
- コントローラー
- Touch Plusコントローラー(付属)
- 駆動時間
- 2.5時間(約)
- MR用カメラ
- カラー
- 型番
- QUEST 3S 128GB
| 機種 | Meta Quest 3S | Meta Quest 3 |
| プロセッサ | Snapdragon XR2 第2世代 | |
| 解像度 | 片目1832× 1920ドット |
片目2064× 2208ドット |
| レンズ | フレネルレンズ | パンケーキ レンズ |
| ストレージ | 128GB、256GB | 512GB |
| リフレッシュレート | 72、90、120Hz | 72、90、120Hz |
| 視野角 | 垂直90° 水平96° |
垂直96° 水平110° |
| ワイヤレス | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
| MR用カメラ | カラー | |
| ヘッドセット重量 | 514g | 515g |
異なるレンズを採用し解像度も低いですが、PC画面を映して仕事に使うような用途でなければ十分な画質です。
画質

自分の周囲の景色が見られるパススルー映像でも、上位機との違いはほぼ感じません。
ゲーム

realities.io
パズリングプレイス
検証時価格:1958円

Meta
First Encounters
製品に付属
ガンダムや進撃の巨人、バットマンなどをはじめ、数千以上の豊富なアプリで遊べる点も上位機と同じ。無料のものや体験版も充実しています。
【サウンドバー(20万円以下)】ソノス「Sonos Arc Ultra」
- SonosSonos Arc Ultra
- 最安価格: ¥114,845〜
- 音質(映画)
- 音質(音楽)
- サラウンド横方向(映画)
- サラウンド横方向(音楽)
- サラウンド高さ方向(映画)
- サラウンド高さ方向(音楽)
- セリフの明瞭度(映画)
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 音楽用スピーカー並の高音質
- サブウーハーがなくても十分な低域
- 左右、上部までしっかり広がる音
- がっかりポイント
-
- 拡張を考えると高価になりがち
- 幅
- 1178mm
- 奥行
- 110.6mm
- 高さ
- 75mm
- 重量
- 5.9kg
- カラー展開
- ブラック、ホワイト
- 型番
- ARC ULTRA BLACK
テレビとの接続はケーブル1本!本体はタッチ操作のみ

テレビとの接続はHDMIケーブル1本だけでOK。あとは電源コードをつなげば設置完了です。

リモコンは付属しませんが、専用アプリから音量などの操作ができます。

本体の操作性も良好で、上部のスライダーを使ってボリューム調整などが行えます。
サブウーハーがなくても迫力の重低音。音の広がりが自然で音質もいい!
サブウーハーは付属しませんが、本体サイズからは想像できないほど質の高い低域を再生します。
立体音響の広がりは予想以上で、左右はもちろん、上方向や奥行きでもJBLを上回る再現力を発揮しました。特に、左右方向の広がりのよさが際立っていました。
バランスのいい音作りで長時間心地よく楽しめます。音の広がりは十分でセリフも聞き取りやすいです。
ソノスが高音質な理由は独自設計にあり!

ツイーター、ミッドウーファー、ウーファーを含む計14個のドライバーと15基のアンプを搭載。9.1.4ch再生に対応します。

重低音の秘密は、独自技術「Sound Motionウーファー」にあります。前モデルの2倍の低域再生能力を実現しているんです。
ソノスは、いわゆるHi-Fi系の音ではないものの、全体のS/N感がよく、バランスのよい音作りで長時間心心地よく楽しめます。
予算に合わせてグレードアップ可能!
ソノスは、拡張性の高さも魅力のひとつ。追加スピーカーやサブウーハーを組み合わせることで、より迫力と広がりのある音響空間を構築できます。ただし、それぞれの価格が高めなのはネックかも……。
- SonosSonos Era 100
- 最安価格: ¥26,555〜
- 幅
- 120mm
- 奥行
- 130.5mm
- 高さ
- 182.5mm
- 重量
- 2.02kg
- 型番
- E10G1JP1BLK
- SonosSonos Sub 4
- 最安価格: ¥88,945〜
- 幅
- 402mm
- 奥行
- 158mm
- 高さ
- 389mm
- 重量
- 11.79kg
- 型番
- SUB 4 BLACK
以前のテストでは、追加スピーカーやサブウーハーの効果は高いものの、本体だけでも十分な性能を発揮していました。予算に応じて、あとから追加するのがベストでしょう。
【サウンドバー(10万円以下)】JBL「BAR 500MK2」
- JBLBAR 500MK2
- 最安価格: ¥61,600〜
- 総合評価
- 幅
- 940mm(本体)、325mm(サブウーファー)
- 奥行
- 104mm(本体)、325mm(サブウーファー)
- 高さ
- 50.5mm(本体)、400mm(サブウーファー)
- 重量
- 2.9kg(本体)、8.1kg(サブウーファー)
- 型番
- BAR 500MK2
しっかりした音場が作れる

部屋の広さや形に合わせて、音を自動で調整してくれる機能があるので、いつでも最適な音質で楽しめます。

専用アプリにはグラフィックイコライザーが搭載されているため、好みの音質に調整可能です。
【ポータブルプロジェクター】Aladdin X「Aladdin Poca Laser」
- Aladdin XAladdin Poca Laser
- 検証時価格: ¥99,900〜
- 画質
- 音質
- 機能性
- 使い勝手
- おすすめポイント
-
- 輝度が高くて映像が一番キレイ
- 置くだけで画面を自動調整してくれる
- がっかりポイント
-
- メリハリのある音だが低音が弱い
- 幅
- 96.5mm
- 奥行
- 96.5mm
- 高さ
- 207.6mm
- 重量
- 1.3kg(約)
- 解像度
- フルHD
- 稼働時間
- 2.5時間(約)
- 光源
- 3色レーザー
- 輝度
- 550 ANSIルーメン
機能性


オートフォーカスや自動台形補正に加えて、投影サイズや回転まで調整が可能。豊富な画像モードのほか、ゲームモードも用意されています。
使い勝手

バックライト付きリモコンは暗い場所で使いやすく、操作も直感的。さらにサブリモコンも付属します。

Netflixに対応していますが、独自OSでアプリは限定されます。
色のりがよくて色彩豊かで自然な映像。でもメガネ族は注意!
映像モード:標準


肌色は血色がよく、空は抜けるような青空といった感じで、レーザーのメリハリの良さをうまく利用しています。ただし、レーザー光源なのでメガネだと色ズレが見えることも……。
レンジが広く、この価格帯では望外といえるほどの再現性です。
以上、家電批評「家電ベストバイ・オブ・ザ・イヤー」映像部門に選ばれた、おすすめ製品の紹介でした。
ぜひ、製品選びの参考にしてください!


![家電批評: ベストバイ[リボンなし]](https://360life.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/100wm/img_b3288d40ddd40fcbbae4c094af12cf8323865.png)






レグザとは対照的で忠実志向な色味です。